diary(再編集版)

星山遼

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土筆

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 「ねぇ見て、土筆よ!」
 露地を指差すと、隣を歩いていた彼が私と土筆を見比べた。
 「…食べるつもり?」
 確かに食べられるけれど、私は純粋に『春が近付いているのね』と嬉しくなっただけよ。何でもかんでも食に結び付けないで欲しいわ。
 「はいはい失礼しました」
 心がこもってなーいっ!


 初出・2017年3月22日
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