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二章 奈半利細腕繁盛記

戦国の兵器マニア

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「まずは挨拶代わりに面白い物を見せてやる。おい妙算たえかず、アレ持ってきてくれ!」

「おう。兄貴待ってたぜ!」

 元気の良い声が奥から聞こえると、すっと引き戸が開いて一人の大男が入ってくる。何かを大事そうに抱えてはいるが……これは……もしかすると、もしかするのではないだろうか? 最初は単なる棒かと思ったが、良く見ると明らかに違う箇所を見つけた。

「興味津々だな、その顔。嬉しいじゃねぇか。これだけの反応が見られるのは初めてかもしれないな。妙算、そっと置けよ」

 そう指示を受け、俺から少し離れた位置に長さ一メートル程の棒が横たえられる。

 妙算と呼ばれた大男はそのまま算長の後ろに座り控える形となった。並んでみると良く分かるが、兄弟なのに二人は全く似ていないのが意外である。何か事情があるのだろう。

 ……いや、そんな事は後回しだ。

「津田殿、これはもしかして火薬を使用して石や金属の弾を打ち出す装置ではないのか?」

「その通りだ。これは火槍かそうと言ってな……どういった物かは国虎殿の言った通りだ。よく知っていたな」

 これは嬉しい誤算と言えば良いのか。鉄砲以前の火器をこの場で拝めるとは思わなかった。何とラッキーなのか。火槍……名称からして中国製だろう。武器としては簡易のハンドキャノンと言えば良いだろうか? 筒状になっている先端に火薬と弾を詰めて、後は火を付けてドカンの代物。効果としては大きな音で相手が驚くくらいだろう。正直、実戦でどれほど役に立つか分からない代物である。ただ……火縄銃も最初はそうした使われ方もしていたような気がする。

 そして俺はここで重大な勘違いに気付く。何故「鉄砲伝来以前の日本には火器はまだ無い」と勝手に思っていたのか。

 考えてみればおかしな話だ。中国では早い時代から火器は使用されていた。例えば水滸伝にも登場する連珠砲辺りがその典型だろう。それに俺は焙烙ほうろく (簡易手榴弾)の存在も知っている。それなら鉄砲以前の火器が「輸入品」という形で日本に入ってきていてもおかしくはない。単純に鉄砲の伝来まで火器が日本には根付かなかったというだけの話だろう。そうなると火器だけではなくその取り扱い、果ては火薬等々と充分な知識を持っている者がいても不思議ではない。目の前の人物はきっとそれに該当する。

 …………いや待てよ。「輸入品」か。

 今日は随分と忙しい日だな。

「津田殿。何から質問して良いのか分からないくらい質問があるのですが、まずはこの場にもう一人呼んでも大丈夫でしょうか?」

「ああ、それは構わないぜ」

「一羽、悪いが至急親信を呼んできてくれ。『鉄砲が来た』と言えばすぐ飛んで来る筈だ」

「かしこまりました」

 今回の津田 算長との出会いは一大ビッグイベントだ。それだけに俺の独断では決められない。馬路の村に古土法を知っている者がいた事から、村上水軍も使用したと言われる焙烙なら右京にも分かるかもしれないが、それ以上となると間違いなく手に負えない筈。こういった場合は、素直に親信の意見も聞いた方が良い。そういった意味で俺は一羽を使いとして出した。

 ただ……このビッグイベントを単なる火器や火薬の購入だけで終わらせられる訳がない。まだまだ隠し玉がこれでもかとある筈だ。中国からの輸入品なら陶磁器や絹があるだろうが、その辺は俺には興味がない。俺の興味があるとすれば……

「右京、今日津田殿が持ってきてくれたのは明の火薬兵器だ。物凄く貴重な物だが後回しで良い。それよりも今大事なのは、前から言ってたみん (現在の中国国名)行きの夢が津田殿に頼めば実現するかもしれない事だ」

「おい!」

「誠ですか?」

「津田殿、失礼を承知でお聞きしますが、この火槍は日の本 (日本)国内で購入された訳でも日の本製という訳でもないでしょう。もしかして明で直接購入されたのではないですか? そうだとするなら、買い付けは明までですか? その先の国に行ってはいないのですか? どうなんですか! 答えてください」

 可能性としては倭寇わこう (海賊兼密貿易業者)からも考えられるが、今回は敢えて触れない。目的としては直接現地で物品を購入する伝手を持っているかどうかである。「倭寇から」と言われた場合は、そこから更に詳しく聞くつもりだ。

「ちょっと待て! ボウズ、興奮し過ぎだ。分かった。話してやるから少し落ち着け……」

 海外交易の尻尾を見つけたからか、俺は相当興奮しているらしい。言われるまで全く気付かなかった。

 一度落ち着く意味で皆で白湯を飲み、算長の話にじっくりと耳を傾ける。

 そこからは耳を疑うような話の連続だった。まず何と言っても驚いたのが、「根来衆」が紀伊国の根来寺に関係する人々の集まりだと思っていた固定概念が間違っていた事である。いや、言葉的には正しい。俺は「根来衆」は紀伊国限定の集団、良くて河内かわち国 (大阪府)や和泉いずみ国 (大阪府)に進出している程度だと思っていた。

 ──それが大きな間違いである。

 根来衆はいたのだ。薩摩さつま国に、琉球りゅうきゅう国に、浙江省せっこうしょう (中国)に、シャム (タイ)に、マラッカ (マレーシア)に、俺のすぐ後ろに (嘘)。つまりは根来衆はアジア一帯の日本人街に拠点を持っていた。

 もう笑うしかない。

 津田 算長はそうした各地の根来衆との伝手を持っている人物である。そのため、中国語、琉球語、ポルトガル語、シャム語、マレー語、それと日本語の計六ヶ国語を解するという話だ。勿論、倭寇との伝手もある。その伝手を辿り海を渡って現地までおもむく。現代風に言えばアジア各国を飛び回る商社マンとなるだろう。想像の遥か斜め上と言える。

 俺程度では太刀打ちできない正真正銘の怪物がここにいる。改めて戦国時代の凄まじさが身に沁み、鳥肌が立ってしまった。

「……」

「どうしたボウズ、急に黙って。体の調子でも悪くなったのか?」

「……いえ、津田殿の凄さに舌を巻いていただけです」

「そっ、そうか」

 聞けば聞くほど圧倒的な情報に頭が追い付かなくなる。心配して声を掛けてくれる程、今の俺は難しい顔をしているだろう。結果、これからどんな話をすれば良いのか見当もつかず沈黙が支配していた。

 ──そんな中、その場の空気をガラッと変える助け舟とも言える相棒がようやくやって来る。

 バタンッ

「国虎! 鉄砲が来たって本当か?!」


▲ ▽ ▲ ▽ ▲ ▽


「お見苦しい姿をお見せしました。私はこの安芸 国虎様の家臣の安田 親信と申します。以後お見知りおきを願います」

 相変わらず違和感しか感じない余所行きの親信の姿。部屋に入ってきた時の騒々しさなど全く感じさせない堂々とした話しぶりである。

「津田 監物だ。今日は一介の商人としてここにいるから楽にして欲しいんだが……どうだ、ボウズもできそうか? 俺としてはボウズとはもっと腹を割って話をしたいからな」

 親信の醜態にも一切動じない姿はさすがである。その上でこの提案。よく分からないが俺の事を気に入ってもらえたような発言だな。確か、津田 算長は根来寺の有力者だった筈。今日はそういう立場とは別で話をしたいという意味だ。特に何か凄い事をしたつもりはないが、胸襟を開いた方がより濃密な会話になるというなら乗っからない訳にはいかない。

 ただ、残念な事に……

「それではお言葉に甘えて……俺も津田殿とはもっと色々と話したいが、さっきの話が凄過ぎて何を話したら良いのか分からなくなっている」

 俺の方にはこうした事情があった。一度充分に話を整理してからでないと話ができそうにないという悲しさ。人は自身の常識外の出来事が起こると理解さえできないという典型である。

「それだ。どうして今の話にボウズは凄さを感じたんだ? 初めて言われたぞ」

 しかし、そんな俺の事情とは別の箇所に興味を覚えたらしい。まるで膝を叩いて思い出したように質問をぶつけてくる。

「そんな事当然だろう。香辛料は手に入るし、砂糖は手に入る。他にも硝石や色々な欲しい物が手に入る。大儲け確定じゃないか」

「……よく勉強しているな。火槍もそうだが、堺の商人でもそこまで勉強している奴そうそういないぞ。宍喰屋や佐々木のガキが入れ込む訳が分からぁ。その辺の商人より商人らしいな。領主にしておくのが勿体無い」

 そういう事か。ようやく合点がいった。

 火薬を使用した実演も無く火槍の意味が分かり、国の名前だけで手に入る商品をある程度言える商人や領主自体が滅多にいないという意味である。むしろ堺の商人の方が勉強不足じゃないかと思う程だが、現実にはそこまで手が回らないのだろう。さもありなん。

 それにしても、頭の良い人物は着目する箇所が俺のような普通の人間とは全然違う。俺は、前世での知識で話しているので買い被りも甚だしい。日本の義務教育の凄さを改めて実感した。
 
 ただ、これを素直に言う訳にはいかないので、丁度良い所に来てくれた親信に話を振って誤魔化す頃合だろう。

「そう言ってもらえるのは嬉しい。借金漬けなんでね。金を稼ぐ必要があるからな……と悪い、待たせたな親信。目の前にあるコレが津田殿が持ってきた火槍だ。どうだ、欲しいか?」

 随分大人しくしていると思ったら、親信が目を輝かせながら火槍を眺めていた。もう少しで涎が出てもおかしくない食い入りようである。意外にも親信は武器好きなのかもしれない。

 しかし俺が一声掛けると、はっと気付いたように居住まいを正して、極力冷静な口調で返してくる。

「そりゃ『欲しいか欲しくないか』と言われたら欲しいが、今の俺達には飾るか眺めるしかできないぞ。それでも良いのか?」

 こうした所で私欲に走らない所はさすがであるが、眉間に皺を寄せながら話されると少し可哀想になってくる。けれども言いたい事は分かる。今の奈半利ではこの火槍は扱えない物だ。実際に使用する際の調整もそうだが、特に故障をした時、どうにもならない。

 全ては金属加工の技術の未熟さである。近くに海部家がある事で金属製品を丸投げしてきた俺達のせいだ。その辺の野鍛治 (生活用品の修理が主の鍛治師)では太刀打ちできない代物である。

 けれども俺達にはその弱点を上回る長所がある。そこを活かせば良いだけだ。それがあるから親信に尋ねた。

「金属加工は無理でも、木材加工なら今の奈半利で何とかならないか? これを見本にして『木砲』が作れないか考えてみてくれ」

 この「木砲」というのは読んで字の如く木製の砲である。良くて二発か三発、悪い時は一発撃てば簡単に壊れるヤワな砲だ。普通に考えればそんな使い捨ての火器なんて役に立たないだろう。しかし、そんな常識は捨て「使い捨てで良い」と割り切れば様々な場面で使い道がある。豊富な木材がある土佐だからこそできる発想と言えなくもない。

 その上俺達には、造船で培った木材加工の技術がある。

「なるほど、そういう事か。それなら何とかなりそうだ。まさか『木砲』が出てくるとは思わなかったぞ。そうだよな。割り切れば良いだけか。相変わらず面白い事を考えるな。構造は簡単だから後はどこまで口径を増やせるか……。金に余裕があるなら頼む」

 意図が伝わったのか、親信が納得したように案に賛成する。途端に新しい玩具を見つけたような笑顔に早変わりした。相変わらず悪い顔をする。俺もそうだが。

「……ん? どうした津田殿。顔色が悪いぞ。もしかしたら、俺がこの火槍を買うと問題あるか?」

 相談も上手く纏まり、「いざ交渉を」という段階で算長を見ると、さっきまでの堂々とした姿が嘘のように、視線があちこちに飛んで明らかに動揺していると気付いた。俺達は何か変な事をしたのだろうか?

「……何と言うかな……ボウズ達みたいにこれの意味が分かる連中にこれまで会った事が無くてな……今、手持ちはこれしか持ってない」

「心配しなくても俺達は現品で大丈夫だ。別にピカピカに手入れされた物でなくとも良いんだが……」

 間を置いて出てきたのは、よく家電量販店である「展示品限り」という言葉。確かに見本品がないと商品のプレゼンは大変になると思うが、完売できるなら丁度良い機会と捉えて新商品を仕入れれば良いだけだと思うのは俺だけなのだろうか?

 何の意図で今の言葉を言ったのか分からず悶々としていると、何か閃いたのか、

「おい国虎、もしかしたらアレじゃないか?」

 俺の上着の袖を引っ張りながら親信が耳元でこう囁く。

 だが、勘の悪い俺には言っている意味がさっぱり分からない。ここから不毛な会話が続く。

「悪い。親信が何を言いたいか分からん。大事な事か?」

「大事な事と言えばそうかもな。俺が思うに多分、津田殿は国虎が火槍を理解できるか試したのと、後は自慢したかったんじゃないか?」

「分からん。何のために?」

「理由は無いな。収集家はそういうものだ。価値の分からない人間はどうでも良いが、分かる相手に自慢したいというのは……業だな」

 ……さっぱり分からない。親信が言いたいのは、ただ自慢のためだけにこんな重い物をここまで運んできたという意味である。しかもそれが「業」となれば病気よりも深刻と言える。

「それは本当か? 津田殿」

 幾らなんでもそんな事は無いだろうと確認を取るが、返ってきたのは、

「…………あっー、悪かった。その通りだ。ちょっとボウズを驚かせてやろうと思っただけで、その場で買うと言われるとは思わなかった。普通は海外の品だから、力を誇示するために価格によっては買っても良いと言われるのが関の山だぞ」

 という内容だった。

 しかも吹っ切れたのか、あっけらかんと他の領主とのやり取りまで話し出す。結果として俺達はマニアの自慢に付き合わされたというだけだった。要は売る気がないという事である。

「それでな、ボウズ。さっき言ってた『木砲』ってのはどんな火器だ。これから作るって言うなら俺にも一枚噛ませろ」

 そうかと思うと今度は俺達が話していた「木砲」にまで興味を示してくる。どれだけ火器が好きなんだこのオッサンは。世が世なら間違いなくガンマニアになっているのが分かる程の食い付きである。本当に懲りない。

 確か中国でも木から砲が作られていたと思うのだが、それは「木砲」とは言わないのだろうか? 銃で言えば「リベレーター」を作ると言っているようなものなのだが……。こんな物にまで興味を示すのは、なるほど業と言うしかない。

「火器の開発は時間が掛かるから追々で。それよりも、火槍が駄目なら硫黄と硝石だけでも欲しい。津田殿、どうせならこっちに一枚噛まないか?」

 ただ、兵器はそう簡単に開発できるものではない。例えどんなに武器が好きでも長い期間成果が上がらなければ興味を無くすだろう。だが、今回のビッグイベントは無駄にはできない。まずは俺達との繋がりには「利益がある」と思わせる事が必要だと考えた。大事なカードを切るのは今このタイミングをおいて他ない。

「何だ? 火薬が欲しい訳ではないのか? その二つだけでも用意はできるが、何する気だ?」

「丁度この奈半利ではカジメ (海藻の一種)が手に入るんでね。傷薬作って大儲けしようぜ!」
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