異世界転生双子旅

彼岸花

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第1章 辺境の街スペルビア

異空間1

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 部屋に戻ったあとは特にやることもなかったから寝るまではゆっくり好きなことをすることにした。

 私は部屋に元々あるイスに座り、何をしようか考えてるとふと、私達以外誰にも邪魔されない空間があると良いなと思い、創造魔法で異空間を創れるか試してみることにした。

 (魔法はイメージ。
 日本家屋で庭には私達の大好きな桜の木があって近くには池、遠くには森や海、湖などがある自然あふれる空間。
 私たちが認めたモノ達しか入れない。誰にも邪魔されない私達の安念の地)

 〖異空間〗

 リヒト達に相談無くやってしまったが入り口は上手く出来たらしく私の目の前の空間に扉?が出た。

 「ルナねぇ? コレ何?扉?」
 扉に気付いたリヒトがベットから降りて首を傾げながら私の元に来て聞いてきた。ギンガとリベルタも気になるらしく扉の近くにより首を傾げながらこっちを見ていたのを見て仕草が私達と似てきたことが家族(兄弟)っぽくって嬉しくなったが説明が先だなと思い、1人と2匹に説明をする。

 「相談なしでやっちゃってごめんね。
 さっき何をしようか考えてたらふと誰にも邪魔されない空間があったら便利かな?って思って創造魔法で出来るかやってみたらこの扉?が出来たから多分、成功だと思う。

 もし、今後ギンガとリベルタが入れない所があって部屋とか外だと危険かもしれないから待機所みたいな所があったら良いなとも思ったんだよね。何かあったときにその方がすぐに呼べるしね。
 それに私たちも人目を気にせずにゆっくり出来る場所が欲しい!
 大丈夫!セキュリティは万全だよ!それと後から欲しいものとかは後からでも出来るから!」

 私がそう説明するとギンガたちは納得したがリヒトに関しては納得したあとに呆れながら「最後のが本音でしょ」と言われてしまったので「そんなことないよ」と目をそらしながら言ったら呆れながらも異空間が気になるのかソワソワとしながら扉を見ていた。

 「ちゃんと成功したか確かめたいからこれから中に入ってみよ!
 この部屋には誰も入れないように結界を張って置いたから向こうで泊まることも出来るよ!」
 私の言葉で気になってソワソワしていた1人と2匹が頷いたのを見て私達は異空間の扉を開けて中に入った。







 中に入るとちゃんと成功したらしく私が想像した日本家屋と庭、自然などがあった。

 「うん!ちゃんと成功してる!
 リヒト、ごめんね。相談なしで勝手に内装考えちゃってこの異空間はリヒトも開けられるし欲しい物は想像すれば出るようにしてるから好きなようにして良いから」
 私は成功してる事に満足して声を上げた後に勝手に内装決めたことをリヒトに謝り、説明した。
 「いや、これで大丈夫!凄く良い!
 と言うより俺とルナねぇの好みって大体、同じ事が多いから気にしなくて良いのに」
 「そうなんだけどー。まぁ、気に入ってくれたなら良かった!
 ギンガとリベルタはどう?
 私達の元いた世界、日本の日本家屋と私達の大好きな桜の木なんだけど」

 私は未だに声を上げずに日本家屋と桜の木を見ているギンガ達に聞くと2匹はハッとしたあとに『『凄く、良い!気に入った!特にあの桜って木!』』と言ってくれた。
 私は2匹も桜を気に入ってくれたことに嬉しくなりお礼を言った後にリヒトと2人で2匹を思いっきりなで回した。



















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