133 / 233
第2章 学校霊編
第133話 事件
しおりを挟む
「最初は皆がお墓参りをしてくれたわ。私は嬉しかった。でも次に入学してきた生徒たちは何も知らないから、私のお墓を気味悪がって、蹴ったり、土や石を投げつけてきたわ。そして、時が経つに連れ、それらは酷くなっていった。だから、私は生徒たちを驚かして、怖がらせてやろうと思ったの。人を傷つけるような真似はしていないのに、どうしてそれを祓い師に邪魔されないといけないのよ!!」
「人を傷つけていないだと?学校から被害情報が入ったから、俺たちはここに来てんだぞ?お前以外に誰が人を傷つけるんだよッ」
「あ~、それ、多分、僕のことだわ」
「は?」
そう聞こえ、後ろに振り向くと同時に俺は蹴り飛ばされた。
「痛って~、テメェ、何者だ?」
「フォルテ・グランリッヒ。初めまして、祓い師さん」
「おい、アーリラ、あいつ、知り合いか?」
「いいえ、知らないわ」
「テメェ、どっから湧いて出た?」
「そんなことどうでもいいじゃないか。それよりも」
フォルテは手を伸ばした。すると、アーリラがフォルテの手のひらの中に吸収された。
「よしッ、準備万端。さて、殺ろうか、祓い師さん」
「上等だッ!!」
俺はフォルテに向かっていって、刀身を振り落としたが、かわされ、逆に刀身を折られた。待て待て、邪鉱鉱石はダイヤモンド並に硬い鉱石だぞ?
「はぁ?刀身が折られるだとッ!?」
「僕のことをナメているからだよ、祓い師ッ、音奏文具兵団ッ!!」
今度は消しゴムが飛び出てきて、擬人化した。まるで、壁のような姿の大男に擬人化した消しゴムたちによって、俺はボコボコに殴られた。
「僕はここに配属されたんだよ、影山様によって。アーリラは人を脅かすばかりで危害を加えないから、代わりにお前がやれって影山様に言われててね」
影山・・・か。聞いた事ある名だな。ダメだ、体に力が入らない。立てない。ここで、終わりか・・・。
「人を傷つけていないだと?学校から被害情報が入ったから、俺たちはここに来てんだぞ?お前以外に誰が人を傷つけるんだよッ」
「あ~、それ、多分、僕のことだわ」
「は?」
そう聞こえ、後ろに振り向くと同時に俺は蹴り飛ばされた。
「痛って~、テメェ、何者だ?」
「フォルテ・グランリッヒ。初めまして、祓い師さん」
「おい、アーリラ、あいつ、知り合いか?」
「いいえ、知らないわ」
「テメェ、どっから湧いて出た?」
「そんなことどうでもいいじゃないか。それよりも」
フォルテは手を伸ばした。すると、アーリラがフォルテの手のひらの中に吸収された。
「よしッ、準備万端。さて、殺ろうか、祓い師さん」
「上等だッ!!」
俺はフォルテに向かっていって、刀身を振り落としたが、かわされ、逆に刀身を折られた。待て待て、邪鉱鉱石はダイヤモンド並に硬い鉱石だぞ?
「はぁ?刀身が折られるだとッ!?」
「僕のことをナメているからだよ、祓い師ッ、音奏文具兵団ッ!!」
今度は消しゴムが飛び出てきて、擬人化した。まるで、壁のような姿の大男に擬人化した消しゴムたちによって、俺はボコボコに殴られた。
「僕はここに配属されたんだよ、影山様によって。アーリラは人を脅かすばかりで危害を加えないから、代わりにお前がやれって影山様に言われててね」
影山・・・か。聞いた事ある名だな。ダメだ、体に力が入らない。立てない。ここで、終わりか・・・。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
8
1 / 4
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる