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#17 魔法少女の涙
第10話 魔法は科学
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さて、細々とした経過は省略して、魔法一族が一堂に会することとなりました。それは、タカの、というより三人の告白から始まり、今現在、その対処に頭を悩ませているオジさんたち、という場になっています。
——おっと、省略しすぎたので少し補足しますと、まず、タカたちが集まり、事の次第を云々、軽く見ていた動画の件ですが、それが一般に公開されてしまったことは問題ではなく、タカたちにとっては他の一族の人に知れることの方が問題でした。いくら内容の分からない動画であっても主演はタカたち、場所は暗いのと、どこでもありそうな場所なので特定はされないものの、場所的に自分たちはよく知っている、それが一族にバレるのは時間の問題だ、というかなり確率の低い可能性を重視したタカたちです。なにせ前科があるので、ここで知らんぷりして後で発覚しようものならどんな罰が待ち受けているか分かったものではありません。ですから大事になる前に自首した、といった、タカたちにしてはとても珍しい行動を取ったようです。
その自首した先とは魔族を率いる魔王の自宅、そこを夜遅く訪ね、これはエライコッチャと一族が集まり、部屋の片隅で自主的に正座をしているタカたち三人、というのが現在です。
では、何が「エライコッチャ」なのかというと、一族を前にして雄弁を振るうのは族長であるケイコの父親——ではなく祖母のおばあちゃんです。そう、孫のケイコと蜜柑の争奪戦を繰り広げたあのオバあちゃん、元族長としての立場ですが、事が事だけに皆の前に進み出たという訳であります。
「お主らの役目はなんぞ! 性懲りもなく次から次と問題ばかり起こすとは……呆れて呆れて……呆れてしもうた」
表情は至って穏やかですが、オバあちゃんの背後で腕組みをする族長のオジさんことケイコの父親が仁王立ちしているので、背中がピクッとするくらい重みのある言葉となって例の三人衆の肝に響きます。
——で、「エライコッチャ」の理由ですが、特に魔法のことが世間に知られるのを極度に忌み嫌う、または恐れている一族です。それは、ヒッソリ穏やかに暮らしたいということもありますが、なにせ魔法ですのでそれを知れば誰も彼も欲しがることは明白、それが例え世間一般の人たちが使用できないと分かったとしても、それはそれで見世物にでもしてやろうという輩が出てくるかも知れません。そうなったら——そうならないように僅かな隙も見せず、「魔法って、なに?」という態度を長年に渡って通してきたものです。
ところで、話は逸れてしまいますが、「長年に渡って」とあれば、ではそれはいつの頃からなのか、という疑問がフツフツを湧いてこないでしょうか。と言いつつ話を振っておいてなんですが、その疑問に対する答えは単に「昔から」というくらいしか分かっておりません。何故ならどれもこれも秘め事であるが故の結果、と申しましょうか、証拠や参考になるようなものは一切合切残さず、口頭伝達のみで現在まで繋いできた、といったところでしょうか。
そんな一族の努力を今回も含めて二回も存亡の危機に晒した例の三人です。一回目は地中に穴を開け魔力の源を空高く噴出させたこと。そしてそのとき開いた大穴を、開けた本人たち自らが世間の目から逸らし、魔力の流出を監視するという役目を罰として与えられていた、にも関わらず二回目は、ネットを介して世界中に魔法の存在を知らしめたこと。この二回目が重大危機として取り上げられた訳ですが、美津子の投稿した動画、まだその閲覧数が一桁であるということは救いにはならず、「情報が漏れた、我々の危機」と相成った次第です。よって、せっかく大事になる前に自首した三人でしたが、それで罪が軽くなるどころか大騒ぎになった、なってしまった業を背負う三人でもあります。
さて、ではどうするのかというと、そこは魔法でチョチョイと——というわけにはいきません、なにせ、更に魔法が露呈しては本末転倒、そこは慎まなければなりません。ではでは、どうするの? ということで考えを巡らす30名ほどの一族の方々です。但し、解決するのなら急いだ方が良いでしょう。速攻でネットの海で存在が危ぶまれているシガナイ動画とはいえ「万が一」ということも可能性として有りうるでしょうから。
◇◇
「しょうがないねぁ、アレをするしか……手が無いのかもね……」
苦悩するオバあちゃんが捻り出したアレとは。その一言で場が騒ぎ始めましたが、その中ので「アレ」が「アレ」であると分かるのは族長クラス、つまり一族の中でも上位に位置する魔法使いだけでしょう。もちろん、
「アレか、アレをするのかい? ……大丈夫かい?」
と族長であるケイコの父親は知ったかぶりを披露、一族の伝統芸といっても差し支えないでしょう。アレとは魔法中の魔法、その奥義にして秘伝の——勿体振らずに披露いたしましょう、それはなんと! 「時間逆光の術」もとい「時間逆行の術」なのです。それはなんと! 時間を遡り、なんと! 過去をやり直す術、これこそ魔法中の魔法、その奥義にして魔法を覚えたら一度はやってみたい魔法中の魔法、魔魔魔、なのです、なんと!
では、その手順を説明いたしましょう。まず、歌って踊って——のように、とにかく一心不乱で念を込めます。もちろん一人や二人程度ではダメです。もっと多く、もっと大勢で歌って踊るのです。そうすると「あらっ不思議」、その願いを聞き届けた神様が——ではなく、やる気と実年齢を忘れたオババ様が全魔力を駆使し空を見上げます。そうすると、そうするとですね、今まで無かったものが、ものがですね、浮かび上がってくるのです。それそこ、なんと!
ここで注意が必要です。先ほど浮かび上がってくると申しましたが、実は、それは目に見えないものなのです。では実体が無い、というとそうでもなく、実は私たちの地球、それと太陽を真ん中に挟んで反対側に「もう一つの地球」を出現させるという、すごい! すごすぎる! 魔法なのです。——ということで、あまりにも遠く、それも太陽が邪魔をして私たちの地球からは見ることができない、例えるならそれは「裏地球」の出現と呼んでも構わないでしょう。
ところで、それがどうした? という醒めた方へ。太陽を挟んで真反対に位置する「裏地球」。その存在は……そうですね、よく似た双子の例で説明しますとですね、片方に起きたことは、もう片方にも起きる、ということなんですね。本来は量子ナンタラと小難しく説明すれば分かる人には分かる、という代物なんですが、そこはサービスで省略しておきましょう。
そして、です。この「裏地球」、我々の地球と真反対に位置する、となればそれは即ち「半年前の地球」という事になります、なりますよね? で、ここからが肝、重要どころなのですが、その「半年前の地球」をいじれば、こっちの地球も変化するという優れもの。これがなんの役に立つのかというと、なんと! 半年前に戻って、例の美津子が投稿した動画そのものを「無かった」ことにするのです、なんと! そうすることで世間に波風立てず幸せに満ちた笑顔で明日の朝を迎えられる、という思惑と魂胆と策略があったりします、なんと! 大掛かりな……です。
ということで説明は以上で終わりです。……ですが少しだけ補足すると魔法は万能では無いということを強調して起きましょう。それは「裏地球」なんて大それたことをしなくても魔法で、という疑問がフツフツと煮えたぎってしまう前に蓋をしておきましょう。それは過去を操作するなど矛盾一杯、夢一杯ではありますが、やはりそこはいくら魔法といえども物理的、科学的に無理なものは無理なのです。よって万物の法則に従った方法を取らざるを得ない——つまりはそうお考えください。……えっ? なら魔法自体がそうじゃないのかって? ……次の方、どうぞ。
……なんですって? 地球とは反対側、つまり半年前と説明にありましたが、それは半年先、とも取れるのではないかと。——いいえ、半年前の地球に用がありますので半年前、私たちの地球を追っかけてくる双子の星「裏地球」で御座います。……次の方、どうぞ。
……なんですって? いくら太陽を挟んで反対側といっても、地球サイズの惑星が周回していれば誰の目にも明らか、大騒ぎになって地球は大混乱に陥ってしまうのではないかと。——いいえ、先ほど説明した通り、無いようで有る、有るようで無いのが「裏地球」で御座います。ええ、つまりは概念的な存在? そんな感じ? なので何も問題はありません。……ではでは、後のことは好き勝手に想像しておいてください、……ではでは。
◇◇
——おっと、省略しすぎたので少し補足しますと、まず、タカたちが集まり、事の次第を云々、軽く見ていた動画の件ですが、それが一般に公開されてしまったことは問題ではなく、タカたちにとっては他の一族の人に知れることの方が問題でした。いくら内容の分からない動画であっても主演はタカたち、場所は暗いのと、どこでもありそうな場所なので特定はされないものの、場所的に自分たちはよく知っている、それが一族にバレるのは時間の問題だ、というかなり確率の低い可能性を重視したタカたちです。なにせ前科があるので、ここで知らんぷりして後で発覚しようものならどんな罰が待ち受けているか分かったものではありません。ですから大事になる前に自首した、といった、タカたちにしてはとても珍しい行動を取ったようです。
その自首した先とは魔族を率いる魔王の自宅、そこを夜遅く訪ね、これはエライコッチャと一族が集まり、部屋の片隅で自主的に正座をしているタカたち三人、というのが現在です。
では、何が「エライコッチャ」なのかというと、一族を前にして雄弁を振るうのは族長であるケイコの父親——ではなく祖母のおばあちゃんです。そう、孫のケイコと蜜柑の争奪戦を繰り広げたあのオバあちゃん、元族長としての立場ですが、事が事だけに皆の前に進み出たという訳であります。
「お主らの役目はなんぞ! 性懲りもなく次から次と問題ばかり起こすとは……呆れて呆れて……呆れてしもうた」
表情は至って穏やかですが、オバあちゃんの背後で腕組みをする族長のオジさんことケイコの父親が仁王立ちしているので、背中がピクッとするくらい重みのある言葉となって例の三人衆の肝に響きます。
——で、「エライコッチャ」の理由ですが、特に魔法のことが世間に知られるのを極度に忌み嫌う、または恐れている一族です。それは、ヒッソリ穏やかに暮らしたいということもありますが、なにせ魔法ですのでそれを知れば誰も彼も欲しがることは明白、それが例え世間一般の人たちが使用できないと分かったとしても、それはそれで見世物にでもしてやろうという輩が出てくるかも知れません。そうなったら——そうならないように僅かな隙も見せず、「魔法って、なに?」という態度を長年に渡って通してきたものです。
ところで、話は逸れてしまいますが、「長年に渡って」とあれば、ではそれはいつの頃からなのか、という疑問がフツフツを湧いてこないでしょうか。と言いつつ話を振っておいてなんですが、その疑問に対する答えは単に「昔から」というくらいしか分かっておりません。何故ならどれもこれも秘め事であるが故の結果、と申しましょうか、証拠や参考になるようなものは一切合切残さず、口頭伝達のみで現在まで繋いできた、といったところでしょうか。
そんな一族の努力を今回も含めて二回も存亡の危機に晒した例の三人です。一回目は地中に穴を開け魔力の源を空高く噴出させたこと。そしてそのとき開いた大穴を、開けた本人たち自らが世間の目から逸らし、魔力の流出を監視するという役目を罰として与えられていた、にも関わらず二回目は、ネットを介して世界中に魔法の存在を知らしめたこと。この二回目が重大危機として取り上げられた訳ですが、美津子の投稿した動画、まだその閲覧数が一桁であるということは救いにはならず、「情報が漏れた、我々の危機」と相成った次第です。よって、せっかく大事になる前に自首した三人でしたが、それで罪が軽くなるどころか大騒ぎになった、なってしまった業を背負う三人でもあります。
さて、ではどうするのかというと、そこは魔法でチョチョイと——というわけにはいきません、なにせ、更に魔法が露呈しては本末転倒、そこは慎まなければなりません。ではでは、どうするの? ということで考えを巡らす30名ほどの一族の方々です。但し、解決するのなら急いだ方が良いでしょう。速攻でネットの海で存在が危ぶまれているシガナイ動画とはいえ「万が一」ということも可能性として有りうるでしょうから。
◇◇
「しょうがないねぁ、アレをするしか……手が無いのかもね……」
苦悩するオバあちゃんが捻り出したアレとは。その一言で場が騒ぎ始めましたが、その中ので「アレ」が「アレ」であると分かるのは族長クラス、つまり一族の中でも上位に位置する魔法使いだけでしょう。もちろん、
「アレか、アレをするのかい? ……大丈夫かい?」
と族長であるケイコの父親は知ったかぶりを披露、一族の伝統芸といっても差し支えないでしょう。アレとは魔法中の魔法、その奥義にして秘伝の——勿体振らずに披露いたしましょう、それはなんと! 「時間逆光の術」もとい「時間逆行の術」なのです。それはなんと! 時間を遡り、なんと! 過去をやり直す術、これこそ魔法中の魔法、その奥義にして魔法を覚えたら一度はやってみたい魔法中の魔法、魔魔魔、なのです、なんと!
では、その手順を説明いたしましょう。まず、歌って踊って——のように、とにかく一心不乱で念を込めます。もちろん一人や二人程度ではダメです。もっと多く、もっと大勢で歌って踊るのです。そうすると「あらっ不思議」、その願いを聞き届けた神様が——ではなく、やる気と実年齢を忘れたオババ様が全魔力を駆使し空を見上げます。そうすると、そうするとですね、今まで無かったものが、ものがですね、浮かび上がってくるのです。それそこ、なんと!
ここで注意が必要です。先ほど浮かび上がってくると申しましたが、実は、それは目に見えないものなのです。では実体が無い、というとそうでもなく、実は私たちの地球、それと太陽を真ん中に挟んで反対側に「もう一つの地球」を出現させるという、すごい! すごすぎる! 魔法なのです。——ということで、あまりにも遠く、それも太陽が邪魔をして私たちの地球からは見ることができない、例えるならそれは「裏地球」の出現と呼んでも構わないでしょう。
ところで、それがどうした? という醒めた方へ。太陽を挟んで真反対に位置する「裏地球」。その存在は……そうですね、よく似た双子の例で説明しますとですね、片方に起きたことは、もう片方にも起きる、ということなんですね。本来は量子ナンタラと小難しく説明すれば分かる人には分かる、という代物なんですが、そこはサービスで省略しておきましょう。
そして、です。この「裏地球」、我々の地球と真反対に位置する、となればそれは即ち「半年前の地球」という事になります、なりますよね? で、ここからが肝、重要どころなのですが、その「半年前の地球」をいじれば、こっちの地球も変化するという優れもの。これがなんの役に立つのかというと、なんと! 半年前に戻って、例の美津子が投稿した動画そのものを「無かった」ことにするのです、なんと! そうすることで世間に波風立てず幸せに満ちた笑顔で明日の朝を迎えられる、という思惑と魂胆と策略があったりします、なんと! 大掛かりな……です。
ということで説明は以上で終わりです。……ですが少しだけ補足すると魔法は万能では無いということを強調して起きましょう。それは「裏地球」なんて大それたことをしなくても魔法で、という疑問がフツフツと煮えたぎってしまう前に蓋をしておきましょう。それは過去を操作するなど矛盾一杯、夢一杯ではありますが、やはりそこはいくら魔法といえども物理的、科学的に無理なものは無理なのです。よって万物の法則に従った方法を取らざるを得ない——つまりはそうお考えください。……えっ? なら魔法自体がそうじゃないのかって? ……次の方、どうぞ。
……なんですって? 地球とは反対側、つまり半年前と説明にありましたが、それは半年先、とも取れるのではないかと。——いいえ、半年前の地球に用がありますので半年前、私たちの地球を追っかけてくる双子の星「裏地球」で御座います。……次の方、どうぞ。
……なんですって? いくら太陽を挟んで反対側といっても、地球サイズの惑星が周回していれば誰の目にも明らか、大騒ぎになって地球は大混乱に陥ってしまうのではないかと。——いいえ、先ほど説明した通り、無いようで有る、有るようで無いのが「裏地球」で御座います。ええ、つまりは概念的な存在? そんな感じ? なので何も問題はありません。……ではでは、後のことは好き勝手に想像しておいてください、……ではでは。
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