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静かな庭を臨む部屋 7
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「綾人!目が覚め……?!」
「綾人さん。よかった。やっと起きれまして……
さっそくで申し訳ないのですがお客様です。ですがまだ着替えてないので居間の方でお待ちしていますので準備出来次第そちらの方までよろしいでしょうか?
そうそう、ご飯もまだなのですぐにお持ちしますのでゆっくり召し上がってからでも十分でしょう」
スパーンと気持ちよく障子を開けて入ってきた暁さんを追いかけてきた飯田さんが瞬時に俵抱きにして強制排除する様子にドン引きしながらもとげ以外何もない言葉にさすがの暁さんも言葉を失ってしまった。
人様の家の中を走る暁さんとは違いこまさん達もだがいつの間にか下座にすすっと移動していたのを褒めるべきかどうするべきかと悩んで現実逃避をしていれば
「飯田さん、時間がないのでご飯はここで食べさせてください。あと暁、聞きたい事があるんだけど」
言いながら着替えを始める大家さんの声に飯田さんは仕方がないというように暁さんを落としてご飯の準備へと向かって行った所を確認して
「なあ、飯田さん俺の扱いひどく無いか?」
「安心しろ。俺も手荷物対象だが扱いが酷いのは単に荷物の価値の違いだ」
暁さんの方が安いのかとなんとなくへーなんて思いながら聞いていたが
「ところで付喪神って名前を付けただけ契約できるのか?」
その言葉の意味に俺も暁さんも瞬時には答えることは出来なかったけど
「おま、前にも言ったよな?普通は付喪神に名前は付けられないって」
下座に座る四体の付喪神の存在にやっと気づけばぎょっとしながらまさかと言うように大家さんを見る視線に大家さんはそっと視線を外した。
「ほら、名前がないのって面倒じゃん?とくに狛犬っぽいクリソツ二体がいるとさ」
「だから早々にできる事じゃねーんだって前にも言っただろ?!」
忘れたーと言うように口笛を吹く大家さんに暁さんは嘘つくなと頭を抱えて
「なんでお前には常識が通用しねーんだよ!」
「暁たちの常識なんて知るわけねーじゃん」
ねー?なんて絶対味方のしいさんたちに振る辺りすっかりいつもの大家さんだとほっとするのだった。それも酷い判断基準だけど……
「で、紹介しろ。どちらの付喪神様で」
暁さんのイライラとする声に大家さんは気分を良くして
「んー、とりあえず兎の鈴さんに三毛猫の次郎さん。口がちょこっと開いている方がしいさんできゅっとしている方がこまさん」
「何となくすごく安直な名付け方だというのは判った。そしてほっとした」
「なにがだ?」
ズボンに履き替えてちゃんと浴衣をたたむ大家さんを見て、俺畳んでねーやなんて失敗にやっと気づいたが時すでに遅し。畳んだ布団の上に置いておいた浴衣はいつの間にか片付けられてしまっていた……
飯田家、侮れない……
「緑青達の時お前それなりに名前にこだわっただろ」
「まあね。ジイちゃん達の持ち物だったしバアちゃんの宝物だったから立派な名前を付けたいと思えばそれなりに考えるのは当然だろ?」
「ちなみにこいつらの名前の由来は?
鈴はその姿から、次郎は三毛猫と言えばあの方だし、しいさんとこまさんの姿から思いつくのなんてそれしかないじゃん」
聞かなくてもわかるくらいの納得の由来。
「あの方って誰だ?」
暁さんのボケに大家さんはやれやれと首を横に振って
「お前の子供が小学生高学年になる頃にプレゼントしてやるから本ぐらい読ませろ」
「え?なんの漫画?」
わくわくする暁さんにさすがの大家さんも黙ってしまった。
「その時までの楽しみにしておけ。そんで名前が何なんだ」
そうやって話を終わらせれば
「ああ、そうだった。名前だったよな。
あの方が分からないのは置いといて、あの子たちにはお前はただ見た目だけで名前を付けたって言うのと玄さん岩さんみたいにこだわり抜いた名前を付けたのとでは名前が持つ力が変わるっていう事だ。
綾人だってわかっているだろ?緑青をさびって呼んだり朱華をひよこって呼んだりあだ名って言えば聞こえはいいが知っての通り格の低い名前で本来の力を封じた。そこからわかるように名前が力になる。
考えもせず安直につけた名前だけにその程度の力となり、名前を付けた側の綾人にも負担を感じる事がなく気づかずにいたって話だ。
そしてどんな名前を付けようがそれなりに力がないと付喪神を制御できない。制御方法は名前を与える事がきっかけだから、力がない者、力が足りない者は名前を与えることは出来ない。
そして付喪神側もその名前を受け入らない限り契約とはならない。
契約を受け入れる理由は寂しさやひもじさもあるが、それでも神だ。気に入らなければ受け入る事は絶対ない」
そんな長い説明に俺も大家さんも真面目に聞きながら次の言葉を待つ。
「名前を受け入れたのなら付喪神ではなく使役としての立場が強い。
使役となれば名を与えた主人の命令が一番となり、ひたすら主人の望みをかなえようと奮闘する。
だがかわいそうな事に人と付喪神は生きる時間が違う。
そのことも考えて名前を与え、主人の死後も与えられた命令を遂行する付喪神の事を考えなくてはならない。たとえ自分にそこまでの力があると知らなくてもだ」
厳しい言葉だった。
知らず知らずに与えたナンバーが俺達の知る事のない遥か未来にも影響するなんて考えた事もなくて俺は大家さんに区別の為に与えただけの名前の付喪神をどうするのかそっと視線を向ければ大家さんは人差し指を口元に添えた。
一般的には静かに、という意味で良いのだろうかと思えばやがて近づく足音。
何気に障子へと顔を向ければ
「綾人さん今大丈夫ですか?
ごはん持ってきました」
「はい!ご飯待ってました!」
暁さんの真剣な説明なんて聞いちゃいないと言わんばかりの明るい声。
障子を開けて入ろうとする飯田さんを率先するようにお手伝いしながら
「とりあえず皆さんにもお昼ごはんです。
父さん達のご飯はもう取り分けてあるのでお替わりしたい放題ですよ?」
「やったね!
お母さんのご飯の水加減絶妙で好きなんだよね。季節ごとに変わる状態を調べつくしてるよね」
言いながらお茶碗にご飯をてんこ盛りにするのを飯田さんは笑いながら見守り
「たくさん食べた一番最後にお出しするご飯だからこそ美味しく頂けるようにと努力した結果だそうです」
なんせ調味料一つも使わない料理なのだ。お米の状態にここまで心を砕いてこその〆だというような真っ向勝負。
「なので、母さんの勝負を応援するための今年の梅干しです」
「なんだろう。焼酎が欲しくなるのは……」
「今度お邪魔する時はお持ちしますね」
にっこりと笑みを浮かべてやたらと大きなおひつを置いて部屋から出て行ってしまった。
音もせずに障子を閉めた飯田さんの足音が遠くへと遠ざかる音を聞いて大家さんは鞄の中からラップを取り出した。
「って言うか、なんでラップが出てくるんだ……」
俺もだけど暁さんも理解不能と言うように女の子のイラストの描かれたラップを引き出して
「うちのラップが切れそうだからだろ。なに当たり前の事を聞いてくる」
「いえ、なんで鞄から出てくるのかなー、って思いまして」
「んなのさんざんコンビニ巡りすればついでに買っておくに決まってるだろ」
京都まで来ておいてさも当然というように言う大家さんはそのラップで置いていかれたおひつからおにぎりを器用に作って緑青達に食べさせていた。
そしてまるで今日のおやつですか?と言うぐらい丁度よさげなおにぎりを作って
「ほら、こまたちも食べに来い」
「あの、主様、本当に我々が頂いても……」
今までそう言ったやり取りが一切なかったからか挙動不審になっている彼らに大家さんは何とも言い難い顔で
「いままで俺がいなくてもずっと飯田さんの家や店を守ってくれてたんだ。
当然食べる権利はある」
言いながらおにぎりを四つ並べればその一つをすぐさましいさんが咥えて部屋の隅で誰にも見せないように壁に向かって隠すように食べだしたのをきっかけに次郎さん、こまさんも咥えてお互い距離を取りながら無心で食べ始めるのを鈴さんは眺めた後大家さんを見上げて
「人との時間が違う事は身をもって知っております。
ですが、ここまでしてくれた方は誰もいなくて……」
その後の言葉は続かなかった。
鈴さんもおにぎりを咥えて縁側の隅っこで隠れるように、誰にも取られないように大切に食べる姿を俺はとても大切な景色だというように見守っていた。
「綾人さん。よかった。やっと起きれまして……
さっそくで申し訳ないのですがお客様です。ですがまだ着替えてないので居間の方でお待ちしていますので準備出来次第そちらの方までよろしいでしょうか?
そうそう、ご飯もまだなのですぐにお持ちしますのでゆっくり召し上がってからでも十分でしょう」
スパーンと気持ちよく障子を開けて入ってきた暁さんを追いかけてきた飯田さんが瞬時に俵抱きにして強制排除する様子にドン引きしながらもとげ以外何もない言葉にさすがの暁さんも言葉を失ってしまった。
人様の家の中を走る暁さんとは違いこまさん達もだがいつの間にか下座にすすっと移動していたのを褒めるべきかどうするべきかと悩んで現実逃避をしていれば
「飯田さん、時間がないのでご飯はここで食べさせてください。あと暁、聞きたい事があるんだけど」
言いながら着替えを始める大家さんの声に飯田さんは仕方がないというように暁さんを落としてご飯の準備へと向かって行った所を確認して
「なあ、飯田さん俺の扱いひどく無いか?」
「安心しろ。俺も手荷物対象だが扱いが酷いのは単に荷物の価値の違いだ」
暁さんの方が安いのかとなんとなくへーなんて思いながら聞いていたが
「ところで付喪神って名前を付けただけ契約できるのか?」
その言葉の意味に俺も暁さんも瞬時には答えることは出来なかったけど
「おま、前にも言ったよな?普通は付喪神に名前は付けられないって」
下座に座る四体の付喪神の存在にやっと気づけばぎょっとしながらまさかと言うように大家さんを見る視線に大家さんはそっと視線を外した。
「ほら、名前がないのって面倒じゃん?とくに狛犬っぽいクリソツ二体がいるとさ」
「だから早々にできる事じゃねーんだって前にも言っただろ?!」
忘れたーと言うように口笛を吹く大家さんに暁さんは嘘つくなと頭を抱えて
「なんでお前には常識が通用しねーんだよ!」
「暁たちの常識なんて知るわけねーじゃん」
ねー?なんて絶対味方のしいさんたちに振る辺りすっかりいつもの大家さんだとほっとするのだった。それも酷い判断基準だけど……
「で、紹介しろ。どちらの付喪神様で」
暁さんのイライラとする声に大家さんは気分を良くして
「んー、とりあえず兎の鈴さんに三毛猫の次郎さん。口がちょこっと開いている方がしいさんできゅっとしている方がこまさん」
「何となくすごく安直な名付け方だというのは判った。そしてほっとした」
「なにがだ?」
ズボンに履き替えてちゃんと浴衣をたたむ大家さんを見て、俺畳んでねーやなんて失敗にやっと気づいたが時すでに遅し。畳んだ布団の上に置いておいた浴衣はいつの間にか片付けられてしまっていた……
飯田家、侮れない……
「緑青達の時お前それなりに名前にこだわっただろ」
「まあね。ジイちゃん達の持ち物だったしバアちゃんの宝物だったから立派な名前を付けたいと思えばそれなりに考えるのは当然だろ?」
「ちなみにこいつらの名前の由来は?
鈴はその姿から、次郎は三毛猫と言えばあの方だし、しいさんとこまさんの姿から思いつくのなんてそれしかないじゃん」
聞かなくてもわかるくらいの納得の由来。
「あの方って誰だ?」
暁さんのボケに大家さんはやれやれと首を横に振って
「お前の子供が小学生高学年になる頃にプレゼントしてやるから本ぐらい読ませろ」
「え?なんの漫画?」
わくわくする暁さんにさすがの大家さんも黙ってしまった。
「その時までの楽しみにしておけ。そんで名前が何なんだ」
そうやって話を終わらせれば
「ああ、そうだった。名前だったよな。
あの方が分からないのは置いといて、あの子たちにはお前はただ見た目だけで名前を付けたって言うのと玄さん岩さんみたいにこだわり抜いた名前を付けたのとでは名前が持つ力が変わるっていう事だ。
綾人だってわかっているだろ?緑青をさびって呼んだり朱華をひよこって呼んだりあだ名って言えば聞こえはいいが知っての通り格の低い名前で本来の力を封じた。そこからわかるように名前が力になる。
考えもせず安直につけた名前だけにその程度の力となり、名前を付けた側の綾人にも負担を感じる事がなく気づかずにいたって話だ。
そしてどんな名前を付けようがそれなりに力がないと付喪神を制御できない。制御方法は名前を与える事がきっかけだから、力がない者、力が足りない者は名前を与えることは出来ない。
そして付喪神側もその名前を受け入らない限り契約とはならない。
契約を受け入れる理由は寂しさやひもじさもあるが、それでも神だ。気に入らなければ受け入る事は絶対ない」
そんな長い説明に俺も大家さんも真面目に聞きながら次の言葉を待つ。
「名前を受け入れたのなら付喪神ではなく使役としての立場が強い。
使役となれば名を与えた主人の命令が一番となり、ひたすら主人の望みをかなえようと奮闘する。
だがかわいそうな事に人と付喪神は生きる時間が違う。
そのことも考えて名前を与え、主人の死後も与えられた命令を遂行する付喪神の事を考えなくてはならない。たとえ自分にそこまでの力があると知らなくてもだ」
厳しい言葉だった。
知らず知らずに与えたナンバーが俺達の知る事のない遥か未来にも影響するなんて考えた事もなくて俺は大家さんに区別の為に与えただけの名前の付喪神をどうするのかそっと視線を向ければ大家さんは人差し指を口元に添えた。
一般的には静かに、という意味で良いのだろうかと思えばやがて近づく足音。
何気に障子へと顔を向ければ
「綾人さん今大丈夫ですか?
ごはん持ってきました」
「はい!ご飯待ってました!」
暁さんの真剣な説明なんて聞いちゃいないと言わんばかりの明るい声。
障子を開けて入ろうとする飯田さんを率先するようにお手伝いしながら
「とりあえず皆さんにもお昼ごはんです。
父さん達のご飯はもう取り分けてあるのでお替わりしたい放題ですよ?」
「やったね!
お母さんのご飯の水加減絶妙で好きなんだよね。季節ごとに変わる状態を調べつくしてるよね」
言いながらお茶碗にご飯をてんこ盛りにするのを飯田さんは笑いながら見守り
「たくさん食べた一番最後にお出しするご飯だからこそ美味しく頂けるようにと努力した結果だそうです」
なんせ調味料一つも使わない料理なのだ。お米の状態にここまで心を砕いてこその〆だというような真っ向勝負。
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「なんだろう。焼酎が欲しくなるのは……」
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にっこりと笑みを浮かべてやたらと大きなおひつを置いて部屋から出て行ってしまった。
音もせずに障子を閉めた飯田さんの足音が遠くへと遠ざかる音を聞いて大家さんは鞄の中からラップを取り出した。
「って言うか、なんでラップが出てくるんだ……」
俺もだけど暁さんも理解不能と言うように女の子のイラストの描かれたラップを引き出して
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「いえ、なんで鞄から出てくるのかなー、って思いまして」
「んなのさんざんコンビニ巡りすればついでに買っておくに決まってるだろ」
京都まで来ておいてさも当然というように言う大家さんはそのラップで置いていかれたおひつからおにぎりを器用に作って緑青達に食べさせていた。
そしてまるで今日のおやつですか?と言うぐらい丁度よさげなおにぎりを作って
「ほら、こまたちも食べに来い」
「あの、主様、本当に我々が頂いても……」
今までそう言ったやり取りが一切なかったからか挙動不審になっている彼らに大家さんは何とも言い難い顔で
「いままで俺がいなくてもずっと飯田さんの家や店を守ってくれてたんだ。
当然食べる権利はある」
言いながらおにぎりを四つ並べればその一つをすぐさましいさんが咥えて部屋の隅で誰にも見せないように壁に向かって隠すように食べだしたのをきっかけに次郎さん、こまさんも咥えてお互い距離を取りながら無心で食べ始めるのを鈴さんは眺めた後大家さんを見上げて
「人との時間が違う事は身をもって知っております。
ですが、ここまでしてくれた方は誰もいなくて……」
その後の言葉は続かなかった。
鈴さんもおにぎりを咥えて縁側の隅っこで隠れるように、誰にも取られないように大切に食べる姿を俺はとても大切な景色だというように見守っていた。
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