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夏休みは色鮮やかな思い出に 3
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机いっぱいの野菜料理。
玉蜀黍は茹でただけ。
トマトと胡瓜は切っただけ。
茄子はしっかりと焼いて生姜醤油で食べるようにセットしてあって、後はお昼なのに背徳感しかない
「大蒜と生姜がきいた唐揚げ最高!」
是非ともビールが欲しい味だったがちみっこの手前それは我慢した。
「気持ちはわかる!俺もなんでこんなガッツリ系のから揚げを真昼間から作ったのか後悔している所だからな!」
うんうんと頷きながら良く冷えた緑茶を呷る。
「油でしつこくなった口の中をトマトの酸味でさっぱりして」
「その後胡瓜の食感で飽きさせない夏の最強コンボだ」
「さらに言えばこの暑い中でもエアコンもいらない環境の中でご飯が美味しく食べられるなんて!!」
「これだから夏場は下界に降りる事が出来ない!!」
「ここは天国ですか?!」
「ただの山奥です」
妙にハイテンションになってしまう俺達の横で
「玉蜀黍のつぶつぶおいしいね!」
「玄は玉蜀黍のおひげの部分も大好きだよ」
「トマトもね、中のゼリーの部分がトロットロでお口が止まらないの!」
「オクラの天ぷら緑青好きー!」
「から揚げも美味しいね!」
真白だけは俺達と一緒にお肉にかぶりついているのは仕方がないと言う所だろう。
だけど真白用の物は味付けはほとんどしてなくって弱火でじっくりと揚げただけと言う。
「生臭はどうなのですか?」
思わず大家さんに突っ込んでしまうも
「ドッグフードとかキャットフードとか食べさせた時点で諦めた。
ただしっかり野菜も食べさせて食の偏りは見逃すなよ」
そう言う横では湯通ししただけのお肉を食べる岩さんもいる。
「やっぱり肉食系はお肉が大好きなんですね」
「付喪神だろうが何だろうがその姿通り本能なんだろうな。
好き嫌いさせずに嫌がる物でなければ問題ない」
どこか矛盾した言葉だがそこはアレルギーとか食べれば調子悪くなるものがあるのだろうかと思うも考えたら緑青は意外な事にお肉は好んで食べない。前にスープに入れた小さく切ったソーセージを口にしたけどペッとした事があった。
お出汁を取った料理は食べていたけど、そのあと少しおとなしくしていた事を思えば体に合う合わない食材があるのは確かだ。
「何がいいのかよくないのかわからないけど体が拒否するのなら無理させる事は出来ないからな」
未知の生物だけにそこは一緒に暮らしながら模索しようという感じだ。
「そしてお前はしっかりと肉を食べろよ」
「はい。美味しく頂いてます!」
食事の基本をちみっこに合わせるとどうしてもお肉を食べる機会が減ってしまうのだ。
「しかも一人暮らしだとから揚げ揚げるのも面倒になって」
「それー。ここだとコンビニも遠いから自力で揚げないと食べれないし」
「スーパーのから揚げも悪くないけど、やっぱり揚げたて食べたいですしね!」
うんうん言いながらまたから揚げを口へと運ぶ。
もう何個目か分からないから揚げだけど飲み物のように食べる俺に大家さんの苦笑いは止まらなかった。
「肉に飢えてるなあ」
「いろいろあってようやく落ち着いたので。
それに先輩に送り付けられた仕事も予想より早くめどがついたから無事夏休みに入れそうです」
「ああ、そう言えば植田達も来るそうだ」
「ご実家に里帰りですか?」
「まさか。
実家に顔を出したらここに住み着く予定だから。九条も巻き込まれろ」
「ん?」
一体何を言っているのだろうかと思うも
「あいつらが来るとこんなにもゆっくりできないからな。
仕事は分担できるが、あいつらは自ら仕事を増やしていくから。せっかくだからお前もこの地域の生活になれると良いぞ」
「何を言ってるのかさっぱり意味が分かりません」
「安心しろ。俺もわからん。
だけどあいつらに巻き込まれれば意味なんて些細な問題になるから。
お前はあいつらに巻き込まれてそのくそ真面目ないい子ちゃんからいい加減に卒業しろ」
「前にも言ってましたね。自覚はありませんが」
「だろうな」
なんて言いながらデザートとして良く冷えた西瓜を持って来てくれた。
「「「「「西瓜だ!」」」」」
「ご飯ちゃんと食べてからだぞ」
なんて言えば今食べているものを急いで食べたかと思えば四角くカットされた西瓜を小皿に取り分けてもらってみんな一つずつかぶりついていた。
「つめたーい!」
「おいしー!」
「あまーい!」
「つぶつぶいっぱい!」
「つぶつぶ美味しいね!」
種まで喜んで食べてくれる玄さんと岩さんに緑青が種を取ってはいどうぞと渡す様子になんだか笑ってしまう。
俺が種を取って皿の隅に置くのをいつも玄さんが食べても良い?なんて言うのを見ていたのか、はたまた種は取って食べるものと学習したのかなんて聞いた事はないけどさりげなく玄さん達に分ける様子が微笑ましくて仕方がない。
大家さんまで苦笑しているが好きな物はあっという間に食べ終えてしまってご満足と言いたげに身繕いをしていた。
玉蜀黍は茹でただけ。
トマトと胡瓜は切っただけ。
茄子はしっかりと焼いて生姜醤油で食べるようにセットしてあって、後はお昼なのに背徳感しかない
「大蒜と生姜がきいた唐揚げ最高!」
是非ともビールが欲しい味だったがちみっこの手前それは我慢した。
「気持ちはわかる!俺もなんでこんなガッツリ系のから揚げを真昼間から作ったのか後悔している所だからな!」
うんうんと頷きながら良く冷えた緑茶を呷る。
「油でしつこくなった口の中をトマトの酸味でさっぱりして」
「その後胡瓜の食感で飽きさせない夏の最強コンボだ」
「さらに言えばこの暑い中でもエアコンもいらない環境の中でご飯が美味しく食べられるなんて!!」
「これだから夏場は下界に降りる事が出来ない!!」
「ここは天国ですか?!」
「ただの山奥です」
妙にハイテンションになってしまう俺達の横で
「玉蜀黍のつぶつぶおいしいね!」
「玄は玉蜀黍のおひげの部分も大好きだよ」
「トマトもね、中のゼリーの部分がトロットロでお口が止まらないの!」
「オクラの天ぷら緑青好きー!」
「から揚げも美味しいね!」
真白だけは俺達と一緒にお肉にかぶりついているのは仕方がないと言う所だろう。
だけど真白用の物は味付けはほとんどしてなくって弱火でじっくりと揚げただけと言う。
「生臭はどうなのですか?」
思わず大家さんに突っ込んでしまうも
「ドッグフードとかキャットフードとか食べさせた時点で諦めた。
ただしっかり野菜も食べさせて食の偏りは見逃すなよ」
そう言う横では湯通ししただけのお肉を食べる岩さんもいる。
「やっぱり肉食系はお肉が大好きなんですね」
「付喪神だろうが何だろうがその姿通り本能なんだろうな。
好き嫌いさせずに嫌がる物でなければ問題ない」
どこか矛盾した言葉だがそこはアレルギーとか食べれば調子悪くなるものがあるのだろうかと思うも考えたら緑青は意外な事にお肉は好んで食べない。前にスープに入れた小さく切ったソーセージを口にしたけどペッとした事があった。
お出汁を取った料理は食べていたけど、そのあと少しおとなしくしていた事を思えば体に合う合わない食材があるのは確かだ。
「何がいいのかよくないのかわからないけど体が拒否するのなら無理させる事は出来ないからな」
未知の生物だけにそこは一緒に暮らしながら模索しようという感じだ。
「そしてお前はしっかりと肉を食べろよ」
「はい。美味しく頂いてます!」
食事の基本をちみっこに合わせるとどうしてもお肉を食べる機会が減ってしまうのだ。
「しかも一人暮らしだとから揚げ揚げるのも面倒になって」
「それー。ここだとコンビニも遠いから自力で揚げないと食べれないし」
「スーパーのから揚げも悪くないけど、やっぱり揚げたて食べたいですしね!」
うんうん言いながらまたから揚げを口へと運ぶ。
もう何個目か分からないから揚げだけど飲み物のように食べる俺に大家さんの苦笑いは止まらなかった。
「肉に飢えてるなあ」
「いろいろあってようやく落ち着いたので。
それに先輩に送り付けられた仕事も予想より早くめどがついたから無事夏休みに入れそうです」
「ああ、そう言えば植田達も来るそうだ」
「ご実家に里帰りですか?」
「まさか。
実家に顔を出したらここに住み着く予定だから。九条も巻き込まれろ」
「ん?」
一体何を言っているのだろうかと思うも
「あいつらが来るとこんなにもゆっくりできないからな。
仕事は分担できるが、あいつらは自ら仕事を増やしていくから。せっかくだからお前もこの地域の生活になれると良いぞ」
「何を言ってるのかさっぱり意味が分かりません」
「安心しろ。俺もわからん。
だけどあいつらに巻き込まれれば意味なんて些細な問題になるから。
お前はあいつらに巻き込まれてそのくそ真面目ないい子ちゃんからいい加減に卒業しろ」
「前にも言ってましたね。自覚はありませんが」
「だろうな」
なんて言いながらデザートとして良く冷えた西瓜を持って来てくれた。
「「「「「西瓜だ!」」」」」
「ご飯ちゃんと食べてからだぞ」
なんて言えば今食べているものを急いで食べたかと思えば四角くカットされた西瓜を小皿に取り分けてもらってみんな一つずつかぶりついていた。
「つめたーい!」
「おいしー!」
「あまーい!」
「つぶつぶいっぱい!」
「つぶつぶ美味しいね!」
種まで喜んで食べてくれる玄さんと岩さんに緑青が種を取ってはいどうぞと渡す様子になんだか笑ってしまう。
俺が種を取って皿の隅に置くのをいつも玄さんが食べても良い?なんて言うのを見ていたのか、はたまた種は取って食べるものと学習したのかなんて聞いた事はないけどさりげなく玄さん達に分ける様子が微笑ましくて仕方がない。
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