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第1章 辺境の街スペルビア
本題からの街に向かって
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落ち着かせるように暫く、リヒトたちの頭を撫でていると驚きからなのか黙っていたレイラさんが話しかけてきた。
「ごめんなさい。嫌なことを思い出すことを聞いてしまったみたいね」
と申し訳なさそうに言っていたので
「いえ、こちらこそ感情的になってしまってすみません。それでそろそろ本題の質問をしてくれませんか?街に入るのが遅くなりますし皆さんにもお仕事がありますよね?」
と未だに固まっているルークさんに聞くとハッとした後に
「すみません。えっとそうですね。そのフェンリルは従魔で良いんですよね?」
と聞いてきたので
「「従魔?」」
と2人で首を傾げていると
『従魔はテイマーが連れている魔獣や魔物の事で従魔にするには名付けが必要となる。名付けると名付けた魔獣や魔物を使役できる。名付けた時に魔力がお互いを結んで絆が出来、使役することが出来る。使役することをテイムとも言うらしい』
『でもねー、ただ名付けても従魔には出来ないんだよー。名付けられる側が承認しないと出来ないんだー。だからテイム出来る人は滅多に居ないよー。でもたまに無理矢理、使役させてるやつも居るみたいだよ。どうやって使役させてるのかは噂だから分からないけど酷いよねぇ-!』
とギンガとリベルタが教えてくれた。
「「へぇー、そうなんだ。…ギンガ、リベルタ、もし本当に無理矢理従わせてる奴がいたら教えてその子が助けを求めてたら助けて従わせてる奴は潰すから!」」
と私達は最後の方はニッコリと笑いながら声をそろえて言った。
ふと、怒りで忘れてたルークさんたちを見ると後ろの集団の何人かがビクゥッっと肩をびくつかせた。
不思議に思いながらもルークさんに
「従魔であってるみたいです」
と言ったらルークさんは困惑顔で
「えぇっと、2人ともその2匹の言ってる言葉が分かるの?」
と聞いてきたので首を傾げながら2人で頷いた。
「そ、そうなんだ。……えっと最後の質問なんだけど本当は聞くまでもないんだけど仕事だから仕方ないんだけど2人は従魔を使って悪事を働こうとは思ってないよね?」
と申し訳なさそうに聞いてきたので2人で勿論と頷いた。2匹も私達に合わせて頷いていた。
ルークさんは私達のその様子を見て微笑んでいた。
(なぜに?)
不思議に思ったがレイラさんが
「よし!終わったね!なら、街に帰りましょう!ルナちゃん達の冒険者カードを作らないとね!それに早くしないとお昼になっちゃうわ!さすがにお昼ご飯は持ってきてないから早く帰らないと!」
と言ったので私達はスペルビアに向けて出発した。
「ごめんなさい。嫌なことを思い出すことを聞いてしまったみたいね」
と申し訳なさそうに言っていたので
「いえ、こちらこそ感情的になってしまってすみません。それでそろそろ本題の質問をしてくれませんか?街に入るのが遅くなりますし皆さんにもお仕事がありますよね?」
と未だに固まっているルークさんに聞くとハッとした後に
「すみません。えっとそうですね。そのフェンリルは従魔で良いんですよね?」
と聞いてきたので
「「従魔?」」
と2人で首を傾げていると
『従魔はテイマーが連れている魔獣や魔物の事で従魔にするには名付けが必要となる。名付けると名付けた魔獣や魔物を使役できる。名付けた時に魔力がお互いを結んで絆が出来、使役することが出来る。使役することをテイムとも言うらしい』
『でもねー、ただ名付けても従魔には出来ないんだよー。名付けられる側が承認しないと出来ないんだー。だからテイム出来る人は滅多に居ないよー。でもたまに無理矢理、使役させてるやつも居るみたいだよ。どうやって使役させてるのかは噂だから分からないけど酷いよねぇ-!』
とギンガとリベルタが教えてくれた。
「「へぇー、そうなんだ。…ギンガ、リベルタ、もし本当に無理矢理従わせてる奴がいたら教えてその子が助けを求めてたら助けて従わせてる奴は潰すから!」」
と私達は最後の方はニッコリと笑いながら声をそろえて言った。
ふと、怒りで忘れてたルークさんたちを見ると後ろの集団の何人かがビクゥッっと肩をびくつかせた。
不思議に思いながらもルークさんに
「従魔であってるみたいです」
と言ったらルークさんは困惑顔で
「えぇっと、2人ともその2匹の言ってる言葉が分かるの?」
と聞いてきたので首を傾げながら2人で頷いた。
「そ、そうなんだ。……えっと最後の質問なんだけど本当は聞くまでもないんだけど仕事だから仕方ないんだけど2人は従魔を使って悪事を働こうとは思ってないよね?」
と申し訳なさそうに聞いてきたので2人で勿論と頷いた。2匹も私達に合わせて頷いていた。
ルークさんは私達のその様子を見て微笑んでいた。
(なぜに?)
不思議に思ったがレイラさんが
「よし!終わったね!なら、街に帰りましょう!ルナちゃん達の冒険者カードを作らないとね!それに早くしないとお昼になっちゃうわ!さすがにお昼ご飯は持ってきてないから早く帰らないと!」
と言ったので私達はスペルビアに向けて出発した。
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