208 / 319
一歩一歩が大切です 3
しおりを挟む
お客様がなかなか来ないのでゆっくりと制作秘話とか達筆すぎて読めない書の物語を教えてもらいながら人生初だという個展を堪能させてもらった。
そして丁度見終わる頃他のお客様が見えたので失礼させてもらい、代わりにポストカードをお土産に頂いてカフェの方へとお邪魔させてもらった。
パネルヒーターで温かくしてくれていたけどやっぱり体は冷えていて、お昼近くになって少し混みだした店内で疲れた足に優しそうなソファのある席へと座らせてもらった。
ちなみに大家さん達はすでにお帰りになられたという。個展が本日開催日で朝からの展示のお手伝いと激励に来たんだとか。
個人で活動しているという割にはしっかりと独自の世界を持たれていて製作者の解説付きに堪能させてもらえばやっぱりかなり疲れていたようだった。
「お疲れ様。ずいぶんゆっくりと見ていたね」
マスターの燈火さんがお冷とアツアツのおしぼりを出してくれた。
心なしか大家さんと知り合いという事を知ってくれたからか今まで完璧な営業スマイルに少し人の温度の混ざる声をかけてくれるようになって常連度がアップした事に感動しながらも目下の大問題の凍えてしまった体におしぼりの熱で指先を温めながらホッとしてしまえば仕方がないなと言うように笑われてしまった。
「長沢さんご夫妻の作品も同時に見れて胸いっぱいでした。
それに真さんも師範をお持ちだとか。お師匠様のお母様でしたね。意見を求めてたくさん練習されたと聞いただけあってなかなかの雰囲気が素敵でした」
あれだけ書ければ楽しかろうと思うもそれでもまだまだというのだから奥が深いと唸っていれば
「まあね。ついこの間まで書けない!書が出来ない!間に合わない!って言って泣きながらうちのカウンターでコーヒーを飲んでた姿を思い出せばそういう事を言ってくれる人が居るからあいつもやりがいを覚えたんだろうな」
「大変ですねえ……」
そんな修羅場があったのか。時期を逆算するとちょうど私たちが出あった頃じゃないかなと想像しながら
「まあ、なんかいい出会いがあって刺激を貰えたって言ってたから何とか形になったみたいだけどな」
なぜかニヤニヤしながら私を顔を見るマスターの意地の悪そうな視線に私は話を終わらせる為にもメニューに視線を落として
「カフェモカとワッフルのセットで。カフェモカに生クリームお願いします」
何となく嫌な予感にこれ以上この話を進めないようにとメニューをオーダーすれば
「ご注文ありがとうございます。
カフェモカに生クリームを添えてのワッフルセットありがとございます」
私のお気に入りの定番メニューを繰り返して確認を取ってからカウンターへと帰って行った燈火さんは次に入った注文にも追われてお昼の時間はそれなりに忙しいんだと思いながらもすぐにしっとりとした和風のお庭を眺めながら癒されるのだった。
そしてワッフルが出来上がる頃
「「結奈―!」」
朱華さんと真白さんがやって来た。
視える人じゃないと視えないけど大胆だなあと少し感心しながら
「どうしたの?真さん心配しないの?」
それなりにお客様で混んでいるので心の中から訴えれば
「あのねー、お客様の相手に忙しいからまだ結奈がお店にいるからご挨拶してくるって来たのー!」
「お店にご迷惑しないから安心してって言ってきたよー!」
それはまた心配するしかないだろうなと言う言葉に苦笑いしながらも真白さんと朱華さんは私の隣に座り、日当たりのいい席からお庭を覗いたり、お水貰っても良い?とのおねだりに零さないように注意してねと朱華さんがのどを潤していた。真白さんの視線に私はグラスを膝の上に置いて飲みやすいように傾ければ美味しそうにぺろぺろと飲みだして、真さんがお客様のお相手で忙しくて手が回らないのではと心配してしまう。
しかし、いや、さっき一緒にお茶したばかりだしと思った所で
「お待たせしました。
カフェモカに生クリームを添えて、本日のワッフルにはバターと柚子ジャムになります」
「キャー!柚子ジャム朱華大好き!」
「な、生クリーム!真白は生クリーム大好きです!」
あ……
初めて出会って初めてお招きした日。
真さんがあたふたしたりほっとしたりとなかなか忙しい顔をしていた意味を理解した。
皆さんちゃんとお出かけ用の顔をして私のうちに来てくれたのかと喜びつつも、視線はほかほかのワッフル一直線……
私の楽しみ……
なんて心で涙を流しつつも升目状のワッフルをその目に沿って切り取って窪みにコーヒーの上の生クリームと柚子ジャムを乗せて手のひらの上に置いて
「他のお客様と燈火さんにばれないように食べてね?」
朱華さんと真白さんに差し出せば
「結奈大好き!」
「結奈ありがとう!」
ひょいと一口で幸せそうな顔で食べるのを見て『まあ、いいか』なんて思いながらも本当に美味しそうに食べるので私も一口食べてからまた朱華さんと真白さんように切り分ければちゃんとお椅子にいい子に座って目をきらきらとさせてお替わりを貰えると信じて待っている様子に苦笑してしまう。
「仕方ないなー」
保護者様の許可を貰わずにおやつを上げるのは今の時代タブーになりつつあるけど、この顔を見て渡さないという選択は出来ない。
「真さんがお昼ご飯用意してくれてるだろうからこれで終わりだよ」
もちろんそれも覚えていたというように
「「はーい!」」
なんて良いお返事をしてくれた。可愛い!
だけど逆にもうすぐお昼の時間が近い事を知ってか
「今日は真がおにぎりをいっぱい作ってくれたんだよ」
「みんな大好きなマカロニとリンゴの入ったサラダもいっぱい作ってくれたんだ!」
「ソーセージもタコさんにしてくれたんだよ!」
「カニさんも作ってくれたんだよ!」
「「楽しみだねー!」」
まるでピクニックかの様な様子に本当に良い関係を作ってるんだと真さんへの信頼が厚い様子を少し羨ましく思ってしまう。
我が家にいた付喪神は古い下駄の付喪神で……
子供の頃塾の帰り道をカラコロと鳴らして追いかけて驚かせてきたり、夜中にトイレに行こうとしてカラコロと音を鳴らして驚かせてきたり本当にいたずらばかりで怖い思いをした。
親に言わせればお迎えに行っただけだとか、トイレにちゃんと行けたか見てくれただけだと言って私の言葉を信じなかったけど、その度に何度も転ばされたり躓かされたりと言ったいたずらにいつの間にか私の中では我が家の付喪神は恐怖の対象になっていた。
それでもおばあちゃんの側にいるとおばあちゃんには一目置いているのか何もしてこないので気が付けば私はすっかりおばあちゃん子になっていたのは当然の結果だと思う。
ひょっとしたら真さんみたいに名前を呼んであげれたら少しはこうやって仲良くなれたのかと思うも、名前自体想像できなかったので仲良くなるのは難しいなと今も思っている。
二切れ目のワッフルを幸せそうに食べた朱華さんと真白さんは
「じゃあ、真が心配してるといけないから真の所に帰るね!」
「ご馳走様でした!」
隣の席に座った時よりも幸せそうな顔になってごちそうさまの挨拶をして去って行く二体の付喪神にこんなにも嬉しそうな顔をされたらダメだなんて言えないよとニヤニヤしながら、忙しい真さんにご迷惑をおかけしないようにスマホで朱華さんと真白さんにワッフルを勝手に与えてしまったお詫びの文を送った。
やっぱり忙しいようでワッフルを食べ終えてもお返事が来なかったので帰りにご挨拶してから帰ろうと思えばレジの横でヴィーガンワッフルを見つけた。
いろいろ食が難しいという付喪神のみんな揃ってのおやつになりますようにと購入して帰り道に真さんに個展の開催のお祝いにプレゼントさせてもらうのだった。
そして丁度見終わる頃他のお客様が見えたので失礼させてもらい、代わりにポストカードをお土産に頂いてカフェの方へとお邪魔させてもらった。
パネルヒーターで温かくしてくれていたけどやっぱり体は冷えていて、お昼近くになって少し混みだした店内で疲れた足に優しそうなソファのある席へと座らせてもらった。
ちなみに大家さん達はすでにお帰りになられたという。個展が本日開催日で朝からの展示のお手伝いと激励に来たんだとか。
個人で活動しているという割にはしっかりと独自の世界を持たれていて製作者の解説付きに堪能させてもらえばやっぱりかなり疲れていたようだった。
「お疲れ様。ずいぶんゆっくりと見ていたね」
マスターの燈火さんがお冷とアツアツのおしぼりを出してくれた。
心なしか大家さんと知り合いという事を知ってくれたからか今まで完璧な営業スマイルに少し人の温度の混ざる声をかけてくれるようになって常連度がアップした事に感動しながらも目下の大問題の凍えてしまった体におしぼりの熱で指先を温めながらホッとしてしまえば仕方がないなと言うように笑われてしまった。
「長沢さんご夫妻の作品も同時に見れて胸いっぱいでした。
それに真さんも師範をお持ちだとか。お師匠様のお母様でしたね。意見を求めてたくさん練習されたと聞いただけあってなかなかの雰囲気が素敵でした」
あれだけ書ければ楽しかろうと思うもそれでもまだまだというのだから奥が深いと唸っていれば
「まあね。ついこの間まで書けない!書が出来ない!間に合わない!って言って泣きながらうちのカウンターでコーヒーを飲んでた姿を思い出せばそういう事を言ってくれる人が居るからあいつもやりがいを覚えたんだろうな」
「大変ですねえ……」
そんな修羅場があったのか。時期を逆算するとちょうど私たちが出あった頃じゃないかなと想像しながら
「まあ、なんかいい出会いがあって刺激を貰えたって言ってたから何とか形になったみたいだけどな」
なぜかニヤニヤしながら私を顔を見るマスターの意地の悪そうな視線に私は話を終わらせる為にもメニューに視線を落として
「カフェモカとワッフルのセットで。カフェモカに生クリームお願いします」
何となく嫌な予感にこれ以上この話を進めないようにとメニューをオーダーすれば
「ご注文ありがとうございます。
カフェモカに生クリームを添えてのワッフルセットありがとございます」
私のお気に入りの定番メニューを繰り返して確認を取ってからカウンターへと帰って行った燈火さんは次に入った注文にも追われてお昼の時間はそれなりに忙しいんだと思いながらもすぐにしっとりとした和風のお庭を眺めながら癒されるのだった。
そしてワッフルが出来上がる頃
「「結奈―!」」
朱華さんと真白さんがやって来た。
視える人じゃないと視えないけど大胆だなあと少し感心しながら
「どうしたの?真さん心配しないの?」
それなりにお客様で混んでいるので心の中から訴えれば
「あのねー、お客様の相手に忙しいからまだ結奈がお店にいるからご挨拶してくるって来たのー!」
「お店にご迷惑しないから安心してって言ってきたよー!」
それはまた心配するしかないだろうなと言う言葉に苦笑いしながらも真白さんと朱華さんは私の隣に座り、日当たりのいい席からお庭を覗いたり、お水貰っても良い?とのおねだりに零さないように注意してねと朱華さんがのどを潤していた。真白さんの視線に私はグラスを膝の上に置いて飲みやすいように傾ければ美味しそうにぺろぺろと飲みだして、真さんがお客様のお相手で忙しくて手が回らないのではと心配してしまう。
しかし、いや、さっき一緒にお茶したばかりだしと思った所で
「お待たせしました。
カフェモカに生クリームを添えて、本日のワッフルにはバターと柚子ジャムになります」
「キャー!柚子ジャム朱華大好き!」
「な、生クリーム!真白は生クリーム大好きです!」
あ……
初めて出会って初めてお招きした日。
真さんがあたふたしたりほっとしたりとなかなか忙しい顔をしていた意味を理解した。
皆さんちゃんとお出かけ用の顔をして私のうちに来てくれたのかと喜びつつも、視線はほかほかのワッフル一直線……
私の楽しみ……
なんて心で涙を流しつつも升目状のワッフルをその目に沿って切り取って窪みにコーヒーの上の生クリームと柚子ジャムを乗せて手のひらの上に置いて
「他のお客様と燈火さんにばれないように食べてね?」
朱華さんと真白さんに差し出せば
「結奈大好き!」
「結奈ありがとう!」
ひょいと一口で幸せそうな顔で食べるのを見て『まあ、いいか』なんて思いながらも本当に美味しそうに食べるので私も一口食べてからまた朱華さんと真白さんように切り分ければちゃんとお椅子にいい子に座って目をきらきらとさせてお替わりを貰えると信じて待っている様子に苦笑してしまう。
「仕方ないなー」
保護者様の許可を貰わずにおやつを上げるのは今の時代タブーになりつつあるけど、この顔を見て渡さないという選択は出来ない。
「真さんがお昼ご飯用意してくれてるだろうからこれで終わりだよ」
もちろんそれも覚えていたというように
「「はーい!」」
なんて良いお返事をしてくれた。可愛い!
だけど逆にもうすぐお昼の時間が近い事を知ってか
「今日は真がおにぎりをいっぱい作ってくれたんだよ」
「みんな大好きなマカロニとリンゴの入ったサラダもいっぱい作ってくれたんだ!」
「ソーセージもタコさんにしてくれたんだよ!」
「カニさんも作ってくれたんだよ!」
「「楽しみだねー!」」
まるでピクニックかの様な様子に本当に良い関係を作ってるんだと真さんへの信頼が厚い様子を少し羨ましく思ってしまう。
我が家にいた付喪神は古い下駄の付喪神で……
子供の頃塾の帰り道をカラコロと鳴らして追いかけて驚かせてきたり、夜中にトイレに行こうとしてカラコロと音を鳴らして驚かせてきたり本当にいたずらばかりで怖い思いをした。
親に言わせればお迎えに行っただけだとか、トイレにちゃんと行けたか見てくれただけだと言って私の言葉を信じなかったけど、その度に何度も転ばされたり躓かされたりと言ったいたずらにいつの間にか私の中では我が家の付喪神は恐怖の対象になっていた。
それでもおばあちゃんの側にいるとおばあちゃんには一目置いているのか何もしてこないので気が付けば私はすっかりおばあちゃん子になっていたのは当然の結果だと思う。
ひょっとしたら真さんみたいに名前を呼んであげれたら少しはこうやって仲良くなれたのかと思うも、名前自体想像できなかったので仲良くなるのは難しいなと今も思っている。
二切れ目のワッフルを幸せそうに食べた朱華さんと真白さんは
「じゃあ、真が心配してるといけないから真の所に帰るね!」
「ご馳走様でした!」
隣の席に座った時よりも幸せそうな顔になってごちそうさまの挨拶をして去って行く二体の付喪神にこんなにも嬉しそうな顔をされたらダメだなんて言えないよとニヤニヤしながら、忙しい真さんにご迷惑をおかけしないようにスマホで朱華さんと真白さんにワッフルを勝手に与えてしまったお詫びの文を送った。
やっぱり忙しいようでワッフルを食べ終えてもお返事が来なかったので帰りにご挨拶してから帰ろうと思えばレジの横でヴィーガンワッフルを見つけた。
いろいろ食が難しいという付喪神のみんな揃ってのおやつになりますようにと購入して帰り道に真さんに個展の開催のお祝いにプレゼントさせてもらうのだった。
82
お気に入りに追加
1,034
あなたにおすすめの小説
子爵家の長男ですが魔法適性が皆無だったので孤児院に預けられました。変化魔法があれば魔法適性なんて無くても無問題!
八神
ファンタジー
主人公『リデック・ゼルハイト』は子爵家の長男として産まれたが、検査によって『魔法適性が一切無い』と判明したため父親である当主の判断で孤児院に預けられた。
『魔法適性』とは読んで字のごとく魔法を扱う適性である。
魔力を持つ人間には差はあれど基本的にみんな生まれつき様々な属性の魔法適性が備わっている。
しかし例外というのはどの世界にも存在し、魔力を持つ人間の中にもごく稀に魔法適性が全くない状態で産まれてくる人も…
そんな主人公、リデックが5歳になったある日…ふと前世の記憶を思い出し、魔法適性に関係の無い変化魔法に目をつける。
しかしその魔法は『魔物に変身する』というもので人々からはあまり好意的に思われていない魔法だった。
…はたして主人公の運命やいかに…
貧乏育ちの私が転生したらお姫様になっていましたが、貧乏王国だったのでスローライフをしながらお金を稼ぐべく姫が自らキリキリ働きます!
Levi
ファンタジー
前世は日本で超絶貧乏家庭に育った美樹は、ひょんなことから異世界で覚醒。そして姫として生まれ変わっているのを知ったけど、その国は超絶貧乏王国。 美樹は貧乏生活でのノウハウで王国を救おうと心に決めた!
※エブリスタさん版をベースに、一部少し文字を足したり引いたり直したりしています
転生しても実家を追い出されたので、今度は自分の意志で生きていきます
藤なごみ
ファンタジー
※コミカライズスタートしました!
2024年10月下旬にコミック第一巻刊行予定です
2023年9月21日に第一巻、2024年3月21日に第二巻が発売されました
2024年8月中旬第三巻刊行予定です
ある少年は、母親よりネグレクトを受けていた上に住んでいたアパートを追い出されてしまった。
高校進学も出来ずにいたとあるバイト帰りに、酔っ払いに駅のホームから突き飛ばされてしまい、電車にひかれて死んでしまった。
しかしながら再び目を覚ました少年は、見た事もない異世界で赤子として新たに生をうけていた。
だが、赤子ながらに周囲の話を聞く内に、この世界の自分も幼い内に追い出されてしまう事に気づいてしまった。
そんな中、突然見知らぬ金髪の幼女が連れてこられ、一緒に部屋で育てられる事に。
幼女の事を妹として接しながら、この子も一緒に追い出されてしまうことが分かった。
幼い二人で来たる追い出される日に備えます。
基本はお兄ちゃんと妹ちゃんを中心としたストーリーです
カクヨム様と小説家になろう様にも投稿しています
2023/08/30
題名を以下に変更しました
「転生しても実家を追い出されたので、今度は自分の意志で生きていきたいと思います」→「転生しても実家を追い出されたので、今度は自分の意志で生きていきます」
書籍化が決定しました
2023/09/01
アルファポリス社様より9月中旬に刊行予定となります
2023/09/06
アルファポリス様より、9月19日に出荷されます
呱々唄七つ先生の素晴らしいイラストとなっております
2024/3/21
アルファポリス様より第二巻が発売されました
2024/4/24
コミカライズスタートしました
2024/8/12
アルファポリス様から第三巻が八月中旬に刊行予定です
辺境伯家次男は転生チートライフを楽しみたい
ベルピー
ファンタジー
☆8月23日単行本販売☆
気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。
チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。
第一章 テンプレの異世界転生
第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!?
第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ!
第四章 魔族襲来!?王国を守れ
第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!?
第六章 聖国へ ~ 聖女をたすけよ ~
第七章 帝国へ~ 史上最恐のダンジョンを攻略せよ~
第八章 クリフ一家と領地改革!?
第九章 魔国へ〜魔族大決戦!?
第十章 自分探しと家族サービス
全能で楽しく公爵家!!
山椒
ファンタジー
平凡な人生であることを自負し、それを受け入れていた二十四歳の男性が交通事故で若くして死んでしまった。
未練はあれど死を受け入れた男性は、転生できるのであれば二度目の人生も平凡でモブキャラのような人生を送りたいと思ったところ、魔神によって全能の力を与えられてしまう!
転生した先は望んだ地位とは程遠い公爵家の長男、アーサー・ランスロットとして生まれてしまった。
スローライフをしようにも公爵家でできるかどうかも怪しいが、のんびりと全能の力を発揮していく転生者の物語。
※少しだけ設定を変えているため、書き直し、設定を加えているリメイク版になっています。
※リメイク前まで投稿しているところまで書き直せたので、二章はかなりの速度で投稿していきます。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
3点スキルと食事転生。食いしん坊の幸福論。〜メシ作るために、貰ったスキル、完全に戦闘狂向き〜
西園寺わかば
ファンタジー
伯爵家の当主と側室の子であるリアムは転生者である。
転生した時に、目立たないから大丈夫と貰ったスキルが、転生して直後、ひょんなことから1番知られてはいけない人にバレてしまう。
- 週間最高ランキング:総合297位
- ゲス要素があります。
- この話はフィクションです。
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる