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震える足が止まらぬように 11
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お風呂を堪能した後家に戻れば山田と言ったか奴が夕食を食べ終わった頃、車で風呂であった奴を連れてきた。勿論圭斗と陸斗も来て
「お前ら三年の一学期末のテストを何だと思ってる……」
頭を抱える綾人の気持ちをマサタカが丁寧に教えてくれるのだった。
「大丈夫っす!朝にはちゃんと帰るのでテスト前の合宿お願いします!」
綾人が顔を引きつらせる理由を、凄い権威のある音楽祭の最終オーディションの前夜に抜け出して来ているようなものだとマサタカも苦笑するしかない行動力に俺も頭を抱えてしまうも、そんな俺の心内を知ってか知らずか腕を掴んで母屋の台所の部屋の襖をおもむろに開けたかと思えばそこに現れた階段に
『マサタカ!忍者屋敷って言うんだろ!』
『違うから。古民家だから』
『古い家は忍者屋敷じゃないのかよ?!こんなにも家の中が迷路なのに違うなんて!』
『ただの古い典型的な樵の家だって』
綾人も否定をするけど、この家は走れるほど廊下が長くぐるりと一周できるのだ。庭に面した縁側と言う廊下から仏間の裏側にある階段のある廊下からそして田の字型の部屋の裏庭を眺める縁側に繋がり、何故か扉で塞がれたドアを開ければまた囲炉裏の部屋へと戻ってくる。この扉の前には使わない机や座布団が積んであってほとんど開けた事がないと言っていたが、それだけでも十分楽しいのに二階も同じように縁側に囲まれた部屋があるのだ。土間を挟んだ部屋に二階に続く階段があるとは思わなかったけど、何か変わった造りだからと思っていればそんな隠し扉になってるとは思わなかった。古い家って面白いなぁ何て感動している合間にも園田に連れられて二階へと上がった。
二階は一階と違って天井が少し低く感じたけど、みんなこの部屋を使い慣れているのか部屋の隅に立てかけてあった机を持って来て直接当たり前のように床に座る。当たり前のように座るのに驚いていたけど、床に座るから靴を脱ぐんだと気づけば抵抗は薄くなってきた。ただし、陸斗が箒を取り出して部屋の隅の掃除をするゴミの中に何か見たくない足の長い何かをかき集めてたけど、なるべく見ないようにするも好奇心からちらちらと見てしまって、それが何か理解すれば悲鳴を上げずにいた俺は自分の成長を誉めたくなった。
虫はね、勘弁してほしいの。
足が長くていっぱいあったり、地味なのに粉まき散らしながら特攻して来たり。もうね、ほんと勘弁してほしくてマサタカに泣きついたけどこんな俺を見て綾人は笑うんだ。この試練を乗り越えれば更なる試練を与えよう、って。
バカじゃね?
こんな試練乗り越えたくないし、乗り越える意味も判んないし。
国に帰ればこんなにも無視いないし、一晩で天井に蜘蛛の巣が張るってどういう事なんて毎朝続くしほんと意味わかんない。
だけどそれを乗り越えた陸斗は塵取りと言う掃除道具で奴らを回収した後窓からポイって捨てるのを俺はそう言う物なの?と眺めていた。
じーっと見てたから陸斗は気づいたのか苦笑してスマホを取り出して
『虫、死骸、鳥、食べる』
知りたくない情報だった……
「さて、作戦会議をするぞ!山田よろしく!」
「イエッサー!
とりあえずスマホに書いた絵コンテを見てもらおう!」
言えば何故かこの国で主流のSNSアプリを入れさせられメンバー登録をされてしまった。強制的参加ってどうよと思うもナンバリングしたディフォルメしたイラストは風呂場で見せられた物よりももっと詳しく書かれていた。そしてスマホ越しの奴らもこの作戦会議に加わり、そのうちの眼鏡が簡単な分の説明を加えてくれていた。
「風呂場での作戦通り今日はそこそこ早く寝て、朝の三時半には起きて着替えるぞ」
イラストを指さしてAM 3:30とはまさかこの時間に起きろって事かと周囲を確認すればみんなOKと言って頷いている。
嘘だろ?!
なんて思う合間にも作戦の確認は続く。
「陸、カメラは準備オーケーか?」
「綾人さんの部屋からこっそり三台借りてきました」
「ばれなかったよな?」
「一応家の中に居ない時にこっそり侵入したので大丈夫かと思います」
よしよしと頷くのを見るも何を言ってるか判らないが不安が膨れて行くこの状態は何だと既に失敗を感じていたが
「あとは上手く綾っちを烏骨鶏ハウスにどう連れていくかだな」
川上が唸るもスマホの向こうのガタイの良い奴が
「いや、ここは普通に誘って寧ろ涙を貰う方がいいだろう。
綾っちが感動して泣く所なんてお宝映像になるぞ」
それはどうだろうかとああいう性格は耐えに耐えきってその後一人で涙をするタイプだ。誰にも弱みを見せないと思っていたが、そうではない事はこの人付きで理解している。もがいて、苦しんで、それでも前に突き進むそれが綾人だと俺はもう知っているから
『普通に誘って、俺が泣きつく方が効果的じゃないか?』
スマホで日本語に変換した文字を見せれば
「よしそれ決定!山田、後はアングルとか頼んでいいか?」
「りょ!」
「じゃあ、俺は夜食作りに行ってくる。陸、手伝って!
よし、解散!」
「「「完成した動画待ってるからな!」」」
ぷつんと終了したスマホ越しの三人のドライさに何なんだと思うけど、それからしばらくして陸斗と園田が作って持って来た夜食にさっきご飯食べたばかりなのにまた食べるの?!なんて、驚きながらもしっかりと食べるこの山の生活に慣れたオリヴィエだった。
「お前ら三年の一学期末のテストを何だと思ってる……」
頭を抱える綾人の気持ちをマサタカが丁寧に教えてくれるのだった。
「大丈夫っす!朝にはちゃんと帰るのでテスト前の合宿お願いします!」
綾人が顔を引きつらせる理由を、凄い権威のある音楽祭の最終オーディションの前夜に抜け出して来ているようなものだとマサタカも苦笑するしかない行動力に俺も頭を抱えてしまうも、そんな俺の心内を知ってか知らずか腕を掴んで母屋の台所の部屋の襖をおもむろに開けたかと思えばそこに現れた階段に
『マサタカ!忍者屋敷って言うんだろ!』
『違うから。古民家だから』
『古い家は忍者屋敷じゃないのかよ?!こんなにも家の中が迷路なのに違うなんて!』
『ただの古い典型的な樵の家だって』
綾人も否定をするけど、この家は走れるほど廊下が長くぐるりと一周できるのだ。庭に面した縁側と言う廊下から仏間の裏側にある階段のある廊下からそして田の字型の部屋の裏庭を眺める縁側に繋がり、何故か扉で塞がれたドアを開ければまた囲炉裏の部屋へと戻ってくる。この扉の前には使わない机や座布団が積んであってほとんど開けた事がないと言っていたが、それだけでも十分楽しいのに二階も同じように縁側に囲まれた部屋があるのだ。土間を挟んだ部屋に二階に続く階段があるとは思わなかったけど、何か変わった造りだからと思っていればそんな隠し扉になってるとは思わなかった。古い家って面白いなぁ何て感動している合間にも園田に連れられて二階へと上がった。
二階は一階と違って天井が少し低く感じたけど、みんなこの部屋を使い慣れているのか部屋の隅に立てかけてあった机を持って来て直接当たり前のように床に座る。当たり前のように座るのに驚いていたけど、床に座るから靴を脱ぐんだと気づけば抵抗は薄くなってきた。ただし、陸斗が箒を取り出して部屋の隅の掃除をするゴミの中に何か見たくない足の長い何かをかき集めてたけど、なるべく見ないようにするも好奇心からちらちらと見てしまって、それが何か理解すれば悲鳴を上げずにいた俺は自分の成長を誉めたくなった。
虫はね、勘弁してほしいの。
足が長くていっぱいあったり、地味なのに粉まき散らしながら特攻して来たり。もうね、ほんと勘弁してほしくてマサタカに泣きついたけどこんな俺を見て綾人は笑うんだ。この試練を乗り越えれば更なる試練を与えよう、って。
バカじゃね?
こんな試練乗り越えたくないし、乗り越える意味も判んないし。
国に帰ればこんなにも無視いないし、一晩で天井に蜘蛛の巣が張るってどういう事なんて毎朝続くしほんと意味わかんない。
だけどそれを乗り越えた陸斗は塵取りと言う掃除道具で奴らを回収した後窓からポイって捨てるのを俺はそう言う物なの?と眺めていた。
じーっと見てたから陸斗は気づいたのか苦笑してスマホを取り出して
『虫、死骸、鳥、食べる』
知りたくない情報だった……
「さて、作戦会議をするぞ!山田よろしく!」
「イエッサー!
とりあえずスマホに書いた絵コンテを見てもらおう!」
言えば何故かこの国で主流のSNSアプリを入れさせられメンバー登録をされてしまった。強制的参加ってどうよと思うもナンバリングしたディフォルメしたイラストは風呂場で見せられた物よりももっと詳しく書かれていた。そしてスマホ越しの奴らもこの作戦会議に加わり、そのうちの眼鏡が簡単な分の説明を加えてくれていた。
「風呂場での作戦通り今日はそこそこ早く寝て、朝の三時半には起きて着替えるぞ」
イラストを指さしてAM 3:30とはまさかこの時間に起きろって事かと周囲を確認すればみんなOKと言って頷いている。
嘘だろ?!
なんて思う合間にも作戦の確認は続く。
「陸、カメラは準備オーケーか?」
「綾人さんの部屋からこっそり三台借りてきました」
「ばれなかったよな?」
「一応家の中に居ない時にこっそり侵入したので大丈夫かと思います」
よしよしと頷くのを見るも何を言ってるか判らないが不安が膨れて行くこの状態は何だと既に失敗を感じていたが
「あとは上手く綾っちを烏骨鶏ハウスにどう連れていくかだな」
川上が唸るもスマホの向こうのガタイの良い奴が
「いや、ここは普通に誘って寧ろ涙を貰う方がいいだろう。
綾っちが感動して泣く所なんてお宝映像になるぞ」
それはどうだろうかとああいう性格は耐えに耐えきってその後一人で涙をするタイプだ。誰にも弱みを見せないと思っていたが、そうではない事はこの人付きで理解している。もがいて、苦しんで、それでも前に突き進むそれが綾人だと俺はもう知っているから
『普通に誘って、俺が泣きつく方が効果的じゃないか?』
スマホで日本語に変換した文字を見せれば
「よしそれ決定!山田、後はアングルとか頼んでいいか?」
「りょ!」
「じゃあ、俺は夜食作りに行ってくる。陸、手伝って!
よし、解散!」
「「「完成した動画待ってるからな!」」」
ぷつんと終了したスマホ越しの三人のドライさに何なんだと思うけど、それからしばらくして陸斗と園田が作って持って来た夜食にさっきご飯食べたばかりなのにまた食べるの?!なんて、驚きながらもしっかりと食べるこの山の生活に慣れたオリヴィエだった。
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