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修業と言うものはこういう事かと思います 6
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「お前バカだろ」
圭斗さんに会って開口一番そう言われてしまった。
はい、そうです。
そう言う選択しかできないのにそれさえも言わせてもらえない空気に周囲にいた人たちもさっさと避難する酷さ。
遠藤さんさえもう仕事に戻って行ったのだから俺は小学生の時に掃除の時に遊んで叱られた時以来のように怒られる羽目になっていた。
「確かに電気屋に行って来いって言ったけどどうしてお前は同じものをいくつも買ったんだ?
電気ケトルとか炊飯器とか二つも三つもいらないだろ」
「おっしゃる通りで」
客間の机の上に並べられた電気ケトル未開封二つに炊飯器、押し入れから出てきた奴と昨日と今日買ったバカは俺です。だって今日電気屋で出会ったケトルがかわいかったんだもんなんて言う家電好きではありません。
「んなもん二つ三つあってどうする」
「えー、ケトルは台所用と仕事部屋用で分けて使います」
なんて苦肉の言い訳。
冷や汗だらだら流しながらも小学生の時とは違い庭の真ん中で圭斗さんに正座をさせられる俺は遠巻きに注目を浴びています。
「真ー、何か悪いことしたの?」
「真ー、地面に座るとズボン汚れるよ?」
「真ー、主が言ってたけど」
「真ー、正座している人がいたらお膝に乗りなさいって主が言ってたの。お膝の上に乗っていい?」
「真ー、朱華もお膝の上に乗ってあげるね」
どんな躾か分からないけど圭斗さんに怒られて庭の真ん中で正座させられている俺の膝の上にはちみっこが楽しそうに落っこちないかバランスゲームを始めてしまった。
危ないからやめなさい。
って言うか麓の家にいたはずのちみっこ達よ、なぜここに居るの?なんて思えば
「ふふふ、朱華達は本体の側ならすぐに戻れるのです!
真が麓の家に帰らずお家に帰るのを見たから朱華達もお家に帰る事にしたのです!」
むんとヒヨコのくせにハト胸を突き出しての説明になるほどとよく知らない付喪神の生態を後でつっきーに確認しようと頭に留めておく。
そんな訳の分からない説明を聞きながらもなぜか俺の方が緊張して体が強張っていく。
普段から正座をしていたから正座には強いはずなのに無駄に緊張してかあっという間に足がびりびりとして……
朱華達の重さが原因とかだったらウケるんだけど、なんて考えはしないでおく。
「じゃあ炊飯器はどうする」
「ええと、一つは遠藤さんが買い取ってくれることになりました。炊飯器無いからって……」
帰路で発覚したこの事実。仕方がないなあと遠藤さんが名乗り出てくれたのでありがたく感謝をしたが
「園芸部ちょっと来い!」
そんな感じでせっかくにげれたのに俺の隣で遠藤さんも正座する事になってしまった。
「お前炊飯器無いとか」
「あ、割高だけどレンジでチンするご飯派なので。食べたい時にいつでも食べれていいっすよ」
他人のライフスタイルにどうこう言うつもりはないが食費かかってますねと心の中で訴えておく。
「節約しろって言われてるだろ」
「えー、今ちゃんと綾っさんに強制貯金されてますし、パチ止めてから食費ぐらいしかお金をかける所がないので」
「お金のかけ方が迷走してるねえ」
通り過ぎの職人さんが苦笑をこぼしながら去っていく。
確かに。
グルメとかそう言うものではなく楽を取りに行くというお金のかけ方。
どこにつぎ込むかは他人が口をはさむ謂れはないのだろうが、とは言えさすがにもったいないだろうと思うのは食いしん坊のちみっこを抱えているからだろうか。
「それに綾っさんからもらう野菜を消費するのならご飯はそこまで要らないし」
「まあ、そうだな……」
いたるところで大家さんの野菜テロが発生しているようだ。
うちだけじゃないんだと思って耳を傾けていれば
「しゃちょーの所に就職してからお肌の調子がよくって羨ましがられてます」
「それは俺もよくわかってるけどな……」
よく見れば宮下さんや浩太さん達もお肌の調子はすこぶる良いらしい。
「今年はトマトが豊作だったからか?」
「何を血迷ってか苗を植えるのが面倒だからって下の畑をみんなトマト畑にするとか相変わらずぶっ飛んだことしてますからね。
種と苗を買うのが面倒だから実験と言ってトマトを買って来てその種をまくなんて、さすがに俺も想像しなかったですよー。支柱建てろって言われた時はさすがに泣いたっす」
「ああ、確かに泣いてたな」
大家さんろくでなし伝説が俺の中でまた一つ積み上がって行く。
「まあ、昔焼き芋をたくさん食べたいからって畑一つ芋畑にして全部掘ってくれって言われた時は怒る気力も消え去ったがな……」
ろくでなしと言うより人でなしかもしれない。
皆さんもそのことを知っていたようであったなーなんて笑っているけど
「大家さんは農家じゃないので?」
あれだけの立派な畑があったからそう思っていたものの
「あいつは似非農家だ。
趣味と可能性の限界を求めた実験を楽しむ魔王だ。
馬鹿みたいに手間暇かけておいて普通なら最後の一番美味しい所を人に押し付けてキレる俺達の反応を楽しむそんな魔王だ。
まだ植田や水野達がいた時はそこまでに至る前に報告に来てくれたから宮下が対策してくれたからそこまでひどく無かったとは聞いていたが?」
「飯田さんが業者レベルで持ち帰ってくれたから問題がなかっただけだよ」
それも酷い話だ。
みんなで笑いながらふと隣を見れば遠藤さんは足を崩して胡座をしていた……
そうか。こういう強さを持たないといけないのか。
俺にはない強さで、ちみっこ達は膝の上が飽きたのかもうどこかに遊びに行ってしまったが
「それより大丈夫か?」
通りすがりの職人さんに顔を覗き込まれる。
ちみっこが膝の上にいた緊張感と畳ではない地面の凹凸に耐え切れずにいつの間にか俺は転がっていたらしい。
「圭斗、説教はそこで終わりだ。子供をこんな風にして楽しむのは良くないぞ」
長沢さんの言葉に圭斗さんは顔を歪めて俺へと手を伸ばす。
「悪かったな」
「いえ、畳の上なら一時間ぐらい余裕なのですが……」
手を引いてもらっても
「立ち上がれないかも……」
手が離れてコロンと転がる俺に周囲の笑いは取れたようだ。
楽しそうな笑い声につられて緑青がやってきては髪の毛を引っ張りながら
「真ー、頑張ってー!」
と応援される俺。
余りに必死な姿がかわいくてずっと見ていられるとニマニマしているけど当然だがすぐに疲れてヘロヘロと俺の頭の上でダウンしてしまう。
皆さんには緑青の姿が見えないので心の中で元気になれたよー。ありがとーと感謝をすれば返事をするかのように緑青のしっぽが俺の頭をぺちぺちと叩く。
なんだかそれが心が通じているようでうれしくいと思えばニヤニヤが止まらなくて
「まあ、あれだ。九条。
炊飯器の引き取り先は探してやるから早く仕事に戻れ」
「ですねー。
もうちょっとしびれが取れたら帰ります」
その間にも電子レンジや電気製品を家の中に運んでもらい……
「九条!お前トースターも被ってるぞ!」
「えー?!どなたか引き取り手ありませんか?!」
「九条君は引き取り手を探す前に少し休んだ方が良いかもよ」
浩太さんの指摘に京都旅行の疲れが出たかと思うもその大半は大家さんの行動が原因だとたどり着けば
「大家さんを魔王なんて言うの、合い過ぎでしょ」
「高校時代からのあいつの仇名だ。諦めろ」
昔から変わらない大家さんのやんちゃぶりだけど俺は魔王なんて呼ばない。
なんせ心を読むちみっこがいるのだ。
どれだけに会い過ぎていてもどう考えてもちみっこの教育には悪影響すぎるだろうと俺の中ではおせっかい好きな大家さんという事にしておいた。
圭斗さんに会って開口一番そう言われてしまった。
はい、そうです。
そう言う選択しかできないのにそれさえも言わせてもらえない空気に周囲にいた人たちもさっさと避難する酷さ。
遠藤さんさえもう仕事に戻って行ったのだから俺は小学生の時に掃除の時に遊んで叱られた時以来のように怒られる羽目になっていた。
「確かに電気屋に行って来いって言ったけどどうしてお前は同じものをいくつも買ったんだ?
電気ケトルとか炊飯器とか二つも三つもいらないだろ」
「おっしゃる通りで」
客間の机の上に並べられた電気ケトル未開封二つに炊飯器、押し入れから出てきた奴と昨日と今日買ったバカは俺です。だって今日電気屋で出会ったケトルがかわいかったんだもんなんて言う家電好きではありません。
「んなもん二つ三つあってどうする」
「えー、ケトルは台所用と仕事部屋用で分けて使います」
なんて苦肉の言い訳。
冷や汗だらだら流しながらも小学生の時とは違い庭の真ん中で圭斗さんに正座をさせられる俺は遠巻きに注目を浴びています。
「真ー、何か悪いことしたの?」
「真ー、地面に座るとズボン汚れるよ?」
「真ー、主が言ってたけど」
「真ー、正座している人がいたらお膝に乗りなさいって主が言ってたの。お膝の上に乗っていい?」
「真ー、朱華もお膝の上に乗ってあげるね」
どんな躾か分からないけど圭斗さんに怒られて庭の真ん中で正座させられている俺の膝の上にはちみっこが楽しそうに落っこちないかバランスゲームを始めてしまった。
危ないからやめなさい。
って言うか麓の家にいたはずのちみっこ達よ、なぜここに居るの?なんて思えば
「ふふふ、朱華達は本体の側ならすぐに戻れるのです!
真が麓の家に帰らずお家に帰るのを見たから朱華達もお家に帰る事にしたのです!」
むんとヒヨコのくせにハト胸を突き出しての説明になるほどとよく知らない付喪神の生態を後でつっきーに確認しようと頭に留めておく。
そんな訳の分からない説明を聞きながらもなぜか俺の方が緊張して体が強張っていく。
普段から正座をしていたから正座には強いはずなのに無駄に緊張してかあっという間に足がびりびりとして……
朱華達の重さが原因とかだったらウケるんだけど、なんて考えはしないでおく。
「じゃあ炊飯器はどうする」
「ええと、一つは遠藤さんが買い取ってくれることになりました。炊飯器無いからって……」
帰路で発覚したこの事実。仕方がないなあと遠藤さんが名乗り出てくれたのでありがたく感謝をしたが
「園芸部ちょっと来い!」
そんな感じでせっかくにげれたのに俺の隣で遠藤さんも正座する事になってしまった。
「お前炊飯器無いとか」
「あ、割高だけどレンジでチンするご飯派なので。食べたい時にいつでも食べれていいっすよ」
他人のライフスタイルにどうこう言うつもりはないが食費かかってますねと心の中で訴えておく。
「節約しろって言われてるだろ」
「えー、今ちゃんと綾っさんに強制貯金されてますし、パチ止めてから食費ぐらいしかお金をかける所がないので」
「お金のかけ方が迷走してるねえ」
通り過ぎの職人さんが苦笑をこぼしながら去っていく。
確かに。
グルメとかそう言うものではなく楽を取りに行くというお金のかけ方。
どこにつぎ込むかは他人が口をはさむ謂れはないのだろうが、とは言えさすがにもったいないだろうと思うのは食いしん坊のちみっこを抱えているからだろうか。
「それに綾っさんからもらう野菜を消費するのならご飯はそこまで要らないし」
「まあ、そうだな……」
いたるところで大家さんの野菜テロが発生しているようだ。
うちだけじゃないんだと思って耳を傾けていれば
「しゃちょーの所に就職してからお肌の調子がよくって羨ましがられてます」
「それは俺もよくわかってるけどな……」
よく見れば宮下さんや浩太さん達もお肌の調子はすこぶる良いらしい。
「今年はトマトが豊作だったからか?」
「何を血迷ってか苗を植えるのが面倒だからって下の畑をみんなトマト畑にするとか相変わらずぶっ飛んだことしてますからね。
種と苗を買うのが面倒だから実験と言ってトマトを買って来てその種をまくなんて、さすがに俺も想像しなかったですよー。支柱建てろって言われた時はさすがに泣いたっす」
「ああ、確かに泣いてたな」
大家さんろくでなし伝説が俺の中でまた一つ積み上がって行く。
「まあ、昔焼き芋をたくさん食べたいからって畑一つ芋畑にして全部掘ってくれって言われた時は怒る気力も消え去ったがな……」
ろくでなしと言うより人でなしかもしれない。
皆さんもそのことを知っていたようであったなーなんて笑っているけど
「大家さんは農家じゃないので?」
あれだけの立派な畑があったからそう思っていたものの
「あいつは似非農家だ。
趣味と可能性の限界を求めた実験を楽しむ魔王だ。
馬鹿みたいに手間暇かけておいて普通なら最後の一番美味しい所を人に押し付けてキレる俺達の反応を楽しむそんな魔王だ。
まだ植田や水野達がいた時はそこまでに至る前に報告に来てくれたから宮下が対策してくれたからそこまでひどく無かったとは聞いていたが?」
「飯田さんが業者レベルで持ち帰ってくれたから問題がなかっただけだよ」
それも酷い話だ。
みんなで笑いながらふと隣を見れば遠藤さんは足を崩して胡座をしていた……
そうか。こういう強さを持たないといけないのか。
俺にはない強さで、ちみっこ達は膝の上が飽きたのかもうどこかに遊びに行ってしまったが
「それより大丈夫か?」
通りすがりの職人さんに顔を覗き込まれる。
ちみっこが膝の上にいた緊張感と畳ではない地面の凹凸に耐え切れずにいつの間にか俺は転がっていたらしい。
「圭斗、説教はそこで終わりだ。子供をこんな風にして楽しむのは良くないぞ」
長沢さんの言葉に圭斗さんは顔を歪めて俺へと手を伸ばす。
「悪かったな」
「いえ、畳の上なら一時間ぐらい余裕なのですが……」
手を引いてもらっても
「立ち上がれないかも……」
手が離れてコロンと転がる俺に周囲の笑いは取れたようだ。
楽しそうな笑い声につられて緑青がやってきては髪の毛を引っ張りながら
「真ー、頑張ってー!」
と応援される俺。
余りに必死な姿がかわいくてずっと見ていられるとニマニマしているけど当然だがすぐに疲れてヘロヘロと俺の頭の上でダウンしてしまう。
皆さんには緑青の姿が見えないので心の中で元気になれたよー。ありがとーと感謝をすれば返事をするかのように緑青のしっぽが俺の頭をぺちぺちと叩く。
なんだかそれが心が通じているようでうれしくいと思えばニヤニヤが止まらなくて
「まあ、あれだ。九条。
炊飯器の引き取り先は探してやるから早く仕事に戻れ」
「ですねー。
もうちょっとしびれが取れたら帰ります」
その間にも電子レンジや電気製品を家の中に運んでもらい……
「九条!お前トースターも被ってるぞ!」
「えー?!どなたか引き取り手ありませんか?!」
「九条君は引き取り手を探す前に少し休んだ方が良いかもよ」
浩太さんの指摘に京都旅行の疲れが出たかと思うもその大半は大家さんの行動が原因だとたどり着けば
「大家さんを魔王なんて言うの、合い過ぎでしょ」
「高校時代からのあいつの仇名だ。諦めろ」
昔から変わらない大家さんのやんちゃぶりだけど俺は魔王なんて呼ばない。
なんせ心を読むちみっこがいるのだ。
どれだけに会い過ぎていてもどう考えてもちみっこの教育には悪影響すぎるだろうと俺の中ではおせっかい好きな大家さんという事にしておいた。
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