3 / 18
異世界転生編
第3料理 魔王、気絶しました
しおりを挟む
豚肩ロース丼をよく噛んで食べるゴンゴルド。そして、突然、その場に倒れた。
「ゴンゴルド様ッ!!」
辺りにいた部下たちがゴンゴルドに駆け寄る。
「息はしているぞ。お前たち、直ちにその男を捕らえよッ」
近くにいた骸骨兵士たちが俺を捕らえた。
「待ってくれ、俺は毒なんか盛ってないからなッ」
「ふんッ、そんなこと言って嘘をついても無駄だッ、人間よッ!!お前は魔王様をこんな目に合わせた。この四天王のひとりであるキャロットが貴様の首を切り落としてくれるわッ!!骸骨兵士たちよ、その者をしっかりと抑えておけッ」
そう言って、腰につけた鞘から剣を抜き出し、構え、俺に近づいてくるキャロット。と、その時だった!!
「いや~、マジでえげつないわ~」
そう言って、起き上がったのはゴンゴルドだった。
「ゴ、ゴンゴルド様ッ!?無事なのですかッ!?」
「あ~、全然大丈夫よ。それより、この豚肩ロース丼とやら、めっちゃ美味しいよ。マジで、美味い!!って、なんでアッシー捕まってんの?」
美味しさにかなり満足しているのか、ニヤニヤしながら、ゴンゴルドが問う。キャロットが一連の経緯を説明した。
「ふむ・・・。キャロットよ、焦りすぎだ。俺様が人間ごときに殺られるわけがないだろう?」
いや~、豚肩ロース丼食べて気絶してる時点で、別の意味では人間に殺られるだろ。俺はここの中でゴンゴルドを嘲笑った。
「アッシーよ、素晴らしいものを食べさせてもらった。俺様は今、猛烈に感動しているぞ。俺様はこんなものを食べたことがないからな」
えッ!?豚肩ロース丼食べたことないの!?
「あの~、では、今まではどういった物を食べていたんですか?」
「あぁ、うちの調理師が肉を焼いてくれてな。それと米だけだ」
うっそーん、ただの焼肉じゃん、それ。それをずーっと食べてきて生活してきたなら、この魔王様、可哀想じゃん。食べ飽きたりとかしてないのか?肉と米だけとか、最初良くても、しばらくしたら絶対飽きがくるコンビじゃん。
「あの~、その調理師の方に会いたいんですけど・・・」
魔王様に焼肉だけを提供してきた調理師。どんなやつか気になりすぎるッ!!
「そいつの名はガース。調理室にいるはずだ。キャロットよ、案内してあげよ」
「はッ!!」
俺はキャロットに案内され、ガースがいる調理室へと向かった。
「ゴンゴルド様ッ!!」
辺りにいた部下たちがゴンゴルドに駆け寄る。
「息はしているぞ。お前たち、直ちにその男を捕らえよッ」
近くにいた骸骨兵士たちが俺を捕らえた。
「待ってくれ、俺は毒なんか盛ってないからなッ」
「ふんッ、そんなこと言って嘘をついても無駄だッ、人間よッ!!お前は魔王様をこんな目に合わせた。この四天王のひとりであるキャロットが貴様の首を切り落としてくれるわッ!!骸骨兵士たちよ、その者をしっかりと抑えておけッ」
そう言って、腰につけた鞘から剣を抜き出し、構え、俺に近づいてくるキャロット。と、その時だった!!
「いや~、マジでえげつないわ~」
そう言って、起き上がったのはゴンゴルドだった。
「ゴ、ゴンゴルド様ッ!?無事なのですかッ!?」
「あ~、全然大丈夫よ。それより、この豚肩ロース丼とやら、めっちゃ美味しいよ。マジで、美味い!!って、なんでアッシー捕まってんの?」
美味しさにかなり満足しているのか、ニヤニヤしながら、ゴンゴルドが問う。キャロットが一連の経緯を説明した。
「ふむ・・・。キャロットよ、焦りすぎだ。俺様が人間ごときに殺られるわけがないだろう?」
いや~、豚肩ロース丼食べて気絶してる時点で、別の意味では人間に殺られるだろ。俺はここの中でゴンゴルドを嘲笑った。
「アッシーよ、素晴らしいものを食べさせてもらった。俺様は今、猛烈に感動しているぞ。俺様はこんなものを食べたことがないからな」
えッ!?豚肩ロース丼食べたことないの!?
「あの~、では、今まではどういった物を食べていたんですか?」
「あぁ、うちの調理師が肉を焼いてくれてな。それと米だけだ」
うっそーん、ただの焼肉じゃん、それ。それをずーっと食べてきて生活してきたなら、この魔王様、可哀想じゃん。食べ飽きたりとかしてないのか?肉と米だけとか、最初良くても、しばらくしたら絶対飽きがくるコンビじゃん。
「あの~、その調理師の方に会いたいんですけど・・・」
魔王様に焼肉だけを提供してきた調理師。どんなやつか気になりすぎるッ!!
「そいつの名はガース。調理室にいるはずだ。キャロットよ、案内してあげよ」
「はッ!!」
俺はキャロットに案内され、ガースがいる調理室へと向かった。
1
お気に入りに追加
18
あなたにおすすめの小説
アルゴノートのおんがえし
朝食ダンゴ
ファンタジー
『完結済!』【続編製作中!】
『アルゴノート』
そう呼ばれる者達が台頭し始めたのは、半世紀以上前のことである。
元来アルゴノートとは、自然や古代遺跡、ダンジョンと呼ばれる迷宮で採集や狩猟を行う者達の総称である。
彼らを侵略戦争の尖兵として登用したロードルシアは、その勢力を急速に拡大。
二度に渡る大侵略を経て、ロードルシアは大陸に覇を唱える一大帝国となった。
かつて英雄として名を馳せたアルゴノート。その名が持つ価値は、いつしか劣化の一途辿ることになる。
時は、記念すべき帝国歴五十年の佳節。
アルゴノートは、今や荒くれ者の代名詞と成り下がっていた。
『アルゴノート』の少年セスは、ひょんなことから貴族令嬢シルキィの護衛任務を引き受けることに。
典型的な貴族の例に漏れず大のアルゴノート嫌いであるシルキィはセスを邪険に扱うが、そんな彼女をセスは命懸けで守る決意をする。
シルキィのメイド、ティアを伴い帝都を目指す一行は、その道中で国家を巻き込んだ陰謀に巻き込まれてしまう。
セスとシルキィに秘められた過去。
歴史の闇に葬られた亡国の怨恨。
容赦なく襲いかかる戦火。
ーー苦難に立ち向かえ。生きることは、戦いだ。
それぞれの運命が絡み合う本格派ファンタジー開幕。
苦難のなかには生きる人にこそ読んで頂きたい一作。
○表紙イラスト:119 様
※本作は他サイトにも投稿しております。
異世界坊主の成り上がり
峯松めだか(旧かぐつち)
ファンタジー
山歩き中の似非坊主が気が付いたら異世界に居た、放っておいても生き残る程度の生存能力の山男、どうやら坊主扱いで布教せよということらしい、そんなこと言うと坊主は皆死んだら異世界か?名前だけで和尚(おしょう)にされた山男の明日はどっちだ?
矢鱈と生物学的に細かいゴブリンの生態がウリです?
本編の方は無事完結したので、後はひたすら番外で肉付けしています。
タイトル変えてみました、
旧題異世界坊主のハーレム話
旧旧題ようこそ異世界 迷い混んだのは坊主でした
「坊主が死んだら異世界でした 仏の威光は異世界でも通用しますか? それはそうとして、ゴブリンの生態が色々エグいのですが…」
迷子な坊主のサバイバル生活 異世界で念仏は使えますか?「旧題・異世界坊主」
ヒロイン其の2のエリスのイメージが有る程度固まったので画像にしてみました、灯に関しては未だしっくり来ていないので・・未公開
因みに、新作も一応準備済みです、良かったら見てやって下さい。
少女は石と旅に出る
https://kakuyomu.jp/works/1177354054893967766
SF風味なファンタジー、一応この異世界坊主とパラレル的にリンクします
少女は其れでも生き足掻く
https://kakuyomu.jp/works/1177354054893670055
中世ヨーロッパファンタジー、独立してます
Fragment-memory of future-Ⅱ
黒乃
ファンタジー
小説内容の無断転載・無断使用・自作発言厳禁
Repost is prohibited.
무단 전하 금지
禁止擅自转载
W主人公で繰り広げられる冒険譚のような、一昔前のRPGを彷彿させるようなストーリーになります。
バトル要素あり。BL要素あります。苦手な方はご注意を。
今作は前作『Fragment-memory of future-』の二部作目になります。
カクヨム・ノベルアップ+でも投稿しています
Copyright 2019 黒乃
******
主人公のレイが女神の巫女として覚醒してから2年の月日が経った。
主人公のエイリークが仲間を取り戻してから2年の月日が経った。
平和かと思われていた世界。
しかし裏では確実に不穏な影が蠢いていた。
彼らに訪れる新たな脅威とは──?
──それは過去から未来へ紡ぐ物語
どーも、反逆のオッサンです
わか
ファンタジー
簡単なあらすじ オッサン異世界転移する。 少し詳しいあらすじ 異世界転移したオッサン...能力はスマホ。森の中に転移したオッサンがスマホを駆使して普通の生活に向けひたむきに行動するお話。 この小説は、小説家になろう様、カクヨム様にて同時投稿しております。
おさかなごはん
七山月子
恋愛
ふんわり鰹節かけごはんに出汁つゆを一回りたらし、その上に生卵、、くう、うまい。だけどその一口だけでは満足いかない。焼きたて秋刀魚はふっくらモハモハ!!!!、、、いいえ、恋愛ものです。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる