181 / 976
これもまた山暮しのお約束 6
しおりを挟む
庭の日当りのいい場所を選んで土を掘り起こした。そこにはまだひょろひょろとした葱が育っていたが
「葱なら別の場所に植え替えれば逞しく育つ」
そう言って綾人にあっさりと抜かれてしまった。
今から見える庭は綾人がばっさりと切り落としてしまったために殺風景になってしまったが綾人が深く土を掘る間に陸斗に落ち葉をかき集めさせたものを穴に入れて少し土と混ぜた所に金柑の木を俺に置けという。
病み上がりだからかショベルを地面に突き立ててハアハアと息を切らしていた物の、ビニールシートから取り出した金柑の木を穴の中に居れればいつの間にか陸に渡していたシャベルで土をかぶさせるように指導するのだった。更にと軽トラの荷台から
「ススキ?」
「さっき陸斗が刈ってた奴。持って来たから掘り返した地面の上にばらまいて水をたっぷりとかける。乾燥を防げるからしっかりと根付くまでかけて置く様に」
綾人の指示のままたっぷりとススキをかぶせて庭の水道からホースを引いて来てたっぷりと水を与える。
「これで当面は大丈夫だと思うけど。冬を越えれるかどうかは保証しないぞ」
移植何て春にやる仕事だとぼやく綾人を家の縁側に連れて座らせる。
「悪いな。病み上がりなのに」
「思ったよりしんどかった」
陸斗が早速と言う様にお茶を出してくれて、綾人は冷たい麦茶を飲んでいく。喉が渇いたと言う様にひとおもいで呑み干して「あっつー」と山とは違う残暑の残る気温にぱたりと縁側に横になっていた。
「山は涼しいからな」
「夜だけとは言え九月にストーブだから寒いくらいだけどな」
季節感狂いそうだと笑いながら
「でも山から下りないんだな」
昨日の熱でうなされる様子を見て思った事がポロリと口から滑り落ちてしまった。
「まぁ、高卒無職を雇う会社なんてないし」
「俺が雇ってやろうか?」
「俺の今の収入から満足する金額なら」
「くたばれ!」
思わず右頬にストレート。
「顔は止めて!私女優なのよ!」
「何のネタだ?判る時代のネタを持って来い!」
縁側で横たわったままよよよと崩れて泣く綾人に呆れながらもホースを片付けている陸斗を見ながら
「俺は……物足りなさは覚えているけどそんなもんこっちに来る前からずっと思っていたし。今更って言うのもある。何かしたいと言う気持ちはあるけど、あの山で生活って言う縛りの中でだったら何が出来る?縛られる理由はないけど、山で生きる事が俺が俺に課した人生のテーマだとしたらなかなかの攻略難易度が高くてやる気が湧くだろ?」
「人生ゲームか」
「その方が客観的で分かりやすい。生活がいっぱいいっぱいになると判らなくなるから。自分の事で一杯で周りが見えなくなる。その時に大切なものを見落としたら……」
だから何だと言う所だろうか。俺が守りたいのはこの山の家での生活で。ありがたい事に生活するだけの資金はあるし、人一人生活するには十分な収入もある。
「もしこの山を下りるとしよう」
じっと圭斗の顔を見て
「俺がこの土地に縛られる理由はない」
その考えに初めて気が付いたと言う圭斗は息を呑み込んで固まってしまう顔を見て失笑。
「だけど俺は宮下と圭斗と友達でいたいから。
だったら街中に住むのもここに居るのも変わりがないと思うわけだ」
安心したかのようにそっと息を吐きだす圭斗に今度こそ声を立てて笑い飛ばす。
「笑うな!
俺だって恩人のお前が一人で変な所に行かないか心配なんだよ!」
笑われたのがよほど悔しいのかむすっとする顔にも笑ってやればごろんと寝転ぶ俺の腹の上に頭を置いてぐりぐりと居心地のいい場所を探すような圭斗に思わず呻いてしまいながら
「勝手にいなくなるなよー。出かける時は俺に連絡だぞー」
「お、おふっ、頭が胃にダイレクトアタック……吐くぞ……」
「ぷにぷにのお腹って気持ちいいなー」
「この畑仕事と薪割で鍛え上げた腹筋をぷにぷに言うなー!!!」
強引な腹筋で置き上がれば俺はそのまま庭に間で叩き落とされてしまい慌てて陸斗がやってくるも俺も綾人も笑っているからほっとしたように縁側に座った。
未来の展開はまだまだ険しいのにそれでも何だか暖かい場所が出来てニマニマとしてしまえば綾人もニマニマと笑う。
「何だよ、気味が悪いな」
「んー?そりゃ圭斗君にこんなにも心配してもらって嬉しくないわけないだろ?」
顔が引きつってしまうも縁側に座り込んで
「たまにはうちにもとまりに来い」
「烏骨鶏がなぁ」
動物の世話をしている間は難しいですと言う綾人に
「だったら全部食べてしまえ」
「そりゃ食用だけど無駄遣いするのはちょっと……」
命大切に。
食用として育ててる命ならなおさら大切にしたい思いは理解できる。
「泊まりに来る時家に連れて来れる数にすればいい」
「その発想はなかった」
「犬や猫入れるキャリーバックだっけ?あれに入れれるだけにしてさ」
「入るのか?」
さあと笑う圭斗は入ればいつでもうちに泊まりに来れるだろと笑う。
「冬季の避難所になるし、冬前に食料買い込む必要もない」
「いざとなったら宮下のにーちゃんに宅配してもらうけど」
「大和さん使いすぎだろ」
「あの人は良いんだよ。今はまだ仕事してる方が気がまぎれるって言ってるからね」
「元奥さんの呪い半端ないなぁ」
あまり会った事が無いのでどんな人か知らない圭斗は俺達の話しだけでしか知らないので顔を引き攣らす程度だけど、実際はもっとすごいんだぞ?お前の両親な身なんだぞと心の中で説明をしておく。
そんな事をしているうちにしっかりとクールダウンも出来て家の内装をしつつ倉庫や小屋の手も入れ始めていた。
「ついに倉庫に手を付け始めたか」
「作業ようにね。綾人の家の土間みたいな場所が欲しいんだ。そこに少し靴脱いで寝転べる場所があればなおよし。贅沢言えば囲炉裏があればいいなとは思うけど、管理が大変だからそこはお前の所で堪能する。
でも屋根付きのバーベキュー会場程度ならいいかな」
「やっぱり魚は炭で焼いた方が美味いしな」
「鳥皮もパリパリになるしね」
二人して思い出してじゅるりと涎を垂らす。
横からの陸斗の視線に口元を拭うも
「でもまだ今夜は綾人の胃の調子を考えて鍋にしよう」
「大根が出来てきたのでみぞれ鍋を所望します!」
「魚と鳥肉をたっぷりと入れよう」
「魚と鳥肉は飯田さんがしっかりと補充してくれました!
野菜はうちので十分だけど菌類は一切ありません!」
「みぞれ鍋なら椎茸か?シメジも美味いが……」
「両方が良いと思います!」
「よし、買い物に行こう!」
と立ち上がった所で陸斗が怪訝な視線を向ける。どうしたのかと思えば
「山の方真っ黒な雲が広がってるよ?
大丈夫?
そんな心配に俺もだが綾人も顔を真っ青にする。
「自動草刈り機置きっぱなしにしてきた!!!」
「そうじゃない!先生が山に登ってるのをまず心配しろ!」
「先生なら問題ない!
其れより自動草刈り機!椎茸のない鍋何てはんたーい!!!!」
急いで軽トラに乗り込む綾人に俺達も慌てて乗り込む。俺の車は綾人に家に置きっぱなしだからここで置いて行かれたらまた面倒な話になると陸斗に家の鍵の剪定を急かしながら山へと戻り草刈り機を回収。足元は泥まみれになるし最悪ーと濡れ鼠になって家へと戻れば
「綾人ー、やっと帰って来たかー」
五右衛門風呂の窓から先生の手がここだと賢明に主張していた。
「先生無事だったんだ」
泥まみれのナイロンパーカーを山水で泥を洗い落としながら聞けばちゃぷんと水の揺れる音が聞こえる。
「途中から雲行きが怪しくなってそこで帰って来たらざーって、ね?
先生日頃の行いがいいから無事濡れずに済んだわあ」
それでは俺達のほうが日頃行いが悪いとでも言うようにずぶ濡れの俺と圭斗は不貞腐れる。何があっても先生には言われたくない。
「とりあえずまた熱が出るといけないから綾人は速攻で風呂に入る。俺は竃に火を入れて家を温める」
「あー、頼む」
言いながらまっすぐ風呂場に行きざーっとシャワーの音を聞きながら陸に鍋の準備をさせる。野菜と肉もかき集めた所ですぐに綾人が風呂から上がって来た。
「もう良いのか?」
「うん」
このまま陸に鍋の準備をお願いし、綾人に服を借りて少し熱めのシャワーで体を温めるのだった。
「葱なら別の場所に植え替えれば逞しく育つ」
そう言って綾人にあっさりと抜かれてしまった。
今から見える庭は綾人がばっさりと切り落としてしまったために殺風景になってしまったが綾人が深く土を掘る間に陸斗に落ち葉をかき集めさせたものを穴に入れて少し土と混ぜた所に金柑の木を俺に置けという。
病み上がりだからかショベルを地面に突き立ててハアハアと息を切らしていた物の、ビニールシートから取り出した金柑の木を穴の中に居れればいつの間にか陸に渡していたシャベルで土をかぶさせるように指導するのだった。更にと軽トラの荷台から
「ススキ?」
「さっき陸斗が刈ってた奴。持って来たから掘り返した地面の上にばらまいて水をたっぷりとかける。乾燥を防げるからしっかりと根付くまでかけて置く様に」
綾人の指示のままたっぷりとススキをかぶせて庭の水道からホースを引いて来てたっぷりと水を与える。
「これで当面は大丈夫だと思うけど。冬を越えれるかどうかは保証しないぞ」
移植何て春にやる仕事だとぼやく綾人を家の縁側に連れて座らせる。
「悪いな。病み上がりなのに」
「思ったよりしんどかった」
陸斗が早速と言う様にお茶を出してくれて、綾人は冷たい麦茶を飲んでいく。喉が渇いたと言う様にひとおもいで呑み干して「あっつー」と山とは違う残暑の残る気温にぱたりと縁側に横になっていた。
「山は涼しいからな」
「夜だけとは言え九月にストーブだから寒いくらいだけどな」
季節感狂いそうだと笑いながら
「でも山から下りないんだな」
昨日の熱でうなされる様子を見て思った事がポロリと口から滑り落ちてしまった。
「まぁ、高卒無職を雇う会社なんてないし」
「俺が雇ってやろうか?」
「俺の今の収入から満足する金額なら」
「くたばれ!」
思わず右頬にストレート。
「顔は止めて!私女優なのよ!」
「何のネタだ?判る時代のネタを持って来い!」
縁側で横たわったままよよよと崩れて泣く綾人に呆れながらもホースを片付けている陸斗を見ながら
「俺は……物足りなさは覚えているけどそんなもんこっちに来る前からずっと思っていたし。今更って言うのもある。何かしたいと言う気持ちはあるけど、あの山で生活って言う縛りの中でだったら何が出来る?縛られる理由はないけど、山で生きる事が俺が俺に課した人生のテーマだとしたらなかなかの攻略難易度が高くてやる気が湧くだろ?」
「人生ゲームか」
「その方が客観的で分かりやすい。生活がいっぱいいっぱいになると判らなくなるから。自分の事で一杯で周りが見えなくなる。その時に大切なものを見落としたら……」
だから何だと言う所だろうか。俺が守りたいのはこの山の家での生活で。ありがたい事に生活するだけの資金はあるし、人一人生活するには十分な収入もある。
「もしこの山を下りるとしよう」
じっと圭斗の顔を見て
「俺がこの土地に縛られる理由はない」
その考えに初めて気が付いたと言う圭斗は息を呑み込んで固まってしまう顔を見て失笑。
「だけど俺は宮下と圭斗と友達でいたいから。
だったら街中に住むのもここに居るのも変わりがないと思うわけだ」
安心したかのようにそっと息を吐きだす圭斗に今度こそ声を立てて笑い飛ばす。
「笑うな!
俺だって恩人のお前が一人で変な所に行かないか心配なんだよ!」
笑われたのがよほど悔しいのかむすっとする顔にも笑ってやればごろんと寝転ぶ俺の腹の上に頭を置いてぐりぐりと居心地のいい場所を探すような圭斗に思わず呻いてしまいながら
「勝手にいなくなるなよー。出かける時は俺に連絡だぞー」
「お、おふっ、頭が胃にダイレクトアタック……吐くぞ……」
「ぷにぷにのお腹って気持ちいいなー」
「この畑仕事と薪割で鍛え上げた腹筋をぷにぷに言うなー!!!」
強引な腹筋で置き上がれば俺はそのまま庭に間で叩き落とされてしまい慌てて陸斗がやってくるも俺も綾人も笑っているからほっとしたように縁側に座った。
未来の展開はまだまだ険しいのにそれでも何だか暖かい場所が出来てニマニマとしてしまえば綾人もニマニマと笑う。
「何だよ、気味が悪いな」
「んー?そりゃ圭斗君にこんなにも心配してもらって嬉しくないわけないだろ?」
顔が引きつってしまうも縁側に座り込んで
「たまにはうちにもとまりに来い」
「烏骨鶏がなぁ」
動物の世話をしている間は難しいですと言う綾人に
「だったら全部食べてしまえ」
「そりゃ食用だけど無駄遣いするのはちょっと……」
命大切に。
食用として育ててる命ならなおさら大切にしたい思いは理解できる。
「泊まりに来る時家に連れて来れる数にすればいい」
「その発想はなかった」
「犬や猫入れるキャリーバックだっけ?あれに入れれるだけにしてさ」
「入るのか?」
さあと笑う圭斗は入ればいつでもうちに泊まりに来れるだろと笑う。
「冬季の避難所になるし、冬前に食料買い込む必要もない」
「いざとなったら宮下のにーちゃんに宅配してもらうけど」
「大和さん使いすぎだろ」
「あの人は良いんだよ。今はまだ仕事してる方が気がまぎれるって言ってるからね」
「元奥さんの呪い半端ないなぁ」
あまり会った事が無いのでどんな人か知らない圭斗は俺達の話しだけでしか知らないので顔を引き攣らす程度だけど、実際はもっとすごいんだぞ?お前の両親な身なんだぞと心の中で説明をしておく。
そんな事をしているうちにしっかりとクールダウンも出来て家の内装をしつつ倉庫や小屋の手も入れ始めていた。
「ついに倉庫に手を付け始めたか」
「作業ようにね。綾人の家の土間みたいな場所が欲しいんだ。そこに少し靴脱いで寝転べる場所があればなおよし。贅沢言えば囲炉裏があればいいなとは思うけど、管理が大変だからそこはお前の所で堪能する。
でも屋根付きのバーベキュー会場程度ならいいかな」
「やっぱり魚は炭で焼いた方が美味いしな」
「鳥皮もパリパリになるしね」
二人して思い出してじゅるりと涎を垂らす。
横からの陸斗の視線に口元を拭うも
「でもまだ今夜は綾人の胃の調子を考えて鍋にしよう」
「大根が出来てきたのでみぞれ鍋を所望します!」
「魚と鳥肉をたっぷりと入れよう」
「魚と鳥肉は飯田さんがしっかりと補充してくれました!
野菜はうちので十分だけど菌類は一切ありません!」
「みぞれ鍋なら椎茸か?シメジも美味いが……」
「両方が良いと思います!」
「よし、買い物に行こう!」
と立ち上がった所で陸斗が怪訝な視線を向ける。どうしたのかと思えば
「山の方真っ黒な雲が広がってるよ?
大丈夫?
そんな心配に俺もだが綾人も顔を真っ青にする。
「自動草刈り機置きっぱなしにしてきた!!!」
「そうじゃない!先生が山に登ってるのをまず心配しろ!」
「先生なら問題ない!
其れより自動草刈り機!椎茸のない鍋何てはんたーい!!!!」
急いで軽トラに乗り込む綾人に俺達も慌てて乗り込む。俺の車は綾人に家に置きっぱなしだからここで置いて行かれたらまた面倒な話になると陸斗に家の鍵の剪定を急かしながら山へと戻り草刈り機を回収。足元は泥まみれになるし最悪ーと濡れ鼠になって家へと戻れば
「綾人ー、やっと帰って来たかー」
五右衛門風呂の窓から先生の手がここだと賢明に主張していた。
「先生無事だったんだ」
泥まみれのナイロンパーカーを山水で泥を洗い落としながら聞けばちゃぷんと水の揺れる音が聞こえる。
「途中から雲行きが怪しくなってそこで帰って来たらざーって、ね?
先生日頃の行いがいいから無事濡れずに済んだわあ」
それでは俺達のほうが日頃行いが悪いとでも言うようにずぶ濡れの俺と圭斗は不貞腐れる。何があっても先生には言われたくない。
「とりあえずまた熱が出るといけないから綾人は速攻で風呂に入る。俺は竃に火を入れて家を温める」
「あー、頼む」
言いながらまっすぐ風呂場に行きざーっとシャワーの音を聞きながら陸に鍋の準備をさせる。野菜と肉もかき集めた所ですぐに綾人が風呂から上がって来た。
「もう良いのか?」
「うん」
このまま陸に鍋の準備をお願いし、綾人に服を借りて少し熱めのシャワーで体を温めるのだった。
104
お気に入りに追加
2,655
あなたにおすすめの小説
家賃一万円、庭付き、駐車場付き、付喪神付き?!
雪那 由多
ライト文芸
恋人に振られて独立を決心!
尊敬する先輩から紹介された家は庭付き駐車場付きで家賃一万円!
庭は畑仕事もできるくらいに広くみかんや柿、林檎のなる果実園もある。
さらに言えばリフォームしたての古民家は新築同然のピッカピカ!
そんな至れり尽くせりの家の家賃が一万円なわけがない!
古めかしい残置物からの熱い視線、夜な夜なさざめく話し声。
見えてしまう特異体質の瞳で見たこの家の住人達に納得のこのお値段!
見知らぬ土地で友人も居ない新天地の家に置いて行かれた道具から生まれた付喪神達との共同生活が今スタート!
****************************************************************
第6回ほっこり・じんわり大賞で読者賞を頂きました!
沢山の方に読んでいただき、そして投票を頂きまして本当にありがとうございました!
****************************************************************
幼なじみとセックスごっこを始めて、10年がたった。
スタジオ.T
青春
幼なじみの鞠川春姫(まりかわはるひめ)は、学校内でも屈指の美少女だ。
そんな春姫と俺は、毎週水曜日にセックスごっこをする約束をしている。
ゆるいイチャラブ、そしてエッチなラブストーリー。
真夏の温泉物語
矢木羽研
青春
山奥の温泉にのんびり浸かっていた俺の前に現れた謎の少女は何者……?ちょっとエッチ(R15)で切ない、真夏の白昼夢。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
3点スキルと食事転生。食いしん坊の幸福論。〜飯作るために、貰ったスキル、完全に戦闘狂向き〜
西園寺若葉
ファンタジー
伯爵家の当主と側室の子であるリアムは転生者である。
転生した時に、目立たないから大丈夫と貰ったスキルが、転生して直後、ひょんなことから1番知られてはいけない人にバレてしまう。
- 週間最高ランキング:総合297位
- ゲス要素があります。
- この話はフィクションです。
姉らぶるっ!!
藍染惣右介兵衛
青春
俺には二人の容姿端麗な姉がいる。
自慢そうに聞こえただろうか?
それは少しばかり誤解だ。
この二人の姉、どちらも重大な欠陥があるのだ……
次女の青山花穂は高校二年で生徒会長。
外見上はすべて完璧に見える花穂姉ちゃん……
「花穂姉ちゃん! 下着でウロウロするのやめろよなっ!」
「んじゃ、裸ならいいってことねっ!」
▼物語概要
【恋愛感情欠落、解離性健忘というトラウマを抱えながら、姉やヒロインに囲まれて成長していく話です】
47万字以上の大長編になります。(2020年11月現在)
【※不健全ラブコメの注意事項】
この作品は通常のラブコメより下品下劣この上なく、ドン引き、ドシモ、変態、マニアック、陰謀と陰毛渦巻くご都合主義のオンパレードです。
それをウリにして、ギャグなどをミックスした作品です。一話(1部分)1800~3000字と短く、四コマ漫画感覚で手軽に読めます。
全編47万字前後となります。読みごたえも初期より増し、ガッツリ読みたい方にもお勧めです。
また、執筆・原作・草案者が男性と女性両方なので、主人公が男にもかかわらず、男性目線からややずれている部分があります。
【元々、小説家になろうで連載していたものを大幅改訂して連載します】
【なろう版から一部、ストーリー展開と主要キャラの名前が変更になりました】
【2017年4月、本幕が完結しました】
序幕・本幕であらかたの謎が解け、メインヒロインが確定します。
【2018年1月、真幕を開始しました】
ここから読み始めると盛大なネタバレになります(汗)
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
裏路地古民家カフェでまったりしたい
雪那 由多
大衆娯楽
夜月燈火は亡き祖父の家をカフェに作り直して人生を再出発。
高校時代の友人と再会からの有無を言わさぬ魔王の指示で俺の意志一つなくリフォームは進んでいく。
あれ?
俺が思ったのとなんか違うけどでも俺が想像したよりいいカフェになってるんだけど予算内ならまあいいか?
え?あまい?
は?コーヒー不味い?
インスタントしか飲んだ事ないから分かるわけないじゃん。
はい?!修行いって来い???
しかも棒を銜えて筋トレってどんな修行?!
その甲斐あって人通りのない裏路地の古民家カフェは人はいないが穏やかな時間とコーヒーの香りと周囲の優しさに助けられ今日もオープンします。
第6回ライト文芸大賞で奨励賞を頂きました!ありがとうございました!
隣の古道具屋さん
雪那 由多
ライト文芸
祖父から受け継いだ喫茶店・渡り鳥の隣には佐倉古道具店がある。
幼馴染の香月は日々古道具の修復に励み、俺、渡瀬朔夜は従妹であり、この喫茶店のオーナーでもある七緒と一緒に古くからの常連しか立ち寄らない喫茶店を切り盛りしている。
そんな隣の古道具店では時々不思議な古道具が舞い込んでくる。
修行の身の香月と共にそんな不思議を目の当たりにしながらも一つ一つ壊れた古道具を修復するように不思議と向き合う少し不思議な日常の出来事。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる