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第13話 あの男 ☆

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あれから、どうやってゲームを終了させたのか覚えていない。

なんとか、ショックを受けていない風を装いながらゲームを続け、仲間とは別れたはずだ。


気づくと朝で、いつも通りの時間に起きて、いつも通りのルーティンで学校に来た。


教室で白戸麻衣に会った。
会ったといっても言葉を交わしたわけではない。
同じ教室にいたというだけだ。

挨拶を交わしたり、授業中にやりとりをするということはあるが、個人的な会話などはしたことがない。
ゲームの中と違い、この世界では遠い存在でしかないのだ。

同じ教室の中に彼女はいて、制服を着て、いつも通りの美しさで、友達と笑いながら話している。

前を向き、少し左に目を動かすだけで、彼女の横顔を見ることが出来た。

それだけで下半身が敏感に反応してしまう。

ゲームの中とはいえ、彼女の裸を見てしまったのだ。
初めて見た女性のアソコも目に焼き付いている。
それが白戸麻衣のものだったのだ。


そして……、彼女が処女を失うところも見てしまった。

その相手が、自分だったらよかったのに……。
他の男の腕の中で、あえぎ声をあげながら悶え、絶頂を迎えていた彼女の姿を覚えている。

ショックと喪失感でいっぱいのはずなのに、興奮の方が上回り、授業中もずっと勃起がおさまらなかった。



さらに、驚いたことに、あの男と再会したのだ。

あの男というのは、ゲームで最初に出会ったパーティの勇者だ。
綾子先生そっくりの巫女とキスし、挿入までしていた男だ。

もちろん勇者の格好はしていない。
ジャージ姿だ。

体育教師が一昨日交通事故に遭って入院したらしく、しばらくは学校に来られないということで、その間の臨時採用としてこの学校に来たのだという。

男は低い声で小田と名乗った。

再会と言っても、ゲームの中で顔が似ているキャラに会ったというだけで、実際に会ったわけではないし、向こうも俺のことを知っているわけでもない。

それにしても似すぎている。
こんな偶然があるのだろうか……。


あの綾子先生が、こんな男を相手にするはずがないと思いながら、もし綾子先生がこの男にやられてしまったら……と想像してしまう。

あのがっしりとした体で、細身の綾子先生が押さえつけられ、不細工なヒゲ面の男の凶悪なイチモツに貫かれ、嫌がりながらも感じてしまう……。

そんな姿を思い浮かべて、体育の間中も、ずっと勃起が収まらなかった。


要は、朝からずっと勃起し続けていたということになる。

そんなわけで、昼休みはトイレの個室にこもって自分で処理した。

だが、興奮のしすぎなのか、お腹が猛烈に痛くなってトイレから出られなくなり、落ち着いた頃には午後の授業が始まっていた。

今から教室に入るのも恥ずかしいので、5時間目はサボることにした。

保健室で寝ていようと思ったが、先客でベッドは埋まっていた。

仕方なしに校内をブラブラ歩いていると体育館に出た。
今の時間は授業で使われていないらしく、誰もいなかった。

奥の倉庫なら、マットがあるから、そこで横になっていようと思い行ってみると、人の気配がする。こちらも先客がいるようだ。

仕方なく引き返そうとすると、
「やめてください」
という女性のささやくような声が聞こえた。

少しだけドアを開けて中を覗くと、声の主は担任の綾子先生だった。

「俺は別にいいんですけどね。でも、さすがに教師が生徒に手を出している写真が流れたら、いろいろ問題になるんじゃないかと思って、心配してるだけですよ」

もう一人、男がいるらしい。

「あの生徒にしたのと同じ事をしてくれればいいんですよ。全然やましいことじゃないでしょう」

男が綾子先生の前ににじり寄る。
あのジャージ、体育教師の小田だ。

「早くしないと、誰か来てしまうかもしれませんよ。さっさと済ませてしまいましょう。それとも、そういうことをしている姿を見られる方が興奮するのかな」

綾子先生は覚悟を決めたように、小田の前に跪く。

手を伸ばしてズボンを下ろすと、パンツの上からでもその盛り上がりの大きさが分かるようだ。

ためらいながらパンツも下ろすと、黒光りした太くどす黒いものが目の前に飛び出してくる。
ムワっとした匂いがここまで漂ってきそうだ。

さあ、と言わんばかりに小田が腰を突き出す。

綾子先生は、仕方なさそうに手を添え、舌先で舐めあげると、男のものが気持ちよさそうにびくんと反応した。

そのまま、舌先でチンポの先端や血管の浮き出た部分を舐め続ける。

「おお、さすがに舌使いが上手いですね。でも、それだけじゃイキそうもありませんよ」

綾子先生は男を上目遣いに見上げると、覚悟したように目を閉じてそれを咥えた。
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