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スケジュールが溢れかえって何よりですって言う奴出手来い! 7
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窓から飛行機の発着を眺めながらディナーをいただく。
目の前では細身の年齢不詳な男性、青山さんが優雅な手つきでヒラメのアクアパッツァを崩す事無く美しい姿のまま食べる姿は周囲の女性たちの視線も釘付けの謎の技術だった。
いや、長年培った技術なんだろうけど、俺にしたら何て難易度の高い料理なんだ、だけどそれなりに上手に食べれるようにはなったんだぜ?と言えるくらいには飯田さんに食べさせてもらっているので青山さんほどではないが、というレベルで綺麗に食べれていると思っている。
ほら、隣のテーブルの男性何て大変な事になってる。その正面に座る女性も酷い事になっていて二人して笑いあいながら食べる様子は微笑ましいと言う所だろう。
「悪いね、お見送りが俺しか居なくて」
「そんな事ないですよ。忙しいのに青山さんだけでも来てくれるなんて贅沢です」
「それを言うと薫が拗ねるぞ?」
「仕方がないですよ。ご指名入ってお仕事してるのならお仕事優先ですから」
「向こうでしくじって無ければいいんだけど」
「そんなミスするような飯田さんじゃないですよ」
昨日から三日間、都内のとあるホテルで大掛かりなディナーがあり応援でフランス語の堪能な飯田さんが駆り出された日と俺の渡英(その前にフランス)の日が重なってしまいメッセージだけのお見送り。少し寂しいものの、少しと言う程度で収まる理由はその前に宮下と圭斗と先生から盛大にお別れ会をしてもらい、今日のお昼にはこの春から東京の大学に来ている陸斗と先輩面をしている園田と北部の奴らが会いに来てくれたからの満足感だ。
「お前ら大概暇だな」
「綾っち、久しぶりに会って嬉しくて涙出そうなのにその挨拶なのに酷くない?」
「春に会ったばかりだろ。久しぶりでもなんでもないし、夏休み草刈り頼むな」
園田と北部の奴らはなんだかんだ言って顔見知りと言う事もあり東京に出てからつるんでいたりしたそうだが、そこにチョンと混ざる陸斗もしっかりと馴染んでいるように見えて初めて会った時のような不健康さはなくなり、それどころか成長期も収まりそれなりに肉も付きだした気がするのは飯田さんのマンションに間借りしている事が総ての原因だと思う。
羨ましくないんだからね!
嘘です。
めっさ羨ましいです。
飯田さんの部屋を間借りする事で気の小さな陸斗がこっちでもやっていけるという不安の払拭と安心に何となくほっとしているものの、ちょくちょく園田もやってきているそうで相変わらずな弟キャラは面倒見たい奴らから逃れられない運命と言うか、おかげというかホームシックもほぼなく、慣れた今では園田のアパートにも泊まりがけで遊びに行ったりと、東京の交通網を網羅できるようになって何よりですと報告を聞く。勿論大学でも友達も出来て賑やかにしているそうだ。
ただ一度園田と一緒にいる時に浩太さんの所の長男、陸斗を苛め抜いた雅治と出会ったそうだ。
世間は狭い。
お互い雰囲気は変ってしまった物のなんとなくと言う様に認識をしてしまい、街中の雑踏であの日の恐怖を思い出した陸斗は顔を真っ青にして倒れそうになった所を園田によって支えてもらうのだった。
「篠田……」
あまり面識のない園田が聞いた声は何処か浩太さんの面影と声の質も似ていたと言う。
どこか過呼吸気味になった陸斗の方に腕を回した園田が
「陸、アイツ浩太さんにそっくりだけど、幸治の兄貴って奴か?」
雅治の方もまさか自分の父親と弟の名前をこんな所で聞くなんてと動揺して顔を青くする。まさかあの事件があった場所から遠く離れたこんな所で地元の、しかもあの事件を知る人間と会うとは思ってなかったのだろう。
しかし雅治は親の遺伝子通り浩太さんぐらいの身長を既に陸斗は超していて少し見下ろす視線。高校の間に急成長した陸斗は俺も見上げる優しげな顔立ちのイケメンになっていた。
うん。
どこか圭斗が丸くなった感じ、それが陸斗だ。
園田曰く、暫くお互い顔を青くして何か言いたそうにしていたけど結局
「その、今更だけど本当に悪かった。ごめん」
それだけを言って逃げるように去って言った後姿が地下鉄の入り口に消えて行くのを見送ったと言う。
陸斗は何も言わなかったが園田はその日のうちに綾人に連絡をしてくれた。
よく出来たなと褒め称えるも雅治の様子は浩太さんからも効いていた。
やっぱり都会のスピードに合わせられないと言う様に何とか編入した学校で孤立して行ったと言う。しかしそこでイジメとかには合わなかったものの孤立、誰にも相手にされないと言うイジメよりもある種辛い状況に陥って随分と寂しい思いをしたと言う。
俺的にはむしろ良い環境じゃね?なんて思うもそこは先生のツッコミが聞こえそうなのであえて黙って話を聞く役に徹した。
だけどそこは二年、三年と学年が上がるにつれてクラス替えもあってそれなりに少なくとも良い友人に恵まれたと言う。
おかげというか、専門学校に進んでCADを学んでいると聞いた。
少なからず生まれ育った環境がその選択をさせてくれて、失った信頼を取り戻そうと頑張っているらしいと聞いた。
随分変わったなと言うのが最初の感想だったが、子供を思いながら笑みを浮かべる浩太さんを見ると悪い事ではないと言うのが一般的な思いなのだろうと理解する。
いくら頑張っても何一つ喜ばれた事も褒められた経験もない俺には理解するのが難しいが、少し離れた所でこの話を聞いていた鉄治さんの嬉しそうな顔にも喜ばしい展開になっているのだろうと思って聞いておいた。
昼に二人と会った為に色んな事を思い出しながら青山さんと夕食をしてバーに移動してグラスを傾ける。
青山さんはあの酒豪の飯田一族なので優雅にワインを傾ける物の俺はウーロン茶をゆっくり舐めていた。ほら、うちはお酒は好きだけど弱い一族だからね。お酒飲んで楽しいのは好きだけどしっかりハイリターンになって返って来るからねと、明日飛行機を乗る事を考えてお酒はご飯の時までと決めてある。
「それにしてもよく決心したね。その年で大学に進学何て勇気いたでしょ?」
「まあね。気が付けば二十五歳だしね。陸斗達とつるんでいると自分間で陸斗達の同じ年って錯覚になる。先生が何時までもガキな気がする理由分かったよ」
やれやれと言う様に溜息を零せば青山さんはそっと笑う。
「二十五歳なんてまだまだだ。俺がその時はまだヨーロッパ放浪してたからね。現地で働きながら色んな事を体験して、俺の理想のシェフを連れ得変えれば高遠だったって言うヨーロッパの意味あるのかと思うもヨーロッパに行かなければ会えなかった同郷の人間…… だからこそ今も上手くつるんでいられると思ってるんだ」
こくりとワインを飲み干してもう一杯同じワインを頼んでいた。
「高遠は黙々と仕事をこなす人間だからあまり人と上手く付き合うのが難しくてね。それが原因で仕事の連絡がもらえなかったりして随分辛い思いをしたらしい」
「何か意外」
ポロリと出た言葉に
「だけど飯田でそう言う人間を見てきたからね。どうすればいいかったいう話は父からも祖父からも効いてるし、兄さんも苦心している所を聞いているからそれを判断材料として何とかやって来れたと思う。
まあ、高遠よりもカオルの方が難問だって言うのを呼び寄せてから気が付いたけど、あれはじっとしてれないだけだから好きにさせればいいって言う結果オーライだけどね。そう思えば高遠も好きにさせる様に俺が配慮したから今も黙々とフレンチを作り続けてくれる頼もしい相棒だけどね」
ああ、なんとなく言いたい事が分って来た。
俺は姿勢を青山さんにちゃんと向けて正せば青山さんは少し真面目な顔をして
「綾人君ならきっと向こうでも何か困った人がいたら手を差しのべるんだとおもう。
だけど、もう相手は何でもやってもらわなくてはならに子供じゃない。
綾人君の次のステージは見守りながら、でも間違った道に進もうとした時に初めて手を差し伸べる……
一郎さんみたいな人間になるといい。
なんてったって、そんな一郎さんの縁が俺と綾人君を繋いでくれたのだから。
誰かと誰かを繋ぐ、そんなひとになってほしい。だけどそれは物凄く我慢を必要とする事で、じっくりと見守る忍耐が必要な事になるだろ」
じっとしばらく俺を見て
「そうだね。綾人君の一族、吉野を見守るお山のようになれたらこそ吉野って言うんだろうね」
何とも忍耐と包容力の高い人物だと思うも、言われればそれこそジイちゃんだったと気づいて今はまだ返事は出来ないけどそう言う物かと思う様にウーロン茶を飲むのだった。
目の前では細身の年齢不詳な男性、青山さんが優雅な手つきでヒラメのアクアパッツァを崩す事無く美しい姿のまま食べる姿は周囲の女性たちの視線も釘付けの謎の技術だった。
いや、長年培った技術なんだろうけど、俺にしたら何て難易度の高い料理なんだ、だけどそれなりに上手に食べれるようにはなったんだぜ?と言えるくらいには飯田さんに食べさせてもらっているので青山さんほどではないが、というレベルで綺麗に食べれていると思っている。
ほら、隣のテーブルの男性何て大変な事になってる。その正面に座る女性も酷い事になっていて二人して笑いあいながら食べる様子は微笑ましいと言う所だろう。
「悪いね、お見送りが俺しか居なくて」
「そんな事ないですよ。忙しいのに青山さんだけでも来てくれるなんて贅沢です」
「それを言うと薫が拗ねるぞ?」
「仕方がないですよ。ご指名入ってお仕事してるのならお仕事優先ですから」
「向こうでしくじって無ければいいんだけど」
「そんなミスするような飯田さんじゃないですよ」
昨日から三日間、都内のとあるホテルで大掛かりなディナーがあり応援でフランス語の堪能な飯田さんが駆り出された日と俺の渡英(その前にフランス)の日が重なってしまいメッセージだけのお見送り。少し寂しいものの、少しと言う程度で収まる理由はその前に宮下と圭斗と先生から盛大にお別れ会をしてもらい、今日のお昼にはこの春から東京の大学に来ている陸斗と先輩面をしている園田と北部の奴らが会いに来てくれたからの満足感だ。
「お前ら大概暇だな」
「綾っち、久しぶりに会って嬉しくて涙出そうなのにその挨拶なのに酷くない?」
「春に会ったばかりだろ。久しぶりでもなんでもないし、夏休み草刈り頼むな」
園田と北部の奴らはなんだかんだ言って顔見知りと言う事もあり東京に出てからつるんでいたりしたそうだが、そこにチョンと混ざる陸斗もしっかりと馴染んでいるように見えて初めて会った時のような不健康さはなくなり、それどころか成長期も収まりそれなりに肉も付きだした気がするのは飯田さんのマンションに間借りしている事が総ての原因だと思う。
羨ましくないんだからね!
嘘です。
めっさ羨ましいです。
飯田さんの部屋を間借りする事で気の小さな陸斗がこっちでもやっていけるという不安の払拭と安心に何となくほっとしているものの、ちょくちょく園田もやってきているそうで相変わらずな弟キャラは面倒見たい奴らから逃れられない運命と言うか、おかげというかホームシックもほぼなく、慣れた今では園田のアパートにも泊まりがけで遊びに行ったりと、東京の交通網を網羅できるようになって何よりですと報告を聞く。勿論大学でも友達も出来て賑やかにしているそうだ。
ただ一度園田と一緒にいる時に浩太さんの所の長男、陸斗を苛め抜いた雅治と出会ったそうだ。
世間は狭い。
お互い雰囲気は変ってしまった物のなんとなくと言う様に認識をしてしまい、街中の雑踏であの日の恐怖を思い出した陸斗は顔を真っ青にして倒れそうになった所を園田によって支えてもらうのだった。
「篠田……」
あまり面識のない園田が聞いた声は何処か浩太さんの面影と声の質も似ていたと言う。
どこか過呼吸気味になった陸斗の方に腕を回した園田が
「陸、アイツ浩太さんにそっくりだけど、幸治の兄貴って奴か?」
雅治の方もまさか自分の父親と弟の名前をこんな所で聞くなんてと動揺して顔を青くする。まさかあの事件があった場所から遠く離れたこんな所で地元の、しかもあの事件を知る人間と会うとは思ってなかったのだろう。
しかし雅治は親の遺伝子通り浩太さんぐらいの身長を既に陸斗は超していて少し見下ろす視線。高校の間に急成長した陸斗は俺も見上げる優しげな顔立ちのイケメンになっていた。
うん。
どこか圭斗が丸くなった感じ、それが陸斗だ。
園田曰く、暫くお互い顔を青くして何か言いたそうにしていたけど結局
「その、今更だけど本当に悪かった。ごめん」
それだけを言って逃げるように去って言った後姿が地下鉄の入り口に消えて行くのを見送ったと言う。
陸斗は何も言わなかったが園田はその日のうちに綾人に連絡をしてくれた。
よく出来たなと褒め称えるも雅治の様子は浩太さんからも効いていた。
やっぱり都会のスピードに合わせられないと言う様に何とか編入した学校で孤立して行ったと言う。しかしそこでイジメとかには合わなかったものの孤立、誰にも相手にされないと言うイジメよりもある種辛い状況に陥って随分と寂しい思いをしたと言う。
俺的にはむしろ良い環境じゃね?なんて思うもそこは先生のツッコミが聞こえそうなのであえて黙って話を聞く役に徹した。
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随分変わったなと言うのが最初の感想だったが、子供を思いながら笑みを浮かべる浩太さんを見ると悪い事ではないと言うのが一般的な思いなのだろうと理解する。
いくら頑張っても何一つ喜ばれた事も褒められた経験もない俺には理解するのが難しいが、少し離れた所でこの話を聞いていた鉄治さんの嬉しそうな顔にも喜ばしい展開になっているのだろうと思って聞いておいた。
昼に二人と会った為に色んな事を思い出しながら青山さんと夕食をしてバーに移動してグラスを傾ける。
青山さんはあの酒豪の飯田一族なので優雅にワインを傾ける物の俺はウーロン茶をゆっくり舐めていた。ほら、うちはお酒は好きだけど弱い一族だからね。お酒飲んで楽しいのは好きだけどしっかりハイリターンになって返って来るからねと、明日飛行機を乗る事を考えてお酒はご飯の時までと決めてある。
「それにしてもよく決心したね。その年で大学に進学何て勇気いたでしょ?」
「まあね。気が付けば二十五歳だしね。陸斗達とつるんでいると自分間で陸斗達の同じ年って錯覚になる。先生が何時までもガキな気がする理由分かったよ」
やれやれと言う様に溜息を零せば青山さんはそっと笑う。
「二十五歳なんてまだまだだ。俺がその時はまだヨーロッパ放浪してたからね。現地で働きながら色んな事を体験して、俺の理想のシェフを連れ得変えれば高遠だったって言うヨーロッパの意味あるのかと思うもヨーロッパに行かなければ会えなかった同郷の人間…… だからこそ今も上手くつるんでいられると思ってるんだ」
こくりとワインを飲み干してもう一杯同じワインを頼んでいた。
「高遠は黙々と仕事をこなす人間だからあまり人と上手く付き合うのが難しくてね。それが原因で仕事の連絡がもらえなかったりして随分辛い思いをしたらしい」
「何か意外」
ポロリと出た言葉に
「だけど飯田でそう言う人間を見てきたからね。どうすればいいかったいう話は父からも祖父からも効いてるし、兄さんも苦心している所を聞いているからそれを判断材料として何とかやって来れたと思う。
まあ、高遠よりもカオルの方が難問だって言うのを呼び寄せてから気が付いたけど、あれはじっとしてれないだけだから好きにさせればいいって言う結果オーライだけどね。そう思えば高遠も好きにさせる様に俺が配慮したから今も黙々とフレンチを作り続けてくれる頼もしい相棒だけどね」
ああ、なんとなく言いたい事が分って来た。
俺は姿勢を青山さんにちゃんと向けて正せば青山さんは少し真面目な顔をして
「綾人君ならきっと向こうでも何か困った人がいたら手を差しのべるんだとおもう。
だけど、もう相手は何でもやってもらわなくてはならに子供じゃない。
綾人君の次のステージは見守りながら、でも間違った道に進もうとした時に初めて手を差し伸べる……
一郎さんみたいな人間になるといい。
なんてったって、そんな一郎さんの縁が俺と綾人君を繋いでくれたのだから。
誰かと誰かを繋ぐ、そんなひとになってほしい。だけどそれは物凄く我慢を必要とする事で、じっくりと見守る忍耐が必要な事になるだろ」
じっとしばらく俺を見て
「そうだね。綾人君の一族、吉野を見守るお山のようになれたらこそ吉野って言うんだろうね」
何とも忍耐と包容力の高い人物だと思うも、言われればそれこそジイちゃんだったと気づいて今はまだ返事は出来ないけどそう言う物かと思う様にウーロン茶を飲むのだった。
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