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夏の深山を快適に過ごす為に 5
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「ウコ――――ッッッ!!!」
車を降りて一番庭を闊歩する烏骨鶏を見て叶野が壊れた。
鬨の声に烏骨鶏は当然逃げる。なんてったってチキンだからな。
そして植木の下に隠れれば大丈夫なんて思い込んでるおバカさんな烏骨鶏を捕まえて
「これが烏骨鶏!
動画で見たけどホント腹黒いなwww」
白い綿毛をかき分けて黒い地肌を見てからの頬ずり。
止めとけよ。うちの烏骨鶏ペットとして飼っているわけじゃないから洗ったりなんてしてないんだから鳥臭酷いぞって言うか砂場で遊んでただろうから綺麗じゃないぞ何て心の中で突っ込んでおくだけの俺。とりあえずペンチみたいなくちばしでつつかれるまで放っておくのが一番。そして案の定
「いっで―――っっっ!!!」
心地よい悲鳴によくやったとやっと腕から脱出できた烏骨鶏を褒め称える。
「馬鹿だなあ。こいつら餌の時以外に人と仲良くならないだろ」
総て食用として飼っているための距離。名前も付けずそして手懐けもせず。それが正しい距離だと言うのも疑問だがそうやって線引きをして割り切る事にしている。
「いてぇよぉ……」
「当然でしょ。まだ流血しなかっただけましだし」
柊に怒られる叶野と言ういつもの光景に俺じゃなくても先生もほんわかとしてしまう。
出来の悪い弟を持つ兄のようだが実際は柊の方が遅く生まれている。出来の悪い兄を持つのも大変だなと山水で手を洗わせて冷やすと言う山水の冷たさ舐めるなよと先生と二人で眺めていれば案の定
「冷たいっ!!!柊止めてっ!!!何この冷たさ、今夏だよな!!!」
冷えて真っ赤になった手を抱えて柊から逃げる始末。
「馬鹿だ!やっぱりどうしようもないばっかがいた!!!」
「毎年お約束の要に居たよな。山水冷たくておいしいとか言って飲んだり頭濡らして予想より寒くってブルってる奴と同レベルがいた!」
ここ何年か見てなかった光景だけに懐かしいと先生と二人ぎゃあぎゃあと一人騒ぐ叶野とフォローする柊。
おまいらほんと良いコンビだよ。
脳筋のデリカシーのなさと無限の体力に可愛くないと思っていたがこう言った、でもお約束のパターンを披露してくれてこその彼らの初体験こそ見るに値するフレッシュさが微笑ましいのだ。鮮度が重要と言う言葉がある様に。
「それよりWI-Fi繋げるから、繋げたら無事到着した事家の人に連絡しろよ」
「はい。暗号キー頂きます」
こうやって渡す事も多いのでスマホのメモ帳に打った暗号キーを見せれば柊がすぐに自分のと叶野のスマホに暗号キーを打ちこんで早速と言う様に到着の報告をしていた。と言うか叶野よ。柊はオカンじゃないんだから何でもやらせるなと睨みつけるも懲りずに葉っぱを揺らしながら烏骨鶏に構ってもらおうと果敢にチャレンジしてる。
「おまっ、猫じゃないんだから烏骨鶏が遊びに来るわけないだろ」
「いや綾人さんの烏骨鶏だからきっと一芸に秀でているかもっ!ぃでえっ!!」
なんて言ってる間に背後から近づいてきた烏骨鶏がシャツとズボンの間に見えた肌を何を思ってか啄んでいた。
「いいぞー!もっとやれー!」
先生もチャレンジャーな烏骨鶏を応援する始末。
慌ててズボンとシャツを引っ張って肌を隠す叶野は
「やっぱり綾人さんトコの烏骨鶏だね!容赦なさすぎ!!!」
「そう繋がりで来たか」
はははと笑う俺はとりあえずと言う様に
「荷物は離れの方がいいか?」
「柊いてーよー。できたら母屋の方に泊まりたいかも」
「さすがに夜二人で離れにお泊りするには勇気入りますので」
遠回しに怖いと言う所だろう。そう言わない辺り男の子だなあと感心しながら
「じゃあ、昔高校生達に使っていた合宿部屋で良いか?」
「はい。そうさせてください。それと……」
言いながら紙袋から中身を取出し
「ご仏前に。ご挨拶させていただいても宜しいですか?」
「ご丁寧にありがとうございます。
とりあえず中に入ってお茶にしよう」
そうやってやっと家の中に入った。
敷居の高さにまたぐ様にして入り、土間の広さ、そして土間上がりの高さ一つ一つ叶野ははしゃいで感動していた。そして立派な仏壇とずらりと並ぶ位牌に少し気後れしながらも並ぶ遺影を眺めている間に柊が手慣れた様に蝋燭に火を灯してお線香に火を移す。ちゃんと手で仰いで火を落し、煙の上るお線香を焼香炉に立ておりんを鳴らす。同じように正座をして背筋を伸ばす叶野に二人ともちゃんと先祖を敬う家の子供なんだなと少し感心してるあいだに
「火は怖いから蝋燭は落させてもらうよ」
先生が蝋燭消しで火を落していた。
その間俺がお茶を並べている間に遺影を眺めながらジイちゃんがとバアちゃん、そしてオヤジを紹介していた。
二人はその前の先祖の遺影を見ながら
「やっぱり血がつながってるだけあって似てるね」
「って言う事は将来綾人はこんな風に年を取って行くのか」
ぞっとするような、でも悲しい位に一族みんなどこと無く似てる顔立ちに否定が出来ずにいて
「ほら、お茶を淹れたから。あと貰い物のお菓子があるから」
土間の台所でもなく今は閉ざされている囲炉裏の部屋でもなく、仏間の奥の客間のその奥の縁側へと招く。
旅館なんかの縁側が妙に居心地良かったりするように俺もテーブルと椅子を置いて裏庭を覗く様にセッティングしたりしている。
滅多に使う事はないけど、夏場はここが涼しいので本を読む時は大体ここに居座っている。ちなみに先生が居ると勝手に片づけられてここに座布団を枕にごろごろとしていたりする夏場の大人気スポットだ。
ただしこの山の気候になれればの話し。
「上着持って来たけど正解でしたね。思ったより涼しいですね」
「それ。話には聞いて判ってたけどこんだけ涼しいって天国だな。夏に冷房のない暮しってどんだけ快適なのかびっくりだ」
すっかりクールダウンした二人に先生は笑い
「ここになれると下界に帰れなくなるぞ」
「軽井沢も年々熱くなってきて避暑地って言葉が似合わなくなってきたのに」
真面目に答える叶野に先生の目付も穏やかになって行く。北部の学校にも今の学校にもいないタイプの学生にこんな生徒なら面倒見たいと言うような顔をしている。だけどどう考えても先生がこいつらに教えれる事は何もないぞと言ってやりたいが、先生が教えたいのはきっと他の事だろう。なんだかんだ言っても面倒見が良いから世話をしたいと思う何かがあるんだろうなと考えながら
「で、こっちにはどれぐらい居る予定なんだ?」
「一泊じゃどこにも行けないので二泊させてもらっても宜しいでしょうか?折角なので明日は色々な宿場町を見て回りたいですし、明後日は天気次第では山へと上ってみたいです。勿論七合目の休憩所までの散策です」
荷物とかそう言った物は持って来てないのでと言う意見は正しく無理には進めない。
「そうだな。天気予報なら今は安定してるから天気次第なら明日山に行った方が良いだろう」
「やったね。オリヴィエから登山の話しを聞いてたから俺でも登れる山があるってきになってたんだ」
「さすが理数系。自分の事を理解しすぎだろう」
呆れる先生に
「大学に行ってから運動らしい運動してないので無茶な事はしませんよ」
「脳筋の無謀なのを見て心配したけどインテリの引きこもり具合も心配になって来たわぁ」
ちょっと呆れ気味の声に笑ってしまう。
「それよりもさ、ルームツアーしてくれよ。
竈の台所とか五右衛門風呂とか博物館でしか見れない奴凄い楽しみにして来たんだ!」
「は、博物館扱いwww」
「いや、未だに使ってる家だってあるぞ……」
椅子から落ちて笑い転げる先生とこの村でもまだ使っている人の居る五右衛門風呂と人が集まった時には大活躍する竈を残している家はまだまだ多い。
「体験学習って貴重だってフランスで学んできたから折角だから使う所見てみたいんだ」
うきうきと子供のように期待する叶野の可愛さに仕方がないと言うように立ちあがり
「じゃあ、汗かいただろうから早速五右衛門風呂にでも入るか?」
「え?!マジいいの?!」
「ああ、その代わり少しぬるいだろうから薪を割って火を入れるって言う体験もセットだ」
「ほんと?!マジやっていいの?!」
何て大はしゃぎする叶野にそれほどかと呆れてしまうも
「良かったな。こう言った学習体験とかできなかったから楽しみにしてたもんな」
柊まで微笑ましそうに叶野を見ていた。
何か聞き捨てならぬ言葉を聞いた気もしたが早速行こうと言う様に立ちあがる叶野のやる気に免じて風呂に入ってる間に柊に聞けばいいと水を差さないように薪割の仕方から教える事になった。
車を降りて一番庭を闊歩する烏骨鶏を見て叶野が壊れた。
鬨の声に烏骨鶏は当然逃げる。なんてったってチキンだからな。
そして植木の下に隠れれば大丈夫なんて思い込んでるおバカさんな烏骨鶏を捕まえて
「これが烏骨鶏!
動画で見たけどホント腹黒いなwww」
白い綿毛をかき分けて黒い地肌を見てからの頬ずり。
止めとけよ。うちの烏骨鶏ペットとして飼っているわけじゃないから洗ったりなんてしてないんだから鳥臭酷いぞって言うか砂場で遊んでただろうから綺麗じゃないぞ何て心の中で突っ込んでおくだけの俺。とりあえずペンチみたいなくちばしでつつかれるまで放っておくのが一番。そして案の定
「いっで―――っっっ!!!」
心地よい悲鳴によくやったとやっと腕から脱出できた烏骨鶏を褒め称える。
「馬鹿だなあ。こいつら餌の時以外に人と仲良くならないだろ」
総て食用として飼っているための距離。名前も付けずそして手懐けもせず。それが正しい距離だと言うのも疑問だがそうやって線引きをして割り切る事にしている。
「いてぇよぉ……」
「当然でしょ。まだ流血しなかっただけましだし」
柊に怒られる叶野と言ういつもの光景に俺じゃなくても先生もほんわかとしてしまう。
出来の悪い弟を持つ兄のようだが実際は柊の方が遅く生まれている。出来の悪い兄を持つのも大変だなと山水で手を洗わせて冷やすと言う山水の冷たさ舐めるなよと先生と二人で眺めていれば案の定
「冷たいっ!!!柊止めてっ!!!何この冷たさ、今夏だよな!!!」
冷えて真っ赤になった手を抱えて柊から逃げる始末。
「馬鹿だ!やっぱりどうしようもないばっかがいた!!!」
「毎年お約束の要に居たよな。山水冷たくておいしいとか言って飲んだり頭濡らして予想より寒くってブルってる奴と同レベルがいた!」
ここ何年か見てなかった光景だけに懐かしいと先生と二人ぎゃあぎゃあと一人騒ぐ叶野とフォローする柊。
おまいらほんと良いコンビだよ。
脳筋のデリカシーのなさと無限の体力に可愛くないと思っていたがこう言った、でもお約束のパターンを披露してくれてこその彼らの初体験こそ見るに値するフレッシュさが微笑ましいのだ。鮮度が重要と言う言葉がある様に。
「それよりWI-Fi繋げるから、繋げたら無事到着した事家の人に連絡しろよ」
「はい。暗号キー頂きます」
こうやって渡す事も多いのでスマホのメモ帳に打った暗号キーを見せれば柊がすぐに自分のと叶野のスマホに暗号キーを打ちこんで早速と言う様に到着の報告をしていた。と言うか叶野よ。柊はオカンじゃないんだから何でもやらせるなと睨みつけるも懲りずに葉っぱを揺らしながら烏骨鶏に構ってもらおうと果敢にチャレンジしてる。
「おまっ、猫じゃないんだから烏骨鶏が遊びに来るわけないだろ」
「いや綾人さんの烏骨鶏だからきっと一芸に秀でているかもっ!ぃでえっ!!」
なんて言ってる間に背後から近づいてきた烏骨鶏がシャツとズボンの間に見えた肌を何を思ってか啄んでいた。
「いいぞー!もっとやれー!」
先生もチャレンジャーな烏骨鶏を応援する始末。
慌ててズボンとシャツを引っ張って肌を隠す叶野は
「やっぱり綾人さんトコの烏骨鶏だね!容赦なさすぎ!!!」
「そう繋がりで来たか」
はははと笑う俺はとりあえずと言う様に
「荷物は離れの方がいいか?」
「柊いてーよー。できたら母屋の方に泊まりたいかも」
「さすがに夜二人で離れにお泊りするには勇気入りますので」
遠回しに怖いと言う所だろう。そう言わない辺り男の子だなあと感心しながら
「じゃあ、昔高校生達に使っていた合宿部屋で良いか?」
「はい。そうさせてください。それと……」
言いながら紙袋から中身を取出し
「ご仏前に。ご挨拶させていただいても宜しいですか?」
「ご丁寧にありがとうございます。
とりあえず中に入ってお茶にしよう」
そうやってやっと家の中に入った。
敷居の高さにまたぐ様にして入り、土間の広さ、そして土間上がりの高さ一つ一つ叶野ははしゃいで感動していた。そして立派な仏壇とずらりと並ぶ位牌に少し気後れしながらも並ぶ遺影を眺めている間に柊が手慣れた様に蝋燭に火を灯してお線香に火を移す。ちゃんと手で仰いで火を落し、煙の上るお線香を焼香炉に立ておりんを鳴らす。同じように正座をして背筋を伸ばす叶野に二人ともちゃんと先祖を敬う家の子供なんだなと少し感心してるあいだに
「火は怖いから蝋燭は落させてもらうよ」
先生が蝋燭消しで火を落していた。
その間俺がお茶を並べている間に遺影を眺めながらジイちゃんがとバアちゃん、そしてオヤジを紹介していた。
二人はその前の先祖の遺影を見ながら
「やっぱり血がつながってるだけあって似てるね」
「って言う事は将来綾人はこんな風に年を取って行くのか」
ぞっとするような、でも悲しい位に一族みんなどこと無く似てる顔立ちに否定が出来ずにいて
「ほら、お茶を淹れたから。あと貰い物のお菓子があるから」
土間の台所でもなく今は閉ざされている囲炉裏の部屋でもなく、仏間の奥の客間のその奥の縁側へと招く。
旅館なんかの縁側が妙に居心地良かったりするように俺もテーブルと椅子を置いて裏庭を覗く様にセッティングしたりしている。
滅多に使う事はないけど、夏場はここが涼しいので本を読む時は大体ここに居座っている。ちなみに先生が居ると勝手に片づけられてここに座布団を枕にごろごろとしていたりする夏場の大人気スポットだ。
ただしこの山の気候になれればの話し。
「上着持って来たけど正解でしたね。思ったより涼しいですね」
「それ。話には聞いて判ってたけどこんだけ涼しいって天国だな。夏に冷房のない暮しってどんだけ快適なのかびっくりだ」
すっかりクールダウンした二人に先生は笑い
「ここになれると下界に帰れなくなるぞ」
「軽井沢も年々熱くなってきて避暑地って言葉が似合わなくなってきたのに」
真面目に答える叶野に先生の目付も穏やかになって行く。北部の学校にも今の学校にもいないタイプの学生にこんな生徒なら面倒見たいと言うような顔をしている。だけどどう考えても先生がこいつらに教えれる事は何もないぞと言ってやりたいが、先生が教えたいのはきっと他の事だろう。なんだかんだ言っても面倒見が良いから世話をしたいと思う何かがあるんだろうなと考えながら
「で、こっちにはどれぐらい居る予定なんだ?」
「一泊じゃどこにも行けないので二泊させてもらっても宜しいでしょうか?折角なので明日は色々な宿場町を見て回りたいですし、明後日は天気次第では山へと上ってみたいです。勿論七合目の休憩所までの散策です」
荷物とかそう言った物は持って来てないのでと言う意見は正しく無理には進めない。
「そうだな。天気予報なら今は安定してるから天気次第なら明日山に行った方が良いだろう」
「やったね。オリヴィエから登山の話しを聞いてたから俺でも登れる山があるってきになってたんだ」
「さすが理数系。自分の事を理解しすぎだろう」
呆れる先生に
「大学に行ってから運動らしい運動してないので無茶な事はしませんよ」
「脳筋の無謀なのを見て心配したけどインテリの引きこもり具合も心配になって来たわぁ」
ちょっと呆れ気味の声に笑ってしまう。
「それよりもさ、ルームツアーしてくれよ。
竈の台所とか五右衛門風呂とか博物館でしか見れない奴凄い楽しみにして来たんだ!」
「は、博物館扱いwww」
「いや、未だに使ってる家だってあるぞ……」
椅子から落ちて笑い転げる先生とこの村でもまだ使っている人の居る五右衛門風呂と人が集まった時には大活躍する竈を残している家はまだまだ多い。
「体験学習って貴重だってフランスで学んできたから折角だから使う所見てみたいんだ」
うきうきと子供のように期待する叶野の可愛さに仕方がないと言うように立ちあがり
「じゃあ、汗かいただろうから早速五右衛門風呂にでも入るか?」
「え?!マジいいの?!」
「ああ、その代わり少しぬるいだろうから薪を割って火を入れるって言う体験もセットだ」
「ほんと?!マジやっていいの?!」
何て大はしゃぎする叶野にそれほどかと呆れてしまうも
「良かったな。こう言った学習体験とかできなかったから楽しみにしてたもんな」
柊まで微笑ましそうに叶野を見ていた。
何か聞き捨てならぬ言葉を聞いた気もしたが早速行こうと言う様に立ちあがる叶野のやる気に免じて風呂に入ってる間に柊に聞けばいいと水を差さないように薪割の仕方から教える事になった。
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