公爵様のプロポーズが何で俺?!

雪那 由多

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公爵様、R-15は保険ってタグちゃんと見えてますか?

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「ふっ、あっ、バスク様、俺、もうっ!」
「ダメだよ、ちゃんと解さないと痛い思いするのはフランだ。
 だけど苦しかったら一度イこうか?」

 三本の指が俺のアナルの中を掻き混ぜていた。
 しかも前のイイ場所ばかりを擦って昂らせてはじらすように的確な場所を避けて俺をもて遊ぶ。
 イきそうでイけなくて、出したいのに出せなくて、もどかしくて知らず知らず腰を振ってバスク様の指がイイ場所に当る様にしていた。
 ごくりと耳元で喉の鳴る音が聞こえるけど、俺を強く抱き寄せながら俺は既に一糸まとわぬ姿なのにバスク様はシャツだけ脱いだ状態のままでズボン越しの主張する物を押し付けていた。

「出したい!
 イかせて!もう我慢できない!早くイかせてよぉ!」

 涙ながらに厚い胸板に縋りついて、目の前の太い首に舌を伸ばしてしっとりとした汗をなめとる様にして吸い付いてしまう。
 こんなにもいい香りの汗があるなんて知らないと言う様に頬を摺り寄せながらバスク様お願いイかせてと懇願してしまえば俺を翻弄していた三本の指が抜かれてしまった。
 
「ふ、んん……あっ」

 圧迫感も無くなって、思わずと言う様に鼻から息が抜けてしまうもイって出したいのに出させてくれないいじわる場バスク様を睨んでしまえばバスク様は苦笑しながら俺を覆いつくすようにして

「良い子だ、そのまま力を抜いていろよ」

 ズボンを脱いで顕わにされた凶器に息をのむ。
 無理だ、あんな太いの何てはいらない……ムリ……
 同じ男としても全く違う別物のような質量に思わず言葉を失ってしまう物の先端がぬるぬると入口を刺激する。

「そんなおっきいのを挿れたら俺こわれちゃう……」

 不安にだけど心の中は期待していてバスク様を見上げればぬちゃぬちゃとバスク様の先端から溢れる物の水音を響かせながら

「何てエロい事を言う子だ。
 そんな事聞かされたら期待に応えないといけないだろ?」

 俺は期待させるような事言ってないと思うも、反論する前に触れあうなんて挨拶のようなキスではない口腔を犯すような舌が口の中をまさぐるような息も出来ない大人のキスとぶわっと強くなるバスク様の匂いにと共に俺の比較的標準なちんこを優しく握りしめてゆるゆると抜けばあっというまにイかされてしまった俺が全身の力が抜けた瞬間、見計らったようにバスク様と俺は一つに繋がっていた。

「ひゃう!やん、ダメ!いっ、ああんっ!!!」

 気持ちいいのか痛いのか、それすらもわからない俺は頭の中が真っ白になっていた。
 とは言えまだ先っぽのカリを何とか咥えた所。
 がくがくと下半身が力なくなってしまうも、根元はさらに太く今からこれが全部はいっちゃったら俺どうなるんだろうと怖くてバスク様にしがみついてしまう。

「ああ、フラン本当にかわいい。
 苦しかったら首にしがみついていればいいんだぞ」
「バスク様っ!バスク様っ!バスク様っ!!!」

 ゆっくりと抜き差しをして肉壁をかき分けて奥へ奥へと突き進んでいく。
 随分俺の深くまで挿ってるのにバスク様はまだ全部挿しきれてないのが見えて息を飲んでしまう。
 本当に入るのかと言う事よりもあんな太いのが全部挿ってしまったらどうなるんだろうと恐怖と期待に身震いをしてしまえば

「大丈夫怖くない。
 フランは判らないだろうけどフランの中は嬉しそうにむしゃぶりついてるよ。
 今すぐ俺の方が食べられちゃいそうだ」

 前にマウロとした事もあって初めてじゃないはずなのにこんなにもおかしくなりそうな位に気持ちいいなんて、こんなにも狂いそうなほど気持ちいい事があるなんて俺は知らなくて

「バスク様!体がまた変に!さっき出したばかりなのに、イっちゃたのにまたっ!」
「何度だってイっていいんだよ、気持ちいいなら何度だってイっていいよ」

 両足を抱えられて根元まで入りきれないモノがぐいぐいと体の中をかき分けてこんなに深くまで!と叫ばずにはいられない場所に到達してしまった。

「あ、あっ、はっ……」

 バスク様の首筋にしがみついたままでいれば俺の肩手をバスク様はゆっくりと外して

「ほらフラン、触ってごらん?
 全部挿ったよ」

 ぴっちりと重なってしまい、ゆるりとした動きで少し引きぬた肉棒に触れさせながら挿入して全部入った事を指先で確認させられてしまった。
 あの大きくて太いのが全部俺の中に!!
 想像しただけで俺はまたイってしまった……
 さすがに恥ずかしいけど、バスク様とろけそうなほど嬉しそうな顔をして

「愛してる。
 ずっとこの日を夢見ていた。
 初めて会ったあの日からお前を失った日を迎えても俺はお前が生きてる事をずっと信じてきた。
 どんな姿になっても迎えに行くと決めたんだ。
 だからちゃんとした夫婦になろう」

 目元に何度もキスを落すバスク様にしがみつきながら俺は静かに頷く。

「はい」

 恥ずかしい位照れてしまってちゃんと伝わったか判らないけど、それでも俺の返事に応える様にギュッと強く抱きしめてくれたという事は俺の返事をちゃんと聞いてくれたのだろう。
 そこから先はもうただ翻弄されるだけだった。
 あんな太いもので大きくストークされればどれだけ続くのだろうと言う気持ちよさに甘い声の悲鳴が自然に口から零れ落ちる。
 そして引っかかるカリからのインサート。
 これもどこまで挿ってしまうのだろうと身震いしてしまえば最奥にまで到達してしまう。
 ヌチャヌチャと言った淫靡な水音と二人分の荒い呼吸と甘い悲鳴。
 すっかり周囲は暗くなっているにもかかわらずカーテン越しの月明かりの中で

「これ以上無理!壊れちゃう!やんっ、いいっ!もっと!」
「無理なのか気持ちいいのか」

 どっちだ?と苦笑しながらも深く俺を突き上げるバスク様にただただしがみついて体を圧迫する質量を逃がすように悲鳴を上げるも、何度も達した俺のモノも何度目かの恍惚の表情を浮かべてしまえば体の奥深くで熱が爆ぜた。
 熱くて狂いそうで、そしてバスク様の匂いが一層濃くなって

「バスクさまぁ、たぶん、すごく、きもち、イイですぅ……」

 とろんとした眠気が押し寄せてきた。
 あがらえず、そして安心するかのような匂いと熱につつまれながら瞼が重くなってきた。

「ちゃんと家まで運んでやるから、今は少し休みなさい」

 そんな優しい声が耳元に届いたが返事をできたか判らない。
 ただゆっくりとバスク様が離れて行くのが判って身震いをすれば小さなうめき声が返事のように聞こえた……






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