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静かな夜に 4
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慣れた様にカメラの位置を決める動きはやがて止まり三脚で固定する位置を決めたのだろう。ぶれる景色が止まると今から始まると言う期待を覚えてしまう。
安定した画面に映し出されたのは随分と年季の入った長屋だった。
宮下が話していた通り玄関までが成人男性の頭近くまで伸びた雑草の壁と白髪だが背筋がしゃんとした二人の人物。
想像より年老いた老夫婦が西野さんだろうか。
長沢さんより高齢で、これならこの雑草の壁に立ち向かうのはなんとなく察するしかない。
手持ちのカメラで西野さんの奥さんに案内された場所は納屋のようで、その中から草刈り機を取り出すのだった。
簡単にメンテナンスをして燃料を合わせて入れて、宮下の手慣れた様子に感心する奥さんに離れてもらって草刈り機を動かせば、最初こそ久し振りにエンジン音がヤバかったけど、動きだせばちゃんと仕事をする様子に長屋の入り口までの草をどんどんと刈って行くのだった。
気持ちが良いまでに切り取られていく雑草の壁が崩れるように雪崩れて行く。無駄に上手いなと感心しながらあっという間に母屋からの道が出来て、軒下まで侵食していた草達はこの長屋と道路に面したブロック塀の間からなくなっていた。
スッキリ。
だけどそこで宮下は止まらない。
家の周りをぐるりと回るように雑草を刈り取り、そして庭側に出るのだった。
庭側も一面の雑草畑。青々と茂った雑草に宮下は首に巻いたタオルで汗をぬぐいながらお茶を飲んでから笑いしながらも気合を入れ直す。
それからまた綺麗に刈り取り、とりあえず洗濯物を干す為にも綺麗にするのだろうと思っていれば長屋の庭全部刈り取るサービスぶりに相変わらず人が良いのだからと、その人の良さに助けられてばかりの俺としては微笑ましく眺めるしかなかった。
さらに宮下はいつの間にか夕暮れ時になった世界の中で駐車場の草も刈り、到着した日だと言うのに草刈りで終わると言う汗だくになりながらもさっぱりとした日を迎えるのだった。
と言うか何しに行ったのかと飽きれるも、その後は西野夫妻のおもてなしを受けて晩御飯をご馳走になり、そしてお風呂まで頂くのだった。
その後は綺麗になった庭を通って敷地のはずれにある長屋に戻って部屋の案内をしてくれる。
荷物を置く前に草刈りをしていてまだ何も部屋の事が出来なかったが、長屋の前まで車を持ってこれるようになったのだ。
車の後部座席から家の中までは僅か数歩。作業は思わぬ副産物のように捗るのだった。
小さな玄関の横には小さな台所があって、玄関を挟んだ隣には独立したトイレと風呂場になっていた。洗面所と脱衣所はないらしい男前ハウス使用だ。
考えたらこいつはここに来ると家の台所で脱いでまっぱで五右衛門風呂に行くと言う温泉かと思うようなノリを披露してくれていたから別に俺としてはまともな風呂に恵まれないなと憐れんでみたりするだけ。他には六畳と四畳半の二間があり単身者用の部屋には贅沢ではと思うも寝室が別なのは良いのかと思う。食堂を兼ねた居間と寝室が一緒なのは今時一般的な事を考えれば十分な広さだと思う。
この引っ越しの一番の大荷物は折りたたみベットだった。車に乗せてお布団セットだけで荷物の三分の一を占めたが、とりあえず宮下は折りたたみベットを置いてその上に布団を敷く。そしてベットの上でごろごろして一日が終わると言う内容だった。
二日目、朝日が差し込む家の中を丁寧に紹介してくれた。
ただし、日の出と共に起きるのは迷惑じゃないかと思うがそんなこと気にしない宮下は箒をはたき代わりに天井から壁、そして床を掃き、さすが建具屋と言うべきか何年も使ってなかっただろう襖はまだ美しかった。
畳は日に焼けて裏返しもしくは貼り直ししないといけないだろうが、思い切ってカーペットを敷いて誤魔化してしまおうかと悩んでいた。
押入れの中は天袋共に空っぽで、それは台所の作りつけの戸棚も年季の入った冷蔵庫も同様に綺麗に空っぽになっていた。その点は清潔で大変宜しく、おばさんが荷物に入れてくれた掃除道具で綺麗にして終わるだけとなった。
そこにかなり昔の結婚式の引き出物で貰った食器を戸棚に並べて行く。電気ポットに炊飯器、コンロは備え付けがあったのでそのまま使う事にして、テレビもエアコンも設置してあった。そしてインターネットは各自設定してもらう事になっていて、明日の午前中に工事が入る予定になっている。とりあえず不評を買わない程度の最低限な掃除は出来たとほっとしながらネットで絨毯を注文するのだった。
机と座椅子を置いて押入れの中にコンテナを入れてタンス代わりにして服を詰めて引越しは終了。トイレは昔ながらのタイルに囲まれた物なので床位はフローリングマットを詰めて補修しようと言っていた。
一応洋式のトイレは
「なんと下水道完備なのです!」
「羨ましい!」
こればかりは言うしかないだろうと呟いて苦笑。
そう言いながら持ってきた食材は保冷バックに入れたままと言う無謀をしてくれたが生鮮食品はソーセージだけなので問題はないだろう。むしろおばさんナイスと言うしかない。
電子レンジもあるので簡単にパック米を温めてソーセージとフリーズドライのお味噌汁と言う、宮下曰く役人時代の定番メニューですと紹介された。
ソーセージって電子レンジで袋事温めて食べるものなんだといつもマメに家の台所を作って料理の腕前を披露してくれた事を思えば質素すぎるだろうとおもうもティ―パックのお茶をマグカップで啜りながら手を合わせてご馳走様をする。
そこから草刈り鎌を持って軍手をはめて機械じゃ刈れなかった所をこつこつと刈りだしていれば西野さんが起きてきた時間になったのか新聞を取りに行く姿とほぼほぼ草刈りが終わってしまって別の家のようになってしまった庭を驚き、そして喜びながらも申し訳ないとパジャマ姿で頭を下げる、まさかこんな事になるとは思ってなかっただろう奥さんは朝食を誘ってくれるももう食べた事を伝えた宮下に今時の若者はいつ寝てるのと驚かれる始末。いや、単に宮下や俺が起きる時間が早いだけなんだがと言うのは理解しているつもりだったがそんな生活に慣れている周囲は俺達の生活習慣に疑問を抱かない奴らばかりだったし、誰にも迷惑をかけているつもりはなかったがここに来て早起き過ぎても迷惑をかける事を思い知るのだった。
安定した画面に映し出されたのは随分と年季の入った長屋だった。
宮下が話していた通り玄関までが成人男性の頭近くまで伸びた雑草の壁と白髪だが背筋がしゃんとした二人の人物。
想像より年老いた老夫婦が西野さんだろうか。
長沢さんより高齢で、これならこの雑草の壁に立ち向かうのはなんとなく察するしかない。
手持ちのカメラで西野さんの奥さんに案内された場所は納屋のようで、その中から草刈り機を取り出すのだった。
簡単にメンテナンスをして燃料を合わせて入れて、宮下の手慣れた様子に感心する奥さんに離れてもらって草刈り機を動かせば、最初こそ久し振りにエンジン音がヤバかったけど、動きだせばちゃんと仕事をする様子に長屋の入り口までの草をどんどんと刈って行くのだった。
気持ちが良いまでに切り取られていく雑草の壁が崩れるように雪崩れて行く。無駄に上手いなと感心しながらあっという間に母屋からの道が出来て、軒下まで侵食していた草達はこの長屋と道路に面したブロック塀の間からなくなっていた。
スッキリ。
だけどそこで宮下は止まらない。
家の周りをぐるりと回るように雑草を刈り取り、そして庭側に出るのだった。
庭側も一面の雑草畑。青々と茂った雑草に宮下は首に巻いたタオルで汗をぬぐいながらお茶を飲んでから笑いしながらも気合を入れ直す。
それからまた綺麗に刈り取り、とりあえず洗濯物を干す為にも綺麗にするのだろうと思っていれば長屋の庭全部刈り取るサービスぶりに相変わらず人が良いのだからと、その人の良さに助けられてばかりの俺としては微笑ましく眺めるしかなかった。
さらに宮下はいつの間にか夕暮れ時になった世界の中で駐車場の草も刈り、到着した日だと言うのに草刈りで終わると言う汗だくになりながらもさっぱりとした日を迎えるのだった。
と言うか何しに行ったのかと飽きれるも、その後は西野夫妻のおもてなしを受けて晩御飯をご馳走になり、そしてお風呂まで頂くのだった。
その後は綺麗になった庭を通って敷地のはずれにある長屋に戻って部屋の案内をしてくれる。
荷物を置く前に草刈りをしていてまだ何も部屋の事が出来なかったが、長屋の前まで車を持ってこれるようになったのだ。
車の後部座席から家の中までは僅か数歩。作業は思わぬ副産物のように捗るのだった。
小さな玄関の横には小さな台所があって、玄関を挟んだ隣には独立したトイレと風呂場になっていた。洗面所と脱衣所はないらしい男前ハウス使用だ。
考えたらこいつはここに来ると家の台所で脱いでまっぱで五右衛門風呂に行くと言う温泉かと思うようなノリを披露してくれていたから別に俺としてはまともな風呂に恵まれないなと憐れんでみたりするだけ。他には六畳と四畳半の二間があり単身者用の部屋には贅沢ではと思うも寝室が別なのは良いのかと思う。食堂を兼ねた居間と寝室が一緒なのは今時一般的な事を考えれば十分な広さだと思う。
この引っ越しの一番の大荷物は折りたたみベットだった。車に乗せてお布団セットだけで荷物の三分の一を占めたが、とりあえず宮下は折りたたみベットを置いてその上に布団を敷く。そしてベットの上でごろごろして一日が終わると言う内容だった。
二日目、朝日が差し込む家の中を丁寧に紹介してくれた。
ただし、日の出と共に起きるのは迷惑じゃないかと思うがそんなこと気にしない宮下は箒をはたき代わりに天井から壁、そして床を掃き、さすが建具屋と言うべきか何年も使ってなかっただろう襖はまだ美しかった。
畳は日に焼けて裏返しもしくは貼り直ししないといけないだろうが、思い切ってカーペットを敷いて誤魔化してしまおうかと悩んでいた。
押入れの中は天袋共に空っぽで、それは台所の作りつけの戸棚も年季の入った冷蔵庫も同様に綺麗に空っぽになっていた。その点は清潔で大変宜しく、おばさんが荷物に入れてくれた掃除道具で綺麗にして終わるだけとなった。
そこにかなり昔の結婚式の引き出物で貰った食器を戸棚に並べて行く。電気ポットに炊飯器、コンロは備え付けがあったのでそのまま使う事にして、テレビもエアコンも設置してあった。そしてインターネットは各自設定してもらう事になっていて、明日の午前中に工事が入る予定になっている。とりあえず不評を買わない程度の最低限な掃除は出来たとほっとしながらネットで絨毯を注文するのだった。
机と座椅子を置いて押入れの中にコンテナを入れてタンス代わりにして服を詰めて引越しは終了。トイレは昔ながらのタイルに囲まれた物なので床位はフローリングマットを詰めて補修しようと言っていた。
一応洋式のトイレは
「なんと下水道完備なのです!」
「羨ましい!」
こればかりは言うしかないだろうと呟いて苦笑。
そう言いながら持ってきた食材は保冷バックに入れたままと言う無謀をしてくれたが生鮮食品はソーセージだけなので問題はないだろう。むしろおばさんナイスと言うしかない。
電子レンジもあるので簡単にパック米を温めてソーセージとフリーズドライのお味噌汁と言う、宮下曰く役人時代の定番メニューですと紹介された。
ソーセージって電子レンジで袋事温めて食べるものなんだといつもマメに家の台所を作って料理の腕前を披露してくれた事を思えば質素すぎるだろうとおもうもティ―パックのお茶をマグカップで啜りながら手を合わせてご馳走様をする。
そこから草刈り鎌を持って軍手をはめて機械じゃ刈れなかった所をこつこつと刈りだしていれば西野さんが起きてきた時間になったのか新聞を取りに行く姿とほぼほぼ草刈りが終わってしまって別の家のようになってしまった庭を驚き、そして喜びながらも申し訳ないとパジャマ姿で頭を下げる、まさかこんな事になるとは思ってなかっただろう奥さんは朝食を誘ってくれるももう食べた事を伝えた宮下に今時の若者はいつ寝てるのと驚かれる始末。いや、単に宮下や俺が起きる時間が早いだけなんだがと言うのは理解しているつもりだったがそんな生活に慣れている周囲は俺達の生活習慣に疑問を抱かない奴らばかりだったし、誰にも迷惑をかけているつもりはなかったがここに来て早起き過ぎても迷惑をかける事を思い知るのだった。
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