2回目チート人生、まじですか

ゆめ

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動き出した影と光

簡単に作戦会議

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「ここ、か?」
「えぇ、そうです」

 へー、割と国民たちいい笑顔してるじゃないか。平和なんだなぁー………や、国王捕まってるし魔人の手がこの国に及んでるから平和じゃねえか。うん。

「気を抜くでないぞ」

 そういったのは短い銀髪が無造作にはね、ひげもなくわりとダンディーなおじさんである。

 え?なに?誰かって?

 もちろん聖魔導師の爺さんですよ。
 ここで忘れちゃいけないのがこの人が追われてるって言うこと。だから俺はこの爺さんに擬態魔法をかけて容姿を変えた。わー天才。

「奴らはやっぱ城にいるか?」
「そうですね、外に出たら確実に民にバレ、大騒ぎになっているでしょうから」
「だよなぁ………」

 でも城、かぁ…王女様エリサティカ様がいれば入れるだろうけど………確実におまけの2人がいることが魔人たちあいつらにバレるだろうし……ちょくで見られたら爺さんの擬態魔法も見破られるかもだし…やっぱあれか。

「忍び込むか」
「え!?私がいれば入れますよ?」

 やっぱ?

「その代わり知らせが向こうまでいくだろ。爺さんがここにいるのバレたら殺されてゲームオーバー。はい、終了だぞ?」
「ゲームオーバー?」

 そこはどうでもいいだろ。

「まぁ正論じゃな。バレる可能性が高い。忍び込むのが妥当であろう」
「でも忍び込むって…城内の警備は万全ですよ?流石に忍び込むなど…」
「別に兵士達は問題ない」
「…国から選ばれた有能な方々ですが」
「問題ない」

 今の兵士達はだいたい若い。
 本気の戦いを知らない。
 だが俺は知っている。魔王戦という名の生死をかけた戦いを。
 そんなヒョロいヤツらに負けるなど俺のプライドがゆるさない。

「うーん、魔法でどうにかしてもいいけど…万一探知されたらなぁ…や、でも結局あいつらを殺りに来てるから問題ないか?」
「邪魔者が多かったら面倒じゃろ」
「あー…側近、かぁ…」

 魔人程の地位ともなると絶対魔物やらなんやらが側近としている。まぁ護衛みたいなものか。

「確かに邪魔だな」
「あ、それでしたら城への地下通路を使うのはどうでしょうか?」
「あんの?」
「はい、幼い頃城を抜け出すのによく使ってたのです。知ってるのは父と兄くらいですよ」
「なんと…………無断で抜け出すのはあれほどいけないと教わってたはずですが…」
「……………………………すみません」

 なるほど。幼い頃の事はどうでもいいとしてそんなものがあるなら使う以外の選択肢はない。

「じゃそれで忍び込むとして………実行日は1週間後の昼だな」
「なぜ昼なのですか?」
「簡単。夜はあいつらの力が一番高まる時だから」
「な、なるほど…」

 そう。年中力が強いやつらだけど夜中など最悪。
 俺達人間にとっては視界不良だし奴らにとっては力が高まって興奮してる。
 相性は最悪だ。

「だから仕掛けるなら昼間。太陽が真上に上がった時だ」
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