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紫の鷹と最弱の霊獣
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大神殿で、婚約誓約書にサインをする朝がきた。
さすがのノリスですら、私の部屋に寄りつけないぐらいに王妃様を筆頭に侍女の皆様の気合の入り方が、半端ない。
浴室からマッサージルーム。フィットルームからパウダールームへと部屋から部屋へ、侍女から侍女へと、私の身体はまるでベルトコンベヤーにでも乗せられているようにテキパキと運ばれていく。
そんなに磨いても元がもとだし、たいして変わらないと思うけどなぁ。
ぐったりとするたびに水分補給だけされて、真剣なまなざしで私を着飾っていく侍女たちを見て思うけど言わない、言えない。
その上まるで厳しい職人が、自分の作品を見るように、侍女の仕事ぶりを王妃さまが逐一チェックしているのだから、そりゃぁ気合も入ろうってものですね。
「王妃さま、いかがでございますか?」
渾身の仕上がりにようやく満足したらしく、侍女頭がお伺いをたてた。
王妃さまは、にっこりと満足の微笑みを浮かべると
「素晴らしいわ、さすがは私の信頼する皆さま方だけあるわ。」
と、賛辞の言葉を惜しみなく贈っている。
「レティシア、とても綺麗よ。ごらんなさい。」
大鏡の前に案内されて、私は息をのんだ。
変わらないなんて言ってごめんなさい。
プロの仕事は素晴らしかった。
鏡の中には、それは美しく儚げな美少女が、驚きに目を丸くしている。
金の髪が緩やかな流れを保って結い上げられ、極々うすいベールで覆われている。
水色のドレスは上半身は身体にフィットして、ほっそりとした腰を強調しているが、下半身は薄いオーガンジーを幾重にも重ねて、たっぷりとしたフレアーが広がっている。
袖はないけれども、その代わりに、これも薄い衣をふんわりとケープのように重ねていて、手を動かすごとにひらりと衣が舞う。
もしかして天界から女神さまでも舞い降りたのではないか?というような装いだ。
耳にはブルーダイヤモンドのイヤリングが、ぴったりと嵌められていて、首を飾るネックレスには、アレキサンドリアの大きな石が、中央に配されている。
私の青紫の瞳は、癒しを行う時には、青い瞳となり、除霊や解呪をする時には赤く染まる。
霊力によって瞳の色がかわる私のために、光によってルビーにもサファイヤにも変化するアレキサンドリアの宝玉で、ネックレスを作ってくれたのだ。
そして指には、小さなサファイヤの指輪。
これはいつも身に着けられるように、あえて小さな石を選んでくれた。
イヤリングと指輪は常に身に着けているようにと、ノリスに言われたから、もしかしたら、何か加護が付与されているのかもしれない。
大神殿へは、長い長い隠し通路を通っていく。
儀式の前の姿を、人々にみせないためだ。
神殿では大司教さまと、王様、長さま、そしてノリスが待っていた。
神殿の奧にしつらえられた、誓約の間には、当事者と見届け人しか入れない。
大司教さまが、誓約書を読み上げ、最初にノリス、次に私が署名する。
緊張のあまり手が震えてしまうが、ようやく名前を記すことができた。
なんだか震える下手くそな字になったのが、恥ずかしい。
一斉にみんなの緊張がゆるむのがわかった。
「儀式はここまでだ。あとは楽しみましょう。」
王さまが砂漠の長さまに声をかけると。
「むろんじゃ、上手い酒を用意しておるのか?」
と長様も応じる。
このふたり、案外気があうようだ。
ノリスが私の手をとると
「オレたちは、まだ仕事が残っているからな。」
と言いながら、神殿の前に待っている馬車迄エスコートしてくれる。
広場には、大勢の人々が待ち構えていて、姿がみえるや大歓声があがった。
これから、ノリスと私は、王城までパレードなんです。
馬なら10分もあればたどり着く所を、大きく迂回しながら、30分かけてお城にかえる。
王族スマイルにもお手振りにもすっかりなれた。
しかも今日はノリスも一緒だ。
みんなが心から喜んでくれているのがわかって嬉しかった。
あと3年とすこし、精一杯お仕事をしていこうと決意する。
お城に戻ると、そのまま朝までパーティになる。
庭園は解放されていて、だれでも自由に、お酒をのみ、ご馳走を楽しむことができる。
城外はお祭り騒ぎだ。
今日だけは、どこで飲み食いしても無料だから、すでにあちこちで出来あがった人達がいる。
このお祭りの費用はノリスが持ってくれるんだって。
青竜さまの奢りじゃ、飲まなきゃしょうがねぇなぁ。
そんなこと言って、自重なんて言葉はどこにもなくなっている。
ノリスもこのパーティでは、あちこちからお呼びがかかって、私に構っていられないから、そのすきにレイとセンをさがす。
2人とも、私がいくと、ぽかんとした顔をする。
「ひぇー、女は化け物ってホントだな。ナナには見えねぇ。」
「とても綺麗ですよ。素晴らしいですナナ。」
「ありがとう、レイ」
「センもレイを見習いなさいよ!」
「あっ、やっぱりナナだ。」
こんの~、センめ!
「綺麗じゃん。」
まぁ許す。
そうして3人で話せたのも少しの時間だった。
レイもセンもすぐに他の人がきて攫っていってしまったから。
私が主人公のパーティのはずだけど、もう誰もそんなこと気にしちゃいない。
私は熱気にあてられて、すこし涼もうとバルコニーにでる。
ここならちょっぴり静かだ。
「本日の主役が、こんなところで何をなさっているのですか?」
そう声をかけてきたのは、紫がかった黒髪と、紫の瞳を持つ男、いや霊獣さまだった。
私だって冷静であれば、霊獣さまはすぐにわかる。
「紫の鷹さま……。どうしてここに。」
「どうしてかなぁ~。カナリアちゃんは私と似た力を持っていると聞いたけど、私とは違うわね。とても純真で可愛らしい。」
そこでやっと気がついた。
男装姿が板についているけれど、紫の鷹さまは女性だったんだ。
「ねぇ、うちの緑が嫌がるのよね。青とは戦いたくないって。」
「仲良しごっこをするのは、弱いから群れなければ、自分を守れないからでしょう。ねぇ、最弱の霊獣、カナリアちゃん。」
「笑えるわねぇ、あなた人間にすら勝てないんですって。それなのになに青に媚びうってんのよ。弱いから守って~とか言ったんでしょ。でもね強者の力は、あんたみたいなゴミには相応しくないのよ。」
「人のフィアンセを、ゴミ呼ばわりとは!どういうおつもりですか。ムラサキ。」
「アオ、あんたが愚かしい真似をしてるから、見にきたのさ。まだ女ともいえないガキがお好みだったとわね。」
「ここは、祝いの席だ、それに免じて聞かなかったことにしてやる。さっさと巣に帰れ!」
「おー怖い、怖い。言われなくても帰るよ。でもアオ言っとくよ。あんたの番は、そのチビなんかじゃない。本当にそいつが番に相応しいか、よく見るんだね。」
捨て台詞をはくと紫の鷹は、帰っていった。
蒼白になった私をノリスは、そっと抱き上げたけれど、私の心は紫の鷹が言ったことでいっぱいになっていた。
最弱の霊獣、守られなきゃ死んでしまうカナリア。
それが、最強の竜の伴侶に本当になれるものなのでしょうか。
さすがのノリスですら、私の部屋に寄りつけないぐらいに王妃様を筆頭に侍女の皆様の気合の入り方が、半端ない。
浴室からマッサージルーム。フィットルームからパウダールームへと部屋から部屋へ、侍女から侍女へと、私の身体はまるでベルトコンベヤーにでも乗せられているようにテキパキと運ばれていく。
そんなに磨いても元がもとだし、たいして変わらないと思うけどなぁ。
ぐったりとするたびに水分補給だけされて、真剣なまなざしで私を着飾っていく侍女たちを見て思うけど言わない、言えない。
その上まるで厳しい職人が、自分の作品を見るように、侍女の仕事ぶりを王妃さまが逐一チェックしているのだから、そりゃぁ気合も入ろうってものですね。
「王妃さま、いかがでございますか?」
渾身の仕上がりにようやく満足したらしく、侍女頭がお伺いをたてた。
王妃さまは、にっこりと満足の微笑みを浮かべると
「素晴らしいわ、さすがは私の信頼する皆さま方だけあるわ。」
と、賛辞の言葉を惜しみなく贈っている。
「レティシア、とても綺麗よ。ごらんなさい。」
大鏡の前に案内されて、私は息をのんだ。
変わらないなんて言ってごめんなさい。
プロの仕事は素晴らしかった。
鏡の中には、それは美しく儚げな美少女が、驚きに目を丸くしている。
金の髪が緩やかな流れを保って結い上げられ、極々うすいベールで覆われている。
水色のドレスは上半身は身体にフィットして、ほっそりとした腰を強調しているが、下半身は薄いオーガンジーを幾重にも重ねて、たっぷりとしたフレアーが広がっている。
袖はないけれども、その代わりに、これも薄い衣をふんわりとケープのように重ねていて、手を動かすごとにひらりと衣が舞う。
もしかして天界から女神さまでも舞い降りたのではないか?というような装いだ。
耳にはブルーダイヤモンドのイヤリングが、ぴったりと嵌められていて、首を飾るネックレスには、アレキサンドリアの大きな石が、中央に配されている。
私の青紫の瞳は、癒しを行う時には、青い瞳となり、除霊や解呪をする時には赤く染まる。
霊力によって瞳の色がかわる私のために、光によってルビーにもサファイヤにも変化するアレキサンドリアの宝玉で、ネックレスを作ってくれたのだ。
そして指には、小さなサファイヤの指輪。
これはいつも身に着けられるように、あえて小さな石を選んでくれた。
イヤリングと指輪は常に身に着けているようにと、ノリスに言われたから、もしかしたら、何か加護が付与されているのかもしれない。
大神殿へは、長い長い隠し通路を通っていく。
儀式の前の姿を、人々にみせないためだ。
神殿では大司教さまと、王様、長さま、そしてノリスが待っていた。
神殿の奧にしつらえられた、誓約の間には、当事者と見届け人しか入れない。
大司教さまが、誓約書を読み上げ、最初にノリス、次に私が署名する。
緊張のあまり手が震えてしまうが、ようやく名前を記すことができた。
なんだか震える下手くそな字になったのが、恥ずかしい。
一斉にみんなの緊張がゆるむのがわかった。
「儀式はここまでだ。あとは楽しみましょう。」
王さまが砂漠の長さまに声をかけると。
「むろんじゃ、上手い酒を用意しておるのか?」
と長様も応じる。
このふたり、案外気があうようだ。
ノリスが私の手をとると
「オレたちは、まだ仕事が残っているからな。」
と言いながら、神殿の前に待っている馬車迄エスコートしてくれる。
広場には、大勢の人々が待ち構えていて、姿がみえるや大歓声があがった。
これから、ノリスと私は、王城までパレードなんです。
馬なら10分もあればたどり着く所を、大きく迂回しながら、30分かけてお城にかえる。
王族スマイルにもお手振りにもすっかりなれた。
しかも今日はノリスも一緒だ。
みんなが心から喜んでくれているのがわかって嬉しかった。
あと3年とすこし、精一杯お仕事をしていこうと決意する。
お城に戻ると、そのまま朝までパーティになる。
庭園は解放されていて、だれでも自由に、お酒をのみ、ご馳走を楽しむことができる。
城外はお祭り騒ぎだ。
今日だけは、どこで飲み食いしても無料だから、すでにあちこちで出来あがった人達がいる。
このお祭りの費用はノリスが持ってくれるんだって。
青竜さまの奢りじゃ、飲まなきゃしょうがねぇなぁ。
そんなこと言って、自重なんて言葉はどこにもなくなっている。
ノリスもこのパーティでは、あちこちからお呼びがかかって、私に構っていられないから、そのすきにレイとセンをさがす。
2人とも、私がいくと、ぽかんとした顔をする。
「ひぇー、女は化け物ってホントだな。ナナには見えねぇ。」
「とても綺麗ですよ。素晴らしいですナナ。」
「ありがとう、レイ」
「センもレイを見習いなさいよ!」
「あっ、やっぱりナナだ。」
こんの~、センめ!
「綺麗じゃん。」
まぁ許す。
そうして3人で話せたのも少しの時間だった。
レイもセンもすぐに他の人がきて攫っていってしまったから。
私が主人公のパーティのはずだけど、もう誰もそんなこと気にしちゃいない。
私は熱気にあてられて、すこし涼もうとバルコニーにでる。
ここならちょっぴり静かだ。
「本日の主役が、こんなところで何をなさっているのですか?」
そう声をかけてきたのは、紫がかった黒髪と、紫の瞳を持つ男、いや霊獣さまだった。
私だって冷静であれば、霊獣さまはすぐにわかる。
「紫の鷹さま……。どうしてここに。」
「どうしてかなぁ~。カナリアちゃんは私と似た力を持っていると聞いたけど、私とは違うわね。とても純真で可愛らしい。」
そこでやっと気がついた。
男装姿が板についているけれど、紫の鷹さまは女性だったんだ。
「ねぇ、うちの緑が嫌がるのよね。青とは戦いたくないって。」
「仲良しごっこをするのは、弱いから群れなければ、自分を守れないからでしょう。ねぇ、最弱の霊獣、カナリアちゃん。」
「笑えるわねぇ、あなた人間にすら勝てないんですって。それなのになに青に媚びうってんのよ。弱いから守って~とか言ったんでしょ。でもね強者の力は、あんたみたいなゴミには相応しくないのよ。」
「人のフィアンセを、ゴミ呼ばわりとは!どういうおつもりですか。ムラサキ。」
「アオ、あんたが愚かしい真似をしてるから、見にきたのさ。まだ女ともいえないガキがお好みだったとわね。」
「ここは、祝いの席だ、それに免じて聞かなかったことにしてやる。さっさと巣に帰れ!」
「おー怖い、怖い。言われなくても帰るよ。でもアオ言っとくよ。あんたの番は、そのチビなんかじゃない。本当にそいつが番に相応しいか、よく見るんだね。」
捨て台詞をはくと紫の鷹は、帰っていった。
蒼白になった私をノリスは、そっと抱き上げたけれど、私の心は紫の鷹が言ったことでいっぱいになっていた。
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