異世界転生双子旅

彼岸花

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第1章 辺境の街スペルビア

冒険者達に説教

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 冒険ギルドと登録のパーティー名を決めるところを少し変えました。
─────────────────

 「あなた、私がどうにかしろと言う視線に目をそらしましたよね?あなたそれでも大人ですか?
 普通、登録したばかりの子供があなたの仲間に絡まれて困って視線を向けていたら普通は助けますよね?私達だったから良かったものの!他の子供だったら大怪我をしていた可能性もあるんですよ!聞いてますかっ?!
 それに周りの人達もですっ!そこっ!ギルドから出ようとしない!レイラさんから聞いていましたがここまで素行が悪いとは思っていませんでした。今からお説教です!!
 ギンガ!リベルタ!出入口で出られないように見張ってて『外に出られない結界を張るけど入ってくる人は入れるようにするから何かよからぬ事をかんがえている奴がいたら教えて』」
 とギンガたちに後半は念話で命令した。

 私は余りにも素行の悪い冒険者たちを見て堪忍袋の緒が切れ、冒険者たちを説教することにした。周りはリヒトとギンガ、リベルタ、レイラさん以外はなぜかガタガタ震えていたが無視して話し始めた。



 「さて、さっきニヤニヤするだけで助けない、ましてや煽っている人も居ましたよね?気付いてないとでも?
 ここの人達は困っている子供や人を助けようとする気持ちはないのですか?
 さっきレイラさんからランクC、B止まりが多いと言っていたので理由をきいたら実力不足と素行の悪さと言っていました。……そうですよね?レイラさん?」
 私がレイラさんに確認をするとレイラさんは即頷いた。
 「えぇ、そうよ。実力不足はここで冒険者をちゃんとっ!コツコツとっ!していればっ!問題なく!合格出来るわ。でも、ここの…と言うよりは冒険者の殆どは男で戦いを生業にしてるからか素行の悪い人が多くて短気ですぐに手が出る。だから実力はあるのにランクが上がらないのよ。折角、礼儀作法を教えているのに全然覚えない、仕舞いには癇癪を起こして放棄するんだもの。上がるわけがないじゃない。女性は女性で素行は良くても実力不足って感じなのよねぇ...。そこはやっぱり男女の違いよねぇ」
 とレイラさんも話してて何か思い出したのか一瞬、黒オーラを出したが最後まで説明してくれた。
 「だ、そうですよ?みなさん?皆さんが何ランクなのかは知りませんがさっきの男達みたいなことをやっていませんか?わざわざギルドの人達が礼儀作法を教えてくれているのに。……教えてくれなければ分からないくせに。人の親切を仇で返すとは…それに教えてくれるのはあなた方の為なのに放棄するとは言語道断っ!貴方達がやる礼儀作法なんてたかが言葉遣いや立ち振る舞いとかでしょう?そんなの当たり前のことです!言葉遣いなんて子供でも出来ます。それに放棄すると言うことは逃げると言うことですよ?あなた方は高ランク冒険者になりたくないんですか?なりたくないのならやらなくて結構。実力不足なら、ここは辺境で他の場所より強い敵が多いみたいなのでレイラさんが言ったようにコツコツと依頼をしていれば腕は上がるでしょう?上がらない場合は自暴自棄になるのではなくどうしたら上がるのかを考え、戦い方や武器を変えたり、試行錯誤すれば上がる可能性もあるのですよ!

 ふぅー……私、冒険者って人助けをする何でも屋って思っていたんですがまさかこんなとは...正直、幻滅しました。はぁー、この人達に人助けが出来るとは思えませんね。私が間違っていたみたいですね。冒険者は素行の悪い血も涙もない人達の集まりと言うことですね。あっ!でも、素行いい人も居るんですよね。一緒にしてはその人達に悪いですね。その人達は一生懸命、ランクを上げるために頑張っているんですもんね」
 私はそこもまで言って息を吐き出した。
 「ルナちゃん!よく言ってくれたわ!」



















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