114 / 289
第2章 天界大会編
第114話 極奥
しおりを挟む
「君に天界の神になってほしい」
「天界?」
「現世とあの世の狭間の場所だよ。君は天主術の使い手だろ?神の役職につく方が、今よりずっといいと思うんだ」
「人間が神になれる訳がなかろう。そもそも、死ななければ、あの世へ行けないのに、現世とあの世の狭間なんて、どうやって行くのだ?」
「そこまで考え込まなくていい。私が手伝いはするから」
「いい加減、遠回しに言うのはやめたらどうだ、鬼魅宮。目的を言え」
「相変わらず、勘が鋭いねぇ、獄宮大納言。やはり、嫌いだよ。●●術・極奥・●●●●●●●ッ!!」
「今、ここで終わりにしてやろう、鬼魅宮ァッ!!天主術・極奥・天下暴命の天命ッ!!」
・・・極奥を使うのは、あの時以来か?奥義のその上の術の最終形態、極奥。俺が知る歴史上で極奥を使えたのは俺と鬼魅宮猛子の2人だけ。久々に使うから成功するかは分からないが、手っ取り早い方法だ。やってみようじゃないか。
「・・・チッ、また閉じ込められた。なら、また、破るッ!!奥義ッ・・・」
「どうして、俺はあの時、生きたいという道を選んだのだろうな。ダルガ・ドルガ、十分に楽しめたよ。だから、もう、おしまいだ。天主術・極奥・天下暴命の天命ッ」
ダルガ・ドルガは一瞬にして消し飛んだ。天命は相手の存在意義すらも無視し、消し飛ばす術だ。存在意義を無視された場合、死後、何も形として残らない。その対象が人であろうと幽霊であろうと、天国、地獄へ行くなどは関係なく、存在が消えるのだ。そういえば、あの後、鬼魅宮はどうなったのだろうか。まぁ、どうでもいいか・・・。俺は奥義を解き、佐神の元へ向かった。
「獄様、やつは?」
「消したよ、存在ごとね。さて、大会の続きを始めようか・・・」
ー天界大会終了まで残り1時間3分、残り人数62人ー
「天界?」
「現世とあの世の狭間の場所だよ。君は天主術の使い手だろ?神の役職につく方が、今よりずっといいと思うんだ」
「人間が神になれる訳がなかろう。そもそも、死ななければ、あの世へ行けないのに、現世とあの世の狭間なんて、どうやって行くのだ?」
「そこまで考え込まなくていい。私が手伝いはするから」
「いい加減、遠回しに言うのはやめたらどうだ、鬼魅宮。目的を言え」
「相変わらず、勘が鋭いねぇ、獄宮大納言。やはり、嫌いだよ。●●術・極奥・●●●●●●●ッ!!」
「今、ここで終わりにしてやろう、鬼魅宮ァッ!!天主術・極奥・天下暴命の天命ッ!!」
・・・極奥を使うのは、あの時以来か?奥義のその上の術の最終形態、極奥。俺が知る歴史上で極奥を使えたのは俺と鬼魅宮猛子の2人だけ。久々に使うから成功するかは分からないが、手っ取り早い方法だ。やってみようじゃないか。
「・・・チッ、また閉じ込められた。なら、また、破るッ!!奥義ッ・・・」
「どうして、俺はあの時、生きたいという道を選んだのだろうな。ダルガ・ドルガ、十分に楽しめたよ。だから、もう、おしまいだ。天主術・極奥・天下暴命の天命ッ」
ダルガ・ドルガは一瞬にして消し飛んだ。天命は相手の存在意義すらも無視し、消し飛ばす術だ。存在意義を無視された場合、死後、何も形として残らない。その対象が人であろうと幽霊であろうと、天国、地獄へ行くなどは関係なく、存在が消えるのだ。そういえば、あの後、鬼魅宮はどうなったのだろうか。まぁ、どうでもいいか・・・。俺は奥義を解き、佐神の元へ向かった。
「獄様、やつは?」
「消したよ、存在ごとね。さて、大会の続きを始めようか・・・」
ー天界大会終了まで残り1時間3分、残り人数62人ー
0
お気に入りに追加
9
あなたにおすすめの小説
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
今日の授業は保健体育
にのみや朱乃
恋愛
(性的描写あり)
僕は家庭教師として、高校三年生のユキの家に行った。
その日はちょうどユキ以外には誰もいなかった。
ユキは勉強したくない、科目を変えようと言う。ユキが提案した科目とは。
断腸の思いで王家に差し出した孫娘が婚約破棄されて帰ってきた
兎屋亀吉
恋愛
ある日王家主催のパーティに行くといって出かけた孫娘のエリカが泣きながら帰ってきた。買ったばかりのドレスは真っ赤なワインで汚され、左頬は腫れていた。話を聞くと王子に婚約を破棄され、取り巻きたちに酷いことをされたという。許せん。戦じゃ。この命燃え尽きようとも、必ずや王家を滅ぼしてみせようぞ。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる