70 / 319
小さいながらも作る夢の国 10
しおりを挟む
結局大家さんの所でしこたま飲んで潰されて昼まで寝てやっと起きる事が出来た。
お台所の隣の部屋に敷かれた布団の上に転がしておいてもらってここはどこだろうと寝起きにプチパニックになったけど
「ああ、起きたか。トイレは隣にあるから。喉が渇いたらウォーターサーバーの水を飲むんだぞ。生水は飲むなよ」
土間を挟んで机に向かって何やらペンを走らせている人、せんせーが俺の方をちらりと見てからトイレの場所を教えてくれた。
「ありがとうございます」
とりあえずと言うように教えてもらったトイレを借りて、ウォーターサーバーのお水を側に置いてあったコップを借りていただいてほっとした所だが
「それにしても昨日はよく飲んだが大丈夫か?」
「昼まで寝ていた時点で大丈夫じゃない気がしますが、今は何とか頭が痛いぐらいで……」
「台所に二日酔いの薬があるから一応飲んでおくといいぞ」
遠藤さんにも言われたけどまさかこういう事を見越してかと確信犯たちの罠に体を震わせてしまう。
よそ様の常備薬を頂くのは気が引けるけどそれでもこの辛さを素直に耐えようとする気にはなれなくてありがたく頂戴する事にした。
「あの、大家さんは?」
聞けば
「あいつも二日酔いで部屋でくたばってるから。気にしなくていいぞ。もうお約束だから放っておいていいぞ」
「あー……ほかの方は?」
「宮下と圭斗は家に帰ったし、園芸部は綾人の代わりに畑の手入れをしている。
お前は、今日はゆっくり休んでおけ」
「っすね。何もやる気が起きません」
お水を貰って薬を飲む。むしろこれで気持ちよく吐き出せそうだけどせっかく薬を貰ったんだから何とか耐えてみせた。
「無理しないで横になってていいぞー」
「いえ、大家さんと同レベルってなんか情けなくて」
俺には若さがあると言うように起き上がっていれば先生は苦笑して
「だったら悪いが園芸部呼んで来い。って、あーお前も園芸部か」
「ややこしいので園芸部の名前は遠藤さんで良いと思います」
「九条は若いのに分かってるなー」
園芸部とは園芸の活動の事ではなく遠藤さんを指すあだ名の事だと十二分に理解すれば俺が名乗るわけにはいかない。いや、むしろ名乗るべきではない。決して名乗りたくないと言うかなんと言うか……
「あの、因みになんで園芸部て呼ばれてるんですか?」
「ん?あー、確か……あいつが勝手に綾人の畑の手入れを始めたからつけられた名前だったな」
「自業自得っすね」
「まあ、本人が気に入ってるから厭味すら通じてなくて笑えるけど」
酷い教師がいたもんだと思うもこらえきれないあくびに先生はしょうがないなと言うように
「もう一度寝るとすっきりするぞ?」
「あー、やっぱりそうします」
胸もむかむかするし、頭もガンガンする。この状態で車になんて乗れない。
薬の効果はまだないし、食欲のかけらもない。遠藤さんを呼びに行くのは諦めて横になった。
「寝れば治るから寝れる時に寝るのが一番だ」
かなり俺を寝かしつけたい先生のようだが、ここは甘えておこうと素直に頷いて
「すみません。やっぱり寝ます」
「だな。九条、今相当顔色悪いの自覚しろよ」
そんなにと思うも布団に入って横になれば土間を挟んだ部屋から聞こえてくる陽気なテレビの音楽さえ子守唄に聞こえ……
「うそだ……」
次に目を覚ました時は夕焼けに染まる空を見る事になっていた。
「おー、やっと起きたか。
先生に寝かせておけって言われたけどやっぱり二十代だよな。いくらでも寝れるって言うのは。
あ、園芸部は先に帰るってさ。水撒きは任せとけって言ってたぞ」
「園芸部はほんとマメよねー。
因みにせんせーは五時間寝れたら御の字なのよー」
「目指せ六時間!」
「さすがに寝すぎじゃなーい?」
また無茶を言うなんて先生はぼやくもそれ無茶か?なんて疑問に思えば
「真ーおきたー?」
「真ー、お昼寝よく寝たねー」
「真ー、寝る子は育つって主が言ってたよー?」
「真ー、二日酔いって痛いのー?」
「真―、主がご飯食べれる―?って聞いてるよ」
先生の頭や肩に乗っかっていつの間にか勢ぞろいしていたちみっこの賑やかさが懐かしくて思わず笑みが浮かんでしまう。
「ええと、もう大丈夫です。ご迷惑おかけしました」
「なに、綾人とセットで寝てるだけだから迷惑も何もない」
「それより飯にしよーぜ。とりあえず鍋。やっぱりこういう時はあっさりした鍋で〆は雑炊が一番だね」
「要はめんどくさいんだな。
じゃあ、せんせーは追加で適当に魚でも焼いて食べるから囲炉裏の準備と魚捌いておいて」
「全部かよ」
苦笑しながらも魚は獲って
「あの、先生って視える方ですか?」
「まったく視えないぞ。気配もかんじないし、だからかあいつらのおもちゃにされてるだけだから気にするな」
「おもちゃって……」
「ほら、視えると思わず剥がしたり気を使ったりするだろ?
だけど視えなければああやって遊びたい放題だから乗り物気分で楽しんでる程度だ」
それでいいのかと思うものの
「あとせんせーはいつも何か側に食べ物やお茶を置いておくからな。ちみっこがばれないようにおやつを貰おうなんて遊びに発展するから……子供は遊びの天才だよ」
そこ無理やり褒める所かなと思うもご飯の準備を始めるので手伝わせてもらい、〆の雑炊もしっかりと堪能した所でお暇する事になった。
もちろんちみっこも連れて。
「「「「「主また遊びに来るねー!」」」」」
バイバーイと手を振りながら俺にしがみ付いて車に乗り込み、家へと寄り道をせずに帰る事にしてたどり着いた明かりのついてない我が家。
だけどふと気が付く。
「こんな所に紫陽花なんて……」
まだ植えたばかりの土の様子にひょっとしてと思ってスマホで遠藤さんに連絡を取れば
『お?もう大丈夫か?』
「ええと、おかげさまで。ご迷惑おかけしました。
それより玄関の横のあじさいですか?これって……」
『それ師匠の畑から譲ってもらったやつなんだ。
ほら、挿し木したばかりだけど小さい苗の状態で植えたらこの冬は越えるの厳しいからな。昨日挿し木にした奴は来年植えれば十分だけどさすがに寂しいからな』
にかりと屈託もなく笑う顔が脳裏に浮かぶ。
『他にも譲ってくれるって言うから少しずつ植えて行こうと思うけど植えてほしいものがあったら言えよ。どんどん俺が勝手に植えていくから後悔するなよ』
すごくウキウキと弾む声の遠藤さんに
「でしたら藤棚じゃなくてもいいけどそういった場所の下でベンチが置けるような場所が欲しいです!」
庭は十分にあるからそう言うのもあればと思えば優雅だなと空想に胸を膨らませれば
『じゃあ、倉庫の周辺が殺風景だからそのあたりで何か作るのも悪くはないな』
そうやって夢が膨らんでいき
『なら明日仕事が終わったら話を詰めよう』
「お願いします!」
そう言ってスマホを切った所で
「ごめんね。今鍵開けるから」
玄関先で待たせてしまったちみっこに謝りながらドアを開けて明かりをつければ
「「「「「ただいまー!」」」」」
「はい、ただいま」
一斉に俺の肩から飛び降りて家に駆けこむ様子は今日も一日楽しかったと言うような弾む声に俺はさんざんな一日だったけど、良い事もあって
あんがい良い一日だったのではないかと家に帰ってきた安心感にそう思うのだった。
お台所の隣の部屋に敷かれた布団の上に転がしておいてもらってここはどこだろうと寝起きにプチパニックになったけど
「ああ、起きたか。トイレは隣にあるから。喉が渇いたらウォーターサーバーの水を飲むんだぞ。生水は飲むなよ」
土間を挟んで机に向かって何やらペンを走らせている人、せんせーが俺の方をちらりと見てからトイレの場所を教えてくれた。
「ありがとうございます」
とりあえずと言うように教えてもらったトイレを借りて、ウォーターサーバーのお水を側に置いてあったコップを借りていただいてほっとした所だが
「それにしても昨日はよく飲んだが大丈夫か?」
「昼まで寝ていた時点で大丈夫じゃない気がしますが、今は何とか頭が痛いぐらいで……」
「台所に二日酔いの薬があるから一応飲んでおくといいぞ」
遠藤さんにも言われたけどまさかこういう事を見越してかと確信犯たちの罠に体を震わせてしまう。
よそ様の常備薬を頂くのは気が引けるけどそれでもこの辛さを素直に耐えようとする気にはなれなくてありがたく頂戴する事にした。
「あの、大家さんは?」
聞けば
「あいつも二日酔いで部屋でくたばってるから。気にしなくていいぞ。もうお約束だから放っておいていいぞ」
「あー……ほかの方は?」
「宮下と圭斗は家に帰ったし、園芸部は綾人の代わりに畑の手入れをしている。
お前は、今日はゆっくり休んでおけ」
「っすね。何もやる気が起きません」
お水を貰って薬を飲む。むしろこれで気持ちよく吐き出せそうだけどせっかく薬を貰ったんだから何とか耐えてみせた。
「無理しないで横になってていいぞー」
「いえ、大家さんと同レベルってなんか情けなくて」
俺には若さがあると言うように起き上がっていれば先生は苦笑して
「だったら悪いが園芸部呼んで来い。って、あーお前も園芸部か」
「ややこしいので園芸部の名前は遠藤さんで良いと思います」
「九条は若いのに分かってるなー」
園芸部とは園芸の活動の事ではなく遠藤さんを指すあだ名の事だと十二分に理解すれば俺が名乗るわけにはいかない。いや、むしろ名乗るべきではない。決して名乗りたくないと言うかなんと言うか……
「あの、因みになんで園芸部て呼ばれてるんですか?」
「ん?あー、確か……あいつが勝手に綾人の畑の手入れを始めたからつけられた名前だったな」
「自業自得っすね」
「まあ、本人が気に入ってるから厭味すら通じてなくて笑えるけど」
酷い教師がいたもんだと思うもこらえきれないあくびに先生はしょうがないなと言うように
「もう一度寝るとすっきりするぞ?」
「あー、やっぱりそうします」
胸もむかむかするし、頭もガンガンする。この状態で車になんて乗れない。
薬の効果はまだないし、食欲のかけらもない。遠藤さんを呼びに行くのは諦めて横になった。
「寝れば治るから寝れる時に寝るのが一番だ」
かなり俺を寝かしつけたい先生のようだが、ここは甘えておこうと素直に頷いて
「すみません。やっぱり寝ます」
「だな。九条、今相当顔色悪いの自覚しろよ」
そんなにと思うも布団に入って横になれば土間を挟んだ部屋から聞こえてくる陽気なテレビの音楽さえ子守唄に聞こえ……
「うそだ……」
次に目を覚ました時は夕焼けに染まる空を見る事になっていた。
「おー、やっと起きたか。
先生に寝かせておけって言われたけどやっぱり二十代だよな。いくらでも寝れるって言うのは。
あ、園芸部は先に帰るってさ。水撒きは任せとけって言ってたぞ」
「園芸部はほんとマメよねー。
因みにせんせーは五時間寝れたら御の字なのよー」
「目指せ六時間!」
「さすがに寝すぎじゃなーい?」
また無茶を言うなんて先生はぼやくもそれ無茶か?なんて疑問に思えば
「真ーおきたー?」
「真ー、お昼寝よく寝たねー」
「真ー、寝る子は育つって主が言ってたよー?」
「真ー、二日酔いって痛いのー?」
「真―、主がご飯食べれる―?って聞いてるよ」
先生の頭や肩に乗っかっていつの間にか勢ぞろいしていたちみっこの賑やかさが懐かしくて思わず笑みが浮かんでしまう。
「ええと、もう大丈夫です。ご迷惑おかけしました」
「なに、綾人とセットで寝てるだけだから迷惑も何もない」
「それより飯にしよーぜ。とりあえず鍋。やっぱりこういう時はあっさりした鍋で〆は雑炊が一番だね」
「要はめんどくさいんだな。
じゃあ、せんせーは追加で適当に魚でも焼いて食べるから囲炉裏の準備と魚捌いておいて」
「全部かよ」
苦笑しながらも魚は獲って
「あの、先生って視える方ですか?」
「まったく視えないぞ。気配もかんじないし、だからかあいつらのおもちゃにされてるだけだから気にするな」
「おもちゃって……」
「ほら、視えると思わず剥がしたり気を使ったりするだろ?
だけど視えなければああやって遊びたい放題だから乗り物気分で楽しんでる程度だ」
それでいいのかと思うものの
「あとせんせーはいつも何か側に食べ物やお茶を置いておくからな。ちみっこがばれないようにおやつを貰おうなんて遊びに発展するから……子供は遊びの天才だよ」
そこ無理やり褒める所かなと思うもご飯の準備を始めるので手伝わせてもらい、〆の雑炊もしっかりと堪能した所でお暇する事になった。
もちろんちみっこも連れて。
「「「「「主また遊びに来るねー!」」」」」
バイバーイと手を振りながら俺にしがみ付いて車に乗り込み、家へと寄り道をせずに帰る事にしてたどり着いた明かりのついてない我が家。
だけどふと気が付く。
「こんな所に紫陽花なんて……」
まだ植えたばかりの土の様子にひょっとしてと思ってスマホで遠藤さんに連絡を取れば
『お?もう大丈夫か?』
「ええと、おかげさまで。ご迷惑おかけしました。
それより玄関の横のあじさいですか?これって……」
『それ師匠の畑から譲ってもらったやつなんだ。
ほら、挿し木したばかりだけど小さい苗の状態で植えたらこの冬は越えるの厳しいからな。昨日挿し木にした奴は来年植えれば十分だけどさすがに寂しいからな』
にかりと屈託もなく笑う顔が脳裏に浮かぶ。
『他にも譲ってくれるって言うから少しずつ植えて行こうと思うけど植えてほしいものがあったら言えよ。どんどん俺が勝手に植えていくから後悔するなよ』
すごくウキウキと弾む声の遠藤さんに
「でしたら藤棚じゃなくてもいいけどそういった場所の下でベンチが置けるような場所が欲しいです!」
庭は十分にあるからそう言うのもあればと思えば優雅だなと空想に胸を膨らませれば
『じゃあ、倉庫の周辺が殺風景だからそのあたりで何か作るのも悪くはないな』
そうやって夢が膨らんでいき
『なら明日仕事が終わったら話を詰めよう』
「お願いします!」
そう言ってスマホを切った所で
「ごめんね。今鍵開けるから」
玄関先で待たせてしまったちみっこに謝りながらドアを開けて明かりをつければ
「「「「「ただいまー!」」」」」
「はい、ただいま」
一斉に俺の肩から飛び降りて家に駆けこむ様子は今日も一日楽しかったと言うような弾む声に俺はさんざんな一日だったけど、良い事もあって
あんがい良い一日だったのではないかと家に帰ってきた安心感にそう思うのだった。
79
お気に入りに追加
1,034
あなたにおすすめの小説
貧乏育ちの私が転生したらお姫様になっていましたが、貧乏王国だったのでスローライフをしながらお金を稼ぐべく姫が自らキリキリ働きます!
Levi
ファンタジー
前世は日本で超絶貧乏家庭に育った美樹は、ひょんなことから異世界で覚醒。そして姫として生まれ変わっているのを知ったけど、その国は超絶貧乏王国。 美樹は貧乏生活でのノウハウで王国を救おうと心に決めた!
※エブリスタさん版をベースに、一部少し文字を足したり引いたり直したりしています
子爵家の長男ですが魔法適性が皆無だったので孤児院に預けられました。変化魔法があれば魔法適性なんて無くても無問題!
八神
ファンタジー
主人公『リデック・ゼルハイト』は子爵家の長男として産まれたが、検査によって『魔法適性が一切無い』と判明したため父親である当主の判断で孤児院に預けられた。
『魔法適性』とは読んで字のごとく魔法を扱う適性である。
魔力を持つ人間には差はあれど基本的にみんな生まれつき様々な属性の魔法適性が備わっている。
しかし例外というのはどの世界にも存在し、魔力を持つ人間の中にもごく稀に魔法適性が全くない状態で産まれてくる人も…
そんな主人公、リデックが5歳になったある日…ふと前世の記憶を思い出し、魔法適性に関係の無い変化魔法に目をつける。
しかしその魔法は『魔物に変身する』というもので人々からはあまり好意的に思われていない魔法だった。
…はたして主人公の運命やいかに…
辺境伯家次男は転生チートライフを楽しみたい
ベルピー
ファンタジー
☆8月23日単行本販売☆
気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。
チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。
第一章 テンプレの異世界転生
第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!?
第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ!
第四章 魔族襲来!?王国を守れ
第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!?
第六章 聖国へ ~ 聖女をたすけよ ~
第七章 帝国へ~ 史上最恐のダンジョンを攻略せよ~
第八章 クリフ一家と領地改革!?
第九章 魔国へ〜魔族大決戦!?
第十章 自分探しと家族サービス
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
3点スキルと食事転生。食いしん坊の幸福論。〜メシ作るために、貰ったスキル、完全に戦闘狂向き〜
西園寺わかば
ファンタジー
伯爵家の当主と側室の子であるリアムは転生者である。
転生した時に、目立たないから大丈夫と貰ったスキルが、転生して直後、ひょんなことから1番知られてはいけない人にバレてしまう。
- 週間最高ランキング:総合297位
- ゲス要素があります。
- この話はフィクションです。
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
転生しても実家を追い出されたので、今度は自分の意志で生きていきます
藤なごみ
ファンタジー
※コミカライズスタートしました!
2024年10月下旬にコミック第一巻刊行予定です
2023年9月21日に第一巻、2024年3月21日に第二巻が発売されました
2024年8月中旬第三巻刊行予定です
ある少年は、母親よりネグレクトを受けていた上に住んでいたアパートを追い出されてしまった。
高校進学も出来ずにいたとあるバイト帰りに、酔っ払いに駅のホームから突き飛ばされてしまい、電車にひかれて死んでしまった。
しかしながら再び目を覚ました少年は、見た事もない異世界で赤子として新たに生をうけていた。
だが、赤子ながらに周囲の話を聞く内に、この世界の自分も幼い内に追い出されてしまう事に気づいてしまった。
そんな中、突然見知らぬ金髪の幼女が連れてこられ、一緒に部屋で育てられる事に。
幼女の事を妹として接しながら、この子も一緒に追い出されてしまうことが分かった。
幼い二人で来たる追い出される日に備えます。
基本はお兄ちゃんと妹ちゃんを中心としたストーリーです
カクヨム様と小説家になろう様にも投稿しています
2023/08/30
題名を以下に変更しました
「転生しても実家を追い出されたので、今度は自分の意志で生きていきたいと思います」→「転生しても実家を追い出されたので、今度は自分の意志で生きていきます」
書籍化が決定しました
2023/09/01
アルファポリス社様より9月中旬に刊行予定となります
2023/09/06
アルファポリス様より、9月19日に出荷されます
呱々唄七つ先生の素晴らしいイラストとなっております
2024/3/21
アルファポリス様より第二巻が発売されました
2024/4/24
コミカライズスタートしました
2024/8/12
アルファポリス様から第三巻が八月中旬に刊行予定です
全能で楽しく公爵家!!
山椒
ファンタジー
平凡な人生であることを自負し、それを受け入れていた二十四歳の男性が交通事故で若くして死んでしまった。
未練はあれど死を受け入れた男性は、転生できるのであれば二度目の人生も平凡でモブキャラのような人生を送りたいと思ったところ、魔神によって全能の力を与えられてしまう!
転生した先は望んだ地位とは程遠い公爵家の長男、アーサー・ランスロットとして生まれてしまった。
スローライフをしようにも公爵家でできるかどうかも怪しいが、のんびりと全能の力を発揮していく転生者の物語。
※少しだけ設定を変えているため、書き直し、設定を加えているリメイク版になっています。
※リメイク前まで投稿しているところまで書き直せたので、二章はかなりの速度で投稿していきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる