異世界転生双子旅

彼岸花

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第1章 辺境の街スペルビア

ギルドの説明

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 十数分後

 レイラさんが二枚のカードを持って戻ってきた。
 「お待たせ。これが2人の冒険者カードよ。カードに血を一滴垂らしてくれる?」
 と私達にカードと針を1本ずつ渡してきたので言われたとおりに血を一滴垂らした。その様子を見た後にギルドの説明をしてくれた。

 「これで大丈夫よ。それじゃ次はギルドの説明をするわね。まず、冒険者にはランクがあって下からE→D→C→B→A→S→SS→SSS
よ。ルナちゃんたち2人は登録したばかりだからEランクよ。ランクを上げるには真ん中にある掲示板に貼ってある依頼をこなすと上がるわ。依頼は自分のランクか一つ上のランクの依頼を受けられるわ。それとCランク以降は昇格試験を受けて合格しないと上がれないわ。冒険者は基本、CランクかBランク止まりの人が多いわ。…ここまでで質問はある?」
 とレイラさんが聞いてきたので
 「なんでC、Bランク止まりなんですか?」
 と聞くと

 「色々とあるけど1番はやっぱり実力不足かな?あとはAランク以降は指名依頼があって指名依頼をするのは殆どがお貴族様だから素行が悪いとめんd…コホンッ……大変なことになるからそう言う礼儀作法とかの試験もあるの。でも、冒険者は素行が悪い人が多いでしょ?あと短気。だから幾ら勉強をさせても良くならないのよ。あと、Sランク以降は国に申請が必要なのよね。いま、SSSランクは今はこの世界にはいないわ。いま、この国にはSSランクが1人、Sランクが2人組のパーティーの2人、Aランクがさっき居たAランクパーティーの2人組とソロの冒険者の3人、他の国に関してはSSランクやSランクは居なくてAランクが一人居るか居ないかかな?」
 と説明してくれた。
 「そうなんですか...」

 (実力不足、ねぇ...)

 「そうよ~。少しは素行良くして欲しいわぁ。いっつも私が対処するんだけどいい加減、イライラしてるのよねぇ...(ボソッそろそろアレやろうかしら?フフ、ふふふ。」
 レイラさんは最初は大丈夫そうだったがコレまでのことを思い出したのかどんどん笑顔が黒くなっていった。
 「ル、ルナねぇ....」
 その様子を見たリヒトが怯え私の腕に抱きついた。

 周りでも何かやらかした人達なのか顔を青くして震えている人が何人か居た。
 「大丈夫、大丈夫。あの怒りは私達にじゃなくて他の冒険者達にだから怖がる必要はないよー」
 私はリヒトの頭を撫でて落ち着かせるように言ったがリヒトが腕から離れることはなかった。
 「レイラさん、リヒトが怯えてるので戻ってきてください」
 と私はレイラさんに声を掛けつつリヒトの頭を撫でてレイラさんが落ち着くのを待った。

 「はっ!コホンッ……ごめんね、リヒトくん。それじゃ、続きね。冒険者は自己責任だから依頼を決めるときはよく考えて受けてね。あと、基本私たちギルド職員は冒険者の揉め事には余り干渉できない決まりだから申し訳ないけど自分たちで対処してくれる?やり過ぎるとこちらも黙ってみてることは出来ないから口を出すわ。一般人に手を出したりやり過ぎた行為は罰則が出るからルナちゃんたちは大丈夫だと思うけど気を付けてね。さっきも言ったように従魔が街で暴れたり一般人に危害を加えたら罰則だからね…まぁ、相手が悪い場合は罰則が免除されることもあるからその時はちゃんと話すのよ?……さて、これで説明は終わりよ」
 とレイラさんが最後の説明をいってギルドの説明は終わった。



















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