異世界転生双子旅

彼岸花

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第1章 辺境の街スペルビア

串焼きの屋台

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 それから私達は依頼をする空気ではないので宿を取って休もうと思い、レイラさんたちに挨拶した後にもう一度、未だにへたり込んでいる冒険者に
「あまり、レイラさん達ギルド職員を心配させないようにしてくださいね。
 あと、無意識だったとしても威圧したままお説教してすみませんでした」と言い、最後に頭を下げてギルドをでた。


 「さて、なんか色々あって疲れたから今日はレイラさんがギルドに入る前に教えてくれた屋台でお昼食べて宿に行って休もう」
 ギルドを出てリヒトたちにそう聞くと同じく疲れたのか皆頷いたのでまずはお昼ご飯だと思い、美味しいと聞いた屋台に行くことにした。

 数分後

 「い、いらっしゃい」
 屋台街に着き、近づくと屋台の人が怯えながら対応した。
 「串焼きを一先ず、人数分の4本ください」
 と私が気にせずに言うと怯えながらも串焼きを焼いて言った。
 「く、串焼き4本で銅貨4枚です」
 と串焼きを渡しながら言ったので私はポケットから出すように見せかけて無限収納から銅貨4枚を出して屋台の人に渡した。
 「はい、銅貨4枚です。「ありがとうございます!」」
 私達は屋台の人にお礼を言い、串焼きを受け取り横に移動した。

 「それじゃ、食べよう」
 「「『『いただきます!』』」」

 「はい、ギンガ」
 と言い、私は持っていた1本をギンガの口元に持っていった。
 『ルナ、ありがとう』
 と言い、ギンガは串焼きに齧り付いた。横を見るとリヒトもリベルタに渡し、美味しそうに自分も食べていた。
 その様子を見たあと私も串焼きを食べた。

 「(ボソッ)美味しい...」
 「ルナねぇ!この串焼きすっごく美味しいね!!」
 『『ルナ!この串焼きはあたりだ!よ!』』
 とリヒト、ギンガ、リベルタがテンション高く言った。
 「うん、美味しいね。みんなもっと食べる?」
 3人は美味しかったのかいつの間にか食べ終わっていたのでそう聞くと
 「『『良いの?!か?!』』」
 と言ったので私が
 「うん、言いよ。あと何本食べる?」
 と私が聞くと
 「俺、あと3本食べたい!」
 『我は出来ればあと5本』
 『俺も5本!!』
 と順番に言ったので私は頷き、また屋台に行き、
 「おじさん、串焼き14本ください!」
 と私の分も合わせた14本を頼んだ。
 「お、おう!ありがとうなっ!ちょっとまってろ。すぐにつくるから」
 と屋台の人は私達のことを見ていたのか上玉だと思ったのかさっきの怯えようが嘘かのように嬉しそうに作り始めた。

 数分後

 「ほいっ!お待ち!串焼き14本で銀貨1枚と銅貨4枚だが俺の串焼きを美味しそうに食べてくれた礼だ。銀貨1枚で良い!」
 と店主がそう言いながら串焼きが入った袋を渡してきた。
 「いいんですか?」
 と聞くと
 「おうっ!」
 と笑って頷いたので私は銀貨1枚を店主に渡した。
 「「ありがとうございます!」」
 私達は串焼きが入った袋を貰いながらお礼を言った。
 「おじさん、また来ますね!
 リヒト、さすがにこの量をここで食べるのは時間掛かるしゆっくり出来ないから先に宿に行こう」
 私は店主に挨拶した後にリヒトに言うとリヒトたちも賛成なようなのでそのまま宿に向かった。






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