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意外な形で宝と呼ばれる物達 4
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そんな中賑やかな幾つものエンジン音が坂道を上がってくる。
井上さんはニヤニヤとしながら待ち構える中、綺麗に刈り取られたススキ畑を見て張り切って刈り取る気で来た人達は悲痛なうめき声を上げるのだった。
「俺たちは一体何をしに来たんだか……」
自宅に泊まってもらった圭斗も昨日の大騒ぎは何だったんだろうと二日酔いが辛そうな顔に
「綾っち手伝う事ないのー?」
とは高校生達。しっかりバイト代せしめる気だったけど、昨日あまり顔を合わさなかった多紀さん一行を見て目を点にして
「うそ!何で?!何で生宮野沙菜とか生後藤瑞希とか、顔ちっちゃ!マジカワイイ!」
「宇佐見蓮司と鹿野智とか、めっちゃかっこいいって、絶対同じ人類じゃないよな俺達!」
男の黄色い悲鳴にもめげずに苦笑しながらぺこりと頭を下げる様にそっと圭斗に近よって
「有名な芸能人?」
「多分今一番旬な芸能人」
「ふーん……」
「綾人は興味なしって感じだね」
「国営放送すら入らないここで芸能人に興味をどうもてと。
植田、写真でも一緒に撮ってもらえば?」
ハイテンションなお子様を落ち着けさせる餌……ではなくアイディアとして言えばなんとなく嫌な顔をする芸能人の皆様に
「うちで飯田さんのご飯を食べたんだからそれぐらいのサービスに応じてもらえるから、多分。」
ぎょっとする皆様に波瑠さんは笑っていた。
「そうだ!それよりも飯田さん!もう帰っちゃったの?!」
先ほどまで羨望の眼差しを集めていた人達は一瞬にして『それより』にされてしまったために顔を引き攣らせていたけど、それすら波瑠さんには笑いのツボらしい。楽しんでいただけて何よりと思いつつ植田達に
「仕事だから帰ったよ」
契約は今日の朝ごはんまでだ。さすがに飯田さんを雇うとなると一番の人件費に油断はならないと唸らなければならない。そんな事は皆さん知らなくていいんだけどねと、今日の朝ごはんもおいしかったと思い出してしまえば顔がゆるんでしまう俺を見て
「神飯楽しみにしてたのに!!!」
上島弟よ、お前もかと飽きれるが
「安心しろ。宮下家の御母堂の渾身の蕎麦が食べれるぞ」
「それじゃないんだ……」
地面に突っ伏す植田を見て宮下もそれは判るけどねと苦笑を零す。
「まぁ、どっちにしてもご好意でお泊まりしちゃったんだから写真位撮ってあげなよ」
背後から波瑠さんと多紀さんがやってきて四人の芸能人の女優さんと俳優さんは「波瑠さんがそう言うのならと」一人一人に対してちゃんと写真を撮ってくれるのだった。
「波瑠さんありがとう。頼れる姉御って感じですね」
「飯田君のご飯じゃなきゃ私だって言わないわよ」
「お代頂きましょうか」
「ええと、私とも撮ってくれる人手を上げてー!」
「むしろまとめて記念写真でも取ろうか」
多紀さんが終わりそうもない写真大会をたった一枚で片づけようと提案してくれてちゃっかり写真撮り終わった高校生以外の皆さん不満顔だけど俺もその提案に乗るのだった。
なぜか俺を中心に両側を多紀さんと波瑠さんで固めて全員で母屋の縁側で集合写真を撮った所で
「何で芸能人が綾っちの家に居るんです?」
「なんか俺もよくわからないけど、多紀さんの一声で集まってたよ」
「あー、何か隣の宿場町で映画の撮影してるって言うアレ関係?」
さすがは高校生。こう言う情報はしっかりとあるんだと感心しながら耳を傾けていれば、波瑠さんが簡単にここで迷走している理由を話してくれた。
「まぁ、一晩あれば猪なんて畑全滅のやりたい放題だよね」
上島がよくあると頷くも
「だけど楮だったら綾人の家にもあるじゃないか」
「あったっけ?」
思わず宮下にそんな物どこにあると俺よりここに付き合いのある情報を聞けば
「下の雑草畑のどこかに」
思わず微妙な顔になってしまった。
「下の畑にそんな物あったか?先日だいぶ刈り取ったけど元蕎麦畑と元果物畑位しか俺は知らんぞ?」
「下の畑って言ってもだいぶ上った所だからね。それに俺が小学生の時にはもう放置してたから、今はどうなってるだろう?」
「うん。やっぱり封印しておこ……」
「お願いです。僕を連れて行ってください」
なぜか多紀さんが足元に縋りついて泣いていた。しかも一人称が僕になっていた。ぎょっとして逃げようとするも既にしっかりと両手で足にしがみついた後。逃げようとしても多紀さんをずるずるとひきずってしまうし、多紀さんの手が離れる事はない。
「綾人君、多紀さんこうなっちゃうとどうしようもないから、諦めようか?」
「今時の子供の方が聞き分けが良いってどういう事だよ?!」
「今時のおじいちゃんはこう言う子だと思って諦めよう?」
二度も諦めようと言われたら諦めるしかない気がして……
「俺は案内するけど手は貸しませんよ」
「綾人君ありがとう!細かい事はうちのスタッフが頑張るから安心して!」
安心して、なんて言われて安心出来た例のない事を体験してきた綾人はその呪いの言葉に頭を抱える未来が見えて空を見上げるなか多紀さんはスマホを取り出して
「全員機材を持って一時間後に昨日の山の家に集合!急いで!撮影始めるよ!」
何やら恐ろしい事を言い出していた。
「ここだとまた下らないといけないから宮下商店前で集合してください」
「集合場所変更!昨日の山の家の麓の宮下商店前だ!」
なにやら俳優さん達も慌てて走り出して準備を始める中波瑠さんも
「綾人君悪いけど多紀さんスイッチ入いっちゃったから。騒がしくなると思うからごめんね」
そう言いながらも波瑠さんも何やら女の子達が向かった方へと走って行った。何が何だかと思う中、圭斗達は予定が綺麗さっぱりとなくなってしまったので先生と高校生達もちゃっかりと混ざり込んで手持ちぶたさとなったチーム大工は長火鉢の周囲に座ってこの長沢さんの作品を撫でまわす怪しい集団になっていた。
ほどなくして再び現れた波瑠さん達は何やら田舎臭いファッションと言うか、貧乏くさいファッションに着替えていたのを俺達は何が起きたのかと目を点にしていた。
「な、何が起きてたのですか?」
さっきまでのイケメン達は都会と田舎の融合という不協和音しか感じる事の出来ない出で立ちに、女性陣も貧乏くさい残念な田舎の子供が頑張りましたというようなギャル風ファッションで縁側に座って何やらすごい勢いでスマホに語りかけていた。
「ほら、多紀さんがやる気になっちゃったからいつ撮影に入っても良い様にってね。
みんなメイクさん居ないから出来る所は自分で出来る所まで持って行かないといけないから大変よねー」
「そう言う波瑠さんは?」
「私?私は紙漉き職人さんだから化粧なんて必要ないの。素顔で勝負よ!」
信じらんないけどね!と叫ぶも素顔でも綺麗な波瑠さんの美容にかける金額を是非とも聞いてみたいが
「高地って紫外線強いですよ?」
「とりあえず日焼け止めは塗ってるけどね」
言いながら時間が迫って来た所で
「じゃあ案内してもらえる?」
どこかしゃんとした多紀さんは俺にそう言いながら、何故か俺の車に乗り込んできた。だけど皆さんを乗せれるほど車の座席はなく
「誰か一緒に運んでくれる人いますか?」
聞けば
「見学していいのなら」
にかりと井上さんが笑っていた。あとで聞いた話では大守監督作品の大のファンだと言ったとか。
井上さんはニヤニヤとしながら待ち構える中、綺麗に刈り取られたススキ畑を見て張り切って刈り取る気で来た人達は悲痛なうめき声を上げるのだった。
「俺たちは一体何をしに来たんだか……」
自宅に泊まってもらった圭斗も昨日の大騒ぎは何だったんだろうと二日酔いが辛そうな顔に
「綾っち手伝う事ないのー?」
とは高校生達。しっかりバイト代せしめる気だったけど、昨日あまり顔を合わさなかった多紀さん一行を見て目を点にして
「うそ!何で?!何で生宮野沙菜とか生後藤瑞希とか、顔ちっちゃ!マジカワイイ!」
「宇佐見蓮司と鹿野智とか、めっちゃかっこいいって、絶対同じ人類じゃないよな俺達!」
男の黄色い悲鳴にもめげずに苦笑しながらぺこりと頭を下げる様にそっと圭斗に近よって
「有名な芸能人?」
「多分今一番旬な芸能人」
「ふーん……」
「綾人は興味なしって感じだね」
「国営放送すら入らないここで芸能人に興味をどうもてと。
植田、写真でも一緒に撮ってもらえば?」
ハイテンションなお子様を落ち着けさせる餌……ではなくアイディアとして言えばなんとなく嫌な顔をする芸能人の皆様に
「うちで飯田さんのご飯を食べたんだからそれぐらいのサービスに応じてもらえるから、多分。」
ぎょっとする皆様に波瑠さんは笑っていた。
「そうだ!それよりも飯田さん!もう帰っちゃったの?!」
先ほどまで羨望の眼差しを集めていた人達は一瞬にして『それより』にされてしまったために顔を引き攣らせていたけど、それすら波瑠さんには笑いのツボらしい。楽しんでいただけて何よりと思いつつ植田達に
「仕事だから帰ったよ」
契約は今日の朝ごはんまでだ。さすがに飯田さんを雇うとなると一番の人件費に油断はならないと唸らなければならない。そんな事は皆さん知らなくていいんだけどねと、今日の朝ごはんもおいしかったと思い出してしまえば顔がゆるんでしまう俺を見て
「神飯楽しみにしてたのに!!!」
上島弟よ、お前もかと飽きれるが
「安心しろ。宮下家の御母堂の渾身の蕎麦が食べれるぞ」
「それじゃないんだ……」
地面に突っ伏す植田を見て宮下もそれは判るけどねと苦笑を零す。
「まぁ、どっちにしてもご好意でお泊まりしちゃったんだから写真位撮ってあげなよ」
背後から波瑠さんと多紀さんがやってきて四人の芸能人の女優さんと俳優さんは「波瑠さんがそう言うのならと」一人一人に対してちゃんと写真を撮ってくれるのだった。
「波瑠さんありがとう。頼れる姉御って感じですね」
「飯田君のご飯じゃなきゃ私だって言わないわよ」
「お代頂きましょうか」
「ええと、私とも撮ってくれる人手を上げてー!」
「むしろまとめて記念写真でも取ろうか」
多紀さんが終わりそうもない写真大会をたった一枚で片づけようと提案してくれてちゃっかり写真撮り終わった高校生以外の皆さん不満顔だけど俺もその提案に乗るのだった。
なぜか俺を中心に両側を多紀さんと波瑠さんで固めて全員で母屋の縁側で集合写真を撮った所で
「何で芸能人が綾っちの家に居るんです?」
「なんか俺もよくわからないけど、多紀さんの一声で集まってたよ」
「あー、何か隣の宿場町で映画の撮影してるって言うアレ関係?」
さすがは高校生。こう言う情報はしっかりとあるんだと感心しながら耳を傾けていれば、波瑠さんが簡単にここで迷走している理由を話してくれた。
「まぁ、一晩あれば猪なんて畑全滅のやりたい放題だよね」
上島がよくあると頷くも
「だけど楮だったら綾人の家にもあるじゃないか」
「あったっけ?」
思わず宮下にそんな物どこにあると俺よりここに付き合いのある情報を聞けば
「下の雑草畑のどこかに」
思わず微妙な顔になってしまった。
「下の畑にそんな物あったか?先日だいぶ刈り取ったけど元蕎麦畑と元果物畑位しか俺は知らんぞ?」
「下の畑って言ってもだいぶ上った所だからね。それに俺が小学生の時にはもう放置してたから、今はどうなってるだろう?」
「うん。やっぱり封印しておこ……」
「お願いです。僕を連れて行ってください」
なぜか多紀さんが足元に縋りついて泣いていた。しかも一人称が僕になっていた。ぎょっとして逃げようとするも既にしっかりと両手で足にしがみついた後。逃げようとしても多紀さんをずるずるとひきずってしまうし、多紀さんの手が離れる事はない。
「綾人君、多紀さんこうなっちゃうとどうしようもないから、諦めようか?」
「今時の子供の方が聞き分けが良いってどういう事だよ?!」
「今時のおじいちゃんはこう言う子だと思って諦めよう?」
二度も諦めようと言われたら諦めるしかない気がして……
「俺は案内するけど手は貸しませんよ」
「綾人君ありがとう!細かい事はうちのスタッフが頑張るから安心して!」
安心して、なんて言われて安心出来た例のない事を体験してきた綾人はその呪いの言葉に頭を抱える未来が見えて空を見上げるなか多紀さんはスマホを取り出して
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何やら恐ろしい事を言い出していた。
「ここだとまた下らないといけないから宮下商店前で集合してください」
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なにやら俳優さん達も慌てて走り出して準備を始める中波瑠さんも
「綾人君悪いけど多紀さんスイッチ入いっちゃったから。騒がしくなると思うからごめんね」
そう言いながらも波瑠さんも何やら女の子達が向かった方へと走って行った。何が何だかと思う中、圭斗達は予定が綺麗さっぱりとなくなってしまったので先生と高校生達もちゃっかりと混ざり込んで手持ちぶたさとなったチーム大工は長火鉢の周囲に座ってこの長沢さんの作品を撫でまわす怪しい集団になっていた。
ほどなくして再び現れた波瑠さん達は何やら田舎臭いファッションと言うか、貧乏くさいファッションに着替えていたのを俺達は何が起きたのかと目を点にしていた。
「な、何が起きてたのですか?」
さっきまでのイケメン達は都会と田舎の融合という不協和音しか感じる事の出来ない出で立ちに、女性陣も貧乏くさい残念な田舎の子供が頑張りましたというようなギャル風ファッションで縁側に座って何やらすごい勢いでスマホに語りかけていた。
「ほら、多紀さんがやる気になっちゃったからいつ撮影に入っても良い様にってね。
みんなメイクさん居ないから出来る所は自分で出来る所まで持って行かないといけないから大変よねー」
「そう言う波瑠さんは?」
「私?私は紙漉き職人さんだから化粧なんて必要ないの。素顔で勝負よ!」
信じらんないけどね!と叫ぶも素顔でも綺麗な波瑠さんの美容にかける金額を是非とも聞いてみたいが
「高地って紫外線強いですよ?」
「とりあえず日焼け止めは塗ってるけどね」
言いながら時間が迫って来た所で
「じゃあ案内してもらえる?」
どこかしゃんとした多紀さんは俺にそう言いながら、何故か俺の車に乗り込んできた。だけど皆さんを乗せれるほど車の座席はなく
「誰か一緒に運んでくれる人いますか?」
聞けば
「見学していいのなら」
にかりと井上さんが笑っていた。あとで聞いた話では大守監督作品の大のファンだと言ったとか。
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