2回目チート人生、まじですか

ゆめ

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動き出した影と光

ダンジョン行きたい俺

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「ダンジョン行きたい」

「は??」

 俺のその一言から始まった。

トンガの事件が解決してから早2ヶ月が経過した。あの忙しかった時から一変、めちゃくちゃ暇になった俺は毎日様々な事をしていた。ある時は街の警備、ある時は森に行き生態系調査を行ったり、またある時は川に行き水質調査、またある時はヴァイスの所へ行ったり、と…

「お忍びで街に行き好きなものをたらふく食べ、森に行ってはピクニック、川に行ったかと思えば釣ってきた魚を大喜びで見せる。遊びまくりましたね本当に」

 …………………ナンノコトカボクワカンナイ。

「ってなんで急にダンジョンなんて行きたがるんですか!」
「え、なんかふと行きたくなった…?」
「そんな理由…………」

 なんとも言えない表情で呟くアナラスに俺は笑顔で手を振る。

「いってきまーーーす」
「はい!?!?!?今!?!?」
「そー!ばいばーい」

 そして俺は転移した。

「即有言実行するのいい加減にしろーーー!!」

 そんな怒鳴り声が聞こえただか聞こえてないだか…

 
冒険者ギルドの近くまで転移してきた俺は躊躇うように中に足を踏み入れる

 ギルドかぁ…何回行ったんだろ…おれ…

 というのも冒険者になってからそんなに仕事せずに王国騎士団に入ったため、本当に、本当に数えるぐらいしか来ていないのだ。
 しかしダンジョンに入るためにはギルドの許可が必要なため久々に訪れた。
 服装は冒険者をしてた頃のもの。いつもの制服は着ていない。

「ダンジョン行きたいです」

 受付の女の人に声をかけると慣れた手つきで手続きを済ませてくれる。

「ではこちらの書類にサインをお願い致します」
「ほいほい」

 ダンジョンへと入るのに許可は必要だが、冒険者ならば手続きは至って簡単。冒険者以外はめちゃくちゃめんどくさい手続きがあるらしい。

「はい、では受理致しましたのでダンジョンに入っていただいても構いませんよ」
「ありがとうございます。ところでどこのダンジョンがオススメですか?」
「そうですね…最近では東にあるベーキングの街のダンジョンが初心者の方には人気があります。出てくる魔物なんかもかなりレベルの低いものばかりですので経験を積むためにはオススメです。それよりすこし先に行ったところのダンジョンはかなりレベルの高いものとなっております南にあるものもそこそこの実力がある方にはオススメしております」
「なんかダンジョンに向かうために必要なものとかありますか?」
「そうですね………やはり万が一のことを考え、ポーションなどを余分に持っていくことをオススメします」
「分かりました、ありがとうございます」
「いえ、ご武運をお祈りしております」

 よし。ベーキングの街だかというところのダンジョンに今日は行ってみよう。
 今ポーションどんくらいあるかなぁ……?

 いつも適当にいろいろものを入れている空間魔法に手を突っ込んでみると何個かポーションが見つかる。

 よしよし。まあこれぐらいあれば足りるか。
 なんだかんだ俺ダンジョン行くの初めてなんだよなぁ。あーウキウキしてくる。

 そして俺は路地裏に入り、飛行魔法で目的地へと向かった。
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