REALITYのあれこれ

伊藤穂乃花

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REALITYが病みやすいのは『能力値』と『愛され度』が明確化・数値化されるから

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 REALITYは人と話せるから楽しいという反面「人間関係に疲れる」という話を聞きますぅ。
 
 また「友達が出来て楽しい」な反面「友達の動きがリアルより見えやすくて辛い」という話も。

 この疲れてしまう、見えやすくて辛いが「自分が気にし過ぎなのでは」と自分がおかしいのかもと悩む人がいるので、そうではないですよとお伝えするために書いてみますぅ。

 REALITYは『能力値』と『愛され度』が明確化・数値化されて、他者との比較がハッキリしてしまう世界だと思っています~。

 「なりたい自分になれる」と言いますが、本体以上の能力を出すことは出来ません。

 仮に歌姫になりたかろうと、その人本体が持つ声質、体格、リズム感などは変えられません。
 声はボイチェンで変えたりが出来ますが、音楽能力を本体以上に持つことは出来ません~。
 
 雑談もそうです~。本体が持つ以上の知識は持てませんし、本体以上に面白い話は出来ません。
 外見の枷が外れることで能力を発揮する人もいますが、その枷を外しても出て来るのはあくまで当人の能力です。

 企画の発想力も、楽器の演奏力もそうです。
 なりたい自分と言っても、アバターが可愛くかっこよくはなっても、他の部分はそれ以上にはなり得ません。
 体力も努力出来るかも全部本体依存です。

 性格やIQや特質もそうですぅ。
 気難しい性格の人は、配信上でそう振舞わないようにしても段々とそれが出てきて人と衝突しますし、IQや発達などの特質がある人は、空気が読めな過ぎる行動や近すぎる距離感で人間関係に失敗し「ここに自分の居場所はなかった」とリスナーをしていた枠やREALITYに言い捨てて、辞めていく人もしばしばですぅ。

 リスナーさん側もそうです~。
 ファンアートを描きたいと思っても、本体以上の絵は描けません。
 動画切り抜きの編集能力も、推しの写真を載せたり宣伝するマメさも本人の能力依存ですぅ。

 リスナーさん同士でも仲が良いように見えて、それぞれ枠をやった場合、人の来る数が違ったりして、歌がうまい褒められる人、人に好かれてよく来てもらえる人、そして、そうでもない人が明確に数値として見えてしまいますぅ。

 リスナー同士だけでなく、なんなら推しからのリスナー評価も数値として見えてしまいますぅ。
「いつも本当に支えてくれてうれしい!」「毎回来てくれて本当にありがとう!」とは言ってくれるけど、同時に歌枠をやったりすると、推しが選ぶのは別のリスナーなんてことはよくありますぅ。

(リス活を褒めてくれる、喜んでくれるんだから)思える時もあれば、気分が落ちてる時だと(支えてくれるとか言うけど、それって結局はギフトをたくさん投げてくれる人だからってだけだよね。歌が好きとか人として好きとかじゃないわけだし)と、推しによく枠に来てもらってるリスナーさんを羨んだりすることもあったりと聞きますぅ。

 これはライバーさんが悪いわけでは全然ないのですぅ。
 ライバーさんだってリスナーとして活動する権利がありますぅ。
 聞きやすい枠、潜りやすい枠もあるでしょう。
 枠主だけでなく、その枠のリスナーが接しやすいから行くとかもあるでしょう。
 
 ただ、感情の問題なので「悲しい」「寂しい」を否定することも出来ないのですぅ。

 REALITYはこのように、自分の能力値や愛され度が明確に数値になってしまうし、リスナー仲間同士と思っていた人が自分よりずっと他のリスナー仲間や推しに愛されてるとわかりやすく見えてしまったりがあるため、病みやすくなってしまうのですぅ。

「そんなに気にする? 私はランクとか入室数とか誰が来るとか気にしてないよ。ただ自分が好きで枠をやっているだけ」という人もいると思いますぅ。

 ただ同時に「そういうこと言う人は、結局は固定のファンがいて人に愛されていたり、すごく歌がうまくて自分に芯があったりするんだよ……」と、思う人もいたりするのです。

 それが知らない他人だったりすればどうでもいいのですが、実は身近な人や、同じ人を推してる人が感じていたりもあったりで難しい世界なのですぅ。

 対策としては「『能力値』と『愛され度』が明確化・数値化」と言いましたが、そう思い過ぎないことですぅ。
 枠に行く行かないも時間もあるし、生活時間の変化もあります。
 上に書いたように枠主だけでなく、リスナーとの接しやすさもあるので、あなたを好きでも枠の雰囲気が苦手とか、ライバーさんの場合は「大手さんが来たぞーになって潜れない枠は行きづらい」とか別問題もあったりしますぅ。

 歌なんてのも好みです。
 「REALITYで一番うまいよ!」って人がいう枠を見に行ったけど「まぁうまいけど、ほどほどかなぁ」「俺には刺さらないなぁ」になることもあると思います。
 そんな感じで上手い下手と、好みや刺さるは違ってる場合もあるのですぅ。

 それでも悲しい、寂しい、辛い、キツイは解消されないかもですが、「悩んでるのは自分だけじゃない」「病むのはこの世界の数値化のせい」思っていただけたらなぁと思います~。
 
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