幽霊祓い

akade

文字の大きさ
上 下
196 / 236
第3章 ゴースト・キング編

第196話 四神

しおりを挟む
「もしもし、そちらは順調に進んでいるかい?」

「啊,事情进展顺利。我的任务是窃取青山  游我的青天术吧?」

「あぁ、その通り。必要な場合は周りのやつなど何人でも殺しても構わない」

「托比赞,你打算用青空之术做什么?」

「取り込むんだよ。まぁ、取り込む前に十分、研究させていただくけどね。だから、君に渡している術を保管するボトルにちゃんと入れてきてよ。あれは珍しい事例の術だから、何ともしてでも手に入れる」

「但从表面上看,我们只是黑帮,对吧?你为什么做这个?」

「表向きなんてただの見せかけだよ。関係ない。俺達は俺達の動きたいように動いて日本をいただく」

「知道了。嗯,具体原因我不知道,但是我一定会完成任务的。哦,有人来了。我会挂断电话」

「はいはい、分かりました。期待しておくよ」

そう言って、電話は切れた。

レイ、ここにいたのか。今、町中で大量の幽霊が出現し始めていて大変なことになっている。早く、来てくれ」

「はい、分かりました。すぐに向かいます」

俺にそう言い残して、その場を去っていく先輩。

「へぇ~、お前が雷か。中国だから・・・ニーハオ?」

「誰だ、お前は?」

「エジプトGEAのマッカ・ムーハドだ。お前と同じ四神の持ち手の人間だ」

「飛山が言っていた、今回の件に参加しているもう1人の四神使いか」

「直接会うのは初めてだねぇ。お前は朱雀の使い手だろ?」

「そういうお前は玄武か」

「今回はお互いに頑張ろう」

「青山  優牙くらい俺一人でも十分なのに・・・」

「なら、赤石  柊とかいう少年を狩ろうか?」

「命令にないだろ?」

「いやぁ、俺、ボトル2本持ってるんだよね。許可をもらってもう1本もらった」

そう言って、もう1本のボトルを取り出すマッカ。

「はぁ~。なら、赤石  柊をお前は狩れ。そろそろ、ゴースト・キングがアイダホ州の取り込みを開始する。俺からお前に言えることは1つしかない。四神の名を汚すなよ」

「それはお前もだろ?」

俺らは互いに言葉を残して、その場から移動を開始した。


しおりを挟む

処理中です...