91 / 233
第2章 復讐編
第91話 クロ
しおりを挟む
「凪澤 戒は死んだはずだが?」
「言っただろう、凪澤 戒いや劣悪の霊神と」
「ほほぅ、何となくは言いたいことを理解した。つまりお前は霊となり、その体に取り憑いたってわけだ」
「まぁ、そういうことだ」
「で、なんで、俺の名前を知っている?」
「そんなことは気にしないでおくれよ。こちらも色々とあるのだよ」
「そうか・・・、まぁ、いい。で、俺に何の用だ?」
「僕にも質問させてくれよ」
「ああ、すまなかった。何だ?」
「君はこんなところで一体何をしているんだい?」
「霊気集めだ。お前とGEAが先日の戦いで死者を出してくれたおかげ、今、ここには大量に霊気がある。俺もパワーアップできるかと思い、集めているんだ」
「まぁ、正確に言えば、僕が殺したのは数名だ。ほとんどはここの主霊が殺した。で、君こそどうして僕のことを知っているんだい?」
「だって、お前、自分で宣言していただろ、日本旋廻を開始するって」
「そういえば、そんなことをしたねぇ」
「お前のこと、知らない奴の方が少ないと思うぜ。まぁ、そいつらが日本旋廻の意味まで知っているか知らないが」
「君は知っているのかい?」
「まぁ、現場を見たしな。何がしたいのかは分からないが、簡単なことなら分かる。要はお前が主霊を回収して、GEAがそれを止めるってことだろ?」
「その通りだ。話が早くて助かるよ」
「そろそろ聞かせろ、ここにお前は何をしに来た?」
「君と同じ、霊気集めさ」
「邪魔する気か?」
「そういうつもりは無いんだけど。なら、こうしよう。僕と戦って君が勝てば、素直に帰るよ。でも、僕が勝てば、僕の仲間になってもらう。どうだい?」
「上等だッ!!」
「いいね、ノリがいい。霊魂術・呪式」
「体を動けなくしても意味ねぇぞッ、水術・青天の冷水ッ」
水でできたリングのようなものを飛ばしてきた。それはどこかで見たことのある攻撃方法に似ていた。あぁ、そうだ、赤輪術だ。
「クロ、君に兄弟はいるのかい?」
「俺に兄弟はいない・・・」
クロはそう答えた。
「言っただろう、凪澤 戒いや劣悪の霊神と」
「ほほぅ、何となくは言いたいことを理解した。つまりお前は霊となり、その体に取り憑いたってわけだ」
「まぁ、そういうことだ」
「で、なんで、俺の名前を知っている?」
「そんなことは気にしないでおくれよ。こちらも色々とあるのだよ」
「そうか・・・、まぁ、いい。で、俺に何の用だ?」
「僕にも質問させてくれよ」
「ああ、すまなかった。何だ?」
「君はこんなところで一体何をしているんだい?」
「霊気集めだ。お前とGEAが先日の戦いで死者を出してくれたおかげ、今、ここには大量に霊気がある。俺もパワーアップできるかと思い、集めているんだ」
「まぁ、正確に言えば、僕が殺したのは数名だ。ほとんどはここの主霊が殺した。で、君こそどうして僕のことを知っているんだい?」
「だって、お前、自分で宣言していただろ、日本旋廻を開始するって」
「そういえば、そんなことをしたねぇ」
「お前のこと、知らない奴の方が少ないと思うぜ。まぁ、そいつらが日本旋廻の意味まで知っているか知らないが」
「君は知っているのかい?」
「まぁ、現場を見たしな。何がしたいのかは分からないが、簡単なことなら分かる。要はお前が主霊を回収して、GEAがそれを止めるってことだろ?」
「その通りだ。話が早くて助かるよ」
「そろそろ聞かせろ、ここにお前は何をしに来た?」
「君と同じ、霊気集めさ」
「邪魔する気か?」
「そういうつもりは無いんだけど。なら、こうしよう。僕と戦って君が勝てば、素直に帰るよ。でも、僕が勝てば、僕の仲間になってもらう。どうだい?」
「上等だッ!!」
「いいね、ノリがいい。霊魂術・呪式」
「体を動けなくしても意味ねぇぞッ、水術・青天の冷水ッ」
水でできたリングのようなものを飛ばしてきた。それはどこかで見たことのある攻撃方法に似ていた。あぁ、そうだ、赤輪術だ。
「クロ、君に兄弟はいるのかい?」
「俺に兄弟はいない・・・」
クロはそう答えた。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
8
1 / 4
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる