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第2章 再臨編
第160話 成すべきこと
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「さて、祓い師共は餓流餓羅に任せておくとして・・・」
「凪澤、お前の目的は何だ?」
「僕が生きるのは3回目の恐山決戦までだ。その後は、お前が世界を支配する」
「言っている意味が分からない。僕はお前の目的を聞いているんだ」
「うーん、そうだね~、今の目的はもう一度、霊体化することかな」
「そうか。でも、また、祓い師に負けるかもよ?」
「もう、負けはしないよ。僕は最強の幽霊になるんだ。君がNo.4の座についてくれれば、もう少し、色々するのに楽になったかもしれないけど、つく気無さそうだし。仕方ない、まずは、お前を殺す」
「霊帝会に入らないだけで殺すだなんて理不尽だな」
「そうかい?入らない君が悪いと僕は思うよ、霊魂術・廻式ッ」
「影術・影禍惨刀」
影山は刀身が黒く、名のように魔のオーラを放つ刀を術で生成した。そして、その刃は凪澤の廻式を斬り裂いた。
「刀まで作れるとは、影術、かなり洗練されているなッ、霊魂術・呪式ッ!!」
「う、動けない・・・だと?」
「さすがに呪式には敵わないでしょ」
凪澤は動きを止められた影山に近づき、全力の拳を彼の腹にくらわせた。影山は吹っ飛んだ。
「オェェェェェェェェッ」
「霊魂術には懐柔ってのもあるんだけど、あれは基本的には相手の術を奪うものだから。使っちゃったら、この先、面白くなくなるからってあのお方からあまり使用するなって言われてるんだよ」
「・・・そうかい、ペラペラとありがとよ。解放・影日終極・災ッ」
「解放まで使えるのか、ならばこちらは霊魂術・奥義・廻口外下天界ッ」
凪澤はこの時、流石に奥義なら影山も倒せるはずと思っていた。しかし、影山の解放はその予想をはるかに上回っていた。そう、廻口外下天界は影山の刀が真っ二つに斬ったのだ。しかし、廻口外下天界の威力も高く、影術に完全な力を乗せきれていないため、刀も消失してしまった。
「凪澤、お前の目的は何だ?」
「僕が生きるのは3回目の恐山決戦までだ。その後は、お前が世界を支配する」
「言っている意味が分からない。僕はお前の目的を聞いているんだ」
「うーん、そうだね~、今の目的はもう一度、霊体化することかな」
「そうか。でも、また、祓い師に負けるかもよ?」
「もう、負けはしないよ。僕は最強の幽霊になるんだ。君がNo.4の座についてくれれば、もう少し、色々するのに楽になったかもしれないけど、つく気無さそうだし。仕方ない、まずは、お前を殺す」
「霊帝会に入らないだけで殺すだなんて理不尽だな」
「そうかい?入らない君が悪いと僕は思うよ、霊魂術・廻式ッ」
「影術・影禍惨刀」
影山は刀身が黒く、名のように魔のオーラを放つ刀を術で生成した。そして、その刃は凪澤の廻式を斬り裂いた。
「刀まで作れるとは、影術、かなり洗練されているなッ、霊魂術・呪式ッ!!」
「う、動けない・・・だと?」
「さすがに呪式には敵わないでしょ」
凪澤は動きを止められた影山に近づき、全力の拳を彼の腹にくらわせた。影山は吹っ飛んだ。
「オェェェェェェェェッ」
「霊魂術には懐柔ってのもあるんだけど、あれは基本的には相手の術を奪うものだから。使っちゃったら、この先、面白くなくなるからってあのお方からあまり使用するなって言われてるんだよ」
「・・・そうかい、ペラペラとありがとよ。解放・影日終極・災ッ」
「解放まで使えるのか、ならばこちらは霊魂術・奥義・廻口外下天界ッ」
凪澤はこの時、流石に奥義なら影山も倒せるはずと思っていた。しかし、影山の解放はその予想をはるかに上回っていた。そう、廻口外下天界は影山の刀が真っ二つに斬ったのだ。しかし、廻口外下天界の威力も高く、影術に完全な力を乗せきれていないため、刀も消失してしまった。
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