688 / 976
本と嵐と 5
しおりを挟む
しかも各種手続きが必要な書類の手続きが済んでおり、後は時間が進んで切り替わるだけの状態。むしろよくそこまで気が付かなかったなと言うのが本音だろうか。
ケリーの父は経営者にしてはいけない人物だと思わずにはいられないのは俺と一切情報を得てないのに俺の態度だけで結論したエドガーもだろう。
本を机の上に置いて
「とりあえず弁護士としての助言はこの状況になるまで会社を守りきれなかった弁護士の解雇を。当面落ち着くまでは知り合いの弁護士を……」
「いや、そちらは俺が紹介しよう。こう言う事に強い弁護士を何人か知っている」
何故か二人は無言で視線を合わせて頷き
「そうだな。今後ひょっとしたらそっち方面からの情報が貰えることを期待してレックスの紹介を受けよう。ただしこちらの状態も伝わってしまう事を前提で引き受ける。
向こうもそれが旨みで引き受けるのだろうからお互い様だ」
言えば
「そうなると我々が不利になるのでは……」
兄もちゃんとこの狭い業界でこの噂は一気に広まり信用が地に落ちた状態で援護されるのかと不安な顔を隠せないでいれば
「金的な処理を先に済まそう。
出来るかぎり物を処分しないで、残りの証券とか保険とかそう言った物の処分で進めて行こう。勿論この大きな家も、人数も減って要らなくなった作業場もだ。店は良い所にあるから維持したい。
そこでだ。
ケリーの授業料を俺に預けろ」
ポンと差し出した手を全員が眺めていた。
初対面のケリー兄は盛大に俺を見て何を言ってると言う顔をし、父と母に至っては理解に苦しむ顔をしていた。
そしてレックスはやれやれと頭を振りエドガーは盛大な溜息を吐きだす。
「アヤト、目的を言わないと理解に苦しむ言葉になってるぞ」
やれやれと言うリアクションが様になるエドガーはケリー一家と向き合って
「アヤトはこう見えても私の知る限り指折りのトレーダーでもあり投資家でもあります。
ケリー氏の授業料を資本に借金の金額を与えられる時間の中で増やそうとしています。アヤト予定は?」
エドガーの紹介を当然と言う様に何の反応もないまま
「明日フランスに戻ってそこから学校が始まる前日まで五日間稼ぎまくってやる。失敗してもケリーの授業料の元本は責任を持って保証する。手数料はケリー、懐かしの肉体労働だ。お前もフランスについて来い。こき使うのは当然だがそこで資産運用のやり方を教えてやる。今時の零細企業が利益だけで会社は成り立たない時代になっている。ましてや趣味が高じたような仕事…… 怒るなよ?
会社の運営を顧みてないのがそう言われても仕方がない結果だからそう言われるのも当然だ。
会社の利益だけで会社が回るのが一番の理想だ。だが今時社会貢献をしてなんぼ。と言っても思いつくような手はこれと言ってない。だからその前にせいぜい宝飾と言わなくても社会人になったばかりの子供を相手にネット販売をやって知名度を上げて行こう。ジェームスの世代の目線で少し大人びた辺りのデザインが想定だ。社会人になって手にした労働の対価を正しく搾り取ってやろう」
「アヤト、本音が漏れてるぞ」
エドガーが小声でささやいてくれたけど全員には聞こえている所は気づいてないふりをする。
軽く咳払いをし、少しだけ真剣な目をして
「これを始める前に断っておく。
これはあくまでもエマーソン家の怠慢だ。
俺はケリーとは友達と思ってるからこそ共に勉強すべく相手として手を貸すが、俺の本来の目的はこの国に学問を学ぶべくこの地に居る。
たった五日間でどれだけの成果が上げれるか判らないがとりあえず目標金額三百万ポンド。はっきり言ってこんな短期間じゃ無理だけど出来るだけやるぞ」
エドガーに向かって言う。投資金額を十倍にするぞと気合を入れればレックスが頭を抱える。
「あの悪夢が再び……」
少なからず綾人が二十億円無作為にかき集めた時市場は少し荒れたそうだ。絶対安全な株が一人の投資家によって大量に買われたり、それが一瞬で売り払われたり巻き込まれた企業は阿鼻叫喚の悲鳴が止まらなかったらしい。なんの乗っ取りかトレーダー達の間でも話題になり、聞こえた噂では日本のトレーダーが相場を荒らしていると話題になった。
全体を見れば大した金額ではないが、それでもあまりに早い売り買いと決断の躊躇いのなさに誰も予想を付ける事が出来なかった。どれも手当たり次第という様に統一性がなくそれこそ犬にかまれたと言うような傷跡を残してその後何の接触もなく過ぎ去った嵐の如く荒らしに荒らして行った張本人とまさかパブでの投資講座で集まる約束をしていた場で遭遇するとは思わなかった。
まさかな……
それなり稼いでいる投資家だとは思っていたが、その後フランスで城を即金で買ったと噂を聞いたのでバーナードに頼んで彼の懐具合を探ってもらうのだった。
そして解明した錬金術。
「えぐかったな……」
そう、周囲の迷惑なんて一切関係なくただひたすら目標金額に達成する為に駆け抜けたと言っていた。
ただどうやってもその短期間で良くかき集めたなと言う金額は耳を疑うけど、恐ろしいのはちゃんとそれを使い切ったと言う。しかも個人的な買い物ではなくてだ。
裕福な暮らし、贅沢に囲まれたと言うような事を想像したけどどれもこれも自分ではない血縁のない赤の他人に向けて使い込んだと言う。
「俺にはジイちゃんがとバアちゃんが残してくれた家と山があるからいいんだよ。それに自分の為にじゃなく見えるかもしれないけどここに来ればオリオールのご飯が食べ放題だしオリヴィエのバイオリンも聞きたい放題だ。これ以上の贅沢がどこにある」
至極当然と言う様に言い放った言葉に確かになと納得はした。だけどおかげで崩れた相場に翻弄されて大惨事になった人達は確実に居る。資産運用で手堅く進めていた人に取れば悲劇の一言だろう。
だけど綾人は言った。
「本当にその企業の魅力に応援する人には被害はなかったはずだ。その程度は見極めてるよ」
空恐ろしい言葉だけを信じればトレーダーによる金儲けをしている人たちだけが悲劇に巻き込まれただけだと言う。
「もしくはそこまでの価値がないのに、って言うのも何件か通り過ぎたかもしれないけど、それで持ち直せなかったらそれが真の実力って奴だね」
「アヤトは何時か刺されても仕方がないぞ」
思わず言ってしまうも肩をすくめて
「用事が済めば深山の山奥に引っ込んでるから問題ないね」
次はないような事をにおわせていた。
なのにだ。
「頼むからあまり被害を出さないでくれ」
「被害を出しても問題ない所を攻めるから。主にEU圏に手を出すつもりはないから」
その言葉を信じたい。
だけど今の綾人は何故かヤル気になっているのでその言葉は全く持って信じられない。信じ切る事が出来るわけがない言葉に聞こえた。
とりあえず明日フランスに戻るチケットを予約して早々に寝る事にした綾人はケリーの部屋のベットにちゃっかり潜り込んで独占し、翌朝ケリーとエドガーを連れてフランスの城に戻るのだった。
ケリーはとりあえずと言う様に草刈りを押し付けられ、エドガーは見てしまった。綾人の本気を……
レックスが警戒したように綾人が反旗を翻して移動した会社の株を大量に買い、それと同時に契約を止めた会社も買えるだけ買い、周囲の注目が上がった所で総て売り払った鬼畜ぶり。大きいとは言えない会社だけにそれなりの金額にはならなかったもののその影響はかなり引いて、一年を待たずに破たんした結果にエドガーは綾人は裏切りには容赦ないと改めて穏やかな口調と長閑な性格に隠された雇い主の気性の激しさに一度乗った船は降りる事が出来ないと勝手に思い込み、会社を辞めて独立しても綾人との付き合いだけはやめる事が無かった。
ケリーの父は経営者にしてはいけない人物だと思わずにはいられないのは俺と一切情報を得てないのに俺の態度だけで結論したエドガーもだろう。
本を机の上に置いて
「とりあえず弁護士としての助言はこの状況になるまで会社を守りきれなかった弁護士の解雇を。当面落ち着くまでは知り合いの弁護士を……」
「いや、そちらは俺が紹介しよう。こう言う事に強い弁護士を何人か知っている」
何故か二人は無言で視線を合わせて頷き
「そうだな。今後ひょっとしたらそっち方面からの情報が貰えることを期待してレックスの紹介を受けよう。ただしこちらの状態も伝わってしまう事を前提で引き受ける。
向こうもそれが旨みで引き受けるのだろうからお互い様だ」
言えば
「そうなると我々が不利になるのでは……」
兄もちゃんとこの狭い業界でこの噂は一気に広まり信用が地に落ちた状態で援護されるのかと不安な顔を隠せないでいれば
「金的な処理を先に済まそう。
出来るかぎり物を処分しないで、残りの証券とか保険とかそう言った物の処分で進めて行こう。勿論この大きな家も、人数も減って要らなくなった作業場もだ。店は良い所にあるから維持したい。
そこでだ。
ケリーの授業料を俺に預けろ」
ポンと差し出した手を全員が眺めていた。
初対面のケリー兄は盛大に俺を見て何を言ってると言う顔をし、父と母に至っては理解に苦しむ顔をしていた。
そしてレックスはやれやれと頭を振りエドガーは盛大な溜息を吐きだす。
「アヤト、目的を言わないと理解に苦しむ言葉になってるぞ」
やれやれと言うリアクションが様になるエドガーはケリー一家と向き合って
「アヤトはこう見えても私の知る限り指折りのトレーダーでもあり投資家でもあります。
ケリー氏の授業料を資本に借金の金額を与えられる時間の中で増やそうとしています。アヤト予定は?」
エドガーの紹介を当然と言う様に何の反応もないまま
「明日フランスに戻ってそこから学校が始まる前日まで五日間稼ぎまくってやる。失敗してもケリーの授業料の元本は責任を持って保証する。手数料はケリー、懐かしの肉体労働だ。お前もフランスについて来い。こき使うのは当然だがそこで資産運用のやり方を教えてやる。今時の零細企業が利益だけで会社は成り立たない時代になっている。ましてや趣味が高じたような仕事…… 怒るなよ?
会社の運営を顧みてないのがそう言われても仕方がない結果だからそう言われるのも当然だ。
会社の利益だけで会社が回るのが一番の理想だ。だが今時社会貢献をしてなんぼ。と言っても思いつくような手はこれと言ってない。だからその前にせいぜい宝飾と言わなくても社会人になったばかりの子供を相手にネット販売をやって知名度を上げて行こう。ジェームスの世代の目線で少し大人びた辺りのデザインが想定だ。社会人になって手にした労働の対価を正しく搾り取ってやろう」
「アヤト、本音が漏れてるぞ」
エドガーが小声でささやいてくれたけど全員には聞こえている所は気づいてないふりをする。
軽く咳払いをし、少しだけ真剣な目をして
「これを始める前に断っておく。
これはあくまでもエマーソン家の怠慢だ。
俺はケリーとは友達と思ってるからこそ共に勉強すべく相手として手を貸すが、俺の本来の目的はこの国に学問を学ぶべくこの地に居る。
たった五日間でどれだけの成果が上げれるか判らないがとりあえず目標金額三百万ポンド。はっきり言ってこんな短期間じゃ無理だけど出来るだけやるぞ」
エドガーに向かって言う。投資金額を十倍にするぞと気合を入れればレックスが頭を抱える。
「あの悪夢が再び……」
少なからず綾人が二十億円無作為にかき集めた時市場は少し荒れたそうだ。絶対安全な株が一人の投資家によって大量に買われたり、それが一瞬で売り払われたり巻き込まれた企業は阿鼻叫喚の悲鳴が止まらなかったらしい。なんの乗っ取りかトレーダー達の間でも話題になり、聞こえた噂では日本のトレーダーが相場を荒らしていると話題になった。
全体を見れば大した金額ではないが、それでもあまりに早い売り買いと決断の躊躇いのなさに誰も予想を付ける事が出来なかった。どれも手当たり次第という様に統一性がなくそれこそ犬にかまれたと言うような傷跡を残してその後何の接触もなく過ぎ去った嵐の如く荒らしに荒らして行った張本人とまさかパブでの投資講座で集まる約束をしていた場で遭遇するとは思わなかった。
まさかな……
それなり稼いでいる投資家だとは思っていたが、その後フランスで城を即金で買ったと噂を聞いたのでバーナードに頼んで彼の懐具合を探ってもらうのだった。
そして解明した錬金術。
「えぐかったな……」
そう、周囲の迷惑なんて一切関係なくただひたすら目標金額に達成する為に駆け抜けたと言っていた。
ただどうやってもその短期間で良くかき集めたなと言う金額は耳を疑うけど、恐ろしいのはちゃんとそれを使い切ったと言う。しかも個人的な買い物ではなくてだ。
裕福な暮らし、贅沢に囲まれたと言うような事を想像したけどどれもこれも自分ではない血縁のない赤の他人に向けて使い込んだと言う。
「俺にはジイちゃんがとバアちゃんが残してくれた家と山があるからいいんだよ。それに自分の為にじゃなく見えるかもしれないけどここに来ればオリオールのご飯が食べ放題だしオリヴィエのバイオリンも聞きたい放題だ。これ以上の贅沢がどこにある」
至極当然と言う様に言い放った言葉に確かになと納得はした。だけどおかげで崩れた相場に翻弄されて大惨事になった人達は確実に居る。資産運用で手堅く進めていた人に取れば悲劇の一言だろう。
だけど綾人は言った。
「本当にその企業の魅力に応援する人には被害はなかったはずだ。その程度は見極めてるよ」
空恐ろしい言葉だけを信じればトレーダーによる金儲けをしている人たちだけが悲劇に巻き込まれただけだと言う。
「もしくはそこまでの価値がないのに、って言うのも何件か通り過ぎたかもしれないけど、それで持ち直せなかったらそれが真の実力って奴だね」
「アヤトは何時か刺されても仕方がないぞ」
思わず言ってしまうも肩をすくめて
「用事が済めば深山の山奥に引っ込んでるから問題ないね」
次はないような事をにおわせていた。
なのにだ。
「頼むからあまり被害を出さないでくれ」
「被害を出しても問題ない所を攻めるから。主にEU圏に手を出すつもりはないから」
その言葉を信じたい。
だけど今の綾人は何故かヤル気になっているのでその言葉は全く持って信じられない。信じ切る事が出来るわけがない言葉に聞こえた。
とりあえず明日フランスに戻るチケットを予約して早々に寝る事にした綾人はケリーの部屋のベットにちゃっかり潜り込んで独占し、翌朝ケリーとエドガーを連れてフランスの城に戻るのだった。
ケリーはとりあえずと言う様に草刈りを押し付けられ、エドガーは見てしまった。綾人の本気を……
レックスが警戒したように綾人が反旗を翻して移動した会社の株を大量に買い、それと同時に契約を止めた会社も買えるだけ買い、周囲の注目が上がった所で総て売り払った鬼畜ぶり。大きいとは言えない会社だけにそれなりの金額にはならなかったもののその影響はかなり引いて、一年を待たずに破たんした結果にエドガーは綾人は裏切りには容赦ないと改めて穏やかな口調と長閑な性格に隠された雇い主の気性の激しさに一度乗った船は降りる事が出来ないと勝手に思い込み、会社を辞めて独立しても綾人との付き合いだけはやめる事が無かった。
145
お気に入りに追加
2,655
あなたにおすすめの小説
家賃一万円、庭付き、駐車場付き、付喪神付き?!
雪那 由多
ライト文芸
恋人に振られて独立を決心!
尊敬する先輩から紹介された家は庭付き駐車場付きで家賃一万円!
庭は畑仕事もできるくらいに広くみかんや柿、林檎のなる果実園もある。
さらに言えばリフォームしたての古民家は新築同然のピッカピカ!
そんな至れり尽くせりの家の家賃が一万円なわけがない!
古めかしい残置物からの熱い視線、夜な夜なさざめく話し声。
見えてしまう特異体質の瞳で見たこの家の住人達に納得のこのお値段!
見知らぬ土地で友人も居ない新天地の家に置いて行かれた道具から生まれた付喪神達との共同生活が今スタート!
****************************************************************
第6回ほっこり・じんわり大賞で読者賞を頂きました!
沢山の方に読んでいただき、そして投票を頂きまして本当にありがとうございました!
****************************************************************
幼なじみとセックスごっこを始めて、10年がたった。
スタジオ.T
青春
幼なじみの鞠川春姫(まりかわはるひめ)は、学校内でも屈指の美少女だ。
そんな春姫と俺は、毎週水曜日にセックスごっこをする約束をしている。
ゆるいイチャラブ、そしてエッチなラブストーリー。
真夏の温泉物語
矢木羽研
青春
山奥の温泉にのんびり浸かっていた俺の前に現れた謎の少女は何者……?ちょっとエッチ(R15)で切ない、真夏の白昼夢。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
3点スキルと食事転生。食いしん坊の幸福論。〜飯作るために、貰ったスキル、完全に戦闘狂向き〜
西園寺若葉
ファンタジー
伯爵家の当主と側室の子であるリアムは転生者である。
転生した時に、目立たないから大丈夫と貰ったスキルが、転生して直後、ひょんなことから1番知られてはいけない人にバレてしまう。
- 週間最高ランキング:総合297位
- ゲス要素があります。
- この話はフィクションです。
姉らぶるっ!!
藍染惣右介兵衛
青春
俺には二人の容姿端麗な姉がいる。
自慢そうに聞こえただろうか?
それは少しばかり誤解だ。
この二人の姉、どちらも重大な欠陥があるのだ……
次女の青山花穂は高校二年で生徒会長。
外見上はすべて完璧に見える花穂姉ちゃん……
「花穂姉ちゃん! 下着でウロウロするのやめろよなっ!」
「んじゃ、裸ならいいってことねっ!」
▼物語概要
【恋愛感情欠落、解離性健忘というトラウマを抱えながら、姉やヒロインに囲まれて成長していく話です】
47万字以上の大長編になります。(2020年11月現在)
【※不健全ラブコメの注意事項】
この作品は通常のラブコメより下品下劣この上なく、ドン引き、ドシモ、変態、マニアック、陰謀と陰毛渦巻くご都合主義のオンパレードです。
それをウリにして、ギャグなどをミックスした作品です。一話(1部分)1800~3000字と短く、四コマ漫画感覚で手軽に読めます。
全編47万字前後となります。読みごたえも初期より増し、ガッツリ読みたい方にもお勧めです。
また、執筆・原作・草案者が男性と女性両方なので、主人公が男にもかかわらず、男性目線からややずれている部分があります。
【元々、小説家になろうで連載していたものを大幅改訂して連載します】
【なろう版から一部、ストーリー展開と主要キャラの名前が変更になりました】
【2017年4月、本幕が完結しました】
序幕・本幕であらかたの謎が解け、メインヒロインが確定します。
【2018年1月、真幕を開始しました】
ここから読み始めると盛大なネタバレになります(汗)
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
裏路地古民家カフェでまったりしたい
雪那 由多
大衆娯楽
夜月燈火は亡き祖父の家をカフェに作り直して人生を再出発。
高校時代の友人と再会からの有無を言わさぬ魔王の指示で俺の意志一つなくリフォームは進んでいく。
あれ?
俺が思ったのとなんか違うけどでも俺が想像したよりいいカフェになってるんだけど予算内ならまあいいか?
え?あまい?
は?コーヒー不味い?
インスタントしか飲んだ事ないから分かるわけないじゃん。
はい?!修行いって来い???
しかも棒を銜えて筋トレってどんな修行?!
その甲斐あって人通りのない裏路地の古民家カフェは人はいないが穏やかな時間とコーヒーの香りと周囲の優しさに助けられ今日もオープンします。
第6回ライト文芸大賞で奨励賞を頂きました!ありがとうございました!
隣の古道具屋さん
雪那 由多
ライト文芸
祖父から受け継いだ喫茶店・渡り鳥の隣には佐倉古道具店がある。
幼馴染の香月は日々古道具の修復に励み、俺、渡瀬朔夜は従妹であり、この喫茶店のオーナーでもある七緒と一緒に古くからの常連しか立ち寄らない喫茶店を切り盛りしている。
そんな隣の古道具店では時々不思議な古道具が舞い込んでくる。
修行の身の香月と共にそんな不思議を目の当たりにしながらも一つ一つ壊れた古道具を修復するように不思議と向き合う少し不思議な日常の出来事。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる