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木漏れ日が差し込む白い部屋で 7
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帰国したらオリヴィエは養子先のジョルジュ宅ではなくマイヤー・ランドルート氏の自宅でお世話になる事が決まっていた。
「へー、ランドルート氏に弟子入りですか。凄いじゃないですか」
いつものおだやな顔で褒められてもあまりほめているように思えないのは何故だろうかと言うのは黙りつつも
「じゃあ、ランドルート氏の自宅に送ればいいのかな?」
聞けばオリヴィエのスマホが案内する道のりを辿ればどこかで見た事のある風景。牧歌的でポツンぽつんとした田舎の一軒家。近代的なここ最近よく見る豪邸で
「俺絶対金持ちの家だよなって思ってたんだ」
「ええ、俺も成功したご隠居さんのご自宅だと思ってました」
オリヴィエは何故知っていると言うような不思議そうな瞳を俺達に向けつつもその説明を避けるためにピンポンとチャイムを鳴らす。
からーん、ころーん、からーん、ころーん……
カウベルのような想像外の音に思わずどこで鳴っているかきょろきょろしている間にジョルジュとは違い、小柄な人の良さそうな笑みと皺を携えた白髪の老人が出てきた。
「オリヴィエお帰り。待ってたよ。
そして君がアヤトかな?オリヴィエがずいぶんお世話になった様で感謝するよ」
言いながら何故か飯田さんと握手をしていた。思わず棒立ちになる飯田さんと焦るオリヴィエ、少し寂しい俺と三者三様の様子に
「マイヤー、初めてお会いするかにふざけるのはやめなさい」
小柄な老人に対して飯田さんよりも長身の金髪のお兄さんより年上の方が叱るのを見て
「ほんのジョークだ。君の話も聞いてるよイイダ」
肩をすくめて改めて俺の手を取って
「君の事はジョルジュから聞いている。随分思い切ったバカげた事をした」
少し呆れられたらしい。
言いながらもどうぞと家の中に案内をしてくれた。
まるで演奏会でも出来そうなサロンにはすでに何人かの家族と言うには繋がりのない顔立ちが並ぶ中で
「彼らは私の演奏会仲間でよくうちに来て食べてったり飲んでったり泊まりに来たりする近しい間柄だ。良ければ今晩夕食を食べて行きなさい。
みんなに紹介するよ。彼があのアヤトだ。こちらの背が高い方はアヤトの友達でカオルだ」
そんなおもてなしに
「ええと、それではご馳走になりますが……」
そもそも立ち寄る予定もなかったので手ぶらで来てしまった。どうしようかと思うも
「さっきのクロードの趣味が料理なんだ。腕はともかく楽しみにしていると良い」
「でしたら私も手伝わせてもらっても良いでしょうか?」
飯田さんが手ぶらで来たお詫びにと席を立つも、俺の目には初めてのお宅のキッチンの探索という冒険にワクワクしているワンコにしか見えない。ワンコ自重しろ!そしてみなさん動画を見てくれたのか飯田さんの事をシェフと呼びあからさまに嬉しそうな顔で楽しみにしているよと背中を叩いて送り出す様子を見ればこの時点でマイヤーの家の台所は飯田さんに支配されたも同然かと、クロードさんに少しだけ申し訳なく思うのだった。
「改めてこの細いのがオーボエのジャン・オーバン、良い腹をしているのがホルンのノア・ファモーズ、そこの年齢詐欺眼鏡がニコラ・ガニエール、ビオラの奏者だ。そこで一人ですまし顔をしているのがベルナール・ヴァション。ファゴット奏者でやたらと女に追い掛け回されてるくせに好きな女にプロポーズも出来ない不幸な男だ。
後、さっきのクロード・モーガンはチェロ弾きだ。謎の料理を食べさせに来るから注意しろよ」
「ええと、アヤト・ヨシノです。山奥で自給自足まがいの事してます」
ニートと言う言葉を使わずに自己紹介。失笑するベルナールは名前で呼んでと断りを付けて
「君は我々に敬意を払わないのだな?」
「敬意と言うと……」
何だろうとオリヴィエを見れば
「世界的にも有名すぎる演奏者にキャーとかすごーいとか褒め称えてほしいだけなんだよ。ちなみにベルナールは俺と同じ年にデビューしたから見た目ほど若くないよ」
そんな説明に周囲は笑うも納得をする。
「悪いね。クラッシックなんて学校の授業ぐらいしか縁がなかったから全く知らないんだ」
親の育児放棄のトラウマソングな事を伏せれば皆さん更に爆笑。
そうなんだよ。
何でこんなクラッシックなんかに縁が付いたんだと思えば
「マサタカの音楽ってクラッシックらしくないからねぇ」
オリヴィエのボヤキに俺も頷く。
「そうなんだよ。どっかの音大出た動画配信者位の認知だったんだよ」
間違ってはない。ただそこにどれだけの経歴が上書きされたかが想定外なだけなだけで、そう言った知識のなかった俺の失礼だったところだ。おかげで良い友人関係を保っていて、向こうもまさか全く気付かずに大金と言っても良い位の依頼料をポンと払うなんてと少しビビっていたらしい。ドンマイ、俺。
「だけどそのクラッシック音楽への先入観のないアヤトのおかげでオリヴィエは新たな才能を開きかけている」
隣に座らせたオリヴィエを引き寄せて肩を抱き
「作曲と言う泥沼に自ら飛び込んできてくれた。
全く知識がないと言うのにオリヴィエは完成だけで曲を一つ作り上げた」
抱きしめた方をポンポンと叩きながら
「まぁ、未熟の一言に尽きて私が頭を悩ませながら曲にしてみせたが……
音源テープや楽譜だけではわからなかった風景が動画と言うおまけでオリヴィエの気持ちがよくわかった」
頭を悩ませて曲にしたと言う様にマイヤーはしばらくの間何を思ってか目を瞑り引き寄せたオリヴィエの頭に寄り添いながら
「オリヴィエがこんなにも雄弁だったと言うのを初めて知った。
アヤト、感謝してる。この天才児をただのバイオリン弾きで終わらせる事なくまだまだ育てる価値のある子供だと確信したよ」
マイヤーの褒め言葉にオリヴィエは顔を真っ赤にして見上げようとするも、今はまだオリヴィエのより背の高いマイヤーに押しつぶされながらも抱きしめて笑いあう二人は祖父と孫のような関係にも見える。
何だか暖かい気持ちに包まれながらも
「みっちりと作曲の仕方を教えてあげるから。ジョルジュにも曲を作ると言ったんだって?アヤトに送ったようなふわふわした曲ではなく完成させて聞かせてあげようね」
どうやらスパルタ教師を手に入れたようだ。
そっと視線を反らせば周囲も可哀想にと言う哀れむ視線。
どうやら天才は天才に愛される運命らしい。
「ジョルジュの後継ではなく私の後継として作曲の楽しさを教えてあげよう!」
この夏休みの間マイヤーにしっかりと叩きこまれる事が決定したようで、これと言った活動がまだ決まってないオリヴィエにそれは何よりと見守っていればキッチンの方からだんだんいい匂いが漂ってきた。
「ふむ、あちらも楽しそうだな。
では、折角だからニコラ、何か一曲弾いてくれ」
そんなマイヤーのリクエストに曲を決めれば他の人達も自分の楽器を取り出して遅れながらも合わせて行く。
「オリヴィエ、アヤトがオリヴィエの為にジョルジュから買い取ったヴァイオリン。折角だから二人の友情の為にも聞かせておくれ」
そんなリクエストにオリヴィエも遅ればせながら合わせて行く。
ニコラはそのまま何曲か、楽譜を見ずに記憶力だけであーだこーだと唸りながらゲストの俺を楽しませてくれれば
「さあ皆さん、ご飯の時間なので一旦演奏は休憩してください」
どこか半泣きのクロードに深山の高校生達と姿が重なり……
俺は全力で気付かないふりをして皆様お楽しみの飯田飯に悲鳴を上げれば飯田さんのご飯に感動するがいいと何故か誇らしげの胸を反らす俺が居るのだった。
「へー、ランドルート氏に弟子入りですか。凄いじゃないですか」
いつものおだやな顔で褒められてもあまりほめているように思えないのは何故だろうかと言うのは黙りつつも
「じゃあ、ランドルート氏の自宅に送ればいいのかな?」
聞けばオリヴィエのスマホが案内する道のりを辿ればどこかで見た事のある風景。牧歌的でポツンぽつんとした田舎の一軒家。近代的なここ最近よく見る豪邸で
「俺絶対金持ちの家だよなって思ってたんだ」
「ええ、俺も成功したご隠居さんのご自宅だと思ってました」
オリヴィエは何故知っていると言うような不思議そうな瞳を俺達に向けつつもその説明を避けるためにピンポンとチャイムを鳴らす。
からーん、ころーん、からーん、ころーん……
カウベルのような想像外の音に思わずどこで鳴っているかきょろきょろしている間にジョルジュとは違い、小柄な人の良さそうな笑みと皺を携えた白髪の老人が出てきた。
「オリヴィエお帰り。待ってたよ。
そして君がアヤトかな?オリヴィエがずいぶんお世話になった様で感謝するよ」
言いながら何故か飯田さんと握手をしていた。思わず棒立ちになる飯田さんと焦るオリヴィエ、少し寂しい俺と三者三様の様子に
「マイヤー、初めてお会いするかにふざけるのはやめなさい」
小柄な老人に対して飯田さんよりも長身の金髪のお兄さんより年上の方が叱るのを見て
「ほんのジョークだ。君の話も聞いてるよイイダ」
肩をすくめて改めて俺の手を取って
「君の事はジョルジュから聞いている。随分思い切ったバカげた事をした」
少し呆れられたらしい。
言いながらもどうぞと家の中に案内をしてくれた。
まるで演奏会でも出来そうなサロンにはすでに何人かの家族と言うには繋がりのない顔立ちが並ぶ中で
「彼らは私の演奏会仲間でよくうちに来て食べてったり飲んでったり泊まりに来たりする近しい間柄だ。良ければ今晩夕食を食べて行きなさい。
みんなに紹介するよ。彼があのアヤトだ。こちらの背が高い方はアヤトの友達でカオルだ」
そんなおもてなしに
「ええと、それではご馳走になりますが……」
そもそも立ち寄る予定もなかったので手ぶらで来てしまった。どうしようかと思うも
「さっきのクロードの趣味が料理なんだ。腕はともかく楽しみにしていると良い」
「でしたら私も手伝わせてもらっても良いでしょうか?」
飯田さんが手ぶらで来たお詫びにと席を立つも、俺の目には初めてのお宅のキッチンの探索という冒険にワクワクしているワンコにしか見えない。ワンコ自重しろ!そしてみなさん動画を見てくれたのか飯田さんの事をシェフと呼びあからさまに嬉しそうな顔で楽しみにしているよと背中を叩いて送り出す様子を見ればこの時点でマイヤーの家の台所は飯田さんに支配されたも同然かと、クロードさんに少しだけ申し訳なく思うのだった。
「改めてこの細いのがオーボエのジャン・オーバン、良い腹をしているのがホルンのノア・ファモーズ、そこの年齢詐欺眼鏡がニコラ・ガニエール、ビオラの奏者だ。そこで一人ですまし顔をしているのがベルナール・ヴァション。ファゴット奏者でやたらと女に追い掛け回されてるくせに好きな女にプロポーズも出来ない不幸な男だ。
後、さっきのクロード・モーガンはチェロ弾きだ。謎の料理を食べさせに来るから注意しろよ」
「ええと、アヤト・ヨシノです。山奥で自給自足まがいの事してます」
ニートと言う言葉を使わずに自己紹介。失笑するベルナールは名前で呼んでと断りを付けて
「君は我々に敬意を払わないのだな?」
「敬意と言うと……」
何だろうとオリヴィエを見れば
「世界的にも有名すぎる演奏者にキャーとかすごーいとか褒め称えてほしいだけなんだよ。ちなみにベルナールは俺と同じ年にデビューしたから見た目ほど若くないよ」
そんな説明に周囲は笑うも納得をする。
「悪いね。クラッシックなんて学校の授業ぐらいしか縁がなかったから全く知らないんだ」
親の育児放棄のトラウマソングな事を伏せれば皆さん更に爆笑。
そうなんだよ。
何でこんなクラッシックなんかに縁が付いたんだと思えば
「マサタカの音楽ってクラッシックらしくないからねぇ」
オリヴィエのボヤキに俺も頷く。
「そうなんだよ。どっかの音大出た動画配信者位の認知だったんだよ」
間違ってはない。ただそこにどれだけの経歴が上書きされたかが想定外なだけなだけで、そう言った知識のなかった俺の失礼だったところだ。おかげで良い友人関係を保っていて、向こうもまさか全く気付かずに大金と言っても良い位の依頼料をポンと払うなんてと少しビビっていたらしい。ドンマイ、俺。
「だけどそのクラッシック音楽への先入観のないアヤトのおかげでオリヴィエは新たな才能を開きかけている」
隣に座らせたオリヴィエを引き寄せて肩を抱き
「作曲と言う泥沼に自ら飛び込んできてくれた。
全く知識がないと言うのにオリヴィエは完成だけで曲を一つ作り上げた」
抱きしめた方をポンポンと叩きながら
「まぁ、未熟の一言に尽きて私が頭を悩ませながら曲にしてみせたが……
音源テープや楽譜だけではわからなかった風景が動画と言うおまけでオリヴィエの気持ちがよくわかった」
頭を悩ませて曲にしたと言う様にマイヤーはしばらくの間何を思ってか目を瞑り引き寄せたオリヴィエの頭に寄り添いながら
「オリヴィエがこんなにも雄弁だったと言うのを初めて知った。
アヤト、感謝してる。この天才児をただのバイオリン弾きで終わらせる事なくまだまだ育てる価値のある子供だと確信したよ」
マイヤーの褒め言葉にオリヴィエは顔を真っ赤にして見上げようとするも、今はまだオリヴィエのより背の高いマイヤーに押しつぶされながらも抱きしめて笑いあう二人は祖父と孫のような関係にも見える。
何だか暖かい気持ちに包まれながらも
「みっちりと作曲の仕方を教えてあげるから。ジョルジュにも曲を作ると言ったんだって?アヤトに送ったようなふわふわした曲ではなく完成させて聞かせてあげようね」
どうやらスパルタ教師を手に入れたようだ。
そっと視線を反らせば周囲も可哀想にと言う哀れむ視線。
どうやら天才は天才に愛される運命らしい。
「ジョルジュの後継ではなく私の後継として作曲の楽しさを教えてあげよう!」
この夏休みの間マイヤーにしっかりと叩きこまれる事が決定したようで、これと言った活動がまだ決まってないオリヴィエにそれは何よりと見守っていればキッチンの方からだんだんいい匂いが漂ってきた。
「ふむ、あちらも楽しそうだな。
では、折角だからニコラ、何か一曲弾いてくれ」
そんなマイヤーのリクエストに曲を決めれば他の人達も自分の楽器を取り出して遅れながらも合わせて行く。
「オリヴィエ、アヤトがオリヴィエの為にジョルジュから買い取ったヴァイオリン。折角だから二人の友情の為にも聞かせておくれ」
そんなリクエストにオリヴィエも遅ればせながら合わせて行く。
ニコラはそのまま何曲か、楽譜を見ずに記憶力だけであーだこーだと唸りながらゲストの俺を楽しませてくれれば
「さあ皆さん、ご飯の時間なので一旦演奏は休憩してください」
どこか半泣きのクロードに深山の高校生達と姿が重なり……
俺は全力で気付かないふりをして皆様お楽しみの飯田飯に悲鳴を上げれば飯田さんのご飯に感動するがいいと何故か誇らしげの胸を反らす俺が居るのだった。
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