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後輩との関係が変わる日1
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それから加奈子は晴人と連絡を取ることもなく、普段通り仕事をしていた。
元々部署は一緒だが、課が違うため直接の絡みは少ない。そのため、偶然が重ならない場合は一緒になることはなかった。
「しまったなぁ」
月曜日の朝一で取引先に渡す資料作りに手間取り、会社を出る頃には雨が降っていた。天気予報では夜遅くと言っていたため、傘は持ってきていなかった。
空を見上げていても止む様子はない。駅まで5分程の距離を早足で向かおうと決めた時、後ろから声がかかった。
「結城さん珍しいですね、この時間まで仕事ですか?」
「岩田くんも?」
「ええ。もう少しでコンペなんでその準備で。…傘ないなら駅まで一緒に行きませんか?」
体を重ねた1ヶ月前のことを思い出し少し躊躇った加奈子だが、同僚なので駅まで行くことは不自然ではないだろうと思い、有り難く申し出を受けた。
2回目は、たまたまだと言い訳できない。分かっていた筈なのに、晴人を求めてしまった。
帰る方向が一緒だったため、尋ねると最寄り駅が同じだった。
二人とも夕飯を食べていなかったため、最寄り駅の立呑バーで軽く飲むことにした。
お酒のせいか、それとも店が混んでいたため距離が思ったより近かったせいか、話している内に晴人に与えられた快楽が蘇ってきた。
意識しないようにすればするほど、近くにいる晴人の体温や声に反応してしまう。
「結城さん?」
急に黙り込んだ加奈子を気遣い声をかける晴人の目を見返すことができなかった。
「店、出よっか」
口から出た言葉は想像よりも上擦る。その声で加奈子の様子を察した晴人は、嬉しそうに笑い出口へと向かった。
店を出るともう雨は止んでいた。
「結城さん、何考えているの?」
「…なにも。帰ろっか」
「帰って何するの?一人で慰めるの?」
手伝ってあげようか?と聞く晴人になけなしの精神力を振り絞り首を振る。
「…帰る」
そう言って家の方向へと歩こうとする加奈子を無理矢理引き寄せ抱きしめながら、強引に顔を上に向かせ、唇を重ねる。
(だめだ、流される…)
「流されてよ。これから起きることは全部俺のせいだから…だから…」
加奈子の心の内を読んだかように晴人が囁く。
「結城さんの全部欲しい」
途中でコンビニに寄ったあと加奈子のマンションに向かう。家につくなり晴人は加奈子の唇を激しく求める。
「んっ…はっ」
執拗に舌を絡める度に加奈子の力が抜ける。腰が砕けそうな加奈子を壁に押し付け支える。
「ごめん、余裕ない」
加奈子のスカートをたくしあげると、性急な指使いで下着に手を伸ばす。
「脱がすよ」
ストッキングと一緒に下着を脱がし、クリトリスに触れる。
「んっ…あっ。だめぇ、こんなところでっ」
玄関で下半身を触られているという背徳感と、ここまで来る間の期待で、ぐっちょりと濡れている。
「何期待してたの?」
硬く芯を持っているクリトリスをこねながら、晴人は意地悪そうに聞く。違うというように首を振るが、体は晴人の手の動きに合わせて昂ぶっていく。
「あっ…ふぁ…んっ」
「エロい汁、また溢れてきたよ。やらしい体」
そういうと晴人は加奈子にキスをする。手は休むことなく、動きを早める。我慢していた分、クリトリスは直ぐにパンパンに膨らみ、男の手でイかされたいとねだる。
期待に答えるように強めに擦りあげると、呆気ないほど簡単に加奈子は達した。
「んーっ!っん…んっく…」
声にならない声をあげて達した加奈子の唇を解放する。
「んっ…はぁっはぁっ…だめぇっ!連続…むりぃっ!っん…ふぁん!」
達した後も手は止めない。中指を膣内に入れ、親指でクリトリスを弾き、更に絶頂を味わせようとする。
中の動きからもうすぐ達するというとき、マンションの廊下から声がしてきた。酔っ払っているのか、思いの外響く二人の女性の声は段々と大きくなってくる。
と、その時加奈子の膣内が中指を痛いくらいの強さで締め上げた。
「…もしかして…聞かれたいの?今イったら…確実に聞こえるね」
「ちがっ!んっ…はぁっ…あっ!」
「イっちゃいな。知らない人に聞かれながら興奮する変態」
言葉では否定するが、膣内の締め付けは更に激しくなり、晴人に絶頂が近いことを伝える。イキ顔を見るため、加奈子の顎を持ち上げ視線を合わせる。恥ずかしいそうな瞳の奥に、欲望が見え隠れする。
「イきな、加奈子」
「イっ…!んっく…はぁっ…イっくぅ!!」
晴人の許可と女性がドアの前を通った瞬間はほぼ同時だった。激しく身を震わせ加奈子は達した。
腰砕けになったのか、晴人の指を咥えたままズルズルと廊下にヘタりこむ。その間も細かく体を震わせ、軽くイきながら余韻を味わっている加奈子。
『ねぇ、さっきのあえぎ声だよねー!聞こえてるっつうの!』
『あれじゃない?そういうプレイ』
『うわっ、変態じゃん!そういうの無理ー』
甲高い笑い声と共に足音が遠ざかっていく。
「ド変態」
そう言うと指を抜き、慌ただしくスラックスと下着を脱ぐと、コンビニで買ったコンドームをつける。力が入らない加奈子を無理矢理四つん這いにし、後ろから挿入する。
「んっあー!!だめぇ…だめなの!イったの!」
「声聞かれるよ、また知らない人に。それとも俺以外の人に聞かれながらイきたいんだ?」
「ちがっ!もうっんっ…イきたくっない!きかれったくないの!」
「じゃあイくの我慢できるよね?我慢しながら、俺をイかせてみてよ?」
腰を容赦なく加奈子の中に叩きつける。荒々しく、1ヶ月前の繋がり時に見つけたクリトリスの裏側のGスポットを重点的に責め立てる。
「んあーっ!だめぇ…あっ!…変にっ!おかしく…なるっ」
「おかしくなってよ」
晴人は自らの欲望をぶつけるように腰を振る。
「んあーっ!あたって…クリっに…あたるっ…あっんっ…やぁんっ…」
激しく腰を振るのに合わせて、クリトリスに玉袋が当たる。数回イっているのにも関わらず硬く敏感なクリトリスは、叩かれるような感触にすら快感を感じるようだ。
「お仕置きだから、加奈子はイくなよ」
本音は限界が近くクリトリスを愛撫する余裕がないのだが、言葉の奥に隠し、膣内の感触を味わう。そう時間はかからずに限界は来た。
「っく…出すよ」
「んっやぁ…イきたっ…イけないっ…やだぁ」
「っく…お仕置きなのにねだって…本当に変態っ…後で壊れるまでイかすな」
その言葉に膣内が嬉しそうにペニスを締め上げる。晴人は締め付けに耐えきれず、大量の精液を加奈子に注ぎ込んだ。
元々部署は一緒だが、課が違うため直接の絡みは少ない。そのため、偶然が重ならない場合は一緒になることはなかった。
「しまったなぁ」
月曜日の朝一で取引先に渡す資料作りに手間取り、会社を出る頃には雨が降っていた。天気予報では夜遅くと言っていたため、傘は持ってきていなかった。
空を見上げていても止む様子はない。駅まで5分程の距離を早足で向かおうと決めた時、後ろから声がかかった。
「結城さん珍しいですね、この時間まで仕事ですか?」
「岩田くんも?」
「ええ。もう少しでコンペなんでその準備で。…傘ないなら駅まで一緒に行きませんか?」
体を重ねた1ヶ月前のことを思い出し少し躊躇った加奈子だが、同僚なので駅まで行くことは不自然ではないだろうと思い、有り難く申し出を受けた。
2回目は、たまたまだと言い訳できない。分かっていた筈なのに、晴人を求めてしまった。
帰る方向が一緒だったため、尋ねると最寄り駅が同じだった。
二人とも夕飯を食べていなかったため、最寄り駅の立呑バーで軽く飲むことにした。
お酒のせいか、それとも店が混んでいたため距離が思ったより近かったせいか、話している内に晴人に与えられた快楽が蘇ってきた。
意識しないようにすればするほど、近くにいる晴人の体温や声に反応してしまう。
「結城さん?」
急に黙り込んだ加奈子を気遣い声をかける晴人の目を見返すことができなかった。
「店、出よっか」
口から出た言葉は想像よりも上擦る。その声で加奈子の様子を察した晴人は、嬉しそうに笑い出口へと向かった。
店を出るともう雨は止んでいた。
「結城さん、何考えているの?」
「…なにも。帰ろっか」
「帰って何するの?一人で慰めるの?」
手伝ってあげようか?と聞く晴人になけなしの精神力を振り絞り首を振る。
「…帰る」
そう言って家の方向へと歩こうとする加奈子を無理矢理引き寄せ抱きしめながら、強引に顔を上に向かせ、唇を重ねる。
(だめだ、流される…)
「流されてよ。これから起きることは全部俺のせいだから…だから…」
加奈子の心の内を読んだかように晴人が囁く。
「結城さんの全部欲しい」
途中でコンビニに寄ったあと加奈子のマンションに向かう。家につくなり晴人は加奈子の唇を激しく求める。
「んっ…はっ」
執拗に舌を絡める度に加奈子の力が抜ける。腰が砕けそうな加奈子を壁に押し付け支える。
「ごめん、余裕ない」
加奈子のスカートをたくしあげると、性急な指使いで下着に手を伸ばす。
「脱がすよ」
ストッキングと一緒に下着を脱がし、クリトリスに触れる。
「んっ…あっ。だめぇ、こんなところでっ」
玄関で下半身を触られているという背徳感と、ここまで来る間の期待で、ぐっちょりと濡れている。
「何期待してたの?」
硬く芯を持っているクリトリスをこねながら、晴人は意地悪そうに聞く。違うというように首を振るが、体は晴人の手の動きに合わせて昂ぶっていく。
「あっ…ふぁ…んっ」
「エロい汁、また溢れてきたよ。やらしい体」
そういうと晴人は加奈子にキスをする。手は休むことなく、動きを早める。我慢していた分、クリトリスは直ぐにパンパンに膨らみ、男の手でイかされたいとねだる。
期待に答えるように強めに擦りあげると、呆気ないほど簡単に加奈子は達した。
「んーっ!っん…んっく…」
声にならない声をあげて達した加奈子の唇を解放する。
「んっ…はぁっはぁっ…だめぇっ!連続…むりぃっ!っん…ふぁん!」
達した後も手は止めない。中指を膣内に入れ、親指でクリトリスを弾き、更に絶頂を味わせようとする。
中の動きからもうすぐ達するというとき、マンションの廊下から声がしてきた。酔っ払っているのか、思いの外響く二人の女性の声は段々と大きくなってくる。
と、その時加奈子の膣内が中指を痛いくらいの強さで締め上げた。
「…もしかして…聞かれたいの?今イったら…確実に聞こえるね」
「ちがっ!んっ…はぁっ…あっ!」
「イっちゃいな。知らない人に聞かれながら興奮する変態」
言葉では否定するが、膣内の締め付けは更に激しくなり、晴人に絶頂が近いことを伝える。イキ顔を見るため、加奈子の顎を持ち上げ視線を合わせる。恥ずかしいそうな瞳の奥に、欲望が見え隠れする。
「イきな、加奈子」
「イっ…!んっく…はぁっ…イっくぅ!!」
晴人の許可と女性がドアの前を通った瞬間はほぼ同時だった。激しく身を震わせ加奈子は達した。
腰砕けになったのか、晴人の指を咥えたままズルズルと廊下にヘタりこむ。その間も細かく体を震わせ、軽くイきながら余韻を味わっている加奈子。
『ねぇ、さっきのあえぎ声だよねー!聞こえてるっつうの!』
『あれじゃない?そういうプレイ』
『うわっ、変態じゃん!そういうの無理ー』
甲高い笑い声と共に足音が遠ざかっていく。
「ド変態」
そう言うと指を抜き、慌ただしくスラックスと下着を脱ぐと、コンビニで買ったコンドームをつける。力が入らない加奈子を無理矢理四つん這いにし、後ろから挿入する。
「んっあー!!だめぇ…だめなの!イったの!」
「声聞かれるよ、また知らない人に。それとも俺以外の人に聞かれながらイきたいんだ?」
「ちがっ!もうっんっ…イきたくっない!きかれったくないの!」
「じゃあイくの我慢できるよね?我慢しながら、俺をイかせてみてよ?」
腰を容赦なく加奈子の中に叩きつける。荒々しく、1ヶ月前の繋がり時に見つけたクリトリスの裏側のGスポットを重点的に責め立てる。
「んあーっ!だめぇ…あっ!…変にっ!おかしく…なるっ」
「おかしくなってよ」
晴人は自らの欲望をぶつけるように腰を振る。
「んあーっ!あたって…クリっに…あたるっ…あっんっ…やぁんっ…」
激しく腰を振るのに合わせて、クリトリスに玉袋が当たる。数回イっているのにも関わらず硬く敏感なクリトリスは、叩かれるような感触にすら快感を感じるようだ。
「お仕置きだから、加奈子はイくなよ」
本音は限界が近くクリトリスを愛撫する余裕がないのだが、言葉の奥に隠し、膣内の感触を味わう。そう時間はかからずに限界は来た。
「っく…出すよ」
「んっやぁ…イきたっ…イけないっ…やだぁ」
「っく…お仕置きなのにねだって…本当に変態っ…後で壊れるまでイかすな」
その言葉に膣内が嬉しそうにペニスを締め上げる。晴人は締め付けに耐えきれず、大量の精液を加奈子に注ぎ込んだ。
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