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運動と食欲と勉強と寝る事が子供の仕事です 3
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脳筋ほんと手ごわい。
脳筋が来て一週間。午前中は肉体労働に従事させ、午後は付きっきりで勉強させて、夕食の休憩をさせた後さらに勉強をさせてから隣の離れに放り込む。
何このスケジュール。俺の方が疲れ切ってさっさとベットに潜り込むってどうよとベットの中で芋虫のように鉈ていれば
「綾人、お疲れさん」
先生がわざわざ日本酒をぬる燗にして塩ゆでしたそら豆をこんもりとどんぶりに持って持ってきた。コップは二つ。ベット横の小さな机を引き寄せてその上に置き、俺のベットの足元の方に座った。
「珍しいじゃん。俺の部屋に来るなんて」
「ん?まあ、さすがに今回は悪かったなって思ってな」
先生のお気に入りのぐい呑みと俺が良く選ぶぐい呑みを並べてお酒を注いでくれた。
「何、今の学校の生徒ってあんな体力馬鹿なの?」
「んー、あの三人はまた特殊な三人だからな」
「特殊?」
起き上がって鮮やかな色に茹で上がったそら豆を頂く。ぴょんと飛び出た所を千切って皮をむく。ぷるんと向けた身はまだゆでたてで温かく、夏とは言え長そでを着たくなるくらいの気温にほの暖かさの残る日本酒と塩加減が強めのあつあつのそら豆が口の中からゆっくりと全身を温めてくれる。
「うめぇ・・・・・・」
「綾人はシェフの味付けに感化されて塩味薄いからな。たまにこれだけきつい方が美味く感じるだろ」
「作ってもらえるなら俺は基本なんでも食べるぞ」
「わかるー。せんせーもご飯作ってもらいたいタイプ」
「うわぁ、いっしょにされた」
思わず落ち込んでしまえばからからと笑いながら先生は日本酒をちびりと飲んで
「うちの学校一応全員部活所属って事になってるが、どの学校でも幽霊部員って言うのは要る。むしろ学校の半数は言いすぎだがそれ近くは幽霊部員だ。だってそうだろ?
なんでレギュラーを目指して頑張ってた奴らがマネージャーで頑張らないといけないのか何て意味わからないじゃないか。せめて二軍、いつかレギュラー取り返すために頑張るならまだわかる話だろ?」
「悪いね。部活なんてやった事ないから分からんよ」
高校の時は通学の時間とバスの本数に部活なんて無理だったしやりたいのもなかった。だけど中学の時はそれなりに友達もいたから一緒に部活見学行ってバスケ良いな、大太鼓部何てあるぞ、将棋部何て渋い!合気道部があるけど合気道ってなんだ?
一日体験を幾つもまわりながらみんなであれが良いここは先輩が超良い人だったなんて充実して帰り、普段は話しなんてしないオフクロに
「今日さ、部活見て回ったんだけど……」
「部活?結局親が協力しないといけないんだから止めてよ」
テレビを見ながら関心を持たない所か話もまともに聞く気もなく
「それよりも早くご飯食べてよ。片付かないじゃない」
食事の時間までずらされる日常に俺の食欲はどんどん細くなっていき、食欲と同じようにあんなにもきらきらして見えた部活への興味も失せて行ったことを思い出した。
何気なく先生を見れなくなって視線を反らせばそれだけで何があったのか勝手に想像する様に溜息を吐く様に一気に飲んだ日本酒の酒精を吐き出すように溜息をつく。悪いね、お酒不味くしてと謝る気もない心で謝っておけば
「部活やってただろ。理科部。
顧問の先生としては部活やった事ないなんて言われたら泣くぞ」
そう言えばやったな。
一年にも満たない短い期間だったが、初めての部活はそれなりに賑やかで大変で、文化祭の出し物の出店側を初めて体験して大変が楽しかった事を思い出した。
「ひっどーい。その顔絶対忘れて立って顔だろ」
「ちゃーんと思い出しましたよー。ってかあれ本当に部活だったんだって今更ながら疑問なんだけど」
「それもまた部活だ」
さっと反らされた視線に先生も疑問があった事をなんとなく理解する。だって疑問しかない理科部だったしなとそこはつっこまずに終えて
「で、話を戻すけどあの三人なんで特殊なんだよ」
話を戻して聞けば
「ほら、あいつら馬鹿だろ?」
何気に失礼な先生だと思ってそれ以上はバカバカ言ってやるなと半眼でにらんでしまえば
「普通ならマネージャー何て雑用一年と一緒にやるもんじゃないだろ?あいつらはバカだから部活に入った以上やらないといけないと思い込んでいたんだよ。入らないといけないから部活入ったけど試合に出れる人数は決まってるしそこまでやる気もないから未練もなくさっさと幽霊になる。そう言うもんなんだ。
だけどあいつらは一応スポーツ推薦できたからって言う負い目もあって、居続けなくちゃいけないと思い込んでたんだよ。
あの三バカの学力見ればわかるだろ?うちの学校大半がスポーツ特待か推薦で構成されているんだ。だからどんな馬鹿だって入り放題の悲しき私学の学生集めの弊害なんだよ」
「って言うか、よくそんな学校に行こうと思ったな」
「そうか?絶対穴場の学校じゃないか。この学校で理科部。こんな楽な活動他にないだろ」
「それを顧問が言うか」
呆れて見せるが
「今回連れてこなかったがそれなりに需要はある。部活で居場所が奪われた生徒って言うのは一定数要るんだ。避難所としてはそれなりに価値があるし、大半がぼっち属性だ。週に一度の授業での部活の時間があり、その日は三学年から全員集まるんだが、お前が作ったプリントをやらせて全員一学期の成績大幅にアップと言う有意義な活動となったぞ」
「それは何より」
って言うか理科部じゃないのかよと思うもそれだけ人数がいるのにこの三人を連れて来るとはと考えなくても嫌な予感しかしない。
「察しの良い綾人だから判ると思うんだが、成績がそれなりに良くなるとぼっち属性とは言えそれなりにクラスの中に居場所が出来るようになる。部活が中心だった人間関係からクラスメイトが中心の人間関係も作れ、新しい部活での人間関係も構成されていく。そうなると前所属していた部活の人間関係も薄れてきて、良好な人間関係が構築されていくわけだ」
「夢みたいな話だな。なんて言い話しだろう。先生は教師の鑑だね」
「だろう?
まぁ、ぼっち属性がいきなり集団何て作れないのがまだまだ問題だけど、それなりに人間関係は初日程緊張感はなくなったな」
「人の成長が分る良い理科部だよな」
の割には緊張しすぎてトイレに何度も行った奴もいたんだぞとそれなりに苦労はちゃんとあった。
「でだ。話が恐ろしくて何とかそらそうとしている綾人よ」
「もうおなかいっぱいです。ホラーより怖い話は結構です」
だってそんな部活からえりすぐりの三人を連れて来たって事はもう面倒しかないって事じゃんと心の中で叫んでしまえば
「あいつらどうしようもない馬鹿だからどっかの軍隊のように所属していた部活に忠誠し続けるしかないと思い込んでいて、他を考える事もなく従ってたんだよ」
「なぁ、それってなんて言う洗脳?!」
寧ろ犯罪だろと叫ぶも
「まぁ、俺の恩師がそれを長年見てきたわけで、一人じゃ何の対策も出来なかったからやって来た俺様に事情を離してくれてやっと呪縛から放たれたと言うわけだ」
「部員全部が脳筋かよ」
「いんや?普通に運動部は要りたくない奴らもいるぞ」
それもなんだか。
「恩師の部活も天文部だし、寧ろ先生が天文部入りたいぐらいだし」
教師になって年齢も四十近いくなったのにその恩師の前ではまだまだ十代のガキのような先生に、ああ、人は夢中になる事があると年齢なんて関係ないのかとそっと笑いながらすっかり冷めた日本酒を舐めながら珍しく一方的に話す話に耳を傾けるのだった。
脳筋が来て一週間。午前中は肉体労働に従事させ、午後は付きっきりで勉強させて、夕食の休憩をさせた後さらに勉強をさせてから隣の離れに放り込む。
何このスケジュール。俺の方が疲れ切ってさっさとベットに潜り込むってどうよとベットの中で芋虫のように鉈ていれば
「綾人、お疲れさん」
先生がわざわざ日本酒をぬる燗にして塩ゆでしたそら豆をこんもりとどんぶりに持って持ってきた。コップは二つ。ベット横の小さな机を引き寄せてその上に置き、俺のベットの足元の方に座った。
「珍しいじゃん。俺の部屋に来るなんて」
「ん?まあ、さすがに今回は悪かったなって思ってな」
先生のお気に入りのぐい呑みと俺が良く選ぶぐい呑みを並べてお酒を注いでくれた。
「何、今の学校の生徒ってあんな体力馬鹿なの?」
「んー、あの三人はまた特殊な三人だからな」
「特殊?」
起き上がって鮮やかな色に茹で上がったそら豆を頂く。ぴょんと飛び出た所を千切って皮をむく。ぷるんと向けた身はまだゆでたてで温かく、夏とは言え長そでを着たくなるくらいの気温にほの暖かさの残る日本酒と塩加減が強めのあつあつのそら豆が口の中からゆっくりと全身を温めてくれる。
「うめぇ・・・・・・」
「綾人はシェフの味付けに感化されて塩味薄いからな。たまにこれだけきつい方が美味く感じるだろ」
「作ってもらえるなら俺は基本なんでも食べるぞ」
「わかるー。せんせーもご飯作ってもらいたいタイプ」
「うわぁ、いっしょにされた」
思わず落ち込んでしまえばからからと笑いながら先生は日本酒をちびりと飲んで
「うちの学校一応全員部活所属って事になってるが、どの学校でも幽霊部員って言うのは要る。むしろ学校の半数は言いすぎだがそれ近くは幽霊部員だ。だってそうだろ?
なんでレギュラーを目指して頑張ってた奴らがマネージャーで頑張らないといけないのか何て意味わからないじゃないか。せめて二軍、いつかレギュラー取り返すために頑張るならまだわかる話だろ?」
「悪いね。部活なんてやった事ないから分からんよ」
高校の時は通学の時間とバスの本数に部活なんて無理だったしやりたいのもなかった。だけど中学の時はそれなりに友達もいたから一緒に部活見学行ってバスケ良いな、大太鼓部何てあるぞ、将棋部何て渋い!合気道部があるけど合気道ってなんだ?
一日体験を幾つもまわりながらみんなであれが良いここは先輩が超良い人だったなんて充実して帰り、普段は話しなんてしないオフクロに
「今日さ、部活見て回ったんだけど……」
「部活?結局親が協力しないといけないんだから止めてよ」
テレビを見ながら関心を持たない所か話もまともに聞く気もなく
「それよりも早くご飯食べてよ。片付かないじゃない」
食事の時間までずらされる日常に俺の食欲はどんどん細くなっていき、食欲と同じようにあんなにもきらきらして見えた部活への興味も失せて行ったことを思い出した。
何気なく先生を見れなくなって視線を反らせばそれだけで何があったのか勝手に想像する様に溜息を吐く様に一気に飲んだ日本酒の酒精を吐き出すように溜息をつく。悪いね、お酒不味くしてと謝る気もない心で謝っておけば
「部活やってただろ。理科部。
顧問の先生としては部活やった事ないなんて言われたら泣くぞ」
そう言えばやったな。
一年にも満たない短い期間だったが、初めての部活はそれなりに賑やかで大変で、文化祭の出し物の出店側を初めて体験して大変が楽しかった事を思い出した。
「ひっどーい。その顔絶対忘れて立って顔だろ」
「ちゃーんと思い出しましたよー。ってかあれ本当に部活だったんだって今更ながら疑問なんだけど」
「それもまた部活だ」
さっと反らされた視線に先生も疑問があった事をなんとなく理解する。だって疑問しかない理科部だったしなとそこはつっこまずに終えて
「で、話を戻すけどあの三人なんで特殊なんだよ」
話を戻して聞けば
「ほら、あいつら馬鹿だろ?」
何気に失礼な先生だと思ってそれ以上はバカバカ言ってやるなと半眼でにらんでしまえば
「普通ならマネージャー何て雑用一年と一緒にやるもんじゃないだろ?あいつらはバカだから部活に入った以上やらないといけないと思い込んでいたんだよ。入らないといけないから部活入ったけど試合に出れる人数は決まってるしそこまでやる気もないから未練もなくさっさと幽霊になる。そう言うもんなんだ。
だけどあいつらは一応スポーツ推薦できたからって言う負い目もあって、居続けなくちゃいけないと思い込んでたんだよ。
あの三バカの学力見ればわかるだろ?うちの学校大半がスポーツ特待か推薦で構成されているんだ。だからどんな馬鹿だって入り放題の悲しき私学の学生集めの弊害なんだよ」
「って言うか、よくそんな学校に行こうと思ったな」
「そうか?絶対穴場の学校じゃないか。この学校で理科部。こんな楽な活動他にないだろ」
「それを顧問が言うか」
呆れて見せるが
「今回連れてこなかったがそれなりに需要はある。部活で居場所が奪われた生徒って言うのは一定数要るんだ。避難所としてはそれなりに価値があるし、大半がぼっち属性だ。週に一度の授業での部活の時間があり、その日は三学年から全員集まるんだが、お前が作ったプリントをやらせて全員一学期の成績大幅にアップと言う有意義な活動となったぞ」
「それは何より」
って言うか理科部じゃないのかよと思うもそれだけ人数がいるのにこの三人を連れて来るとはと考えなくても嫌な予感しかしない。
「察しの良い綾人だから判ると思うんだが、成績がそれなりに良くなるとぼっち属性とは言えそれなりにクラスの中に居場所が出来るようになる。部活が中心だった人間関係からクラスメイトが中心の人間関係も作れ、新しい部活での人間関係も構成されていく。そうなると前所属していた部活の人間関係も薄れてきて、良好な人間関係が構築されていくわけだ」
「夢みたいな話だな。なんて言い話しだろう。先生は教師の鑑だね」
「だろう?
まぁ、ぼっち属性がいきなり集団何て作れないのがまだまだ問題だけど、それなりに人間関係は初日程緊張感はなくなったな」
「人の成長が分る良い理科部だよな」
の割には緊張しすぎてトイレに何度も行った奴もいたんだぞとそれなりに苦労はちゃんとあった。
「でだ。話が恐ろしくて何とかそらそうとしている綾人よ」
「もうおなかいっぱいです。ホラーより怖い話は結構です」
だってそんな部活からえりすぐりの三人を連れて来たって事はもう面倒しかないって事じゃんと心の中で叫んでしまえば
「あいつらどうしようもない馬鹿だからどっかの軍隊のように所属していた部活に忠誠し続けるしかないと思い込んでいて、他を考える事もなく従ってたんだよ」
「なぁ、それってなんて言う洗脳?!」
寧ろ犯罪だろと叫ぶも
「まぁ、俺の恩師がそれを長年見てきたわけで、一人じゃ何の対策も出来なかったからやって来た俺様に事情を離してくれてやっと呪縛から放たれたと言うわけだ」
「部員全部が脳筋かよ」
「いんや?普通に運動部は要りたくない奴らもいるぞ」
それもなんだか。
「恩師の部活も天文部だし、寧ろ先生が天文部入りたいぐらいだし」
教師になって年齢も四十近いくなったのにその恩師の前ではまだまだ十代のガキのような先生に、ああ、人は夢中になる事があると年齢なんて関係ないのかとそっと笑いながらすっかり冷めた日本酒を舐めながら珍しく一方的に話す話に耳を傾けるのだった。
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