65 / 126
第二章「王国の五大騎士家」
第45話 君たちと一緒なら
しおりを挟む
「オウカーっ!」
トウカが叫ぶ。オウカによって一撃を加えられた光の壁は崩壊し、解放された魔力が大爆発を起こす。
閃光の中に彼女の姿が消えてゆく。どこかその表情は微笑んでいるようにも見えた。
「ぐっ……」
必死に足を踏ん張る。
マリーちゃんの魔力障壁が限界を迎える前に強引に魔力を解放させたので、本来の威力ではないにしろ、離れた位置にいる僕たちも爆風で吹き飛ばされそうだった。
だが、まだだ。これからが本当の闘いだ。
光の壁がなくなったことで魔力の放出は歯止めが利かなくなる。圧縮されていた分と、体内の魔力がここから一気に溢れ出すはずだ。その放出範囲は恐らく光の壁を破った方向、つまり僕たちのいる方角になる。
他の方向へ逸らすこともできたけど、フジとドラセナの位置が僕たちにはわからない。オウカもそれをわかっていて、そして、僕なら防げると信じていたからに違いない。
それともう一つ。
オウカの狙いはきっと――。
「シオン、何か来る!」
光の中から何かが突然現れる。
猛烈な勢いで僕たちの頭上を飛び越えて地面に叩き付けられながら跳ねていく。
「オウカ!?」
トウカも気づいていた。彼女が飛んできた時にその姿形をとらえていたんだ。
間違いない、オウカだ。彼女はきっと僕が迎撃することを見越し、飛ばされる位置も計算して斬ったに違いない。
「シオン、オウカが!」
「行っちゃダメだ、トウカ!」
トウカは今すぐにでも駆け寄ろうとしていた。だけど、それはダメだ。君にはここにいてもらわなければいけない。
「でもオウカが!」
「そのオウカが言っていただろ。何があっても前を向けって!」
優しいトウカなら身内が傷つけば何をおいても駆けつけようとするに違いない。だからこそのあの言葉だったんだ。
マリーちゃんを助け出せる可能性はもうこの瞬間しかない。たった一つの迷いが全員の命を危機にさらしてしまう。
オウカはピクリとも動かない。
気を失っているのか、それとも――いや、それは考えてはいけない。
「オウカに構うな。僕たちには僕たちの役目があるんだから!」
残酷な言い方だけど、それが彼女の意志だ。そして、それに応えることが僕の責務でもある。
オウカが消耗したのは僕の責任だ。僕が余計なことをして彼女の体力と魔力を使わせていなければ、違った対応ができたかもしれない。
でも彼女は一言も僕を責めなかった。そんな彼女のためにも、絶対に失敗するわけにはいかない。
「うん……わかった」
「次は僕の番だ。みんなを必ず守ってみせる」
「信じてるよ、シオン」
「……ありがとう」
トウカは何も知らない。僕とオウカの間に何があったのかを。
彼女にとって僕は昔のままの頼りになるリーダーだ。
だったら期待に応える。みんなを守ってみせる。それが僕なりの贖罪なのだから。
「さあ行くぞ!」
残る魔力はあと少し。僕も覚悟を決めなくちゃいけない。
二刀を構え、こちらへ向かってくる魔力の奔流に立ち向かう。
残り少ない魔力をどう使っても魔王級の魔力を抑え込む、ましてや正面からぶつかるなんて本来ならできる訳がない。無謀もいいところだ。
でも、僕には一つの可能性があった。理論上はできる。無形のものを自分の支配に置くことができるんだ。それは、魔力とて例外じゃないはずだ。
魔力の中に飛び込み、術式を展開する。纏う対象は炎じゃない。目の前にある膨大な魔力だ。
魔王級の魔力を相殺するのは人間程度の魔力量では不可能だ。ならば、強大な力は強大な力で。マリーちゃんの魔力そのものを使って相殺する。
「術式展開――――『纏化』」
術式が作用し、魔力の向う方向が変わる。溢れ出した全ての魔力が僕へ向かって流れ込み始める。
「ぐうっ……!」
とんでもない重圧だ。マリーちゃんはこんな桁違いの魔力を普段から抑え込んでいるのか。
まずい、思った以上に制御が難しい。だが失敗すれば間違いなく、ここにいるみんなが巻き込まれる。
「シオン!」
「僕に構うな、トウカ!」
本来、こんなにリスクのある行動はするべきじゃない。これまでの僕ならしないだろう。兄さんを神聖化して自分を過小評価していた時なら。
でも、さっき兄さんとカルーナの話を聞いた今なら違う。
『あいつは天才だよ』だって?
あの兄さんが。僕を「天才」だと評したんだ。才能にあふれ、いつも僕の目標だった兄さんが。
なら、僕にはできる。魔術の力で兄さんを超えたと知った今なら、確信できる。
兄さんにもできないことが僕にはできる!
「ぐ……ああああ!」
まるで大蛇が体に巻きついているようだ。全身が軋んでひどく動きづらい。術式を解除すればあっという間に握り潰されてしまう。
鎧に亀裂が入る。この分だとそう長くはもたない。
「術式展開――――『圧縮』」
魔力の道筋を作れ。この膨大な魔力の流れる先に力を集めろ。
二度とできなくていい。偶然でも奇跡でも何でもいい。
体よ、剣よ。もう少しだけ持ってくれ。みんなを守るために、一撃だけ許してくれ。
「さあ来い!」
口の中で血の味がする。鎧も砕け散った。右肩に受けた矢の傷もいつの間にか開いている。
でも、無茶の代償は大きかったが成果はあった。
周囲の魔力は集めきった。次に来るのはマリーちゃんの内在魔力。
一瞬の間隔を置いて、倒れているマリーちゃんの体が光に包まれる。
「嚙み砕け!」
噴出した魔力に突撃をかける。この、たった一撃に全てを注ぎ込む。
剣を振り切れ。圧縮した魔力を解き放て。
「緋炎双牙!」
左右から剣を振り抜く。生成した魔力球同士が衝突し、圧縮された魔力が炸裂する。
「行けええええ!」
マリーちゃんの魔力と僕の技の威力が正面からぶつかり合う。
どちらも魔王級の魔力。浴びればひとたまりもない。
僕の狙いは最初から一つ。同じ威力をぶつけ合う事による相殺だ。
「ぐっ……まずい」
だが、思いのほかマリーちゃん側からの威力が強い。
これが魔王の力。僕は魔力に技の威力を加えたと言うのにそれでも届かないのか。
両方の剣に亀裂が入る。このままだと媒体を失い、術式が解けて押し切られる。そうなれば僕の後ろにいるみんなまで巻き込まれる。
約束を守らせてくれ。僕は守ると誓ったんだ。
フジは術式を封じられながら僕を救うために全力を尽くしてくれた。
ドラセナは自分が疑われることも厭わず、解毒薬を提供して助けようとしてくれた。
オウカは私怨にとらわれて凶行に走った僕を止めてくれた。
トウカはこんな僕をずっと友達だと思い信じてくれた。
「いい友達を持った」だって? 逆だよ、いい友達を持ったのは僕の方だ。
この素晴らしい仲間を守る。その為に力を使ってみせる。
これまでとは違う。兄さんを目標に自分を高みへと至らせるためじゃなく、今生きているみんなの力になるために!
「術式展開!」
魔力を開放する。相殺できないならその向かう先を変える。
できるかどうかじゃない。やるんだ。
「――――『圧縮』」
残る魔力全てを使って『圧縮』の術式を展開する。
対象は目の前の魔力全てだ。
「輝け!」
この規模の魔力を押し留めておくことなど不可能だ。すぐに術式が破られる。
間髪入れず空へ向けて撃ち出す。
「天昴烈火!」
剣を振り上げると同時に刀身が両方とも砕けた。
撃ち出された魔力はその膨大な量に耐えきれず、術式が崩壊する。
――視界が白く塗り潰される。
僕は、どうなったんだろう……ダメだ、目の前が真っ白だ。
何も見えないし聞こえない。みんなは、マリーちゃんはどうなったんだ。
体が傾いて行く。もう支えられない。
魔力は尽きた。体は動かない。剣も鎧も砕けた。
まったく、一日に剣を四本もダメにするなんて初めてだ。怒られるだろうな。
……ああそうだ、もう兄さんは居ないんだった。
――風が僕の横を吹き抜けた。
良かった。無事だったんだトウカ。
もう動き出していたのか。僕が何とかしてくれるって信じていてくれたんだね。
凄いなトウカは、そこまで僕を信じてくれるんだから。
君は自分に力が無いって思っているけど、むしろ力が無いからこそ誰かを信じ、力を合わせることを迷いなく選べる。
自分の弱さを認める。それはとても強い事なんだ。
僕はその弱さに負けた。もう少し、僕もみんなを頼ることができたらあんな事にはならなかったのかもしれないな。
僕はここまでだ。あとは君に任せたよ、トウカ。
もう迷わない。僕もみんなを信じる。
みんなが居れば、もう間違えたりしないはずだ。
――何だ、やっと気づいたのかシオン。
うん、ちょっと遅すぎたけどね――。
トウカが叫ぶ。オウカによって一撃を加えられた光の壁は崩壊し、解放された魔力が大爆発を起こす。
閃光の中に彼女の姿が消えてゆく。どこかその表情は微笑んでいるようにも見えた。
「ぐっ……」
必死に足を踏ん張る。
マリーちゃんの魔力障壁が限界を迎える前に強引に魔力を解放させたので、本来の威力ではないにしろ、離れた位置にいる僕たちも爆風で吹き飛ばされそうだった。
だが、まだだ。これからが本当の闘いだ。
光の壁がなくなったことで魔力の放出は歯止めが利かなくなる。圧縮されていた分と、体内の魔力がここから一気に溢れ出すはずだ。その放出範囲は恐らく光の壁を破った方向、つまり僕たちのいる方角になる。
他の方向へ逸らすこともできたけど、フジとドラセナの位置が僕たちにはわからない。オウカもそれをわかっていて、そして、僕なら防げると信じていたからに違いない。
それともう一つ。
オウカの狙いはきっと――。
「シオン、何か来る!」
光の中から何かが突然現れる。
猛烈な勢いで僕たちの頭上を飛び越えて地面に叩き付けられながら跳ねていく。
「オウカ!?」
トウカも気づいていた。彼女が飛んできた時にその姿形をとらえていたんだ。
間違いない、オウカだ。彼女はきっと僕が迎撃することを見越し、飛ばされる位置も計算して斬ったに違いない。
「シオン、オウカが!」
「行っちゃダメだ、トウカ!」
トウカは今すぐにでも駆け寄ろうとしていた。だけど、それはダメだ。君にはここにいてもらわなければいけない。
「でもオウカが!」
「そのオウカが言っていただろ。何があっても前を向けって!」
優しいトウカなら身内が傷つけば何をおいても駆けつけようとするに違いない。だからこそのあの言葉だったんだ。
マリーちゃんを助け出せる可能性はもうこの瞬間しかない。たった一つの迷いが全員の命を危機にさらしてしまう。
オウカはピクリとも動かない。
気を失っているのか、それとも――いや、それは考えてはいけない。
「オウカに構うな。僕たちには僕たちの役目があるんだから!」
残酷な言い方だけど、それが彼女の意志だ。そして、それに応えることが僕の責務でもある。
オウカが消耗したのは僕の責任だ。僕が余計なことをして彼女の体力と魔力を使わせていなければ、違った対応ができたかもしれない。
でも彼女は一言も僕を責めなかった。そんな彼女のためにも、絶対に失敗するわけにはいかない。
「うん……わかった」
「次は僕の番だ。みんなを必ず守ってみせる」
「信じてるよ、シオン」
「……ありがとう」
トウカは何も知らない。僕とオウカの間に何があったのかを。
彼女にとって僕は昔のままの頼りになるリーダーだ。
だったら期待に応える。みんなを守ってみせる。それが僕なりの贖罪なのだから。
「さあ行くぞ!」
残る魔力はあと少し。僕も覚悟を決めなくちゃいけない。
二刀を構え、こちらへ向かってくる魔力の奔流に立ち向かう。
残り少ない魔力をどう使っても魔王級の魔力を抑え込む、ましてや正面からぶつかるなんて本来ならできる訳がない。無謀もいいところだ。
でも、僕には一つの可能性があった。理論上はできる。無形のものを自分の支配に置くことができるんだ。それは、魔力とて例外じゃないはずだ。
魔力の中に飛び込み、術式を展開する。纏う対象は炎じゃない。目の前にある膨大な魔力だ。
魔王級の魔力を相殺するのは人間程度の魔力量では不可能だ。ならば、強大な力は強大な力で。マリーちゃんの魔力そのものを使って相殺する。
「術式展開――――『纏化』」
術式が作用し、魔力の向う方向が変わる。溢れ出した全ての魔力が僕へ向かって流れ込み始める。
「ぐうっ……!」
とんでもない重圧だ。マリーちゃんはこんな桁違いの魔力を普段から抑え込んでいるのか。
まずい、思った以上に制御が難しい。だが失敗すれば間違いなく、ここにいるみんなが巻き込まれる。
「シオン!」
「僕に構うな、トウカ!」
本来、こんなにリスクのある行動はするべきじゃない。これまでの僕ならしないだろう。兄さんを神聖化して自分を過小評価していた時なら。
でも、さっき兄さんとカルーナの話を聞いた今なら違う。
『あいつは天才だよ』だって?
あの兄さんが。僕を「天才」だと評したんだ。才能にあふれ、いつも僕の目標だった兄さんが。
なら、僕にはできる。魔術の力で兄さんを超えたと知った今なら、確信できる。
兄さんにもできないことが僕にはできる!
「ぐ……ああああ!」
まるで大蛇が体に巻きついているようだ。全身が軋んでひどく動きづらい。術式を解除すればあっという間に握り潰されてしまう。
鎧に亀裂が入る。この分だとそう長くはもたない。
「術式展開――――『圧縮』」
魔力の道筋を作れ。この膨大な魔力の流れる先に力を集めろ。
二度とできなくていい。偶然でも奇跡でも何でもいい。
体よ、剣よ。もう少しだけ持ってくれ。みんなを守るために、一撃だけ許してくれ。
「さあ来い!」
口の中で血の味がする。鎧も砕け散った。右肩に受けた矢の傷もいつの間にか開いている。
でも、無茶の代償は大きかったが成果はあった。
周囲の魔力は集めきった。次に来るのはマリーちゃんの内在魔力。
一瞬の間隔を置いて、倒れているマリーちゃんの体が光に包まれる。
「嚙み砕け!」
噴出した魔力に突撃をかける。この、たった一撃に全てを注ぎ込む。
剣を振り切れ。圧縮した魔力を解き放て。
「緋炎双牙!」
左右から剣を振り抜く。生成した魔力球同士が衝突し、圧縮された魔力が炸裂する。
「行けええええ!」
マリーちゃんの魔力と僕の技の威力が正面からぶつかり合う。
どちらも魔王級の魔力。浴びればひとたまりもない。
僕の狙いは最初から一つ。同じ威力をぶつけ合う事による相殺だ。
「ぐっ……まずい」
だが、思いのほかマリーちゃん側からの威力が強い。
これが魔王の力。僕は魔力に技の威力を加えたと言うのにそれでも届かないのか。
両方の剣に亀裂が入る。このままだと媒体を失い、術式が解けて押し切られる。そうなれば僕の後ろにいるみんなまで巻き込まれる。
約束を守らせてくれ。僕は守ると誓ったんだ。
フジは術式を封じられながら僕を救うために全力を尽くしてくれた。
ドラセナは自分が疑われることも厭わず、解毒薬を提供して助けようとしてくれた。
オウカは私怨にとらわれて凶行に走った僕を止めてくれた。
トウカはこんな僕をずっと友達だと思い信じてくれた。
「いい友達を持った」だって? 逆だよ、いい友達を持ったのは僕の方だ。
この素晴らしい仲間を守る。その為に力を使ってみせる。
これまでとは違う。兄さんを目標に自分を高みへと至らせるためじゃなく、今生きているみんなの力になるために!
「術式展開!」
魔力を開放する。相殺できないならその向かう先を変える。
できるかどうかじゃない。やるんだ。
「――――『圧縮』」
残る魔力全てを使って『圧縮』の術式を展開する。
対象は目の前の魔力全てだ。
「輝け!」
この規模の魔力を押し留めておくことなど不可能だ。すぐに術式が破られる。
間髪入れず空へ向けて撃ち出す。
「天昴烈火!」
剣を振り上げると同時に刀身が両方とも砕けた。
撃ち出された魔力はその膨大な量に耐えきれず、術式が崩壊する。
――視界が白く塗り潰される。
僕は、どうなったんだろう……ダメだ、目の前が真っ白だ。
何も見えないし聞こえない。みんなは、マリーちゃんはどうなったんだ。
体が傾いて行く。もう支えられない。
魔力は尽きた。体は動かない。剣も鎧も砕けた。
まったく、一日に剣を四本もダメにするなんて初めてだ。怒られるだろうな。
……ああそうだ、もう兄さんは居ないんだった。
――風が僕の横を吹き抜けた。
良かった。無事だったんだトウカ。
もう動き出していたのか。僕が何とかしてくれるって信じていてくれたんだね。
凄いなトウカは、そこまで僕を信じてくれるんだから。
君は自分に力が無いって思っているけど、むしろ力が無いからこそ誰かを信じ、力を合わせることを迷いなく選べる。
自分の弱さを認める。それはとても強い事なんだ。
僕はその弱さに負けた。もう少し、僕もみんなを頼ることができたらあんな事にはならなかったのかもしれないな。
僕はここまでだ。あとは君に任せたよ、トウカ。
もう迷わない。僕もみんなを信じる。
みんなが居れば、もう間違えたりしないはずだ。
――何だ、やっと気づいたのかシオン。
うん、ちょっと遅すぎたけどね――。
0
お気に入りに追加
53
あなたにおすすめの小説


セレナの居場所 ~下賜された側妃~
緑谷めい
恋愛
後宮が廃され、国王エドガルドの側妃だったセレナは、ルーベン・アルファーロ侯爵に下賜された。自らの新たな居場所を作ろうと努力するセレナだったが、夫ルーベンの幼馴染だという伯爵家令嬢クラーラが頻繁に屋敷を訪れることに違和感を覚える。

転生騎士団長の歩き方
Akila
ファンタジー
【第2章 完 約13万字】&【第1章 完 約12万字】
たまたま運よく掴んだ功績で第7騎士団の団長になってしまった女性騎士のラモン。そんなラモンの中身は地球から転生した『鈴木ゆり』だった。女神様に転生するに当たってギフトを授かったのだが、これがとっても役立った。ありがとう女神さま! と言う訳で、小娘団長が汗臭い騎士団をどうにか立て直す為、ドーン副団長や団員達とキレイにしたり、旨〜いしたり、キュンキュンしたりするほのぼの物語です。
【第1章 ようこそ第7騎士団へ】 騎士団の中で窓際? 島流し先? と囁かれる第7騎士団を立て直すべく、前世の知識で働き方改革を強行するモラン。 第7は改善されるのか? 副団長のドーンと共にあれこれと毎日大忙しです。
【第2章 王城と私】 第7騎士団での功績が認められて、次は第3騎士団へ行く事になったラモン。勤務地である王城では毎日誰かと何かやらかしてます。第3騎士団には馴染めるかな? って、またまた異動? 果たしてラモンの行き着く先はどこに?
※誤字脱字マジですみません。懲りずに読んで下さい。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
断る――――前にもそう言ったはずだ
鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」
結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。
けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。
(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)
そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。
ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?

【完結】仰る通り、貴方の子ではありません
ユユ
恋愛
辛い悪阻と難産を経て産まれたのは
私に似た待望の男児だった。
なのに認められず、
不貞の濡れ衣を着せられ、
追い出されてしまった。
実家からも勘当され
息子と2人で生きていくことにした。
* 作り話です
* 暇つぶしにどうぞ
* 4万文字未満
* 完結保証付き
* 少し大人表現あり

お腹の子と一緒に逃げたところ、結局お腹の子の父親に捕まりました。
下菊みこと
恋愛
逃げたけど逃げ切れなかったお話。
またはチャラ男だと思ってたらヤンデレだったお話。
あるいは今度こそ幸せ家族になるお話。
ご都合主義の多分ハッピーエンド?
小説家になろう様でも投稿しています。

【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。
BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。
辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん??
私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる