diary(再編集版)

星山遼

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葛湯、夕陽、電気

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 窓から差し込む夕陽を遮るブラインド。
 電気が消された薄暗い寝室のベッドには、生姜を溶かした葛湯で体を温めて眠る彼がいる。
 「彼の風邪が早く治りますように」と祈るように囁いて、私はそっとドアを閉めた。


 初出・2015年12月17日 #ノベルちゃん三題(葛湯、夕陽、電気)
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