張り憑く
早朝ランニングをしていた僕は落とし物を見つけた。交番に届けようと思った矢先に現れた失礼な女性、彼女を見据える青い顔の女。その日以降、件の女性の顔に黒いもやが張り付き始めて……
あなたにおすすめの小説
柘榴話
こはり梅
ホラー
ザクロの実の花言葉は「愚かしさ」、様々な愚かしさをどうぞ。
柘榴(ざくろ)の実には「愚かしさ」という花言葉があります。
短い作品集になっていますが、どの話にも必ず「愚かしさ」が隠れています。
各話10分ほどで読めますので、色んな愚かしさに触れてみて下さい。
読切怪奇談話集(仮)
やなぎ怜
ホラー
一話完結でさらっと読める、そんなに怖くない怪談集。
※1話目だけ他話とちょっと毛色が違いますので、実話怪談風創作怪談をお望みの方は飛ばして読んでください。
※他投稿サイトにも掲載。
君の魂は砂糖のように甘すぎる ~"Your Soul,Too Sweet like Sugar"~
希依
ホラー
あなたのことを許さない。怪物に喰われ続ける私を見捨てたのだから。
あの頃、僕たちのすぐ隣で暗闇は生きていた。悪意を持てない少年メロスと暗闇に喰われ続ける少女かふかの懐かしくて哀しいジュブナイルホラー。
5月の連休初日。メロスが部屋で起きると母親は失踪していた。母の遺した一万円札を持ってモール型ショッピングセンターに行くと学校一の嫌われ者である永井かふかがクラスメイトにいじめられる場面に遭遇する。メロスはこっそりとかふかを助けるが、逆にかふかに逆恨みされ善意をつけこまれる。メロスにはかふかに決して逆らえない負い目があった…。
「メロスはかふかを見捨てた。かふかはメロスに殺されたの」
その夜、アパートのベランダで永井かふかが暗闇の怪物に生きたまま喰われるのをメロスは見る。それはまるで夕暮れの校舎で少女を見捨てたときと同じように―――。
ちょうど同じころ、モール型ショッピングセンターで幼児失踪事件が起きていた。かふかが言うにはその事件にはかふかを喰らっていたクラヤミの怪物、晦虫が絡んでいるという。
晦虫は人の悪意を喰らう。ショッピングセンターの奥に捕らわれた少女の絶望を美味そうに食べているが、もうじきその絶望の灯も消えるのだと。
少年は耳たぶを報酬に晦虫の毒である少女の助けを得ると、晦虫に捕らわれた女の子を助けに深夜のショッピングモールに潜入するのであった。そこで少年と少女が見たのは大人の悪意に寄生した晦虫の群れと巨大な晦虫の王、そして、■■の裏切り―――。
ヒトの悪意は怪物にとって蜜の味、じゃあ、ヒトの善意はどんな味?
※本作品はホラーです。性的描写、身体欠損など猟奇的描写はできるだけ抑えめにしていますが、人によっては不快と感じる描写が多数あります。ホラー、サイコサスペンスが苦手な方はご注意してお読みください。
浦町ニュータウン~血塗られた怪異~
如月 幽吏
ホラー
浦町ニュータウンで起きる怪異。
それはその土地に関係しているという―――
《第一部》
夜道で少女に出会った日を境に、美湖の様子がおかしくなった。会社では、自分の席も分からず、仕事の内容も分からない。不可思議な態度に隠された理由とは?
《第二部》
更新中!!