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動き出した影と光
ダンジョン⑥
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「お前、名前はなんて言うんだ?」
「ソラ!」
「ソラか、俺はソウイだ。改めてよろしくな」
「うん!」
いやぁぁ、だいぶ素直になりましたね、可愛い。やばい母性が湧きそう俺男だけど。
「とりあえず服装何とかしてぇなぁ………上行ってなんか買うか!」
「買ってくれんの!?」
「おうおう、任せとけ!」
嬉しそうに目を輝かせるソラ。
はぁぁぁぁぁぁあ可愛い
キャラ崩壊しそうなくらい可愛い。
「その前に、と」
俺は自分のフード付きのマントを被せてやる。
「なにこれ」
「まだ人間怖いだろ?被ってろ」
納得したようにだいぶサイズが大きいフードを被る。身体が小さいソラの足元近くまでマントの丈がくる。
「さてと、『あるべき時』」
「すっげぇ…………………」
「ん?移動魔法は初めてか?」
「魔法は隣のじいちゃんが少し火をおこせるくらいだった」
「あーそかそかじゃあこれからは初めてがいっぱいだな」
色々な雑談をしながら近くの街の洋服店へと向かう。ソラは周りの人間に恐怖を覚えながらも目新しい風景にキョロキョロと顔を動かす。
俺はと言うとソラに何を着せようか考えていた。恐らく獣人とわかる耳やしっぽを隠せる方が最初はいいだろう。ダンジョン内でしっぽの方も見せてもらったが子供だからかまたは種族からなのかしっぽはかなり小さく目立たなかった。そのため上に何か羽織ればいいかな、と考える。
耳の方はどうしようか。
フードだと強風とか吹いた時が怖い。それならやはり帽子か…?
「いらっしゃいませ」
「子供用の服ってありますか?」
「弟さんですか?」
「えぇ」
俺の後ろに隠れているソラを見つけて店員はニッコリ微笑んであちらです、と子供用の服売り場へと案内してくれる。
「では何かございましたら御気軽にお申し付けください」
「ありがとうございます」
礼を言うとさっ、と後ろに下がる。
「さ、ソラどれがいい?」
「うーーーん……………」
目の前にある様々な服を手に取って眺める。
「あ、………これ…………」
「ん?………………お、珍しいなこんなのもあるのか」
「そちらをご存知なのですか?」
後ろへ下がっていた店員がいつの間にか近くに再び現れる。
「そちらは昔東の国からこの地に伝えられたとされている羽織です。振袖という袖がついており変わった形が観光客の方に人気となっております」
ソラが見つけたのは着物などの上に着るような袖が長い羽織だ。かといって着物がある訳でもなく羽織だけあるのは不思議なものだ。
色は藍色。裾の方に藤の花の刺繍が施されている。
藤の花…か…確かに花言葉は…………優しさ………歓迎……
「それ気に入ったか?」
「うん」
「じゃあそれにするか………あとズボンとかは…………」
半ズボンや長ズボンがあるが両方持ってた方が便利なのでそれぞれ何着か選ぶ。さらに上にシャツなどを何着か購入する。
「えーっと………あと帽子………と……………………」
どれでもいい、と羽織を持つソラ。
まあ気に入らなきゃまた買い直せばいいか。
「じゃあこれください」
「ありがとうございます」
暗くなってきたなぁ。
会計をさっさと済ませ店内の更衣室を借りソラを着替えさせてから外へ出る。
「げ…………雨降ってるし………………」
「走る?」
「や、魔法で帰るとするか」
「転移?」
「そ、さっきのやつ」
そそくさ人気のない路地に入り転移魔法を行使する。
さ、帰ってアナラスの説教だ!
「ソラ!」
「ソラか、俺はソウイだ。改めてよろしくな」
「うん!」
いやぁぁ、だいぶ素直になりましたね、可愛い。やばい母性が湧きそう俺男だけど。
「とりあえず服装何とかしてぇなぁ………上行ってなんか買うか!」
「買ってくれんの!?」
「おうおう、任せとけ!」
嬉しそうに目を輝かせるソラ。
はぁぁぁぁぁぁあ可愛い
キャラ崩壊しそうなくらい可愛い。
「その前に、と」
俺は自分のフード付きのマントを被せてやる。
「なにこれ」
「まだ人間怖いだろ?被ってろ」
納得したようにだいぶサイズが大きいフードを被る。身体が小さいソラの足元近くまでマントの丈がくる。
「さてと、『あるべき時』」
「すっげぇ…………………」
「ん?移動魔法は初めてか?」
「魔法は隣のじいちゃんが少し火をおこせるくらいだった」
「あーそかそかじゃあこれからは初めてがいっぱいだな」
色々な雑談をしながら近くの街の洋服店へと向かう。ソラは周りの人間に恐怖を覚えながらも目新しい風景にキョロキョロと顔を動かす。
俺はと言うとソラに何を着せようか考えていた。恐らく獣人とわかる耳やしっぽを隠せる方が最初はいいだろう。ダンジョン内でしっぽの方も見せてもらったが子供だからかまたは種族からなのかしっぽはかなり小さく目立たなかった。そのため上に何か羽織ればいいかな、と考える。
耳の方はどうしようか。
フードだと強風とか吹いた時が怖い。それならやはり帽子か…?
「いらっしゃいませ」
「子供用の服ってありますか?」
「弟さんですか?」
「えぇ」
俺の後ろに隠れているソラを見つけて店員はニッコリ微笑んであちらです、と子供用の服売り場へと案内してくれる。
「では何かございましたら御気軽にお申し付けください」
「ありがとうございます」
礼を言うとさっ、と後ろに下がる。
「さ、ソラどれがいい?」
「うーーーん……………」
目の前にある様々な服を手に取って眺める。
「あ、………これ…………」
「ん?………………お、珍しいなこんなのもあるのか」
「そちらをご存知なのですか?」
後ろへ下がっていた店員がいつの間にか近くに再び現れる。
「そちらは昔東の国からこの地に伝えられたとされている羽織です。振袖という袖がついており変わった形が観光客の方に人気となっております」
ソラが見つけたのは着物などの上に着るような袖が長い羽織だ。かといって着物がある訳でもなく羽織だけあるのは不思議なものだ。
色は藍色。裾の方に藤の花の刺繍が施されている。
藤の花…か…確かに花言葉は…………優しさ………歓迎……
「それ気に入ったか?」
「うん」
「じゃあそれにするか………あとズボンとかは…………」
半ズボンや長ズボンがあるが両方持ってた方が便利なのでそれぞれ何着か選ぶ。さらに上にシャツなどを何着か購入する。
「えーっと………あと帽子………と……………………」
どれでもいい、と羽織を持つソラ。
まあ気に入らなきゃまた買い直せばいいか。
「じゃあこれください」
「ありがとうございます」
暗くなってきたなぁ。
会計をさっさと済ませ店内の更衣室を借りソラを着替えさせてから外へ出る。
「げ…………雨降ってるし………………」
「走る?」
「や、魔法で帰るとするか」
「転移?」
「そ、さっきのやつ」
そそくさ人気のない路地に入り転移魔法を行使する。
さ、帰ってアナラスの説教だ!
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