48 / 321
神降臨! 2
しおりを挟む
大家さんがご自宅に戻ってから仕事スピードが爆上がりしたのは俺の気のせいだろうか。
なんだか俺達の仕事量が一気に減ったと言うか
「大家さんの仕事のスピードなんかおかしくありませんか?」
「あー、そう思うよな。でもこれが綾っちの仕事のスピードだから。
むしろ一番仕事がしやすい場所にいらっしゃられるので五人分の仕事をされているのでしょう」
「パイセン、言葉おかしく無いっすか?」
時々変な言葉でしゃべりだす祐樹先輩に本日の自分のお仕事を終えた水野さんも戻ってきて
「や、綾っちが本気なら明日はほんとチェックとトリセツだけで終わらす為に今日中に絶対に仕上げるから。
現状なら間に合わないと思って綾っちが本領発揮できる家の方でやってくれているから……
あ、遠回しに俺達に仕事遅いって言ってるようなものだからしゃべっている暇ないぞ?」
話をしていても手が動いていればいいんじゃね?なんて思うも
「しゃべらなければ仕事が進むなんて思ってないけど、しゃべる余力があれば他の事に集中しろって言うのが綾っちの持論だから。
むしろアイヴィーとしゃべっていたのは現状これ以上効率が上がらないからからの余裕じゃないけど、想像以上に俺達の仕事が遅かったのが想定外だったって言うのが問題なんだ」
なんて言う二人も画面に食いつきながらカチカチとキーボードを叩き打っている。
肩こりで首筋が痛いと言うようにシップを貼っているし、長時間の同じ姿勢に俺もだけど祐樹先輩もシップまみれになっている。
水野さんは会議に出たり、自分の仕事をしたりと席を外して程よく麓の家に行ったり来たりしているので体はほぐれていると言う。
そういや俺一週間ずっと家の中だっけ……
振り返れば酷い不健康な生活だけど
「そう言えばご飯とか……」
「今頃気付いたか。綾っちが知り合いの人に頼んで買いに行かせてたぞ」
「え……」
「園芸部も大変だよな」
「まあ、みんな今遠征してるから頼みの綱が園芸部だからね。園芸部が別件で仕事してるから仕方がないけど綾っちの人使いの荒さってほんと酷いよな」
「まあ、綾っちだから仕方がないじゃん」
「だよなー、いきなり呼びつけるぐらいだし?」
「俺なんて強制的に年休取らされたしwww」
「いや、結局の所取らないとまずいじゃん?」
問題ないんじゃね?なんて言われても
「もっと有意義な休みを取りたいんだよ!
寧ろ仕事が上がったら三日ほど温泉にでも行くぐらいの年休を取るのが正しい使い方だろ!」
使い方が間違っているなんてとしくしく泣きだしてしまった先輩に申し訳なさが膨れ上がるも
『お前らそういう愚痴は俺の聞いてない所で言え』
連絡用にずっと繋げていた向こう側で大家さんがどうでもよさそうに注意を言ってきたが
「それこそ意味のない言葉じゃないっすか」
「綾っちに恩があるから飛んできたけどちゃんとご褒美が欲しいでーす!」
想像以上に先輩たちのメンタルが強くてびっくりしたけど
「あの、この応援期間はちゃんと俺の方から報酬を出させていただきますので……」
なんて言うも二人は違うと言うように首を横に振り
「それは当然貰う。
だけど俺達が言いたいのは俺達を呼び寄せたのは綾っちだから綾っちからもご褒美が欲しいって言ってるんだ」
真面目な顔で二人して俺とタブレット越しの大家さんへと催促する。
もちろん手元は変わらずのスピードでプログラムを構築している。
やってることはすごいけどなんで尊敬できないんだろうと思えばタブレット越しの大家さんはため息を落として
『今日は火曜日だ。
明日の夜には帰るお前たちに合わせて昼飯を用意してもらうからそれでいいだろう』
まるで渋々と言う大家さんで俺には全く意味不明な言葉だったけど
「やったー!!! 綾っちその言葉頂きました!!!」
「よっしゃー!!! 神降臨決定!!! 俄然やる気が出ました!!!」
席を立って二人してハイタッチ。
え?何この状況……
さっきまで死にそうな顔をしていたのに急にきらきらとした目になり
「水野!明日のご飯をおいしく食べるために急げ!」
「当然!明日美味しく神飯を頂くために睡眠をって万全なコンディションでお迎えしましょう!」
『何馬鹿な事を言ってるんだ……』
なんて大家さんも呆れていたが大家さんの背後のベッドで遊んでいたちみっこもどれに反応してかわからないけどいきなり全員で綾っちの背中に熱い視線を向けて
「主様あのお方がお見えになるのですか?」
「主様あのお方はいつごろお見えになるのでしょうか?」
「主様あのお方をお迎えする準備は万全でしょうか?」
「主様あのお方をお迎えするにあたり粗相はないでしょうか?」
「主様あのお方にリクエストしたいのですがよろしいでしょうか?」
ちみっこ達のざわつきが半端なかった。
いや、いったい誰が来るんだよとちみっこ同様先輩たちのざわつきも半端ないけど……
『とりあえず一人一品だけリクエスト受け付けてやる。
俺の方にスマホで食いたいものリクエストしてくれ』
「よっしゃー!!!」
「真!お前も食いたいもの五分以内に考えて綾っちにリクエストしておけ!」
「え?ええ……」
どん引きしてしまう俺がおかしいとでもいうようにタブレットの向こうのちみっこ達も何がいい?どれがいい?なんて円座で会議を始めたあたり……
しょうがないな。
そう言いたそうに少しだけ困ったように、でも優し気な笑みを浮かべた顔を見て……
無茶難題を吹っ掛けられても先輩達がついて行く人なんだと大家さんの優しさを見た気がした。
なんだか俺達の仕事量が一気に減ったと言うか
「大家さんの仕事のスピードなんかおかしくありませんか?」
「あー、そう思うよな。でもこれが綾っちの仕事のスピードだから。
むしろ一番仕事がしやすい場所にいらっしゃられるので五人分の仕事をされているのでしょう」
「パイセン、言葉おかしく無いっすか?」
時々変な言葉でしゃべりだす祐樹先輩に本日の自分のお仕事を終えた水野さんも戻ってきて
「や、綾っちが本気なら明日はほんとチェックとトリセツだけで終わらす為に今日中に絶対に仕上げるから。
現状なら間に合わないと思って綾っちが本領発揮できる家の方でやってくれているから……
あ、遠回しに俺達に仕事遅いって言ってるようなものだからしゃべっている暇ないぞ?」
話をしていても手が動いていればいいんじゃね?なんて思うも
「しゃべらなければ仕事が進むなんて思ってないけど、しゃべる余力があれば他の事に集中しろって言うのが綾っちの持論だから。
むしろアイヴィーとしゃべっていたのは現状これ以上効率が上がらないからからの余裕じゃないけど、想像以上に俺達の仕事が遅かったのが想定外だったって言うのが問題なんだ」
なんて言う二人も画面に食いつきながらカチカチとキーボードを叩き打っている。
肩こりで首筋が痛いと言うようにシップを貼っているし、長時間の同じ姿勢に俺もだけど祐樹先輩もシップまみれになっている。
水野さんは会議に出たり、自分の仕事をしたりと席を外して程よく麓の家に行ったり来たりしているので体はほぐれていると言う。
そういや俺一週間ずっと家の中だっけ……
振り返れば酷い不健康な生活だけど
「そう言えばご飯とか……」
「今頃気付いたか。綾っちが知り合いの人に頼んで買いに行かせてたぞ」
「え……」
「園芸部も大変だよな」
「まあ、みんな今遠征してるから頼みの綱が園芸部だからね。園芸部が別件で仕事してるから仕方がないけど綾っちの人使いの荒さってほんと酷いよな」
「まあ、綾っちだから仕方がないじゃん」
「だよなー、いきなり呼びつけるぐらいだし?」
「俺なんて強制的に年休取らされたしwww」
「いや、結局の所取らないとまずいじゃん?」
問題ないんじゃね?なんて言われても
「もっと有意義な休みを取りたいんだよ!
寧ろ仕事が上がったら三日ほど温泉にでも行くぐらいの年休を取るのが正しい使い方だろ!」
使い方が間違っているなんてとしくしく泣きだしてしまった先輩に申し訳なさが膨れ上がるも
『お前らそういう愚痴は俺の聞いてない所で言え』
連絡用にずっと繋げていた向こう側で大家さんがどうでもよさそうに注意を言ってきたが
「それこそ意味のない言葉じゃないっすか」
「綾っちに恩があるから飛んできたけどちゃんとご褒美が欲しいでーす!」
想像以上に先輩たちのメンタルが強くてびっくりしたけど
「あの、この応援期間はちゃんと俺の方から報酬を出させていただきますので……」
なんて言うも二人は違うと言うように首を横に振り
「それは当然貰う。
だけど俺達が言いたいのは俺達を呼び寄せたのは綾っちだから綾っちからもご褒美が欲しいって言ってるんだ」
真面目な顔で二人して俺とタブレット越しの大家さんへと催促する。
もちろん手元は変わらずのスピードでプログラムを構築している。
やってることはすごいけどなんで尊敬できないんだろうと思えばタブレット越しの大家さんはため息を落として
『今日は火曜日だ。
明日の夜には帰るお前たちに合わせて昼飯を用意してもらうからそれでいいだろう』
まるで渋々と言う大家さんで俺には全く意味不明な言葉だったけど
「やったー!!! 綾っちその言葉頂きました!!!」
「よっしゃー!!! 神降臨決定!!! 俄然やる気が出ました!!!」
席を立って二人してハイタッチ。
え?何この状況……
さっきまで死にそうな顔をしていたのに急にきらきらとした目になり
「水野!明日のご飯をおいしく食べるために急げ!」
「当然!明日美味しく神飯を頂くために睡眠をって万全なコンディションでお迎えしましょう!」
『何馬鹿な事を言ってるんだ……』
なんて大家さんも呆れていたが大家さんの背後のベッドで遊んでいたちみっこもどれに反応してかわからないけどいきなり全員で綾っちの背中に熱い視線を向けて
「主様あのお方がお見えになるのですか?」
「主様あのお方はいつごろお見えになるのでしょうか?」
「主様あのお方をお迎えする準備は万全でしょうか?」
「主様あのお方をお迎えするにあたり粗相はないでしょうか?」
「主様あのお方にリクエストしたいのですがよろしいでしょうか?」
ちみっこ達のざわつきが半端なかった。
いや、いったい誰が来るんだよとちみっこ同様先輩たちのざわつきも半端ないけど……
『とりあえず一人一品だけリクエスト受け付けてやる。
俺の方にスマホで食いたいものリクエストしてくれ』
「よっしゃー!!!」
「真!お前も食いたいもの五分以内に考えて綾っちにリクエストしておけ!」
「え?ええ……」
どん引きしてしまう俺がおかしいとでもいうようにタブレットの向こうのちみっこ達も何がいい?どれがいい?なんて円座で会議を始めたあたり……
しょうがないな。
そう言いたそうに少しだけ困ったように、でも優し気な笑みを浮かべた顔を見て……
無茶難題を吹っ掛けられても先輩達がついて行く人なんだと大家さんの優しさを見た気がした。
181
あなたにおすすめの小説
異世界で目覚めたら、もふもふ騎士団に保護されてました ~ちびっ子だけど、獣人たちの平穏のためお世話係がんばります!!~
ありぽん
ファンタジー
神のミスで命を落とした芽依は、お詫びとして大好きな異世界へ転生させてもらえることに。だが転生の際、またしても神のミスで、森の奥地に幼女の姿で送られてしまい。転生の反動で眠っていた瞳は、気づかないうちに魔獣たちに囲まれてしまう。
しかしそんな危機的状況の中、森を巡回していた、獣人だけで構成された獣騎士団が駆け付けてくれ、芽依はどうにかこの窮地を切り抜けることができたのだった。
やがて目を覚ました芽依は、初めは混乱したものの、すぐに現状を受け入れ。またその後、同じ種族の人間側で保護する案も出たが、ある事情により、芽依はそのまま獣騎士団の宿舎で暮らすことに。
そこで芽依は、助けてくれた獣騎士たちに恩を返すため、そして日々厳しい任務に向かう獣人たちが少しでも平穏に過ごせるようにと、お世話係を買って出る。
そんな芽依に、当初は不安だった獣人たちだったが、元気で明るい瞳の存在は、次第に獣人たちの力となっていくのだった。
これはちびっ子転生者の芽依が、獣人や魔獣たちのために奮闘し、癒しとなっていく。そんな、ほっこりまったり? な物語。
人質5歳の生存戦略! ―悪役王子はなんとか死ぬ気で生き延びたい!冤罪処刑はほんとムリぃ!―
ほしみ
ファンタジー
「え! ぼく、死ぬの!?」
前世、15歳で人生を終えたぼく。
目が覚めたら異世界の、5歳の王子様!
けど、人質として大国に送られた危ない身分。
そして、夢で思い出してしまった最悪な事実。
「ぼく、このお話知ってる!!」
生まれ変わった先は、小説の中の悪役王子様!?
このままだと、10年後に無実の罪であっさり処刑されちゃう!!
「むりむりむりむり、ぜったいにムリ!!」
生き延びるには、なんとか好感度を稼ぐしかない。
とにかく周りに気を使いまくって!
王子様たちは全力尊重!
侍女さんたちには迷惑かけない!
ひたすら頑張れ、ぼく!
――猶予は後10年。
原作のお話は知ってる――でも、5歳の頭と体じゃうまくいかない!
お菓子に惑わされて、勘違いで空回りして、毎回ドタバタのアタフタのアワアワ。
それでも、ぼくは諦めない。
だって、絶対の絶対に死にたくないからっ!
原作とはちょっと違う王子様たち、なんかびっくりな王様。
健気に奮闘する(ポンコツ)王子と、見守る人たち。
どうにか生き延びたい5才の、ほのぼのコミカル可愛いふわふわ物語。
(全年齢/ほのぼの/男性キャラ中心/嫌なキャラなし/1エピソード完結型/ほぼ毎日更新中)
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
12/23 HOT男性向け1位
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
『処刑されるたびに12歳に戻る悪役令嬢、7回目の人生は「何もせず寝て過ごす」ことに決めたら、なぜか周囲が勝手に勘違いして聖女扱いされています
六角
恋愛
公爵令嬢リリアーナは、18歳の誕生日に必ず断罪・処刑されては12歳に戻るという地獄のループを6回も繰り返していた。 真面目に努力しても、剣を極めても、裏社会を支配しても、結局は殺される運命。 心折れた彼女は、7回目の人生でついに決意する。 「もう頑張らない。どうせ死ぬなら、今回はひたすら寝て過ごそう」と。
しかし、安眠を求めて「うるさい」と敵を黙らせれば『王者の覇気』と恐れられ、寝ぼけて放った魔法は『神の奇跡』と崇められ、枕への異常なこだわりは『深遠なる儀式』と誤解されてしまう。 気がつけば、ストーカー気味のヤンデレ王子、パン屋の元ヒロイン、狂犬の如きライバル令嬢、元部下の暗殺者、そして不眠症の魔王までもが彼女の信者となり、リリアーナは意図せずして国を、そして世界を救う「最強の聖女」へと祭り上げられていく。
「お願いだから、私を寝かせて!」 睡眠欲だけで運命(システム)さえもねじ伏せる、無気力悪役令嬢の痛快勘違いサクセス(?)ストーリー!
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる