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アステール学園に入学!
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「今日からこの学園に通うことになったルナです。ギルドマスターと副ギルドマスターの指示で来ました。他の3人も一緒です」
「入っていいよ」
「失礼します」
いつものように私がノックしてから名前と要件を言うと中から入る許可が出たため他の3人と一緒に入る。
コレに関してはもう癖だね。みんなが居る中で部屋に入る場合はいつも年長者の私がやってたからな……
中に入るとマスター達と同じ歳くらいの男性が居た。
「初めまして私はファルス・ケンナリ・グランデ・アステール
このアステール学園の学園長だよ」
名前を聞いて思わず、顔を顰めてしまった。
(ボソッ「グランデ…………」
あー、やっちゃった。白兎さんに顔に出すなって言われたのに思いっきり顰めちゃった。
いや、だってさ王族だよ?2人からは古い知り合いって聞いたけど王族だとは思わないじゃん?
まぁ、2人の知り合いってことは人族史上主義者じゃないのは分かるけどさ………
(王族なら王族だって先に言っといてよ)
心の中で2人に文句を言う。ふとリヒト達が気になってチラッと見るとリヒトも私と同じことを思ってるみたいで、他の2人は王族って聞いてかいつもより警戒してた。
「うーん、そんなに警戒しないで良いよ……って言ってもすぐには無理だよね。
確かに私は王族だが兄さんと同じで種族差別などは絶対にしないよ。私自身、この国の貴族の人族史上主義ってのを嫌ってるからね。
だからこそ王座を早々に辞退してこの学園の学園長になったんだけどね。
ひとまず、ずっと立ってるのも何だからそこのソファーに座って」
学園長は私達の様子を見て苦笑しながら言った。
確かにこのままじゃ話が進まないかと思い、私がソファーに座るとリヒトは隣に座ってユーリスとツァールトは私達の後ろに立った。
(王様の弟ならまだ大丈夫、かな?ひとまず、信用出来るまではこのままだね)
学園長はそんな2人を見て苦笑を深めたが何も言わなかった。
「それじゃ、時間も無いし説明しようか
まず、この国では法律で15歳から18歳まで学校に通う義務がある。何らかの理由が無い限り、絶対に通わないと行けない。
例えば、体が弱くてベットから起きられない、目が見えない、声が聞こえないなどの体が不自由だったり、学校が近くになかったり、学費が払えなかったり、もう自立していたり旅をしていたため必要な知識があって学園に通う必要がなかったりね。
アステール学園ではグランデ王国首都の子供と周りにある街や村などの子供達が敷地内にある学生寮で生活をしながら学園に通っている。
あと、他国の貴族や王族もね。
次に基本、4人ひと部屋だが王族や貴族の子供と特待生は1人部屋だ。
寮については説明の後にカードと学生帳を渡すからそれを見てね。
敷地内には学舎、体育館、多目的棟、訓練場、魔法訓練場、図書館、グラウンド、学生寮等々があるよ。
場所はこれから渡す学生帳に書いてあるから確認して
あと、学舎と学生寮には食堂があるんだけどそこでの会計はこれから渡す部屋のカードがサイフ代わりでもあるから無くさないように気を付けてね。
もし、無くしたらすぐに寮長か教師に言ってね。
最後に1クラス40人前後でSクラス、Aクラス、Bクラス、Cクラス、Dクラス、Eクラスの計6クラスの一学年約300人くらい居る。
そして4人のクラスはSクラスね。あと、特待生でもあるからね。
君たちの他にあと5人特待生がいるよ。(ボソッ 1人以外全員貴族の子供だけど………」
なんか最後にボソッっと聞こえたんだけど………
私達の他の特待生は全員貴族って聞こえたんだけど?
「今日からこの学園に通うことになったルナです。ギルドマスターと副ギルドマスターの指示で来ました。他の3人も一緒です」
「入っていいよ」
「失礼します」
いつものように私がノックしてから名前と要件を言うと中から入る許可が出たため他の3人と一緒に入る。
コレに関してはもう癖だね。みんなが居る中で部屋に入る場合はいつも年長者の私がやってたからな……
中に入るとマスター達と同じ歳くらいの男性が居た。
「初めまして私はファルス・ケンナリ・グランデ・アステール
このアステール学園の学園長だよ」
名前を聞いて思わず、顔を顰めてしまった。
(ボソッ「グランデ…………」
あー、やっちゃった。白兎さんに顔に出すなって言われたのに思いっきり顰めちゃった。
いや、だってさ王族だよ?2人からは古い知り合いって聞いたけど王族だとは思わないじゃん?
まぁ、2人の知り合いってことは人族史上主義者じゃないのは分かるけどさ………
(王族なら王族だって先に言っといてよ)
心の中で2人に文句を言う。ふとリヒト達が気になってチラッと見るとリヒトも私と同じことを思ってるみたいで、他の2人は王族って聞いてかいつもより警戒してた。
「うーん、そんなに警戒しないで良いよ……って言ってもすぐには無理だよね。
確かに私は王族だが兄さんと同じで種族差別などは絶対にしないよ。私自身、この国の貴族の人族史上主義ってのを嫌ってるからね。
だからこそ王座を早々に辞退してこの学園の学園長になったんだけどね。
ひとまず、ずっと立ってるのも何だからそこのソファーに座って」
学園長は私達の様子を見て苦笑しながら言った。
確かにこのままじゃ話が進まないかと思い、私がソファーに座るとリヒトは隣に座ってユーリスとツァールトは私達の後ろに立った。
(王様の弟ならまだ大丈夫、かな?ひとまず、信用出来るまではこのままだね)
学園長はそんな2人を見て苦笑を深めたが何も言わなかった。
「それじゃ、時間も無いし説明しようか
まず、この国では法律で15歳から18歳まで学校に通う義務がある。何らかの理由が無い限り、絶対に通わないと行けない。
例えば、体が弱くてベットから起きられない、目が見えない、声が聞こえないなどの体が不自由だったり、学校が近くになかったり、学費が払えなかったり、もう自立していたり旅をしていたため必要な知識があって学園に通う必要がなかったりね。
アステール学園ではグランデ王国首都の子供と周りにある街や村などの子供達が敷地内にある学生寮で生活をしながら学園に通っている。
あと、他国の貴族や王族もね。
次に基本、4人ひと部屋だが王族や貴族の子供と特待生は1人部屋だ。
寮については説明の後にカードと学生帳を渡すからそれを見てね。
敷地内には学舎、体育館、多目的棟、訓練場、魔法訓練場、図書館、グラウンド、学生寮等々があるよ。
場所はこれから渡す学生帳に書いてあるから確認して
あと、学舎と学生寮には食堂があるんだけどそこでの会計はこれから渡す部屋のカードがサイフ代わりでもあるから無くさないように気を付けてね。
もし、無くしたらすぐに寮長か教師に言ってね。
最後に1クラス40人前後でSクラス、Aクラス、Bクラス、Cクラス、Dクラス、Eクラスの計6クラスの一学年約300人くらい居る。
そして4人のクラスはSクラスね。あと、特待生でもあるからね。
君たちの他にあと5人特待生がいるよ。(ボソッ 1人以外全員貴族の子供だけど………」
なんか最後にボソッっと聞こえたんだけど………
私達の他の特待生は全員貴族って聞こえたんだけど?
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