2回目チート人生、まじですか

ゆめ

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冒険者になりました

敵は多い

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『魔族…………あいつら、か』
「あぁ。確か500年前は10人近くしか目覚めてなかったろ。正直あれ以上いたら魔王討伐なんか無理だったな」

 魔族ーそれは魔力に特化した種族であり生命力、寿命ともに長く人類から恐れられている。

 や、違うわ。訂正。

 恐れられていない。だって
 魔族の存在を皆知らないのだから。

 魔族を見たものは全て殺されている。魔族は破壊する時しか姿を見せないからな。
 そしてその魔族の頂点が魔王。つまり魔族を倒さなきゃ魔王は無理だってこと。

 でも魔族には一つの欠点がある。

 それは何百年かに1度、約200年の長期睡眠をとる必要がある。そのため全ての魔族が揃うということはまずない。500年前は僅か10人しか目覚めてなかった。

 や、全部で何人いるか俺は知らんよ?
 なんか知ったら絶望する気がする…

『10人……そうだ。あの頃はたった10人だった』
「その10人でも何回も死にそうになったけどな」

 ありゃ辛かった。とうんうんと頷く。
 いや、マジで魔族強い。チートな俺でも頑張らなきゃ死ぬ所だったわ。

『……今回の魔王討伐は不可能かもな』

 なんで急に物騒なこと言うかなこの人…あ、違った。この龍。
 もうさ、この後に続く言葉が大体予想できちゃったよ。
 あーやだやだ。俺から聞いたけどさ、聞きたくなくなっちゃった。

『今現在私が把握してるだけで約73人の魔族が目覚めてる』

 予想よりとんでもなかった。

 気絶していいですか。

『おい、気絶するのはまだ早いぞ』
「なんですか、これ以上何があるんですか。てかもうこれ無理ゲーじゃね?もうみんなが長期睡眠に入るの待と?それがいいよ」
『アホか。現実逃避してないで帰ってこい』
「で、なに。もっと最悪なことあるんでしょ、その言い方だと」
『ヤケクソになるな……まぁいい。今は魔族73人に加え』

 もうその数字聞きたくないなぁ

『魔人12人がいる』

 バタッ

『死ぬな倒れるな意識を手放すな起きろ』

 ぐはっ!!

 ねぇ、ヴァイスさん。幾ら何でも気絶した俺を踏みつけることなくない?地味に爪が刺さって痛いんですけど。

「ちょっと待て……俺の耳がどうかしたらしい……魔人っつったか?今」

 NOという言葉が聞きたかった。

『ああ、言ったな。魔人×12だ』

 バタッ

 もう死のう。うん。無理だ。無理ゲー以上の無理ゲーだ。
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