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第1章 電話霊編
第20話 電話霊
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事務所内に鳴り響く着信音。それは1分以上経っても鳴り止むことはなかった。僕は柊と顔を見合せながら、恐る恐る子機を手に取った。
「デイオニチッコ、デイオニチッコ・・・」
子機から低い声でそう聞こえた。そして、瞬きをすると、事務所にいたはずなのに、何も無い白くて広い空間の中にいた。
「あんたもここにとばされたの?」
後ろから声がした。振り向くと美人な女性が立っていた。
「あなたは?」
「私は篠崎 真奈。GEAに所属している者よ。あなたも見た感じ、霊力を持っていそうなんだけど?」
「僕は青山 優牙っていいます。今日、GEAに所属した者です。篠崎さん、ここは一体?」
「ここはおそらく霊の領域内よ。私はあなたがきた数秒前からここにいるけど、霊が現れたりはしていないわ。で、その後ろの人もあなたのお仲間?」
篠崎さんに言われて、後ろを見ると柊が苦笑いをしながら立っていた。
「優牙さんが突然消えたから、僕も子機を持ってみたら、来ちゃいました。あの~、そちらの方は?」
「篠崎 真奈よ。よろしく」
「赤石 柊です。こちらこそよろしくです」
2人が挨拶をし終えると、目の前に黒い霧が現れた。そして、その中から霊と思われる存在が姿を現した。
「アレレ~、ナーンデレイキヲモツニンゲンガイルノカナー?ボクノミスカナァ?アー、ソウダソウダ。コノリョウイキハレイキヲモツニンゲンダケガココ二オクッテコラレルンダッタネ~。ドウジ二サンニンモオクラレルナンテキセキダネ~」
手足が長く、両肩には頭蓋骨をつけており、胸にはスマホが埋まっているそいつはそう言った。篠崎さんが
「お前は?凪澤ってやつが作り出した改造霊ってやつか?」
と聞くと、ケラケラと笑いながら
「チガウヨ~。ボクハテレゴ。キミタチハ~ミーンナ、ココデシヌ~。ソシテ、ボクノナカデエイエン二イキツヅケルノサ~。」
と、テレゴは答えた。
「デイオニチッコ、デイオニチッコ・・・」
子機から低い声でそう聞こえた。そして、瞬きをすると、事務所にいたはずなのに、何も無い白くて広い空間の中にいた。
「あんたもここにとばされたの?」
後ろから声がした。振り向くと美人な女性が立っていた。
「あなたは?」
「私は篠崎 真奈。GEAに所属している者よ。あなたも見た感じ、霊力を持っていそうなんだけど?」
「僕は青山 優牙っていいます。今日、GEAに所属した者です。篠崎さん、ここは一体?」
「ここはおそらく霊の領域内よ。私はあなたがきた数秒前からここにいるけど、霊が現れたりはしていないわ。で、その後ろの人もあなたのお仲間?」
篠崎さんに言われて、後ろを見ると柊が苦笑いをしながら立っていた。
「優牙さんが突然消えたから、僕も子機を持ってみたら、来ちゃいました。あの~、そちらの方は?」
「篠崎 真奈よ。よろしく」
「赤石 柊です。こちらこそよろしくです」
2人が挨拶をし終えると、目の前に黒い霧が現れた。そして、その中から霊と思われる存在が姿を現した。
「アレレ~、ナーンデレイキヲモツニンゲンガイルノカナー?ボクノミスカナァ?アー、ソウダソウダ。コノリョウイキハレイキヲモツニンゲンダケガココ二オクッテコラレルンダッタネ~。ドウジ二サンニンモオクラレルナンテキセキダネ~」
手足が長く、両肩には頭蓋骨をつけており、胸にはスマホが埋まっているそいつはそう言った。篠崎さんが
「お前は?凪澤ってやつが作り出した改造霊ってやつか?」
と聞くと、ケラケラと笑いながら
「チガウヨ~。ボクハテレゴ。キミタチハ~ミーンナ、ココデシヌ~。ソシテ、ボクノナカデエイエン二イキツヅケルノサ~。」
と、テレゴは答えた。
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