87 / 319
広がる世界の優しさに
しおりを挟む
あれからじっくりと時間をかけて漢詩を選び、いくつかサイズを決めて長沢さんのお宅に再びお邪魔した。
「あらあらいらっしゃい。今日はどうなさったの?」
「ええと、内容が決まったので紙の大きさを決めさせていただこうかと……」
「あらあらあらあら、しっかりなさっているのね」
ふふふと笑うみち子さんに
「あの、これお土産です。美園屋さんのお菓子ですがどうぞご主人と食べてください」
夏らしく葛餅を用意すれば中身も確認しないで
「ありがとう。主人もあんな顔なのに美園屋さんのお菓子は大好きなのよ」
「喜んでもらえてよかったです」
顔は関係ないだろうと思いつつも確かに少し強面だけど大家さんを見た時の顔はどこにでもいる爺バカの顔なのでギャップを知ればかわいいお爺ちゃんだという事は判った。
「一応半紙に書いてみたのですが、それと詩を訳したものですね。
台紙の方はもうお任せします。俺が選ぶよりもみち子さんにお任せした方が大家さんも喜ぶでしょうし」
「あら良いの?そんなこと言うと主人が張り切っちゃうわよ」
ご機嫌にふふふと笑うみち子んさん。かわいらしいおばあちゃんだと実の祖母にもこんな風に笑ってみろと言いたいが笑われても微妙なので遠慮をしておく。こんなおばあちゃんが実のおばあちゃんだったらいいのにと思いながらも
「是非張り切っちゃってください。お代は大家さんが支払うと言うので大家さんが満足するもので宜しくお願いします」
なんて言えば
「まあ、大変。あの人気合入れちゃうわ」
なんて言いながらこれを掛け軸にしましょうとか話を詰めていく事にした。
かつてはどこかの資産家だったり著名な書道家に紙を依頼されていただけに話がスムーズに進むどころか俺の方が勉強させていただいてとても有意義な時間を過ごさせて頂いた。
打ち合わせが終わったその後、大家さんが突撃したお宅の店舗エリアのカフェに足を運び
「こんにちは」
牧歌的なチャームの音が響いていらっしゃいませという寝起きのご尊顔とは全く別人のようなさわやかな笑みを浮かべた店主が俺を見て少しだけ目を瞠り
「一名様ですか?」
瞳の中には警戒の色を隠せずにいたがさすがに営業中は素敵な店主を演じてみせてくれた。
ご安心ください。
「はい、一人です。
先日はずいぶんとうちの大家がご迷惑をおかけしました」
「いや、慣れてるから大丈夫だけど真だったな。苦労してるが大丈夫か?」
名前を憶えてもらっていたようで少し嬉しく思い
「親切にもしてもらってますので」
言えば「そうか」なんて頷きながらカウンター席を勧められるままに着席すれば出されたメニューの少なさに逆に驚いたけど店の名前を掲げたブレンドコーヒーがあったので迷うことなくそちらを注文。
ゆったりとした時間と穏やかな空間の中で燈火と呼ばれていた店主はきっちりと理科の実験のように計ったコーヒー豆で淹れてくれたコーヒーは驚くほどに美味しくって、少しお高めな価格設定でも納得の一杯にほっと溜息を落とした。
「友人……遠藤から聞いたけど綾人の貸家に住んでいるんだって?
あいつ張り切っていたからびっくりするぐらい柱とか良いものを使ってるだろ」
俺がコーヒーを飲んで満足げな顔を確認してから声を掛けられた。
「ええと、はい。あんな良い家を俺でも借りる事が出来るなんて贅沢させていただいてます」
本当はちみっこの面倒を見る引き換えに一万と言う破格なお値段で借りていると言う所は伏せて言えば
「実はこの店もあいつの家の木を使って修復してもらって贅沢していて……いい店だろ?」
目を細めて笑みを浮かべる店主さんを見れば苦笑するしかなかった。
あんな時間に突撃されても文句言えない理由を理解して、でも良好な関係だからわがまま言ったり言い合いをしたりする仲になっているのだろう。先輩達の大家さんへの慕いぶりと言い基本はいい人なんだけどちゃんと見返りを求めてくるあたり油断ならない人とも思っている。もっともレートが合わない辺り気にしていないから気の良い人なんだよなと思うのだけど先輩達もいまだに言いなりになってる辺りゆっくりと時間をかけて骨の髄までしゃぶりつくすタイプかと考えればぶるりと体がふるえた。
「ところで遠藤さんとはお知り合いで?」
「ああ、この家を作ってくれた人の一人だし、裏の駐車場のお向かいが遠藤の家だからな。会社の社宅に住んでるけど、もう遠藤の家でいいんじゃね?割と片付いている家だから今度遊びに行くと良いぞ」
「あー、大家さんの紹介で朝と夕方に畑と庭の世話に来てくれているから遊びに行く隙があるかな……」
「なるほど。道理で最近生き生きしてると思ったらそういう事か」
納得と言う店主の顔に遠藤さんがますます園芸好きの人になっていく気がする。そうなるとあの師匠さんはどうなんだろうかと更なる不安が襲い掛かってくるがまだ当分忙しそうだから遭遇する事はなさそうだ。
「まあ、あいつと絡んだ以上常識とはおさらばしないといけないからな。
ご指名が入った時以外はなるべく自分のペースを守るのが気楽に過ごすコツだ」
なんて言いながらワッフルを焼いてくれて柔らかくしたバターとメープルシロップを添えて出してくれた。
「これ……」
注文してないと言おうとするも
「あいつに振り回される同士に」
ああ、この人も苦労しているんだと思わず握手を求めてしまえば握り返してくれた手の強さに涙が出そうになった。出るわけではないけど。
折角ごちそうしてくれたのでアツアツのうちに頂く事にする。
サクッとした歯触りはやがてしっとりとした舌触りに変わり、濃厚なバターの甘みと独特なメープルシロップの甘みにワッフルがこんなにもおいしいものなのかと感動すれば瞬く間に食べ終えてしまい物足りなさを覚えながらもごちそうさまと挨拶をすれば店主はどういたしましてと笑ってくれた。
いい店だよなと少し冷めてしまったコーヒーを飲みながら店内をゆっくりと見まわせばレジ横にお土産用のワッフルがあった。ちみっこ達のお土産に決定と同時にコーヒーチケットも一つ買って名前を書いてもらったレジの回りには値札のついたカップなどがオブジェとなって並んでいた。
「アンティークですか?」
「亡くなった祖父の趣味でね。店内のオブジェも家具もみんな祖父の家に在ったものなんだ。高校の時の同級生達がこうやって手を入れてくれて命を吹き返してくれて今も現役で頑張ってもらってる」
少し自慢げにレジカウンター横のサイドボードに手を滑らしながら置いてあるだけのオブジェだと思っていた蓄音機を回し、そっと下した針から奏でられるレコードのどこか懐かしい音にそっと耳を傾ける。
現役なんだという驚きもあるが耳にまろく届く音に時間はゆったりと流れ……
「俺がコーヒーを飲んでいる時にゆっくりと聞きたかったです」
「悪いな。アンティークだから無理をさせないように一日二回、午後にちょっとだけ流す程度にしているんだ」
小さな用紙に演奏時間予定が予告されていた事に気づかなくてもったいなかったなと思いながらも
「今度また聞きに来ます」
「またのご来店をお待ちしております」
自信から連なる満足げな笑みに送り出されればこの店の屋号の『三日月』と書かれた味のある看板にふむと閃くものを見つけるのだった。
「あらあらいらっしゃい。今日はどうなさったの?」
「ええと、内容が決まったので紙の大きさを決めさせていただこうかと……」
「あらあらあらあら、しっかりなさっているのね」
ふふふと笑うみち子さんに
「あの、これお土産です。美園屋さんのお菓子ですがどうぞご主人と食べてください」
夏らしく葛餅を用意すれば中身も確認しないで
「ありがとう。主人もあんな顔なのに美園屋さんのお菓子は大好きなのよ」
「喜んでもらえてよかったです」
顔は関係ないだろうと思いつつも確かに少し強面だけど大家さんを見た時の顔はどこにでもいる爺バカの顔なのでギャップを知ればかわいいお爺ちゃんだという事は判った。
「一応半紙に書いてみたのですが、それと詩を訳したものですね。
台紙の方はもうお任せします。俺が選ぶよりもみち子さんにお任せした方が大家さんも喜ぶでしょうし」
「あら良いの?そんなこと言うと主人が張り切っちゃうわよ」
ご機嫌にふふふと笑うみち子んさん。かわいらしいおばあちゃんだと実の祖母にもこんな風に笑ってみろと言いたいが笑われても微妙なので遠慮をしておく。こんなおばあちゃんが実のおばあちゃんだったらいいのにと思いながらも
「是非張り切っちゃってください。お代は大家さんが支払うと言うので大家さんが満足するもので宜しくお願いします」
なんて言えば
「まあ、大変。あの人気合入れちゃうわ」
なんて言いながらこれを掛け軸にしましょうとか話を詰めていく事にした。
かつてはどこかの資産家だったり著名な書道家に紙を依頼されていただけに話がスムーズに進むどころか俺の方が勉強させていただいてとても有意義な時間を過ごさせて頂いた。
打ち合わせが終わったその後、大家さんが突撃したお宅の店舗エリアのカフェに足を運び
「こんにちは」
牧歌的なチャームの音が響いていらっしゃいませという寝起きのご尊顔とは全く別人のようなさわやかな笑みを浮かべた店主が俺を見て少しだけ目を瞠り
「一名様ですか?」
瞳の中には警戒の色を隠せずにいたがさすがに営業中は素敵な店主を演じてみせてくれた。
ご安心ください。
「はい、一人です。
先日はずいぶんとうちの大家がご迷惑をおかけしました」
「いや、慣れてるから大丈夫だけど真だったな。苦労してるが大丈夫か?」
名前を憶えてもらっていたようで少し嬉しく思い
「親切にもしてもらってますので」
言えば「そうか」なんて頷きながらカウンター席を勧められるままに着席すれば出されたメニューの少なさに逆に驚いたけど店の名前を掲げたブレンドコーヒーがあったので迷うことなくそちらを注文。
ゆったりとした時間と穏やかな空間の中で燈火と呼ばれていた店主はきっちりと理科の実験のように計ったコーヒー豆で淹れてくれたコーヒーは驚くほどに美味しくって、少しお高めな価格設定でも納得の一杯にほっと溜息を落とした。
「友人……遠藤から聞いたけど綾人の貸家に住んでいるんだって?
あいつ張り切っていたからびっくりするぐらい柱とか良いものを使ってるだろ」
俺がコーヒーを飲んで満足げな顔を確認してから声を掛けられた。
「ええと、はい。あんな良い家を俺でも借りる事が出来るなんて贅沢させていただいてます」
本当はちみっこの面倒を見る引き換えに一万と言う破格なお値段で借りていると言う所は伏せて言えば
「実はこの店もあいつの家の木を使って修復してもらって贅沢していて……いい店だろ?」
目を細めて笑みを浮かべる店主さんを見れば苦笑するしかなかった。
あんな時間に突撃されても文句言えない理由を理解して、でも良好な関係だからわがまま言ったり言い合いをしたりする仲になっているのだろう。先輩達の大家さんへの慕いぶりと言い基本はいい人なんだけどちゃんと見返りを求めてくるあたり油断ならない人とも思っている。もっともレートが合わない辺り気にしていないから気の良い人なんだよなと思うのだけど先輩達もいまだに言いなりになってる辺りゆっくりと時間をかけて骨の髄までしゃぶりつくすタイプかと考えればぶるりと体がふるえた。
「ところで遠藤さんとはお知り合いで?」
「ああ、この家を作ってくれた人の一人だし、裏の駐車場のお向かいが遠藤の家だからな。会社の社宅に住んでるけど、もう遠藤の家でいいんじゃね?割と片付いている家だから今度遊びに行くと良いぞ」
「あー、大家さんの紹介で朝と夕方に畑と庭の世話に来てくれているから遊びに行く隙があるかな……」
「なるほど。道理で最近生き生きしてると思ったらそういう事か」
納得と言う店主の顔に遠藤さんがますます園芸好きの人になっていく気がする。そうなるとあの師匠さんはどうなんだろうかと更なる不安が襲い掛かってくるがまだ当分忙しそうだから遭遇する事はなさそうだ。
「まあ、あいつと絡んだ以上常識とはおさらばしないといけないからな。
ご指名が入った時以外はなるべく自分のペースを守るのが気楽に過ごすコツだ」
なんて言いながらワッフルを焼いてくれて柔らかくしたバターとメープルシロップを添えて出してくれた。
「これ……」
注文してないと言おうとするも
「あいつに振り回される同士に」
ああ、この人も苦労しているんだと思わず握手を求めてしまえば握り返してくれた手の強さに涙が出そうになった。出るわけではないけど。
折角ごちそうしてくれたのでアツアツのうちに頂く事にする。
サクッとした歯触りはやがてしっとりとした舌触りに変わり、濃厚なバターの甘みと独特なメープルシロップの甘みにワッフルがこんなにもおいしいものなのかと感動すれば瞬く間に食べ終えてしまい物足りなさを覚えながらもごちそうさまと挨拶をすれば店主はどういたしましてと笑ってくれた。
いい店だよなと少し冷めてしまったコーヒーを飲みながら店内をゆっくりと見まわせばレジ横にお土産用のワッフルがあった。ちみっこ達のお土産に決定と同時にコーヒーチケットも一つ買って名前を書いてもらったレジの回りには値札のついたカップなどがオブジェとなって並んでいた。
「アンティークですか?」
「亡くなった祖父の趣味でね。店内のオブジェも家具もみんな祖父の家に在ったものなんだ。高校の時の同級生達がこうやって手を入れてくれて命を吹き返してくれて今も現役で頑張ってもらってる」
少し自慢げにレジカウンター横のサイドボードに手を滑らしながら置いてあるだけのオブジェだと思っていた蓄音機を回し、そっと下した針から奏でられるレコードのどこか懐かしい音にそっと耳を傾ける。
現役なんだという驚きもあるが耳にまろく届く音に時間はゆったりと流れ……
「俺がコーヒーを飲んでいる時にゆっくりと聞きたかったです」
「悪いな。アンティークだから無理をさせないように一日二回、午後にちょっとだけ流す程度にしているんだ」
小さな用紙に演奏時間予定が予告されていた事に気づかなくてもったいなかったなと思いながらも
「今度また聞きに来ます」
「またのご来店をお待ちしております」
自信から連なる満足げな笑みに送り出されればこの店の屋号の『三日月』と書かれた味のある看板にふむと閃くものを見つけるのだった。
109
お気に入りに追加
1,080
あなたにおすすめの小説

【完結】公爵家の末っ子娘は嘲笑う
たくみ
ファンタジー
圧倒的な力を持つ公爵家に生まれたアリスには優秀を通り越して天才といわれる6人の兄と姉、ちやほやされる同い年の腹違いの姉がいた。
アリスは彼らと比べられ、蔑まれていた。しかし、彼女は公爵家にふさわしい美貌、頭脳、魔力を持っていた。
ではなぜ周囲は彼女を蔑むのか?
それは彼女がそう振る舞っていたからに他ならない。そう…彼女は見る目のない人たちを陰で嘲笑うのが趣味だった。
自国の皇太子に婚約破棄され、隣国の王子に嫁ぐことになったアリス。王妃の息子たちは彼女を拒否した為、側室の息子に嫁ぐことになった。
このあつかいに笑みがこぼれるアリス。彼女の行動、趣味は国が変わろうと何も変わらない。
それにしても……なぜ人は見せかけの行動でこうも勘違いできるのだろう。
※小説家になろうさんで投稿始めました

いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!

異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。

異世界に転生した社畜は調合師としてのんびりと生きていく。~ただの生産職だと思っていたら、結構ヤバい職でした~
夢宮
ファンタジー
台風が接近していて避難勧告が出されているにも関わらず出勤させられていた社畜──渡部与一《わたべよいち》。
雨で視界が悪いなか、信号無視をした車との接触事故で命を落としてしまう。
女神に即断即決で異世界転生を決められ、パパっと送り出されてしまうのだが、幸いなことに女神の気遣いによって職業とスキルを手に入れる──生産職の『調合師』という職業とそのスキルを。
異世界に転生してからふたりの少女に助けられ、港町へと向かい、物語は動き始める。
調合師としての立場を知り、それを利用しようとする者に悩まされながらも生きていく。
そんな与一ののんびりしたくてものんびりできない異世界生活が今、始まる。
※2話から登場人物の描写に入りますので、のんびりと読んでいただけたらなと思います。
※サブタイトル追加しました。

実力を隠し「例え長男でも無能に家は継がせん。他家に養子に出す」と親父殿に言われたところまでは計算通りだったが、まさかハーレム生活になるとは
竹井ゴールド
ライト文芸
日本国内トップ5に入る異能力者の名家、東条院。
その宗家本流の嫡子に生まれた東条院青夜は子供の頃に実母に「16歳までに東条院の家を出ないと命を落とす事になる」と予言され、無能を演じ続け、父親や後妻、異母弟や異母妹、親族や許嫁に馬鹿にされながらも、念願適って中学卒業の春休みに東条院家から田中家に養子に出された。
青夜は4月が誕生日なのでギリギリ16歳までに家を出た訳だが。
その後がよろしくない。
青夜を引き取った田中家の義父、一狼は53歳ながら若い妻を持ち、4人の娘の父親でもあったからだ。
妻、21歳、一狼の8人目の妻、愛。
長女、25歳、皇宮警察の異能力部隊所属、弥生。
次女、22歳、田中流空手道場の師範代、葉月。
三女、19歳、離婚したフランス系アメリカ人の3人目の妻が産んだハーフ、アンジェリカ。
四女、17歳、死別した4人目の妻が産んだ中国系ハーフ、シャンリー。
この5人とも青夜は家族となり、
・・・何これ? 少し想定外なんだけど。
【2023/3/23、24hポイント26万4600pt突破】
【2023/7/11、累計ポイント550万pt突破】
【2023/6/5、お気に入り数2130突破】
【アルファポリスのみの投稿です】
【第6回ライト文芸大賞、22万7046pt、2位】
【2023/6/30、メールが来て出版申請、8/1、慰めメール】
【未完】

侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました
下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。
ご都合主義のSS。
お父様、キャラチェンジが激しくないですか。
小説家になろう様でも投稿しています。
突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!

積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。
ボッチになった僕がうっかり寄り道してダンジョンに入った結果
安佐ゆう
ファンタジー
第一の人生で心残りがあった者は、異世界に転生して未練を解消する。
そこは「第二の人生」と呼ばれる世界。
煩わしい人間関係から遠ざかり、のんびり過ごしたいと願う少年コイル。
学校を卒業したのち、とりあえず幼馴染たちとパーティーを組んで冒険者になる。だが、コイルのもつギフトが原因で、幼馴染たちのパーティーから追い出されてしまう。
ボッチになったコイルだったが、これ幸いと本来の目的「のんびり自給自足」を果たすため、町を出るのだった。
ロバのポックルとのんびり二人旅。ゴールと決めた森の傍まで来て、何気なくフラっとダンジョンに立ち寄った。そこでコイルを待つ運命は……
基本的には、ほのぼのです。
設定を間違えなければ、毎日12時、18時、22時に更新の予定です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる