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第一章「魔王討伐」
第15話 たどり着いた決着
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「――何だと!?」
トウカが放った一撃――いや、連撃が正面から仕掛けようとしていたオウカを襲う。
それだけなら彼女は驚く事はない。驚かせた理由はその斬撃が間合いの外から飛んで来たことだ。
「くっ、術式展開!」
オウカが咄嗟に『置換』を展開し、トウカの右側にいる分身と位置を入れ替える。
「――なっ!?」
だが、そこへも斬撃が飛ぶ。
トウカが振るった剣の軌跡に合わせて光が弧を描き、それが彼女目がけて飛んでくる。
「何だこれは!?」
再度、『置換』で分身と入れ替わる。
だが、そこへも弧を描いた光が飛んでくる。
「はああああ!」
トウカが剣を振るえば振るうほど、その数は増えて行く。
そして、全ての方向へ振るわれた斬撃が光を帯びて飛び、オウカたち七人全員を一斉にとらえる。
「行っけええええ!」
トウカが叫び、彼女の周り全てから次々と光弾が放たれる。
一体一体への攻撃とは違い、周囲の空間全てへの攻撃。
どこへ転移してもそこは既にトウカの攻撃範囲内。
「うわあああっ!」
次々と光弾が着弾する。強烈な連撃を受けて鎧が破壊され、オウカは吹き飛ばされる。
「がはっ!」
トウカを囲む中から一人が飛び出し、支柱に叩きつけられる。
床に倒れると同時にその分身も動きを止め、姿を消して行った。
「ば……馬鹿な……」
同時に起きた有り得ない事にオウカは理解が追い付かない。
敵の攻撃を受けないはずの桜華絢爛が破られた。しかも、間合いの外から無数の斬撃を飛ばされて。
「はぁ……はぁ……やった」
トウカが膝をつく。オウカを倒したとはいえ、彼女の消耗も相当なものだった。
その様子を見てオウカも気づく。彼女が魔力を多量に消費したことを。
「まさか……魔力攻撃」
荒い息をつきながらトウカが頷く。
飛ぶ斬撃の正体。それは魔力を帯びた斬撃。魔族と比して魔力の少ない人間には困難な術式と言われている魔力攻撃。トウカはそれを使ったのだ。
「……魔力攻撃の難点である威力の面を、自らの斬撃に乗せることで補ったのか」
「私は……オウカみたいに魔術は使えないから」
魔族のように破壊力を持つほどの魔力を放つことは多量の魔力を要するため、魔力量の少ない人間が使用すればあっという間に魔力が枯渇する。そのため、魔力攻撃の分やは研究が頓挫し、その代わりに技に魔力を付加して威力を増す戦法が開発された。
だが、トウカの技における魔力行使は剣に付与した魔力を斬撃に乗せて放つだけ。威力はトウカの技の威力に依存し、斬撃を放たない限り魔力の消費はないため、魔力消費も少ない。
「だから……絶対に相手を倒す技を考えたの。絶対に避けられない技を」
それは、オウカと正反対の発想だった。
二度と致命的な一撃を食らわないために、自身の豊富な魔力を利用して複数の分身で翻弄する桜華絢爛。
対して少ない魔力で確実に相手をとらえ、広範囲・対多数であっても全て撃ち落とす桃華繚乱。
「……これが、私がオウカを倒すために考えた七年の成果だよ」
そして、その原点は同じだった。
互いに憧れの相手に負けたくないからこそ突き詰め続けた結果、生まれた技だったのだ。
「……無茶苦茶だな。お前の魔力は元々少ない……それを全方位に乱れ撃ちとは」
「……そうしないと、オウカには通じなかったから」
オウカの技に対抗するためには、全ての分身が間合いに入った時にまとめて切り捨てるしかない。結果、トウカが選んだのは無数の斬撃を魔力に乗せて飛ばす全方位攻撃。それが、彼女の切り札『桃華繚乱』の正体だった。
「でも、これで私の勝ち――」
「……まだだ」
目の前の光景にトウカは驚愕する。全身に彼女の攻撃を受け、鎧も砕け、最大の技も破られて満身創痍のオウカが立ち上がろうとしていた。
「くっ……」
剣を支えにトウカも立ち上がる。だが彼女も魔力の大半を使い果たし、いつ魔力が底をつくかわからない状態だ。
魔力は時間を置けば回復するのだが、もし魔力が尽きれば体が回復を優先するために強制的な虚脱状態になってしまう。オウカが戦う意思を失わない以上、動けなくなってしまえばいくら優勢でもトウカの負けだ。
「まだ……終わりじゃない」
剣を握り、ふらふらとおぼつかない足取りでトウカへ向かう。
いつ倒れてもおかしくない姿だが、オウカはその足を止めない。
「はあっ!」
振り下ろされたオウカの剣をトウカも剣で受け止める。
だが、まるで力が入っていない。剣で攻撃していると言うよりは何とか振り回しているだけだ。
「く……あ……」
「……オウカ」
王国最強と言われたその姿は見る影もない。疲労困憊のトウカですら容易く攻撃を捌くことができた。
「もう、やめてよオウカ」
「まだだ……まだ、終われない……」
「オウカ!」
思わず強めに剣を弾く。勢いで倒れ掛かるが、剣をついて倒れるのを拒否する。
憧れ続けた姉の、あまりにも痛々しいその姿は見るに堪えない。
「もういいよ、やめてよ! 勝負はついたんだよ!」
「まだ終わっていない……いや、終わらせたくないんだ!」
オウカが剣を振り下ろす。受け止めてわかるが、やはり力が入っていない。
もう勝負はついている。それなのにオウカは止まらない。
「そんなに私が憎いの!? どうしてもマリーを殺すの!?」
王国騎士として、フロスファミリア家の次期当主として、彼女が背負っているものは理解している。だが、それでもボロボロになってまで自分を倒そうとする執念とも言える姿をどうしても理解できない。
だが、彼女から返って来た反応は意外なものだった。
「……マリー? ああ、すまん。すっかり忘れていたよ」
「え……?」
「正直、お前と戦うのが楽しくて……もうどうでもよくなっていた」
ボロボロのその姿で、オウカは微笑んでいた。険がとれた穏やかな笑顔は七年前までよく見ていた姉としての姿だった。
「……まだ、この時間を終わりにしたくなくてな」
七年間、ずっと求め続けていた妹との戦い。技を競い合って、高め合い続けたあの頃を思わせるような心地よい時間だった。それは、いつしか本来の目的を忘れて夢中になってしまうくらいに。
「大丈夫だよ、オウカ」
剣を下ろして、そんな姉に笑顔を返す。まっすぐな瞳でトウカは決意を伝えた。
「また、やればいいよ。これからは時間がたっぷりあるんだから」
「また……できるのか?」
トウカの言葉を受けてオウカの手から剣が落ちる。
「うん、約束。もう逃げないから」
また、一緒に剣の腕を磨き合える。
ただ互いに高め合って強くなって行くのが楽しかったあの頃のように。
もう取り戻せないと思っていたその光景が帰って来る。その事実に安堵して次第にオウカの力が抜けて行く。
「そうか……だが、今度は私が勝つぞ」
「負けないよ。何度だって私が勝つから」
「フッ……それは……楽しみだ」
二人とも笑っていた。もう彼女たちの間にいがみ合う理由はない。
オウカの身が崩れ落ちる。トウカは満足な笑みを浮かべる姉を優しく抱きとめる。
そして、オウカは自らの敗北を認めた。
「……お前の勝ちだよ、トウカ」
オウカの言葉に、トウカの胸の中につかえていた何かが取れた。
堰を切ったようにその眼から涙が溢れ出す。
「どうした……泣いているのか?」
「だって……今……名前」
七年間、ずっと姉に遠慮して名乗るのを躊躇っていた。
よく似た姿とよく似た名前を持つからこそ、その名前を口にするだけで自分の罪を思い起こさせた。でも、ずっとその名前を呼んで欲しかった。誰でもない、姉自身の口から。
「フッ……泣き虫なのは、昔から変わらないな。トウカ」
「もう、オウカのせいだよ……」
「……まったく、どちらが勝ったかわからないな」
もう一度、その名前が呼ばれる。
再会したあの日から一度も呼んでもらえなかった自分の名前。それを呼んでもらえたことこそが、トウカにとって一番の赦しだった。
トウカが放った一撃――いや、連撃が正面から仕掛けようとしていたオウカを襲う。
それだけなら彼女は驚く事はない。驚かせた理由はその斬撃が間合いの外から飛んで来たことだ。
「くっ、術式展開!」
オウカが咄嗟に『置換』を展開し、トウカの右側にいる分身と位置を入れ替える。
「――なっ!?」
だが、そこへも斬撃が飛ぶ。
トウカが振るった剣の軌跡に合わせて光が弧を描き、それが彼女目がけて飛んでくる。
「何だこれは!?」
再度、『置換』で分身と入れ替わる。
だが、そこへも弧を描いた光が飛んでくる。
「はああああ!」
トウカが剣を振るえば振るうほど、その数は増えて行く。
そして、全ての方向へ振るわれた斬撃が光を帯びて飛び、オウカたち七人全員を一斉にとらえる。
「行っけええええ!」
トウカが叫び、彼女の周り全てから次々と光弾が放たれる。
一体一体への攻撃とは違い、周囲の空間全てへの攻撃。
どこへ転移してもそこは既にトウカの攻撃範囲内。
「うわあああっ!」
次々と光弾が着弾する。強烈な連撃を受けて鎧が破壊され、オウカは吹き飛ばされる。
「がはっ!」
トウカを囲む中から一人が飛び出し、支柱に叩きつけられる。
床に倒れると同時にその分身も動きを止め、姿を消して行った。
「ば……馬鹿な……」
同時に起きた有り得ない事にオウカは理解が追い付かない。
敵の攻撃を受けないはずの桜華絢爛が破られた。しかも、間合いの外から無数の斬撃を飛ばされて。
「はぁ……はぁ……やった」
トウカが膝をつく。オウカを倒したとはいえ、彼女の消耗も相当なものだった。
その様子を見てオウカも気づく。彼女が魔力を多量に消費したことを。
「まさか……魔力攻撃」
荒い息をつきながらトウカが頷く。
飛ぶ斬撃の正体。それは魔力を帯びた斬撃。魔族と比して魔力の少ない人間には困難な術式と言われている魔力攻撃。トウカはそれを使ったのだ。
「……魔力攻撃の難点である威力の面を、自らの斬撃に乗せることで補ったのか」
「私は……オウカみたいに魔術は使えないから」
魔族のように破壊力を持つほどの魔力を放つことは多量の魔力を要するため、魔力量の少ない人間が使用すればあっという間に魔力が枯渇する。そのため、魔力攻撃の分やは研究が頓挫し、その代わりに技に魔力を付加して威力を増す戦法が開発された。
だが、トウカの技における魔力行使は剣に付与した魔力を斬撃に乗せて放つだけ。威力はトウカの技の威力に依存し、斬撃を放たない限り魔力の消費はないため、魔力消費も少ない。
「だから……絶対に相手を倒す技を考えたの。絶対に避けられない技を」
それは、オウカと正反対の発想だった。
二度と致命的な一撃を食らわないために、自身の豊富な魔力を利用して複数の分身で翻弄する桜華絢爛。
対して少ない魔力で確実に相手をとらえ、広範囲・対多数であっても全て撃ち落とす桃華繚乱。
「……これが、私がオウカを倒すために考えた七年の成果だよ」
そして、その原点は同じだった。
互いに憧れの相手に負けたくないからこそ突き詰め続けた結果、生まれた技だったのだ。
「……無茶苦茶だな。お前の魔力は元々少ない……それを全方位に乱れ撃ちとは」
「……そうしないと、オウカには通じなかったから」
オウカの技に対抗するためには、全ての分身が間合いに入った時にまとめて切り捨てるしかない。結果、トウカが選んだのは無数の斬撃を魔力に乗せて飛ばす全方位攻撃。それが、彼女の切り札『桃華繚乱』の正体だった。
「でも、これで私の勝ち――」
「……まだだ」
目の前の光景にトウカは驚愕する。全身に彼女の攻撃を受け、鎧も砕け、最大の技も破られて満身創痍のオウカが立ち上がろうとしていた。
「くっ……」
剣を支えにトウカも立ち上がる。だが彼女も魔力の大半を使い果たし、いつ魔力が底をつくかわからない状態だ。
魔力は時間を置けば回復するのだが、もし魔力が尽きれば体が回復を優先するために強制的な虚脱状態になってしまう。オウカが戦う意思を失わない以上、動けなくなってしまえばいくら優勢でもトウカの負けだ。
「まだ……終わりじゃない」
剣を握り、ふらふらとおぼつかない足取りでトウカへ向かう。
いつ倒れてもおかしくない姿だが、オウカはその足を止めない。
「はあっ!」
振り下ろされたオウカの剣をトウカも剣で受け止める。
だが、まるで力が入っていない。剣で攻撃していると言うよりは何とか振り回しているだけだ。
「く……あ……」
「……オウカ」
王国最強と言われたその姿は見る影もない。疲労困憊のトウカですら容易く攻撃を捌くことができた。
「もう、やめてよオウカ」
「まだだ……まだ、終われない……」
「オウカ!」
思わず強めに剣を弾く。勢いで倒れ掛かるが、剣をついて倒れるのを拒否する。
憧れ続けた姉の、あまりにも痛々しいその姿は見るに堪えない。
「もういいよ、やめてよ! 勝負はついたんだよ!」
「まだ終わっていない……いや、終わらせたくないんだ!」
オウカが剣を振り下ろす。受け止めてわかるが、やはり力が入っていない。
もう勝負はついている。それなのにオウカは止まらない。
「そんなに私が憎いの!? どうしてもマリーを殺すの!?」
王国騎士として、フロスファミリア家の次期当主として、彼女が背負っているものは理解している。だが、それでもボロボロになってまで自分を倒そうとする執念とも言える姿をどうしても理解できない。
だが、彼女から返って来た反応は意外なものだった。
「……マリー? ああ、すまん。すっかり忘れていたよ」
「え……?」
「正直、お前と戦うのが楽しくて……もうどうでもよくなっていた」
ボロボロのその姿で、オウカは微笑んでいた。険がとれた穏やかな笑顔は七年前までよく見ていた姉としての姿だった。
「……まだ、この時間を終わりにしたくなくてな」
七年間、ずっと求め続けていた妹との戦い。技を競い合って、高め合い続けたあの頃を思わせるような心地よい時間だった。それは、いつしか本来の目的を忘れて夢中になってしまうくらいに。
「大丈夫だよ、オウカ」
剣を下ろして、そんな姉に笑顔を返す。まっすぐな瞳でトウカは決意を伝えた。
「また、やればいいよ。これからは時間がたっぷりあるんだから」
「また……できるのか?」
トウカの言葉を受けてオウカの手から剣が落ちる。
「うん、約束。もう逃げないから」
また、一緒に剣の腕を磨き合える。
ただ互いに高め合って強くなって行くのが楽しかったあの頃のように。
もう取り戻せないと思っていたその光景が帰って来る。その事実に安堵して次第にオウカの力が抜けて行く。
「そうか……だが、今度は私が勝つぞ」
「負けないよ。何度だって私が勝つから」
「フッ……それは……楽しみだ」
二人とも笑っていた。もう彼女たちの間にいがみ合う理由はない。
オウカの身が崩れ落ちる。トウカは満足な笑みを浮かべる姉を優しく抱きとめる。
そして、オウカは自らの敗北を認めた。
「……お前の勝ちだよ、トウカ」
オウカの言葉に、トウカの胸の中につかえていた何かが取れた。
堰を切ったようにその眼から涙が溢れ出す。
「どうした……泣いているのか?」
「だって……今……名前」
七年間、ずっと姉に遠慮して名乗るのを躊躇っていた。
よく似た姿とよく似た名前を持つからこそ、その名前を口にするだけで自分の罪を思い起こさせた。でも、ずっとその名前を呼んで欲しかった。誰でもない、姉自身の口から。
「フッ……泣き虫なのは、昔から変わらないな。トウカ」
「もう、オウカのせいだよ……」
「……まったく、どちらが勝ったかわからないな」
もう一度、その名前が呼ばれる。
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