2回目チート人生、まじですか

ゆめ

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動き出した影と光

侵入

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 足音を立てず
 気配を消し
 さっきを隠して歩く。

 この行為を怠れば即この地下通路に魔人たちやつらが来る。
 さっきまでとは一変して張り詰めた空気となった。

 そして数時間とも思える10数分後、俺達はやっと城内へと入った。

 今現在俺が展開している魔法はただ一つ。
 念話魔法だ。
 敵の陣地の中で声を出すなど言語道断。ということで念話魔法を使って声を出さずに3人で意思疎通をしている。

(ここは大体どの辺だ?)
(えっと、たしか別塔の地下にある物置です。ここには基本壊れてしまった家具などもう使用しないものを一時的に置いておくのであまり人は来ません)

 城の構図自体は頭にこの前叩き込んだ。
 城は別棟、本棟、南棟がある。
 もちろん本棟がでかい城本体。別棟は物置やら使用人やらの個人部屋、そして南棟が牢獄など罪人を入れる場所と大まかに決まってる。

(別棟の地下1階はこの物置だけじゃ)
(へぇ………じゃ、階段上がるだけか。上は使用人や非番の兵士達がいるだけだな)
(はい、そうですね)
(じゃあいい。手練はゼロだな)
(や、あの…非番だも兵士はいるのですが…)
(手練じゃないから問題なし)

 ゆっくりとしかし素早く階段を駆け上がる。
 まずは本棟に行くことが目標だ。
 途中で何度か使用人やら兵士やらに見つかった。

 が、騒がれる前に首筋に手刀を落として意識を奪う。
 そして近くの部屋などに隠して発見を遅らせる。

(お主………慣れておるの…どんな生活しとるのじゃ………実は暗殺者とかか…)
(………)

 暗殺者とか言うのやめい。
 そんな物騒なものになった覚えはないわい。

 俺達は順調に別棟を抜け、本棟へと侵入した。

(あの………父…いえ国王はいつ助け出しますか?)
(それは全てが終わったあと。人質にされたらめんどくせぇけど魔人や魔族あいつらは戦闘になった時そんなつまらない事はしないから問題ない。逆に今連れ出してあいつらと戦う時に近くでうろちょろされたら巻き添えを食うし邪魔だ)
(そうですか…)
(アンタもだぞ。アンタは一応道案内だ。戦いは参加させない。ある程度まで行き、俺の合図があったら即座に転移石これで逃げろ。いいな)

 俺は同時に一つの転移石を渡す。

(使い方は説明したから大丈夫だな)
(………はい)

 不安そうな顔をしてるエリサティカ様の頭を撫でて安心させる。

(んな顔すんな。約束は守る)
(…ありがとうございます)
(そろそろいいかの?)
(おう、わりぃ)

 止まってた足を動き出す。

(ここからが本番だ)

 本棟に足を踏み入れた。

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