2回目チート人生、まじですか

ゆめ

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動き出した影と光

暇な時間Ⅱ

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 2人の準備が整う。いつの間にか周りは訓練を中断した団員達が囲んでいる。
 
 ウゥゥ、ギャラリーが多い…

「よし、頼んだぞ」
「はい!!」

 団員の1人にグレイが声をかけ開始の合図を頼む。

「では…………開始!」

 その声と同時にグレイが動いた。
 多分グレイはあまり考えるのとか好きじゃないんだと思う。どっちかっていうとセトルイス側………

 才能に恵まれ、さらに努力も積み重ねているらしく瞬発力、体幹共に素晴らしい。

 すぐに距離が縮まる。

 俺は振り下ろされた模擬刀を身体を捻って避ける。この時最小限の動きで避けることがポイントだ。そうするとバランスも崩れることがなくすぐに次の動作へと移行できる。

 空振りしたグレイもすぐに足に力を入れ、俺の動きについてくる。

 えーーー、18歳でこれ?凄くね??????まじ才能ありすぎか…………。

 ため息つきたくなるなぁ、と思いつつぶつかりあった模擬刀に体重をかけて床を蹴る。そして空中で一回転してグレイの背後に回る。

「ーーーーーー、!」

 即座に反応したグレイはバランスを少し崩しながらバク転して距離をとる。
 その隙は逃さない。
 かせがれた距離を詰めると模擬刀のぶつかり合いが起こる。
 
「……………す、すげぇ……………」
「あれ見えるか……………?」
「…………や、無理………………………………」

 お互いの模擬刀が相手に当たらない。決着はなかなかつかない。
 しかし流石に経験の量が違う。
 徐々に押し始めた俺に悔しそうにグレイが舌打ちをする。
 
 そして数分後、

「…………………まいりまーした」
「ほい」

 なんとか俺の勝利で終われた。

 いやーーーー流石に部下に負けたらちょっと…………ねぇ?????アカンやつでしょ???????
 あーーーーーーーーーー疲れたマジ疲れたほんと疲れたなんなんこの子凄すぎよあと何年もしたら追い抜かれてしまう??え、辛い。

「団長!!!!凄いっスね!!!!」

 そ、そんなキラキラした目で見つめないでくれ…………眩しい…………

「俺、こんな楽しい試合初めてっス!またやってくださいね!!」
「お、おう………時間があればな…………」

 ちょっと当分御遠慮いたしたいけどね?

 俺は途中で邪魔してしまったことを詫び、訓練場を後にした。





 ……………俺、これから一仕事あんのにその前に疲れちまったよ……馬鹿だね、うん。
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