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忍び寄る影
参上!!
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「団長?どうしたんですか?」
「……………………………………………」
常時展開していた初級の索敵魔法に何かが引っかかった。
この反応…………………魔物か。
中心街から外れてるとはいえこんな所に魔物が現れるのか…………
とりあえず片付けなきゃなぁ……仕事だし。
「敵?」
「んー………魔物が5体ぐらい現れたなぁ」
「魔物ですか!?」
「街中に!?」
「街っつーか郊外だなぁ…周りに人は居ない……………………」
いや、いるな。だがこの反応は住んでる人々でも観光人でも無い。
戦っている……………?
何となく誰がいるのかはわかった。
ならば放っておいても平気かな、と一瞬考えたが首を振る。
ここは俺たちが守るべき国であり他国の勇者である徹達に押し付けるのは違う。
行って、もう倒して無駄足かもしれないがそれはそれで騎士団として礼を言うべきだ。
俺は他の団員に指示をだし、反応があった方向へ足を向ける。
見つけた…
走り始めて少ししたら視界の先に徹達が戦ってるのが見えた。
やはり周りに徹達以外には居なかった。
被害は0か…
少し安堵する。
が、直ぐに気持ちが切り替わる。
どうやら徹達はかなり手こずってるようだ。
どういう訳かと思うと敵の一体にロキシアがいた。
またあいつかよ……………………………………。
もおおおおおおおおおおおまじであいつにはいい思い出ないんだから勘弁しろよ。フラグか?また新たな魔人が来るってフラグか???やめろよ?????ほんとに???てか他の魔物は何あれ見たことないよボク。
え?何?勉強不足?
うるせぇ!勉強嫌いなんだよ!!暗記科目とか赤点ばっかだわ!ボケ!
まあいいや…あとでほかの奴らに聞こ…
全力でため息をつき速度を上げる。俺の上げた速度についてこれるのは獣人であるソラだけだ。他の団員は少し遅れてついてくる。
あと少し。そこで息が一瞬止まる。
なぜなら徹に魔物の一体がとてつもないスピードで襲いかかっていたからだ。
そしてそれに反応ができていない。
俺は詠唱してたら間に合わない、と身体中に、主に足に魔力を流し、地面を思いっきり蹴る。
一瞬でとてつもないスピードを出した俺にソラですら追いつくことが出来ない。
そして、
「うーーーーーーーーりゃっ、と…………………」
徹に魔物の攻撃が当たる少し前に俺が魔物を蹴り飛ばすことに成功した。
……………………なんかめっちゃ飛んだなぁあいつ…………
早いだけでパワー系では無いのかな…?あれ?しかも気の所為?なんか煙でてない?あいつから。え、うそ。すげぇ体内発熱?え、冬場ストーブとして俺の部屋に欲しい。
あ、でも顔がキモイからやっぱパス。空気が汚くなる。
「……………………………え」
あ、忘れてた忘れてた。
「生きてるか?徹」
振り返って話しかけると目を見開く徹。
「………蒼涼…………?」
そんなに目を見開くとお目目がこぼれ落ちますぜ兄さんや。
「……………………………………………」
常時展開していた初級の索敵魔法に何かが引っかかった。
この反応…………………魔物か。
中心街から外れてるとはいえこんな所に魔物が現れるのか…………
とりあえず片付けなきゃなぁ……仕事だし。
「敵?」
「んー………魔物が5体ぐらい現れたなぁ」
「魔物ですか!?」
「街中に!?」
「街っつーか郊外だなぁ…周りに人は居ない……………………」
いや、いるな。だがこの反応は住んでる人々でも観光人でも無い。
戦っている……………?
何となく誰がいるのかはわかった。
ならば放っておいても平気かな、と一瞬考えたが首を振る。
ここは俺たちが守るべき国であり他国の勇者である徹達に押し付けるのは違う。
行って、もう倒して無駄足かもしれないがそれはそれで騎士団として礼を言うべきだ。
俺は他の団員に指示をだし、反応があった方向へ足を向ける。
見つけた…
走り始めて少ししたら視界の先に徹達が戦ってるのが見えた。
やはり周りに徹達以外には居なかった。
被害は0か…
少し安堵する。
が、直ぐに気持ちが切り替わる。
どうやら徹達はかなり手こずってるようだ。
どういう訳かと思うと敵の一体にロキシアがいた。
またあいつかよ……………………………………。
もおおおおおおおおおおおまじであいつにはいい思い出ないんだから勘弁しろよ。フラグか?また新たな魔人が来るってフラグか???やめろよ?????ほんとに???てか他の魔物は何あれ見たことないよボク。
え?何?勉強不足?
うるせぇ!勉強嫌いなんだよ!!暗記科目とか赤点ばっかだわ!ボケ!
まあいいや…あとでほかの奴らに聞こ…
全力でため息をつき速度を上げる。俺の上げた速度についてこれるのは獣人であるソラだけだ。他の団員は少し遅れてついてくる。
あと少し。そこで息が一瞬止まる。
なぜなら徹に魔物の一体がとてつもないスピードで襲いかかっていたからだ。
そしてそれに反応ができていない。
俺は詠唱してたら間に合わない、と身体中に、主に足に魔力を流し、地面を思いっきり蹴る。
一瞬でとてつもないスピードを出した俺にソラですら追いつくことが出来ない。
そして、
「うーーーーーーーーりゃっ、と…………………」
徹に魔物の攻撃が当たる少し前に俺が魔物を蹴り飛ばすことに成功した。
……………………なんかめっちゃ飛んだなぁあいつ…………
早いだけでパワー系では無いのかな…?あれ?しかも気の所為?なんか煙でてない?あいつから。え、うそ。すげぇ体内発熱?え、冬場ストーブとして俺の部屋に欲しい。
あ、でも顔がキモイからやっぱパス。空気が汚くなる。
「……………………………え」
あ、忘れてた忘れてた。
「生きてるか?徹」
振り返って話しかけると目を見開く徹。
「………蒼涼…………?」
そんなに目を見開くとお目目がこぼれ落ちますぜ兄さんや。
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