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拡大する魔の手
王女様
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エリサティカ様は暫く顔を歪ませたあと一つため息をついた。
「こんな変態に素性がバレるなんて…しょうがないですね。私の名前はエリサティカ・フラリート。あなたの言う通りフラリート国の第一王女です」
「はい。だから違うって言ってんでしょ!!!!俺変態じゃねぇ!そもそもお前が俺の着替え中に割り込んできたんだろ!つまりお前が変態だ!」
「なっ!?!?この私を変態呼ばわりですか!?というか普通中で着替えますよね!なぜ外で着替えてるのですか!どう考えてもそういったご趣味があるとしか思えません!」
「正論すぎる!だけど仕方ねぇだろ!魔族との戦いで服ボロボロになっちまったんだから!!!」
変態の押しつけあい。うん。あほらしい会話だな。
俺はなにか言い返してくるだろうと思い身構える。がなにも言い返すことなくエリサティカ様は驚きに固まってる。
「へ?あれー?おーいエリサティカ様ー?おーいおーい」
返事がない。ただの屍のようだ。
「生きてます!!!!!!!」
「わーイキテター」
「それよりあなた今なんて言いましたか!?」
「えっと、お前が変態だ?」
「そこじゃありませんし私は変態ではないです!!!!」
「えっと、じゃあ魔族と戦って服が…」
いい途中でエリサティカ様がカッ、と目を見開く。
「そこ!そこです!!!!魔族と戦ったのですか!?」
「あー、さっきまで。そのお陰で服が…買ったばっかだったのに」
思い出したら腹が立ってきた。
許すましブァーザン。地獄へご案内だ。
あ、もうしたっけ。テヘペロ(棒)
「魔族を倒せる方が……この方ならもしかしたら」
「もうちょっと大きい声で頼む。ぜーんぜん聞こえませーん」
「あなた!!!!!」
耳を近づけた所でエリサティカ様が大声を出した。それはもう、とんでもない。
結果!
「うぅぅぅぅ…み、耳が…」
俺の耳死亡なう。
そんな俺に気がついてないのか、はたまた気づいてるが無視しているのか分からない。や、わからない方がきっと幸せだな。
「私の国を助けていただけませんか!?!?」
………は?
「は?」
-----------------
設定や名前などをのまとめをアップしました。
名前やら国やらの名前などがわからなくなってしまった時などに見ていただけると幸いです!
1個目と2個目の設定まとめに書いたように単語などが増えたら新しい話を追加するのではなく、そのページを編集し増やしていこうと思います。
ご理解の方、よろしくお願い致します(* . .)))
「こんな変態に素性がバレるなんて…しょうがないですね。私の名前はエリサティカ・フラリート。あなたの言う通りフラリート国の第一王女です」
「はい。だから違うって言ってんでしょ!!!!俺変態じゃねぇ!そもそもお前が俺の着替え中に割り込んできたんだろ!つまりお前が変態だ!」
「なっ!?!?この私を変態呼ばわりですか!?というか普通中で着替えますよね!なぜ外で着替えてるのですか!どう考えてもそういったご趣味があるとしか思えません!」
「正論すぎる!だけど仕方ねぇだろ!魔族との戦いで服ボロボロになっちまったんだから!!!」
変態の押しつけあい。うん。あほらしい会話だな。
俺はなにか言い返してくるだろうと思い身構える。がなにも言い返すことなくエリサティカ様は驚きに固まってる。
「へ?あれー?おーいエリサティカ様ー?おーいおーい」
返事がない。ただの屍のようだ。
「生きてます!!!!!!!」
「わーイキテター」
「それよりあなた今なんて言いましたか!?」
「えっと、お前が変態だ?」
「そこじゃありませんし私は変態ではないです!!!!」
「えっと、じゃあ魔族と戦って服が…」
いい途中でエリサティカ様がカッ、と目を見開く。
「そこ!そこです!!!!魔族と戦ったのですか!?」
「あー、さっきまで。そのお陰で服が…買ったばっかだったのに」
思い出したら腹が立ってきた。
許すましブァーザン。地獄へご案内だ。
あ、もうしたっけ。テヘペロ(棒)
「魔族を倒せる方が……この方ならもしかしたら」
「もうちょっと大きい声で頼む。ぜーんぜん聞こえませーん」
「あなた!!!!!」
耳を近づけた所でエリサティカ様が大声を出した。それはもう、とんでもない。
結果!
「うぅぅぅぅ…み、耳が…」
俺の耳死亡なう。
そんな俺に気がついてないのか、はたまた気づいてるが無視しているのか分からない。や、わからない方がきっと幸せだな。
「私の国を助けていただけませんか!?!?」
………は?
「は?」
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設定や名前などをのまとめをアップしました。
名前やら国やらの名前などがわからなくなってしまった時などに見ていただけると幸いです!
1個目と2個目の設定まとめに書いたように単語などが増えたら新しい話を追加するのではなく、そのページを編集し増やしていこうと思います。
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