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幽霊ですわ
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翌朝、もうすぐセディが顔をだす時間だと、ドキドキしていたのですが、やってきたのは、とても美しいご令嬢でした。
金色の豊かな巻き毛を高々と結い上げて、ドレスはこの部屋には不釣り合いなほど豪奢なものでした。
どう見ても図書館にご縁がありそうには見えません。
私が部屋の隅でかしこまっているとお嬢様は値踏みするような目で、私の頭から足先までをじっくりと2往復させると言い放ちました。
「まぁ、エルグラント卿がこっそりと愛人を囲っているって聞いたけど、いくらなんでもこんなに貧相な小娘だとは思わなかったわ。お前、どうやって取り入ったの?」
わたしがいきなりのことで何も言えずにいると、それを反抗とでも取ったのかご令嬢は怒りだしました。
「返事をなさい!」
そう言って扇子を投げつけましたが、扇子は私の身体を通り抜けていくだけです。
「な、な、なんなの……。」
ご令嬢は大きく口をあけたままで、固まってしまいました。
「幽霊を御覧になったのは初めてでございますか?」
私はすこしづつご令嬢に近づいていきました。
それだけでへなへなと令嬢は腰を抜かしてしまいます。
「困りましたね。ベッキー。警護の方を呼んで頂戴。このご令嬢を救護室に運んでもらわなければならないわ。」
そうやってドタバタ騒ぎの真っ最中にセディがやってきました。
腰を抜かした令嬢と私の顔を見比べています。
「今回は私のせいではありませんわよ。このご令嬢は私をエルグラント卿の愛人だと誤解していて、幽霊だと知った途端に腰を抜かしたんですもの。」
それを聞いてセディもやっと状況が飲み込めてきたようです。
そこにタンカを持った救護人たちが駆けつけてきました。
騒ぎが静まってから、ようやく私たちは朝食にありつけました。
最近セディは仕事前にこの図書館に立ち寄って、一緒に食事をしているのです。
「それでセディ、あのご令嬢はどなたですの?」
「知らん。」
セディの返事はにべもないものでした。
セディはいわゆる天才にありがちな興味のないものには、とことん無関心な性質のようです。
私もあのような豪奢な令嬢が並んでいたら、とても区別できるとは思いませんけれど。
白状をすれば、私は人の顔を覚えるのが苦手で、場所や服装で区別してしまいます。
まぁ方向音痴の人が、停めてある車や犬を目印にするのと似ているかもしれません。
それは迷ったり間違ったりしますよね。
私は5年間斜め前の席で一緒に仕事をしていた人に
「いらっしゃいませ。」
と言ってしまった過去を持っています。
経理というのはひたすら数字を処理する仕事です。
私はその男性を机の位置と、背広というワードで覚えていたのですが、たまたまその日、彼はお客様入り口からコートを着用して入ってきたのです。
それから随分長い間、恨み言を言われてしまいました。
だからセディがあのご令嬢を知らなくても仕方がないでしょう。
でももしもここに足しげく通ってくれるなら、案外お友達になれそうな気もしています。
なぜなら彼女は敵陣に、たったひとりでやってきたからです。
通常の女性は敵のテリトリーに入る時には、ぞろぞろと何人も連れていくものです。
なのにたったひとりでやってきたあのご令嬢は、セディの結婚相手として相応しいと思います。
あれ、なんだろう。
セディが誰かと結婚すると考えるのはとっても嫌な気持ちになります。
セディのことは気になります。
好きって言われると嬉しくもあります。
けれど身の程はちゃんとわきまえているつもりなんですけどね。
やっぱりチクリと胸が痛みます。
いやいやこんなことを考えている場合ではありません。
お仕事しましょ。
「セディ。それでシャンプーやリンスはお母さま方に気に入っていただけましたの?」
セディはむっつりと黙ってしまいました。
なるほどね。
私もだんだんセディのことがわかってきました。
セディは都合が悪いことがあるとだんまりを決め込むタイプみたいです。
少し質問の方向を変えてみましょう。
「パドスに最初の発注をしなければなりませんが、どうしますか?」
この質問にならセディにも、こたえられる筈です。
具体的な数字を聞いているだけですからね。
「そうだなぁ。かなり用意しておいた方がいいだろう。全ての種類を百個づつ。試供品は三百個づつ用意してもらいたい。」
「期日はいつまでですか。お届け先は?お支払いはどうなりますか?」
セディはとうとう笑いだしてしまいました。
けれども見積書や発注書を書かなければなりませんし、納品期日を守るのは大切なことです。
それにどうせ売掛になるのでしょうが、資金化できるのがいつか知っておかないと黒字倒産ってことにもなりかねませんよ。
私がそう訴えるとセディは真面目な顔になりました。
私がもっている経理の知識は、どうやらかなり使えるようです。
おかしいですねぇ。
私は税理士でもない、ただのしがない事務員でしかないのですが。
でも少なくともセディのご家族がこの商売に積極的に協力してくれるつもりであることは判りました。
最初の納品で4品目3種類を百個づつですから、千二百個の納品になります。
これは初めてにしては、かなり大きな取引といってもいいですよね。
1つ日本円で三千円とすると千二百個なら三百六十万円になります。
原価率を20%とすれば粗利は288万円ですね。
この10%が私の取り分ですから私の収益は28万8千円です。
残り259万2千円が2人の取り分ですが、パドスが使っている錬金術の用具の原価償却やお母さまたちへのマージンも考えなければなりません。
試供品の製作費のこともあります。
そのあたりになるとセディだけではなく共同経営者となるパドスとの相談も必要ですね。
いづれ誰かを雇うとなると人件費も必要になります。
実際に私が貰えるのは、もっと少ない金額でしょう。
こんな大雑把な計算をセディに書いて渡したら、すっかりセディは考え込んでいましたが、黙って出ていってしまいました。
セディってばどうしてこうもコミュニケーションスキルが下手くそなんでしょう。
黙ってられては何もわかりませんよね。
ちょっといらいらしてしまいましたが、コミュニケーションスキルが不足しているのは私の方なんですよね。
だって相手が理解したことが、自分のコミュニケーションスキルがの全てなのですもの。
セディがゆったりとお話できる場を用意出来ていないことに問題があるのでしょう。
私はついつい物事に勇み足になってしまう自分を戒めました。
セディはどちらかというと、じっくりと段階を踏んで物事をすすめる性質のようです。
それなのに私は、手っ取り早くゴールしたくなるタイプなんです。
まったく逆のタイプなのですが、これってうまくいくのでしょうか?
パドスもどちらかといえば私みたいに突っ走るタイプですから、セディのような人がいるとよいのかもしれませんね。
私はポリアンナ商会の先行きを考えてその道のりの長さに、始める前から嫌気がさしていました。
どうやら商売人としては、ちょっとせっかちすぎるようです。
こんないらいらする気分の時には、好きなことをするに限ります。
私はソファの前に本を積み上げると、黙々と読み始めました。
誰か私の肩を掴んで揺さぶったので、私はびっくりして物語の世界から戻ってきました。
本を読んでいると何も聞こえなくなってしまうんです。
見上げると困ったようなベッキーの顔がありました。
「どうしたの? ベッキー。」
私が尋ねると、ベッキーはさらに憂い顔になります。
ベッキーの後ろには先ほどの豪奢なお嬢様がいらっしゃいます。
「わかったわ、ベッキー。お茶とお菓子を三人前用意してね。いつものように一緒にいただきましょう。」
そう言うと私はその闖入者であるお嬢様に声をかけました。
「お嬢様、よろしければお茶でもご一緒なさいませんか?」
お嬢様は困惑したように叫びました。
「いったい何なのよ! あんたは!」
私は笑ってこたえました。
「幽霊ですけれど。」
それでも薫り高いお茶と、美味しいお菓子は女の子の強い味方です。
なし崩しに一緒にお茶をすることになったお嬢様は、ベッキーを見てため息をつきました。
「まさかこの私が、メイドと同じテーブルでお茶を飲むとは思わなかったわ。」
ベッキーが返事をする前に素早く私が割り込みました。
「きっと、幽霊とお茶をするのも初めてではございませんか?」
それを聞くと、とうとうご令嬢は笑い出してしまいました。
やっぱり思った通り、このご令嬢はさっぱりとした気性のようです。
一度気を許せば、そこは女の子同士、話もはずみます。
「じゃぁご令嬢は、エルグラント卿が好きって訳じゃぁないの?」
「当ったり前じゃないの。あんな辛気臭いオジサン。私はこう見えても、細マッチョで武芸の達人。しかもオレ様系が好きなのよ!」
ホー、なるほどねー。
だったらなんで今朝はあんな風に怒鳴りこんできたんでしょう?
はー。
正義感ね。
公共の場を私物化しているのが、許せなかったって訳ですか。
そりゃぁ、図書館に愛人囲われたら、私でも怒りますね。
なんかやっぱり気があいそうなご令嬢は、お茶を飲むとさっさと帰ってしまいました。
いったいあのご令嬢って誰だったんでしょうねぇ。
まっいいか。
だって私、幽霊なんですもの。
金色の豊かな巻き毛を高々と結い上げて、ドレスはこの部屋には不釣り合いなほど豪奢なものでした。
どう見ても図書館にご縁がありそうには見えません。
私が部屋の隅でかしこまっているとお嬢様は値踏みするような目で、私の頭から足先までをじっくりと2往復させると言い放ちました。
「まぁ、エルグラント卿がこっそりと愛人を囲っているって聞いたけど、いくらなんでもこんなに貧相な小娘だとは思わなかったわ。お前、どうやって取り入ったの?」
わたしがいきなりのことで何も言えずにいると、それを反抗とでも取ったのかご令嬢は怒りだしました。
「返事をなさい!」
そう言って扇子を投げつけましたが、扇子は私の身体を通り抜けていくだけです。
「な、な、なんなの……。」
ご令嬢は大きく口をあけたままで、固まってしまいました。
「幽霊を御覧になったのは初めてでございますか?」
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「困りましたね。ベッキー。警護の方を呼んで頂戴。このご令嬢を救護室に運んでもらわなければならないわ。」
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「今回は私のせいではありませんわよ。このご令嬢は私をエルグラント卿の愛人だと誤解していて、幽霊だと知った途端に腰を抜かしたんですもの。」
それを聞いてセディもやっと状況が飲み込めてきたようです。
そこにタンカを持った救護人たちが駆けつけてきました。
騒ぎが静まってから、ようやく私たちは朝食にありつけました。
最近セディは仕事前にこの図書館に立ち寄って、一緒に食事をしているのです。
「それでセディ、あのご令嬢はどなたですの?」
「知らん。」
セディの返事はにべもないものでした。
セディはいわゆる天才にありがちな興味のないものには、とことん無関心な性質のようです。
私もあのような豪奢な令嬢が並んでいたら、とても区別できるとは思いませんけれど。
白状をすれば、私は人の顔を覚えるのが苦手で、場所や服装で区別してしまいます。
まぁ方向音痴の人が、停めてある車や犬を目印にするのと似ているかもしれません。
それは迷ったり間違ったりしますよね。
私は5年間斜め前の席で一緒に仕事をしていた人に
「いらっしゃいませ。」
と言ってしまった過去を持っています。
経理というのはひたすら数字を処理する仕事です。
私はその男性を机の位置と、背広というワードで覚えていたのですが、たまたまその日、彼はお客様入り口からコートを着用して入ってきたのです。
それから随分長い間、恨み言を言われてしまいました。
だからセディがあのご令嬢を知らなくても仕方がないでしょう。
でももしもここに足しげく通ってくれるなら、案外お友達になれそうな気もしています。
なぜなら彼女は敵陣に、たったひとりでやってきたからです。
通常の女性は敵のテリトリーに入る時には、ぞろぞろと何人も連れていくものです。
なのにたったひとりでやってきたあのご令嬢は、セディの結婚相手として相応しいと思います。
あれ、なんだろう。
セディが誰かと結婚すると考えるのはとっても嫌な気持ちになります。
セディのことは気になります。
好きって言われると嬉しくもあります。
けれど身の程はちゃんとわきまえているつもりなんですけどね。
やっぱりチクリと胸が痛みます。
いやいやこんなことを考えている場合ではありません。
お仕事しましょ。
「セディ。それでシャンプーやリンスはお母さま方に気に入っていただけましたの?」
セディはむっつりと黙ってしまいました。
なるほどね。
私もだんだんセディのことがわかってきました。
セディは都合が悪いことがあるとだんまりを決め込むタイプみたいです。
少し質問の方向を変えてみましょう。
「パドスに最初の発注をしなければなりませんが、どうしますか?」
この質問にならセディにも、こたえられる筈です。
具体的な数字を聞いているだけですからね。
「そうだなぁ。かなり用意しておいた方がいいだろう。全ての種類を百個づつ。試供品は三百個づつ用意してもらいたい。」
「期日はいつまでですか。お届け先は?お支払いはどうなりますか?」
セディはとうとう笑いだしてしまいました。
けれども見積書や発注書を書かなければなりませんし、納品期日を守るのは大切なことです。
それにどうせ売掛になるのでしょうが、資金化できるのがいつか知っておかないと黒字倒産ってことにもなりかねませんよ。
私がそう訴えるとセディは真面目な顔になりました。
私がもっている経理の知識は、どうやらかなり使えるようです。
おかしいですねぇ。
私は税理士でもない、ただのしがない事務員でしかないのですが。
でも少なくともセディのご家族がこの商売に積極的に協力してくれるつもりであることは判りました。
最初の納品で4品目3種類を百個づつですから、千二百個の納品になります。
これは初めてにしては、かなり大きな取引といってもいいですよね。
1つ日本円で三千円とすると千二百個なら三百六十万円になります。
原価率を20%とすれば粗利は288万円ですね。
この10%が私の取り分ですから私の収益は28万8千円です。
残り259万2千円が2人の取り分ですが、パドスが使っている錬金術の用具の原価償却やお母さまたちへのマージンも考えなければなりません。
試供品の製作費のこともあります。
そのあたりになるとセディだけではなく共同経営者となるパドスとの相談も必要ですね。
いづれ誰かを雇うとなると人件費も必要になります。
実際に私が貰えるのは、もっと少ない金額でしょう。
こんな大雑把な計算をセディに書いて渡したら、すっかりセディは考え込んでいましたが、黙って出ていってしまいました。
セディってばどうしてこうもコミュニケーションスキルが下手くそなんでしょう。
黙ってられては何もわかりませんよね。
ちょっといらいらしてしまいましたが、コミュニケーションスキルが不足しているのは私の方なんですよね。
だって相手が理解したことが、自分のコミュニケーションスキルがの全てなのですもの。
セディがゆったりとお話できる場を用意出来ていないことに問題があるのでしょう。
私はついつい物事に勇み足になってしまう自分を戒めました。
セディはどちらかというと、じっくりと段階を踏んで物事をすすめる性質のようです。
それなのに私は、手っ取り早くゴールしたくなるタイプなんです。
まったく逆のタイプなのですが、これってうまくいくのでしょうか?
パドスもどちらかといえば私みたいに突っ走るタイプですから、セディのような人がいるとよいのかもしれませんね。
私はポリアンナ商会の先行きを考えてその道のりの長さに、始める前から嫌気がさしていました。
どうやら商売人としては、ちょっとせっかちすぎるようです。
こんないらいらする気分の時には、好きなことをするに限ります。
私はソファの前に本を積み上げると、黙々と読み始めました。
誰か私の肩を掴んで揺さぶったので、私はびっくりして物語の世界から戻ってきました。
本を読んでいると何も聞こえなくなってしまうんです。
見上げると困ったようなベッキーの顔がありました。
「どうしたの? ベッキー。」
私が尋ねると、ベッキーはさらに憂い顔になります。
ベッキーの後ろには先ほどの豪奢なお嬢様がいらっしゃいます。
「わかったわ、ベッキー。お茶とお菓子を三人前用意してね。いつものように一緒にいただきましょう。」
そう言うと私はその闖入者であるお嬢様に声をかけました。
「お嬢様、よろしければお茶でもご一緒なさいませんか?」
お嬢様は困惑したように叫びました。
「いったい何なのよ! あんたは!」
私は笑ってこたえました。
「幽霊ですけれど。」
それでも薫り高いお茶と、美味しいお菓子は女の子の強い味方です。
なし崩しに一緒にお茶をすることになったお嬢様は、ベッキーを見てため息をつきました。
「まさかこの私が、メイドと同じテーブルでお茶を飲むとは思わなかったわ。」
ベッキーが返事をする前に素早く私が割り込みました。
「きっと、幽霊とお茶をするのも初めてではございませんか?」
それを聞くと、とうとうご令嬢は笑い出してしまいました。
やっぱり思った通り、このご令嬢はさっぱりとした気性のようです。
一度気を許せば、そこは女の子同士、話もはずみます。
「じゃぁご令嬢は、エルグラント卿が好きって訳じゃぁないの?」
「当ったり前じゃないの。あんな辛気臭いオジサン。私はこう見えても、細マッチョで武芸の達人。しかもオレ様系が好きなのよ!」
ホー、なるほどねー。
だったらなんで今朝はあんな風に怒鳴りこんできたんでしょう?
はー。
正義感ね。
公共の場を私物化しているのが、許せなかったって訳ですか。
そりゃぁ、図書館に愛人囲われたら、私でも怒りますね。
なんかやっぱり気があいそうなご令嬢は、お茶を飲むとさっさと帰ってしまいました。
いったいあのご令嬢って誰だったんでしょうねぇ。
まっいいか。
だって私、幽霊なんですもの。
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